──少年はその日、泡のように儚い少女に会ったとさ。
最終更新:2021-08-29 19:03:54
9054文字
会話率:20%
ありふれた日常は突然終わりを迎える。
両親の死と神様との出会い。
願いの為に、自分の為に、幸せに生きる事を決めた少女、天崎はるかが転生した異世界は——自分の心からの願いが魔法という形になって現れる、どこまでも優しい世界だった。
そ
してその異世界で最初に出会った、どこか懐かしさを覚える青年を信じる事で、新しいはるかの生活が始まっていく。
自身の見た目を変える事を望まなかった結果、異世界で出会う人々も日本人のように見える容姿の人ばかり。
容姿に対して少しばかり夢見ていたはるかだが、優しい人達の心に触れて自身の心も少しずつ成長させていく。
『誰かを幸せにできる魔法がいい』
その想いを胸に抱いた時、はるかの中に眠る魔法が少しずつ目覚め始める。
しかし、この異世界には他にも転生してきた者の記録があった。
その記録のほとんどは伝説として扱われ、お伽話としてこの異世界の人々に広く知れ渡っている。
その伝説に残るぐらいの逸話から、転生者の力に対して畏怖する者や、否定的な感情を抱いている人々も存在していた。
そしてその転生者の血を引き継ぐ力の証は、『魔力の色が髪の色に反映される』とまことしやかに囁かれていた。
はるかはこの異世界でどんな幸せを見つけ、どんな魔法と出会うのか。
このお話はそんな彼女が日記に書き綴っていた、日常と冒険の日々の記録の物語。
※主人公無双系ではありません。
日常回がメインで戦闘シーンはそこまで無い予定です。
こちらの作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 12:00:00
611145文字
会話率:45%
海沿いに存在する小さな国、『アントランシア公国』は、『王権(レガリア)』と呼ばれる特殊な力を持った結晶を用いて、その力を狙う諸外国と争っていた。
とはいえ、それも過去の話。かつて起きた戦争の音も遠く、穏やかな平和を享受する日々をおくって
いる。
争いも無くなった現代において、アントランシアにおけるお姫様、『レイン・アントランシア』は、隣国の『ケイナリア連合王国』の王子との婚姻を控えており、国としてもケイナリアへ取り込まれることとなっていた。
騎士の一人、『コール・ハンニバル』は姫であるレインと幼馴染、普段は護衛としての仕事にあたっていたが、それももはやお役御免。騎士団も解体され、離れ離れとなるまでの時間が迫っていた。
このまま何事もなく別れに至ると感じていた矢先、コール自身、そして王城が襲撃される。
使い古されたお伽噺のように、お姫様は悪に連れ去られ、正義の騎士は剣を執る。
彼女に誓った約束を果たすがため、若き騎士はただ一人立ち上がる。その先にある、彼らにとっての未来を手に入れるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 12:00:00
62175文字
会話率:46%
幼いころに捨てられたというレキシアはアルフレイドという元魔王候補の魔族に拾われ、育てられた。
二人きりで隠居生活を送っていたアルフとレキシアだったが、ある日唐突にアルフから修行の開始を宣言される。
「お伽噺の英雄みたいになりたい」
レキシア
が幼少のころに言ったその願いをかなえるために、アルフレイドはレキシアに修行を受けさせ、ともに旅に出ることにする。
この物語は最強元魔王候補とその息子の、かつての約束を果たす冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 01:56:46
71258文字
会話率:43%
宇宙に存在するとある星、イリルフェレ。
そこにはゲームのような魔術で管理された大陸があった……。
そんな世界を作った最高位の神、レイ。
ある日、その駄女神は言った。
そうだ、冒険しよう!と────。
これは、天才にして厄災の塊のような問
題児な神様が、退屈しのぎに人間に紛れて、日常を楽しむ物語。
そして、少しずつ、歪みを見せていく、ただのありきたりな、滑稽なお伽噺。
彼女の行先を、まだ、誰も知らない────。
4章以降、未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 21:00:00
669306文字
会話率:38%
イギリスを構成する国の一つ、ウェールズは有名なアーサー王伝説が生まれた土地。豊かな自然と古城に囲まれ、各地にアーサー王伝説伝承の品々が点在し、国旗には赤い竜。そんなお伽話のような国に生まれた少年オーウェン。彼が生まれた街、カーマーゼンはその
お伽話をより色濃く残す“魔術師マーリンの生誕地“。毎年3月に行われるマーリン祭でオーウェンは魔術師と名乗る男とその妹に出会う。“一緒にマーリンを探しに行こう“という男の言葉に半信半疑になりながら、少年オーウェンのちょっとした冒険が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 23:28:38
34003文字
会話率:45%
とある国に伝わる金色の狼のお伽話。
一人の少女の悲劇を絡ませ、そのお伽話が伝説に変わる。
悪魔が人々の平穏を脅かす世界。故郷ハンドベルを悪魔に襲われたその際、母を庇い命を落とした少女ミザリー。
二年以上の空白の日々の後少女は蘇った、技師
である母が造り上げた鋼の身体と、守ったはずの母の命を犠牲にして得た悪魔の魂で…
求めざる生を持て余し、量れない母の思いとその意図を辿るべく少女は旅を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 18:45:01
367591文字
会話率:63%
ねえ、知ってる?陸の上にも人魚はいるんだよ。あなたが知らないだけで。
どこかの国の、どこかの海岸の、どこかにいる少年と人魚の御伽噺。
最終更新:2021-06-12 07:14:53
4187文字
会話率:38%
ーー私はいつも、母よりも不幸でなければならないと言われていました。
悲しくて、少し不思議で、切なくて、少しだけ優しい、そんなお話。
言葉は相手を幸せにも不幸にもする、呪い(まじない)のようなもの。
まるでお伽噺のような、少し不思議な雰
囲気をイメージして書きました。
解釈やタグはこれで良いのかは分からない。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 00:02:36
3903文字
会話率:25%
魔法を司るエルフの文明が潰えてから幾星霜、その存在のあらゆる痕跡は王家によって秘匿され、後世より言い伝えられてきた逸話も、国教の働きからお伽話と見做された時代。
ユアメリス王国。北部総督の息子である、ランドル・フェニックスは、兄・イー
サンと生き別れになることを寂しく思っていた。
これには当家の厳しい伝統が由来し、フェニックスの子どもたちは皆、十五歳の成人した暁に旅へ出掛けなければならなかったからだ。
全ては誉れ高く死ぬために。家族の標語であるその言葉は、未来の後継者を決めるべく、当主によって執り行われる。公認の後継者争い。
最も優れた功績を収め、人々の記憶の中で生き永らえる人間こそ、フェニックスの当主に相応しい。従って、十二人の息子たちはユアメリス大陸を舞台に、それぞれの成功を目指して奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 23:09:55
9058文字
会話率:48%
むかし、ある国の王夫妻に娘が生まれた。その娘ローラは、仙女に呪いを掛けられてしまう。
その呪いとは、定めの相手と触れあうまで決して眠れないというものだった。
しかも、触れあえば今度は永遠の眠りについてしまうという。
という、お伽噺ぽいショ
ートショートのつもりで書きました。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 07:25:22
4701文字
会話率:26%
ある王国での人間の青年とミノタウロスとの交流を描いたお話です。
最終更新:2021-04-12 01:42:31
4650文字
会話率:25%
ある会社にロボットの社員が配置された。それはどんなものだったか。というショートショートです。
この作品はエブリスタ(https://estar.jp/users/405884134)にも掲載しています。
最終更新:2020-11-01 15:37:51
3215文字
会話率:39%
大陸の西の国、リコフォニア王国。この国には、ある有名な少女が居た。名を『カレンデュリア』と言う。王都ウィスペルの下町、南門近くの宿屋、『白竜の窖亭』の一人娘だ。国の英雄であり、冒険者、宿屋の主人エリエンスの娘、カレン。国民に愛される王家、そ
の黒髪の第一王妃によく似た少女、カレン。彼女は武芸に秀でた美少女で、王子ルーメンスの婚約者。下町育ちの庶民派伯爵令嬢である。そして彼女の夢は、憧れの恋焦がれる父親と同じ冒険者になって世界中を廻ること。おそらく多分、かなり病的なまでに父に対し家族愛以上の想いを抱く、そんな少女のカレンデュリア。雪のように白い頭髪の父親とは違い、彼女の髪はカラスのように真っ黒け。そして、父と同じ金色の瞳が仇となり、お伽噺の東の悪魔とおんなじ黒髪、金目の少女であった。だから、少女は子ども達に遠巻きにされた。当然、友人など出来ようはずも無い。そして嫌われ、苛められた。どんなに自分の容姿を呪ったであろう。そして、そんな自分を諦めたのであろうか。そんな時に現れた第一王子のルーメンスは、こんな自分を「大好きだ」。そう言って抱き締めてくれた。恋に落ちるには十分であったのであろう。。。白竜の窖亭で働く少女カレンは美しい娘だ。英雄の娘は、美しく育って行くのである。。。月日は流れ、彼女は知る。カレンデュリアは、王子唯一の妃では無かったと言う事実を……。尤も、カレンデュリアは、「お父様、大好き」な娘である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 06:00:00
136606文字
会話率:47%
およそ1000年程昔、魔物を発現させる【瘴気】が世界を覆い滅ぼしかけた。その時、人々を【瘴気】から護る存在が現れ、皆を救ったと云われている。
そして、現代……再び瘴気は世界を覆い、多くの魔物達が蔓延り始めていた。そんな時、お伽噺や先人の
作り話だと思っていた【聖女】が現実にいるとの噂が……。
稀少な魔法を持って生まれた少女。彼女は本当に世界を救う【聖女】なのだろうか。
これは【聖女】と呼ばれた少女と、彼女を護る【0〈ゼロ〉】達の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 12:00:00
17135文字
会話率:23%
「主役になって」というお伽噺のアフターストーリーのようなものです。
いつもと作風が異なってますが報われない僕を求めている方は是非。
最終更新:2021-03-31 21:00:00
1670文字
会話率:73%
言葉は時として毒になると言うことをただ伝えたかったお伽噺。
最終更新:2021-01-04 19:57:34
1327文字
会話率:47%
■不定期掲載■
――この世界は遥か昔、『魔法』という摩訶不思議な現象が存在していた。
人が鳥のように空を飛び、手から水や土を産み出したり……
しかしそれは昔のことで、現代では電気やガス、飛行機や電車などが主流となり、『魔法』はお伽噺と言われ
ている。
でも、この世界が確かに『魔法』があったとされる名残があるのも事実――
これはそんな世界で、【金澤カエデ】の前に現れた男【けん】と、身と周りで起こっていく日々のお話。
■1話あたり約600~1500文字で投稿されます■
■★が付いているものは挿し絵が添付してありまふ■
文章力に対し、期待という言葉をかなぐり捨てて読んでくれると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 15:00:00
3383文字
会話率:29%
高校3年生の姫野白雪(ひめのしらゆき)は、感情と言動が一致しないツンデレガールである。
お伽話の世界に憧れているものの現実主義な彼女は、ある時から同級生の大路一樹(おおじいつき)に目をつけられ、少しずつ日常が変化していくのだった――…
…。
さあ、24時になっても魔法の解けないお伽話を始めましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 20:59:16
14337文字
会話率:32%
アルカの村の外れには、守り神の竜が住んでいるという塔がある。そこへ育てた花で花冠を作ってお供えに行く。これがアルカの日課だ。何故そんな事をしているかと言うと、実はその竜は、アルカのお兄ちゃんだったりするからだ。
最終更新:2021-03-25 22:36:21
4319文字
会話率:48%
式上荊は悪魔と契約した悪魔使いである。
死神と呼ばれ、絶対強者として裏社会に生きていたが、とある事情から、所属する組織に制御不能と判断され、処刑対象になってしまう。
悪魔の力で死なない荊は組織の手に負えず、生きたまま異世界へと追放され、元の
世界から存在を抹殺されてしまった。
異世界に飛ばされた荊は、呪われた島で生贄として捧げられた少女アイリスと出会う。
生きる目的を失った荊は、アイリスとともに幸せになるために生きていくことを決める。
二人はギルドに所属し、一筋縄ではいかない依頼を解決すべく、悪魔たちとともに駆け回る。
*****
第1部 死神は異世界に追放される
死神と呼ばれた悪魔使いが、死神の生贄になった不運の少女と出会う。
生贄少女を助けたり、ギルドと騎士団の因縁に巻き込まれたりしながら、生きる意味を見つける。
第2部 死神は呪われたお伽話を紐解く
死神の呪いで眠り姫となった少女を巡り、死神は騎士と呪術師とともに奔走する。
明るみになった真実は、血と呪いに塗れた凄惨な物語。
第3部 死神と勇者と魔王と聖女
死神は魔王討伐の旅をする勇者一行と遭遇する。
勇者を名乗る男は元の世界で死神が半殺しにした男、お供の聖女は生贄の妹。国を上げた豊穣祭のさなか、魔王の息子も現れ、平穏は脅かされる。
*第二部完結しました。
*カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 09:00:00
584820文字
会話率:38%
よってらっしゃい見てらっしゃい。
これから語るは、優しい老夫婦にまつわる不思議なお話。
ざっとさわりを申せばこれこの通り。
昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。
生活には困らないものの、子供ができなかった事だけを残
念に思っていた二人の元へ、ある日薄汚れた猫が迷い込んできます。
それから二人の暮らしは一変する事になるのでした。
続きは聞いてのお楽しみ。
さぁさ、どなた様もご自由に御覧なさいませ。
お代は見てのお帰りにございます。
いざ、はじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 10:00:00
3358文字
会話率:8%
酒場で賭けポーカーに興じている胡散臭い男が、対戦相手を前に、一つ面白い話をしてやると切り出す。
カードを配りながら、不思議な話を語り出す男。
その内容は、かつてその街にいたという、有名な天才イカサマ師にまつわる話であった。
最終更新:2020-10-03 11:59:55
3487文字
会話率:0%
これは、とある国の、あったかもしれないし、なかったかもしれない──偉大な女王と偉大な王の、小さなお伽噺。
最終更新:2021-03-05 23:00:00
4367文字
会話率:36%
昔々、この国のお姫様がいました。
ですが、お姫様はお伽噺で言い伝えられていたとある【奇病】が生まれた時から患っていました。
直ぐに解読者(医者)に診てもらいますがこの奇病は
《生まれた日から限られた時間でしか生きられない》
…と【余命
宣告】を受けてしまいます。
それは首元に時計の紋章が刻まれている人にしか起こらない病気。
ここの国のお姫様であるがため、国民からの批難から遠ざけるため、母親と森の奥地で暮らすことに。
ですが、それもつかの間。
平穏に暮らしていたある時、突然【謎の組織】と名乗る集団たちにお姫様は狙われる対象に!?
逃げ回る中、とある1人の男性と出会いお姫様を連れて更に森の奥へと向かった先とは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 23:47:56
567文字
会話率:0%