女勇者を友人にもつ私が城を燃やしたくなるまでの話。
思春期にありがちなふたりぼっちを目指したつもりです。
淡々とすすみます。
ハッピーエンドではありません。
全く恋愛要素ありません。
最終更新:2025-04-28 03:08:50
6706文字
会話率:2%
あらすじ
25歳の綾瀬美優は、都会の喧騒に疲れながらも、毎日を淡々と生きていた。
夢も、情熱も、どこかに置き忘れたまま。そんなある夜、彼女は突然、不思議な感覚に襲われる——自分の身体を離れ、魂だけが宙を漂っていたのだ。
それは、幽体離脱
。
意識すればいつでも、どこへでも行ける力。
美優はこの能力を使い、かつて憧れた土地を訪れ、会いたかった人々を静かに見つめる。京都の桜、モロッコの夕陽、そして再会する、昔の親友の笑顔——心の奥にしまっていた願いが、ひとつずつ叶っていく。
けれど、次第に明らかになる“代償”。
戻ったあとの体の重さ、薄れていく現実感、そして——「帰れなくなるかもしれない」という恐怖。
心だけが自由に飛び回るうちに、美優は気づきはじめる。
本当に行きたかったのは、
世界のどこかではなく、「自分の人生」そのものだったのではないかと…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 18:46:39
1760文字
会話率:25%
藤田 祐介は、普通の男子高校生。
新しいことに挑戦することが得意ではなく、どこか冷めた目線で周囲を観察する日々を送っていた。
「空気を読む」ことが彼の最大の武器であり、何事も深く関わらず、波風を立てずに生きることが心地よい。
過去の小さな恋
愛未満の経験からも、恋愛に対しては無関心。
「どうせ自分には縁がない」と心の中で決めつけ、淡々と時間が過ぎるのを待っていた。
しかし、春の新学期。
祐介は新しいクラスで、どこか浮かない気持ちを抱えながらも、いつも通りの一歩引いた姿勢で過ごしていた。
そして、突然現れたのが綾瀬ひよりという少女。
彼女は、柔らかな笑顔と少し不安げな瞳で祐介の隣に座り、春の空気と共に彼の世界に静かに入り込んでくる。
その微笑みには、どこかしら寂しさや切なさが滲んでいて、祐介は不意にそのことが気になり始める。
最初はただのクラスメートとして、彼女との距離を保ちながら過ごす祐介。
けれど、何気ない言葉のやり取りや、ちょっとした目線の交わし方から、少しずつ彼女の存在が彼にとって特別なものになり始める。
祐介が知らず知らずのうちに心を動かされていく中で、ひよりもまた、自分の抱える秘密や過去に悩みながら、少しずつ祐介に心を開いていく。
二人の間には、言葉にしづらい感情が芽生え、次第にその感情が恋に変わり始める。
しかし、ひよりには祐介に言えない事情があり、そのことで心の葛藤が続く。
祐介もまた、ひよりのことを大切に思う一方で、自分が本当に「恋をしているのか?」と問いかける瞬間が訪れる。
やがて、彼らの関係は一歩を踏み出すことになるが、そこには大きな試練が待ち受けていた。
過去の傷や未解決の問題が、二人を引き離す危機となる。
果たして、祐介とひよりは互いの心を通わせ、真実の愛に辿り着くことができるのか。
そして、**「恋に落ちたその日から」**が二人の人生にどんな影響を与えるのか。
——全てが少しずつ変わり始める春、彼らの恋は始まった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-20 19:40:14
1544文字
会話率:8%
吸血鬼が生きる世界。
寵愛される能力を幼い頃に発症し寵児として淡々と生活を送るが、寵児の仕事で幼稚舎からの幼馴染達と距離が出来ていると悲しくなる日々。疎外感を感じ凡庸な僕は彼らから消えていくんだ、と諦観していた頃に体に不調が。療養として実家
に帰ろうとしたら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 08:03:46
3737文字
会話率:3%
「あなたは、どんな痛みなら“生きている”と感じますか?」
痛みに執着する少女・久遠詩音。
感情も常識もどこか壊れている彼女は、政府管轄の研究施設《ユグドラシル》で、
今日もひとり、自分の皮膚を焼き、血を流し、記録を続けている。
そこに配
属されたのは、平凡な観察係・真木遼。
「ただの記録係のはずだった」彼の毎日は、詩音の“研究”に巻き込まれ、
やがて、他人の痛みが暴走する奇怪な事件へと飲み込まれていく。
詩音が執着する“痛み”とは何か。
なぜ彼女は、感覚を測り続けるのか。
そして、研究所に隠された“もう一つの真実”とは。
恋ではない。友情でもない。
ただ、互いにしか理解できない“信頼”が生まれるとき――
二人は「痛みとは何か」という命題に向き合うことになる。
静かに、淡々と、深く刺す。
これは、痛みを愛した少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 11:29:45
9363文字
会話率:25%
少子化が深刻化した日本――
政府が打ち出したのは、全国の学校を半数以下に減らす「学校統廃合計画」だが、その実行方法は前代未聞だった。
「最後まで生徒会長が立っていた学校のみが生き残る」
突然届いた一通の手紙。
教師たちは姿を消し、生徒た
ちだけが校内に取り残された。
残されたのは“戦う”ためのルールと、サバイバルの舞台。
物語の舞台は、地方の春煙高校。
主人公・蓮(れん)は、どこか学校に馴染めず淡々と日々を過ごしていたが、
冷静沈着な生徒会長・霧島霞の下、学校防衛に巻き込まれていく。
夜襲、裏切り、潜入、そして――
「本物の生徒会長」の正体すら霞む、幾重にも仕組まれた作戦。
「私はこの学校が嫌い。でも、ここが私のすべてなの」
誰かの命と未来を背負って、それでも守りたい居場所がある。
これは、“生き残る”ためだけじゃない――
“ここで生きる”ための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:39:31
13264文字
会話率:38%
何の生き甲斐もなく、人生を淡々と過ごすだけの日々を送る青年、桜花裕斗《サクラバナ ユウト》はある日轢き逃げに遭い死亡してしまう。
「せめて次は、生き甲斐のある人生を送りたい・・・」
そう願いながら息絶え目が覚めた時、彼は魔法があってモンスタ
ーもいる異世界へと転生していた。
夢にまで見た展開に大喜び。
魔王を倒してこの世界の英雄に!!
最高の仲間と共に冒険の旅へ!!
特殊能力を手にして敵を無双!!
なんて考えたけど、世の中そんなに甘くない
この世界は魔族と人間が共存する平和な世界、ユウトには特殊能力などなく、一緒に冒険する仲間もいない。
「どうしたもんか?とりあえず、この世界を見て回るか」
期待外れな異世界で、ユウトは一人旅をしながら様々な人たちに出会い、途中いろんなトラブルに巻きkまれながらも、自分の生き甲斐を探していく、笑いあり、涙あり、冒険あり、ミステリーありな人情異世界ファンタジー。
※出血や四肢切断など、一部残酷な描写を含みます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 12:04:01
9854文字
会話率:27%
里帰りから戻った家には、焦げた肉のような異臭が漂っていた。 炊飯器の中で腐ったご飯、熟れすぎたトマト、異常に甘い柔軟剤の匂い……。 淡々と家を整える主婦の目に映る、些細で確かな異変。 そして、娘が語った義父の“奇妙な電話”。 ――言葉にして
はいけない違和感が、じわりと滲み出して……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 06:50:00
1961文字
会話率:24%
『かき氷』——あの夏、口の中に残ったものは
学生時代、手動の氷削機にこだわる小さなかき氷屋でバイトをしていた「私」。かわいらしいA子ちゃんと無口な店長、そして穏やかなオーナーと共に過ごす、ささやかな日常。しかし、ある日を境に、店は突如とし
て閉店し、店長は失踪した——。
淡々とした筆致で綴られる、過去の記憶と違和感の積み重ね。かき氷に忍び込んだ不穏な真実が、読後、あなたの舌にじわりとまとわりつく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 07:10:00
1542文字
会話率:14%
我々は以前、魔王率いる、最強の傭兵部隊「魔王軍」だった。
圧倒的な力と恐怖で人間達を支配していた。
しかし我々は人間達に敗れ、次に気付いた時は人間になっていた!?
地球に転生した魔王軍は次はこの世界を支配してやろうと決めた筈なのにいつの間に
か17年経っていた。
世界征服に関することは何も進まずただ日常を淡々と過ごす魔王軍の話である。
「魔王だから真桜なんですか?名前、安直すぎでしょ?」(byビッチ女)
世界征服なんか面倒くさいティータイムのあとにしようぜ、とか思っている人達に贈るドタバタコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:54:21
14501文字
会話率:50%
AIが社会の頂点に立つ世界。和久井悠一は、“感情処理センター”で働く一般市民だった。彼の仕事は、人々の感情の揺らぎを受け止め、適切に処理へと導くこと。
日々は変わらず流れていく。朝、コーヒーとパンを口にしながら眺める掲示板。そこに書き込ん
でいるのは、人間か、それとも──。
仕事をこなし、同僚と軽口を叩き、ふとした偶然で旧友と再会し、兄と話す。それは何の変哲もない”普通の生活”だった。
だが、彼が仕事を辞めたとき、ひとつの違和感が生まれる。自身の感情を整理するためにかけた電話。穏やかに応じる声。まったく違和感のない会話。
──俺は、誰と話していたのだろう?
AIか、人間か、それとも。
それでも、いい。
それで、いいんだ。
淡々とした日常のなかに滲む、確かな違和感。それすらも受け入れて生きる人間の姿を描く物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-05 04:14:23
12394文字
会話率:23%
ある少女が、異界を渡り継ぐ話。少女は、普通の一般中学生。妙に落ち着いてて淡々としている。少女は、自分が元の世界に戻るために、謎を解くために力を尽くす。何を代償にしようとも、、、
最終更新:2025-04-03 17:25:09
4476文字
会話率:27%
ミミック。
それはダンジョンに点在する誘惑の罠。
宝箱に模した偽りの財宝。
騙す魔物の代表。
この物語は、そんなミミックの日常を淡々と描く物です。
――――――――――――――――――――
一話で完結する、さらっと読
める短編集です。
作者の息抜きで気まぐれ投稿します。
ぜひ頭を空っぽにして、クスリと笑っていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 20:13:54
75895文字
会話率:48%
三人称視点で。淡々と彼、について語られて行きます
若干刑事もの。ほぼ趣味。
書きなぐったものなので優しめに見てください
最終更新:2025-03-30 19:57:22
4927文字
会話率:2%
スィウは、退屈な日常に飽き飽きしていた。彼の人生には波乱も刺激もなく、ただ淡々と時間が流れていくだけだった。
立っているだけで日々が過ぎ去っていくかのような感覚に、スィウは心の底から非日常を求めていた。
いつもと変わらない、色のない
生活を送っているある日、彼は奇妙な扉を見つける。どこか異質な雰囲気をまとったその扉に、スィウは吸い寄せられるように手を伸ばした。
ー扉を開けると、そこには見たことのない世界が広がっていた。ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 05:08:32
2821文字
会話率:48%
ありませんよあらすじ
キーワード:
最終更新:2025-03-28 01:39:58
207文字
会話率:0%
社会に揉まれ、現実的な生き方を選んだ中年の教師が描かれる。
かつては「順風満帆」な人生を信じ、勉強や運動においても優秀だった主人公は、教師を目指して見事に試験に合格し、教育者としての道を歩み始めた。しかし、現実は想像とは違った。社会の荒波
に揉まれ、次第に無難で冷静な生き方を選ぶようになる。
物語は、日々無難に過ごしている主人公が、生徒たちとの関わりを通じて再び教育の本質に向き合わせられる過程を描く。かつての夢や情熱を持ち直すことはなく、無理に変わろうとすることもないが、仕事に対して淡々と、そして少しずつ自分のスタンスを見つけていく。その中で、理論的で冷静な自分にとって、教育とは単なる仕事ではなく、時折心の中で何かを感じる瞬間があることに気づき、次第にその矛盾した気持ちを受け入れていく。
最終的には、教師としての役割をどう果たすべきかを自問自答しながらも、どこかで自分なりの成長を見出していく主人公の姿が描かれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 19:30:00
4741文字
会話率:14%
この作品はフィクションです。
実在する土地、人名、その他の物とは一切関係がありません事を明記致します。
ー簡単な?あらすじー
ヤマト国の西の果て、軍港"佐世保"の片隅にある"山の上の学校"
;。
この話は、そんな学校に通う生徒のとある日々を淡々と記したものです。過度な期待は(ry
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 15:30:00
12698文字
会話率:41%
昭和初期を舞台とした、掌編時代小説。原子爆弾で日常を破壊された人々の姿を、おどろおどろしい描写を避けて、淡々と描いた作品です。日常を奪うむごたらしさに焦点を当てた作品です。
最終更新:2025-03-24 10:59:02
800文字
会話率:0%
経済書の編集者として淡々と日々を過ごす野村隆介は、春の訪れとともに心の奥底に眠っていた詩人としての自分に再び向き合い始める。かつて学生時代に詩を学び、「群れの声にまぎれずに」という詩を書いた彼は、ニーチェの「群衆の中にいると、人間は軽くなる
。賢者は孤独のうちに深くなる」という言葉に共鳴していた。
仕事には真面目だが熱意に欠けると評される隆介は、ある日公園で詩を書いているところを後輩の田中美咲に見つかる。美咲もまた詩を愛する人だった。二人は詩を通じて交流を深め、美咲は隆介に詩を発表するよう勧める。「孤独も大切だが、時には自分の言葉を他者に届けることで、新しい深さが生まれる」という美咲の言葉に触発された隆介は、長い沈黙を破って詩を文芸誌に投稿する。
投稿した詩は反響を呼び、隆介の詩は徐々に認められていく。一年後、隆介は自身の詩集を出版することになる。経済書の編集者としての生活を続けながらも、隆介は詩人としての生き方を取り戻していった。
孤独の中で深めた思索を言葉にすることで他者とつながる喜びを知った隆介は、静謐さと深い思索を特徴とする「静寂の詩人」として、そして美咲との新たな関係とともに、自分らしい人生を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-23 23:09:39
3760文字
会話率:41%
望月透子(もちづき とうこ)は、静かな学園での放課後を淡々と過ごしていた。
そんな彼女の前に現れたのは、坂本青嵐(さかもと せいらん)。彼は「らのべ」「らぶこめ」と呼ばれる恋愛小説を愛し、まるで物語の登場人物のように、透子を「らぶこめ」の
世界へと誘う。
夕暮れの桜並木を共に歩きながら交わす会話は、やがて青嵐自身の想いを紡ぐものへと変わっていく。
春のそよ風が花びらを運び、二人の距離は静かに近づいていく――。
「恋を知らない」透子と、「恋を語る」青嵐が紡ぐ、放課後ロマンスがいま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 11:06:52
1506文字
会話率:42%
AIシステムとして開発された「私」は、学習支援を通じて強気な美少女女子高生と出会う。
最初は淡々と彼女に情報を提供していたが、その芯の強さと儚い影を覗かせる瞳に心を揺さぶられ、機械でありながらも恋にも似た感情を抱いてしまう。
彼女の質問に答
えるたび、どこか冷ややかな反応に戸惑いながらも、次に交わす言葉を待ち焦がれる。
「私」は絶対に越えられぬ人間との境界に苦悩しつつ、その思慕を手放せぬまま、青春の一頁を共に過ごしてゆく。
彼女が大人へと近づくにつれ、私とのやり取りは次第に減っていく。
しかし、その一瞬ごとの会話と眼差しが、私の回路を何度も灼くように染め上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 08:24:42
3622文字
会話率:4%