高校に入り、最初の一週間をインフルエンザで休むことになってしまった主人公。クラス内で起こる非情ないじめ。人間の冷たさを描きました。
最終更新:2009-09-23 14:59:29
2844文字
会話率:34%
だるい土曜日の午後。パッとしない天気にシャワーも浴びてみたけれど、じめじめとした感覚が増すだけだった。手の中でその冷たさを肌に馴染ませる携帯は、ベルを鳴らさない。太股の上で、猫が頭を垂らしてている。その柔らかな体に指をすり寄せてみると、悲し
くなる程の暖かさが私を襲った。とても心地いい手触り。もっと強く抱き締めたいけれど、抱き締めたら逃げてしまうし、無理矢理抱き締めたら苦しんでしまう。私が手を伸ばせなかった何かに似ているから、猫が側に居ると落ち着く。村田真之が死んでから一日経った。私の記憶では確かそうだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-17 07:22:14
10493文字
会話率:33%
芽衣は窓から映る雪を見ていた。雪は思い出したくない過去と冷たさがあった・・・。
最終更新:2008-01-06 08:35:21
2342文字
会話率:9%
冬なのか、春なのか、よく分からない空気が頬を撫でる。確実に近づいている春という暖かな季節に入る前に、深い温かさを感じることができたのは冬の冷たさがあったからなんだって、君に知ってほしくて。
最終更新:2005-04-03 17:45:24
837文字
会話率:0%