小さい頃から聞かされてきたこの神社に伝わる巫女様伝説。
その神社の一人娘である久遠和葉は、ある日祖父に蔵の掃除を頼まれる。
蔵で一冊の本を手に取ると、和葉はその本の世界へ誘われてしまった。
目が覚めると、そこは知っているようで知らない場所
。
そして、和葉を待ち受けていたのは大昔に終わったはずの戦い。
和葉は、そこで様々な思いを抱えている協力者と出逢い、彼らと共に世界を救うべく旅に出る。
彼らの抱えている思いとは―――?
和葉は協力者と共に苦難を乗り越えることができるのか?
そして元の世界へ戻ることができるのか?
彼らの心を救い、彼らと共に世界を救おうとする一人の少女の物語――――――。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:20:00
84969文字
会話率:64%
シルヴィア=へイネスはどんな魔法石も作れる最強魔法石職人である。公にしていないため一部の人達だけに知られ、シルヴィアは今日も作りたい魔法石を作っていた。そんな彼女の幼馴染である公爵令息アレックスが、数十年に一度の頻度で現れる”悪竜”討伐に任
命される。
彼の助けとして魔法石を提供すると、魔法石を駆使してアレックスが討伐に成功した。
戻ってきたアレックスはシルヴィアに求婚して2人は婚約者となった。
2人の仲が深まっていく中、男爵令嬢と公爵令息ということでその身分差に引き裂こうとする者たちがいるが、悪竜討伐の英雄と最強魔法石職人である2人はそれを乗り越えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:00:00
344358文字
会話率:36%
殺し屋が蔓延る町で、殺し屋を追う組織、異能組織暗殺者取締部:通称“ASSASSIN”。メンバーは全員、子供。
様々な困難に出会い、乗り越え続けていく子供たちは、やがて自分自身、周りの人間、世界を、大きく変えていく。
最終更新:2025-05-17 09:40:01
999389文字
会話率:31%
ある日、ごく普通の青年は異世界転移をした。
右も左も分からない青年の元に、いきなり訪れる生死を賭けた戦い。
死に物狂いでそれらを乗り越えた先で、青年は自身に「恩寵」と呼ばれる力が宿っていることを知る。
その力は扱いづらいが圧倒的な力を誇り
、青年は様々な難敵や強敵を打ち砕いていく。
しかし、そんな青年の力でも如何しようもないことは存在する。
絶望の淵に立たされた青年は、異世界でどのように生きていくのか。どのような人生を選択するのか。
これは英雄譚ではない。
一人の男が人生を生き抜いていくだけの話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 01:10:00
114131文字
会話率:53%
モブ令嬢に転生した私は王子様の開くパーティーに来ていた。そこにある料理は前世の日本料理に似ている。
でも、なにか違う。
同じく転生者の王子様はそのことで悩んでいた。
私達は完璧な日本料理を再現するためにパートナーシップを結んだ。
さっそく、
悪役令嬢達の魔の手が料理に――
一緒に危機を乗り越えるうちに、王子様のヒロインになりたくなってきた!
全てを手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 00:19:47
189096文字
会話率:45%
高校2年生である青瀬里奈は荷物を取りに行く為、半年ぶりに高校を訪れた。久しぶりに会うクラスメート、友人、教師に疑心や恐怖を抱きながらも彼女は心のトラウマを乗り越える、ある機会を得る。
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最終更新:2025-05-16 23:33:37
929文字
会話率:42%
『傷ついても、コートでまた跳べますか?』
傷ついた心を抱える元バスケの天才、星野雫。高校でバスケから距離を置いていた彼女は、中学時代の恩師・井上先生との再会、そして純粋な情熱を持つチームメイトとの出会いを機に、再びコートへ立つことを決意
する。「怖い?コートに立つのが」その問いかけが、雫の心を突き動かす。過去の怪我と向き合い、恐怖を乗り越え放たれたシュートは、かつての輝きとは違う、新たな光を放つ。「私の...居場所です」バスケを通して自己を再発見し、傷跡を乗り越えた証として未来へ踏み出す、再生と希望の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:48:21
6612文字
会話率:39%
母と病弱な妹の面倒を見ながら、村の仕事もがんばる主人公ミリアム。
ある日、市場での仕事の最中に見かけた美しいガラスの花。どこの工房のものか、誰の作品なのか、気になるだけでなく何故か心が掻き乱れる。
そんな時、最近噂になっている家畜達の不審な
死に方を耳にする。ヴァンパイアの仕業では?と村人は恐れている。そんなものいる訳がない!では何故そんな事が?
そして、ある日、1人の人と出会う事で、忘れていた記憶が蘇る。山奥の湖、そして古い大きな屋敷。記憶の中にいる大好きだったあの人。忘れるはずがないのにどうして忘れていたのか?
人生を変える出来事に翻弄されながらもそれに立ち向かうミリアム。そして、子へ、孫へ、その血は受け継がれていく。永遠に続くと思われる血の宿命を彼女は乗り越えていけるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:24:50
22999文字
会話率:40%
本が好きで面倒事を嫌う宮葉沙里。沙里は誰とでも話すが、話しかけられないと話さない。しかも深いところまで自分からも相手にも踏み込まなせない。色んな人とすぐに切れてしまう関係を築き、1人でのんびりとしていた。高校2年生の時、ある場所で青年と出
会う。その青年は宮葉よりのんびりとしていて、宮場とは逆に壁を作らない人だった。青年に心をえぐられ、少しずつ過去に向き合い始める宮葉。
それから、その青年や友人との関係が変化していく。それは悪い方向か、それとも良い方向に進むのか。
そんな話を書いた少年がいた。その少年も過去になにかを乗り越えて生きていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 21:23:53
17304文字
会話率:56%
「ずっとお慕いしておりました…」なんて、今さら言えるわけない。 何年も焦がれた初恋の人、隣国エルドラード公国の貴族エリオット様。やっと再会できたと思ったら、彼の隣にはもう別の人の姿が…。
胸の痛みと諦めきれない想いに揺れるリリアンタール王国
の伯爵令嬢、クラリス。そんな中、若き騎士、アーサーに声をかけられる。
初恋を忘れらない令嬢が失恋を乗り越えて前を向く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 21:02:27
4610文字
会話率:27%
今からおよそ500年ほど前、アークという魔王がこの地上に現れた。アークは魔物たちを率いて人間の国々に攻めかかる。対して、人間も負けじと必死に抵抗をした。
それから月日は経ち、魔王を討伐するチームが結成される。メンバーは、戦士のビル、魔法
使いのサラ、僧侶のヒロ。
3人は、幾つもの障害を乗り越え魔王城なら辿り着いたのだった。
だが、そこでは不可思議なことがあり…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 07:10:00
3589文字
会話率:56%
『少女』の名前はステファニー・ドゥ・ラ・モンドヴォール。多くの男を手玉にとった悪女は、刑場の露と消える。民は悪評を信じ、処刑に対してなんの疑念も抱かなかった。
もう一人の『少女』の名はソフィア。下町に生まれた彼女は、瓜二つな顔をした公爵令
嬢との取引により、自らの命を失うことになる。「絶対に許さない」ーーそう言い残し、首を落とされたソフィアは、三年前の世界へタイムスリップしてしまった!?
極刑を免れるためにも、今世では『公爵令嬢の身代わり』となるわけにはいかない。
そう考えていたはずなのに、過去の世界で“ステファニー”として出会ったはずの人々が、次から次へと“ソフィア”の前に現れだす。
果たしてソフィアは過去を乗り越え、無事に生き延びることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:25:53
257731文字
会話率:41%
上位存在である魔神との接触という、常人には成しえない体験をして、なおかつ生き延びた彼──レギスヴァーティは、魔神ラウヴァレアシュとの交渉を行って、力と富を与えられた。
今度は魔神の頼みを聞き、他の四柱の魔神を捜し出す旅をする事になる。
常人には考えられない世界に足を踏み入れる男の冒険が始まる。
死をも乗り越え、新たな力を取り込んだレギ。加速度的に強くなっていく彼の旅と冒険の先にあるものとは──
❇ 情景描写や主人公の難解(厄介)な独白に満ちています。文章から想像しにくいと思った方はスルーしてください ❇
一話5000字前後、週1回の投稿を心掛けてます。ダークファンタジーに怪奇ホラー的な雰囲気も加える感じで書いています。一人称書きですが、背景描写などを多めに書いているので、読む人を選ぶ内容でしょう。展開的にはSK○RIMのデイド○関係のクエストを進めている感じ(笑)でしょうか。情景描写が多めなのも、そういった世界を想像しながら読んでもらいたい、そう思って書いてます。
「冒険」の描写が多い内容と理解して頂けるとありがたいです。あと、リアリティにも注意しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:23:30
1237824文字
会話率:22%
箱入り娘のメデューサ少女は、外の世界に憧れる。
大自然、剣、魔法。世界の美しさを目にするために、自らの「力」を扱う苦悩を乗り越えて、少女は冒険の道を歩む。
最終更新:2025-05-16 18:00:00
127955文字
会話率:37%
すべてが終わったはずの夜だった。
都市は瓦礫の中で再び灯を取り戻し、人々は束の間の平穏を味わっていた。
だが、静かに進む者たちがいる。
AI《ANEI》と、TASK-Vの千界。
彼らは、あの少女──ナズナの存在について語り始める。
無数
の次元を越えてきた、世界を壊しうる脅威を退けた少女。
祈りと覚悟を武器に、崩壊を乗り越えた存在。
そして、いまや“すべての世界の代表”とすら呼ばれ始めている、ひとりの人間。
しかし、未来はすでに、新たな災厄を育んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:23:14
1986文字
会話率:27%
交通事故で愛する夫を亡くし、悲しみに暮れていたところで自分も愛する我が子の出産時に多量出血で死んでしまう。
気が付いたら知らない空間で、大いなる天使様とご対面していた。そこで我が子が異世界にいることを知らされ、自分も異世界に転生し我が子を探
すよう天啓を受ける。主人公である私、ミナは剣と魔法のファンタジーな異世界で、どんな困難も乗り越え、愛する我が子に再会し、愛を伝えようと決心した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:10:00
289152文字
会話率:36%
海と潮風に囲まれた小さな島の寂れた港町。
都会からやってきた少女・桃凪みおりは、母の精神病の発症やそれが元になり起こった優しい父の暴力事件など重い現実から逃れるように、父の故郷の島へ移り住む。しかし、閉鎖的な島の住民とのあたたかい交流は得ら
れず、心を閉ざしがちな日々が始まる。
そんな彼女が唯一興味を抱くのは、「涙の潟(礁湖)」と呼ばれる神秘の場所と、そこに現れるというウミフクロウの伝説。島のカフェを営む詩人めいたマスターや、哲学的な言葉を口にする白い子犬(哲学の犬)、得体の知れない老女(シロトビ婆)たちとの出会いが、みおりをその不思議な湖へと導いていく。
だが、島には古くから「外から来た者しか行けない」という掟があり、その背後には住民たちが口を閉ざす暗い歴史も潜んでいた。みおりが湖へ近づくたび、過去の傷や罪悪感を抱える人々の思惑が交錯し、やがて暴走寸前の事件へと繋がっていく。
海辺の崖道を越え、奇妙な人喰い魚や影の集落を通り抜け、ついに辿り着いた涙の礁湖のほとり。そこには静かに微笑むウミフクロウと、追いつめられたマスターの狂気が待ち受ける。果たしてみおりは、この島に眠る秘密と自分自身の傷を乗り越えることができるのか——
「不思議」が交錯する南の島を舞台に、痛みと救済を求める人々が織りなす幻想的なドラマです。
※ChatGPTを使用して執筆しています。原案・設定は私自身の原案・設定を元に、ChatGPTと相談をしつつ、プロットを作成。テキスト本文はChatGPT(o3)が執筆。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:01:42
27605文字
会話率:26%
桜高校の賑やかなホールで友情が芽生え、秘密が明らかになります。
物語は、悲劇的な喪失を経験した新入生、洋介が高校1年生になったところから始まります。
彼は友情を受け入れることで傷ついた心を癒そうとし、新しい友達と難なく絆を築いていきます。
笑い、刺激的なレッスン、心温まる瞬間を一緒に共有しましょう。
洋介が高校生活に慣れてくると、魅力的で人気者の朱里に甘い恋心を抱き始める。一方、洋介の信頼できる友人である芳乃は、自分でもほとんど認めていない洋介への予期せぬ感情を隠しています。
学校の課題や何気ない会話、星空の下で親密なひとときを過ごしながら絆を深めながら、トリオは報われない恋や秘密の片思いを乗り越え、友情や予期せぬ絆を深め、自己発見や本当の気持ちを受け入れていく
あかりは洋介くんの心を掴めるのか、それとも吉乃の秘められた感情がみんなを驚かせるのか?この心温まる物語は、思春期、友情、初恋の複雑さを探ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 06:58:28
4405文字
会話率:26%
あの日、我々を熱狂させた1頭の馬がいた。
漆黒の馬体は限界まで鍛え上げられ、しなやかに躍動する全身の筋肉によって他の馬とは別次元の走りを見せる。
ついには、圧倒的一番人気の馬すら圧倒し、ケンタッキーダービー馬という栄冠を手中に収めた。
しかし、ナンバーワンの座を手に入れたその馬は決して順風満帆だった訳ではなく、常に逆風との闘いであった。
産まれた直後に病気にかかり生死の境を彷徨った。
ある時は輸送中の横転事故にあい、競走馬として危機的なほどの骨折を患った。
またある時は、脚が少し歪んでいて見映えが悪いと見放され、誰にも関心を持たれずに売れ残ってしまった。
そんな逆風を乗り越えて数々の大レースを勝利することで、自らの価値を証明したが、引退後、今度は血統が悪いと生産界から"失格"の烙印を押されてしまう。
そんな中、主人公の黒毛の馬は、ひょんなことから極東の島国で種牡馬としての新たな挑戦を始める事となる。名だたる実績馬たちがひしめく中で、果たしてそこに割って入れるのか?
そして、いつの日か失格の烙印を押したアメリカ生産界を見返せることができるのか?
漆黒の逆襲者の物語がいま、スタートする──
◇注意◇
このお話は現実のエピソードを参考にしたフィクションです。登場人物や馬、施設などはすべて架空のものとしてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:10:00
95399文字
会話率:30%
今度の小学生は、家事が出来て、勉強が出来て、仕事が出来る!?しかも多数の資格持ちで、女装もお手の物!!??
とある事情で長い間学校を休み続けた小さな少年、早乙女優。
休学中、ずっと会社で勤務しながらも、なんでも出来て優が大好きな女性、菊
池美奈。酒と酒のつまみが大好きな男性、工藤直紀。目つきが鋭すぎて、室内でもサングラスをかけて目元を隠している男性社員、橘寛人。優が学校に通学し始めたその年に入社してきた新人社員、桐谷杏奈。この職場の人達を初めとした様々な大人達に囲まれ、優は勉強、技術等、様々な力を付けていった。そして、人とのつながりも増えていく。それは、普通に学校生活を送ったのでは得られないほどに。そして優は、自分をここまで育ててくれた恩を返すため、自ら働くことを志願する。当然、菊池や工藤を初めとする大人達は反対したが、優の固い決意と、社長の一言により、休学期間のほとんどを会社貢献のために費やす。優は必死に会社の業務を覚え、たった数か月で1人前の働きを見せ、数年も経過すれば、会社になくてはならない貴重な戦力となっていた。その仕事ぶりは単なる平社員で収まるほどのものではなかった。そんな成長ぶりを見せられた大人達は、自然と優に頼るようになり、優もまた、大人達の期待の応えようと奮闘した。取引先の人にも気に入られ、まさに会社では当たり前の存在となっていく。だが、優はさらに、生活面でも恩を返そうと、料理、掃除、洗濯と、家事においても必死に勉強するようになり、いつの間にかプロと遜色ないクオリティまで引き上げられていた。それでも優は留まらず。より恩を返せるようになるため、今後のことを考え、資格をとるようになる。そして、様々な資格を取得する。そんなことを小学生で成し遂げることができたのは、本人の覚悟と菊池の献身的な教育の賜物であった。
そんな休学期間を過ごすこと数年。優の生活にも多少のゆとりが出てきたため、優は学校に通うように告げられる。だが、学校に通い始めてすぐに同級生から目をつけられ、カンニングの疑いをかけられてしまう。そしてそれ以外の場でも、見た目から判断され、冷遇されてしまうことが多くなっていた。それでも優は培ってきた知恵と技術で、それらを乗り越えようと奮闘する。
時には助け、そして助けられる。
そんな新たな生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:00:00
1444689文字
会話率:54%
小学五年生の女の子、美月の家のそばの丘には『おてんばさん』と呼ばれる小さいさくらの木が生えている。隣の大きいさくらの木とぶつかりあってアーチを作っている。ママと仲たがいしたおてんばな女の子が、月夜の晩に、そのアーチをくぐり、時空を超えて、や
さしいママさがしに消えてしまうという言い伝えがある。
ある晩、自分より仕事を優先するママとささいなことで口論となった美月は、家を飛び出し、そのアーチをくぐってしまった。
気がつくと、美月はジージとチャーチャン(美月のおばあちゃん)の家のそばのさくらの林の中に立っていた。そして同い年の朋子に出会うが、それがこどもの頃の自分のママだと言うことを知る。
朋子には姉や妹がいて、ひとりっ子の美月にはうらやましい。しかし、朋子は、チャーチャンが、「どうして、朋子だけ、あんなふうに生まれちゃったのかしら」と漏らすのを立ち聞きしてから、バカでガサツな自分は、いらない子なんだと感じるようになっていた。朋子の落ち込む姿に次第に同情する美月。
そんな朋子が、美月のマネをして、やさしいママを探してあのアーチをくぐりたいと言う。日暮れ時、そのアーチに『おてんばさん』の精霊が現れる。精霊が朋子をやさしいママのところへ送り出そうとしたそのとき、チャーチャンが散歩に連れて行ったはずの犬、コウタロウが急変を知らせに駆けつける。チャーチャンがバイクにはねられ、重体だというのだ。
病院ではジージが朋子のことを待っていて、美月と朋子に、朋子が極度の未熟児で生まれ、生死の境をさまよっていたこと、それを乗り越えて育っている朋子を、チャーチャンは一番愛しく思っていることを告げる。
誤解をさとったふたりは、精霊の力を借りて時間を遡り、チャーチャンを事故から救出する。
こどものころのママに共感し、チャーチャンとママと自分という命の連続性を感じ取った美月は、現在のママの元へもどることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:10:24
37376文字
会話率:32%