日本の予算ギリギリな研究所に勤めていた「笛杜奏(ふえもりかなで)」は、神様のうっかり案件で死んでしまった。そして、同じくそのうっかり案件に巻き込まれてしまった『つくも神』といっしょに地球とよく似た環境の異世界に転生した。神様からはお詫びに
と、つくも神は『神装力第三権限』の強い神力を授かり、『カナデ』もその神力を貸与で使えるようにしてもらった。
「え、その姿でいいの」仮の姿だった猫の体がすっかり気に入ってしまったつくも神は、猫のままで異世界生活をすることになった。そこは『世界樹』が存在し、その加護を受けた『風使い』達が『案内人』となり『樹魔車両』という乗り物を動かしている広大な森が広がる世界だった。
「言葉を操る強獣は「神獣」です。その従者は『探求者』です」と、森の中で助けた美少女エルフにすっかり勘違いされた1人と1匹は、その少女のキラキラした目に見つめられ、期待に応えようと奮闘することになる。
その世界最強の神力を使える1人と1匹だが、日本の研究者としてのプライドから自分で調べて問題解決することに生きがいを感じているカナデと猫の姿でより猫らしく過ごす事を楽しんでいるつくも神は、いつもしれっと生きている。しかし、守りたい者を守るためには惜しみなく神力を開放して無双する。そんなお話です。
1章「大樹の森」1話~34話(最終話)まで毎日1回か2回投稿する予定です。最終話までの総文字数は約22万文字になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:08:02
22972文字
会話率:45%
師匠を殺して行方をくらませた兄弟子を追って旅をする冒険者、レイン。
わずかな手がかりを頼りに辿り着いたのは故郷から遠く離れた異大陸であった。
見知らぬ国、見知らぬ街、見知らぬ迷宮。そしてまだ見ぬ冒険者たち。
出会いと別れを繰り返しながら、
レインは世界を巻き込む運命の戦いへと引き寄せられていく。
得意な魔法は、召喚魔法。あらゆる武具を駆使してしだいに英雄へと成長する。
「召喚の勇者」の伝説が今ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:02:55
476729文字
会話率:59%
舞台は剣と魔法の世界プレティリア。
魔王を倒し、後に勇者と謳われるSランク冒険者、クルス。
その功績から富と名声を手に入れるも、魔王討伐によって仲間は全員死亡。
なんとか故郷の国に帰り、将来を誓った姫との結婚が迫っていたある日。
平民出身
のクルスを疎ましく思った者たちの罠にはまり、無実の罪を着せられる。
内乱罪で国外追放されたクルスはすべてを失ったかに思われた。
だが、なんと彼を救ったのは冒険者ギルドであった。
ギルドは彼を故郷から遠い別大陸へと連れて行き新しい名前を与える。
以後、勇者クルスはCランク冒険者の『ルクス』として生きていくことになる。
東方大陸に位置するイリオン王国、ハルモニーの街。
物語はこの穏やかな街の酒場からはじまる。
これは勇者と呼ばれた男の、再起の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 18:05:04
327735文字
会話率:36%
政治家なんて、クソくらえだ。
俺、高遠 陸(たかとお りく)は、そう思って生きてきた。ゲーム会社で好きなゲームを創り、気の合う仲間と酒を飲む。それが俺の全てだった。親父が永田町でどんなデカい顔をしていようと、知ったことか。
――あの男が、
「心不全」というあまりに都合の良い死に方をするまでは。
親父の急死。涙も乾かぬうちに後援会に担ぎ出され、気づけば俺は、望みもしない議員バッジを胸につけていた。世間が言うところの、典型的な「ボンボン二世議員」の誕生だ。
退屈な国会、腹の探り合いばかりの派閥会合、頭を下げるのが仕事の陳情対応。永田町という名の伏魔殿で、俺は魂の抜け殻のように日々を過ごしていた。
だが、運命は、そんな俺を見逃しはしなかった。
親父の書斎で見つけた、一冊の古びたノート。そこに記されていたのは、にわかには信じがたい、巨大な陰謀の断片だった。
メディアを炎上させる、くだらない社会論争。国民がそれに気を取られている裏で、静かに、だが確実に進められる売国計画。この国の電力、通信、港湾――まさに生命線(ライフライン)とも言うべき重要インフラを、虎視眈々と狙う**アジアの大国“中国”**に売り渡そうというのだ。
そして、その計画を主導していたのは、親父の長年の盟友であり、この国の権力の中枢に座る、あの男だった。
ふざけるな。
軽い気持ちで首を突っ込んだ俺を待っていたのは、想像を絶する永田町の闇。親父の死は、ただの病死などではない。この国を売ろうとする裏切り者たちに、消されたんだ!
これは、単なる汚職事件じゃない。
この国の根幹を揺るがす、まごうことなき『国家反逆罪』だ。
気づいてしまった以上、もう引き返せない。見て見ぬふりなど、できるはずがない。
ボンボン? 親の七光り? 上等だ。
連中が俺をそうやって侮っているうちに、こっちは牙を研いでおいてやる。
これは、世間知らずのボンボンが、亡き父が遺したたった一つの「情報」を武器に、この国のど真ん中に巣食う裏切り者たちに戦いを挑んだ、その全記録である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
45376文字
会話率:36%
大日本帝国海軍連合艦隊所属の夕雲型駆逐艦16番艦『朝霜』は、沖縄へ出撃した戦艦大和の護衛任務中に艦隊より落伍。アメリカ軍の空襲を受け、奄美大島付近にて全乗組員と共に戦没した。
・・・はずだったのだが、気が付くと大破状態のまま不明海域を航行し
ていた。巨大な亀や異形の鳥に襲われている民間船舶を助け、その案内で最寄りの陸地にたどり着くとそこはメイジニッポン皇国という独立国であった。どう考えても大日本帝国と無関係であるはずもないこの国だが、それより問題なのは魔法なる技術によって維持されている不思議な文明の存在であった。とにかく艦の修理と補給を行わねばならないが、部品の入手など望むべくもないので工作は全て手作業。しかし一番の問題は燃料が残り少ないことであった。現地において「ウシアフィルカス」と呼ばれ奴隷以下の存在として扱われている少女シチェルによると、朝霜の燃料である重油に酷似した油が流通しているという。小松島隆二上等兵はその重油の調達任務を与えられ、ガイド業を営む女戦士ジェムザと共にメイジニッポン皇国を旅することになった。果たして、重油『に似た』油は代替品足りうるのか?メイジニッポン皇国と大日本帝国の関係は?そして、駆逐艦朝霜は再び海に出ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
174346文字
会話率:68%
ここではない別の世界の物語。
オウタリア大陸にある南西端の国『カンカルドア王国』の更に最南端の防衛砦の街『シーヴァ』
大陸の命運を懸けた絶対防衛戦が始まっていた。
主人公のマビァはハンターパーティー『銀晶鳥の羽』に所属するCランク
最弱を自負する平凡な戦士。
味噌っかすの彼が様々な人との出会い、魔物との戦い、美味しい物を食べ、色んな初体験をして成長したりしなかったりする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
838113文字
会話率:39%
広大なアトラティクス大陸の西側に位置するアルニア皇国は大国であるルクディア帝国からの侵攻を受けようとしていた。
一触即発といった空気が漂う中、変わらず本を読み漁る者がいた。
アルニア皇国第三皇子、ルクス・イブ・アイングワット。
他の皇族が
政務に奔走する中、彼は一日の大半を宮廷図書館で過ごす読書家であった。
本を読むこと以外は無気力なルクスだが、周りの誰も知らない秘密があった。
それは精霊と契約していること。
精霊を秘匿し、平穏かつ穏便に図書館で暮らしたいルクスの元には面倒事が次々とやってくる。
読書生活のために動くルクスは徐々に歴史の表舞台に姿を現し始める。
これは本を読みたいだけの皇子が読書のために世界平和に奔走する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
250070文字
会話率:41%
かつて焱という王朝があり、紂帝という名の君主がいた。紂帝は暴虐の限りを尽くし、天下には紂帝への怨嗟の声に満ちていた。
時に焱の東方に虞という国があり、諸侯を率いて焱朝を討ち倒した。虞の君主姜猷は諸侯の請願を受けて王となり、焱朝討伐に功績
のあった諸侯と自らの兄弟を大陸各地に封建した。
そして姜猷から数えて十代目。虚王は美女に溺れ、国政を蔑ろにした。やがて虞王朝は西方の異民族、顓に追われ東への遷都を余儀なくされた。世に言う虞の東遷である。
しかし、顓は東に逃げた虞王朝を攻めて支配下に置き、虞王を傀儡として王朝を壟断した。顓はまっとうな政治を行わず、畿内は荒廃し人心は荒み切っていた。
地上から正義が消え去り、混沌とした大陸はこの先どうなっていくのか――。
※奇数日の昼十二時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
29450文字
会話率:31%
“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
■■■
第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:00:00
666436文字
会話率:38%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 12:00:00
1870513文字
会話率:34%
【改稿版の投稿に当たって】
2012年11月に初投稿した「クリフエッジシリーズ第一部:士官候補生コリングウッド」ですが、私の最初期の小説ということもあり、改めて読み直すと一話当たりの文字数が多く、また、視点切り替えが多いため、非常に読みに
くいと感じておりました。
そのため、読みやすくした上で改稿版として投稿しました。話数は大幅に増加しておりますが、ストーリーは旧版とほとんど変わっておりません。
■■■
人類が宇宙に進出して約五千年後、地球より数千光年離れた銀河系ペルセウス腕を舞台に、後に“クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれることになるクリフォードの士官候補生時代の活躍を描く。
アルビオン王国軍士官候補生クリフォード・カスバート・コリングウッドは哨戒任務を主とするスループ艦、ブルーベル34号に配属された。
士官学校時代とは異なる生活に悩みながらも、士官となるべく努力する。そんな中、ブルーベルにトリビューン星系で行方不明になった商船の捜索任務が与えられた。
トリビューン星系には宿敵ゾンファ共和国の影があった。
陸兵でもないブルーベルの乗組員たちは敵基地への潜入作戦を強行する。若きクリフォードは初めての実戦を経験し、成長していく。
■■■
登場人物
・クリフォード・カスバート・コリングウッド:士官候補生、19歳
・エルマー・マイヤーズ:スループ艦ブルーベル34艦長、少佐、28歳
・アナベラ・グレシャム:同副長、大尉、26歳
・ブランドン・デンゼル:同航法長、大尉、27歳
・オルガ・ロートン:同戦術士、大尉、28歳
・フィラーナ・クイン:同情報士、中尉、24歳
・デリック・トンプソン:同機関長、機関大尉、39歳
・バーナード・ホプキンス:同軍医、軍医大尉、35歳
・ナディア・ニコール:同士官 中尉、23歳
・サミュエル・ラングフォード:同先任士官候補生、20歳
・アメリア・アンヴィル:同操舵長、兵曹長、35歳
・テッド・パーマー:同掌砲手 二等兵曹、31歳
・ヘーゼル・ジェンキンズ:同掌砲手 三等兵曹、26歳
・ワン・リー:ゾンファ共和国軍 武装商船P-331船長
・グァン・フェン:同一等航法士
・カオ・ルーリン:ゾンファ共和国軍准将、私掠船用拠点クーロンベースの司令折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 12:00:00
1305935文字
会話率:27%
ヴァイスア大陸、ドラゴンの山のふもと。
心配性な宿屋の主人・ジェイドと、明るくおおらかな妻・リンダの元に現れたのは、人懐っこくてちょっぴりお節介なスライムたち。
皿洗いに薪運び、お手伝いに大はしゃぎの「ピーピー」鳴く彼らに、最初は戸惑い
気味だったジェイドも、次第に心を許していきます。
「もうこの子たち、家族みたいなものよね〜!」
今日も宿屋はスライムたちの元気な声と、夫婦の優しい笑顔でいっぱい。
魔物と人が一つ屋根の下で暮らす、ほんわかスローライフ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:52:22
1331文字
会話率:58%
ヴァイスア大陸、ドラゴンの山のふもと。
心配性な宿屋の主人・ジェイドと、明るくおおらかな妻・リンダの元に現れたのは、人懐っこくてちょっぴりお節介なスライムたち。
皿洗いに薪運び、お手伝いに大はしゃぎの「ピーピー」鳴く彼らに、最初は戸惑い
気味だったジェイドも、次第に心を許していきます。
「もうこの子たち、家族みたいなものよね〜!」
今日も宿屋はスライムたちの元気な声と、夫婦の優しい笑顔でいっぱい。
魔物と人が一つ屋根の下で暮らす、ほんわかスローライフ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:32:02
1854文字
会話率:57%
王国に囚われた弟を救い出すため、ダニアの金の女王ブリジットの娘であるプリシラがついに王国に乗り込む。
一方、姉である銀の女王クローディアに恨みを募らせる王国軍のチェルシーは、かつて自分を捨てた姉に復讐するため修羅の道を突き進む。
金と銀の
女王の血を引く2人の少女が、戦乱の大陸を舞台に激突!
戦いの果てに果たされるのは弟の奪還か、あるいは復讐の成就か。
2人の少女の意地と誇りがぶつかり合うファンタジー大河ドラマ。
今……最終章の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:50:00
183715文字
会話率:21%
身を投げて死んだと思っていた情夫ボルドと再会を果たし、幸せを噛みしめるダニア本家の女王ブリジット。
一方、ダニア分家の女王クローディアはボルドに淡い思いを寄せながら、その気持ちを隠して彼のいない日々の寂しさを感じていた。
そしてブリジットの
捕獲とクローディアの殺害という2つの任務に失敗した黒き魔女アメーリアは、次の作戦で大陸に大きな混乱をもたらそうとしていた。
ダニア本家と分家の統合による統一ダニアの誕生に向けた同盟関係。
そして砂漠島の軍勢。
いくつもの勢力が各自の思惑を持って動きを進める中、緊張状態にあった王国と公国の戦がついに始まろうとしていた。
大陸を包み込む重苦しい暗雲の中、黒髪術者《ダークネス》としての力を深めるボルドは、愛する女王ブリジットを守るため奔走することとなる。
奴隷少年と女王の出会いから始まった物語はどのような結末を迎えるのだろうか。
完結編の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 20:47:11
501578文字
会話率:21%
バルバーラ大陸全土を巻き込む大騒動となったイベント【襲来! 破壊獣アニヒレート】が終わってから3日。
闇の魔女ミランダと下級兵士アルフレッドは新居であるミランダ城への引っ越しを終えた。
そんなミランダ城に彼女たちが引っ越してくる。
そ
してアルフレッドの隣室を巡る彼女たちは、前代未聞のプレゼンバトルを繰り広げる!
誰がアルフレッドの隣の部屋をゲットするのか?
乞うご期待!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 00:00:00
8575文字
会話率:34%
帝国陸軍中央司令部
多くの将校が集い、国防に努めるその最奥に、若き女将校がいた。
女大佐と補佐官の帝国陸軍中央司令部にて始まる、青春戦記
キーワード:
最終更新:2025-06-29 11:48:31
4321文字
会話率:37%
伝説の本。そこには世界のすべてが記されているという。
主人公のジュコはその伝説の本を探す旅人、右手にものを複製する力と、冒険をする心をもって大陸を横断する。
もともとは父の図書館で働いていたジュコ、しかし父親が病気で突然死。
図書館から本を
借りる人は年々減り、知識を求めるものが少なくっていた。
ジュコが住むマルザ国の王は必要のない図書館だと判定し、つぶそうとするがジュコは誓いをする。
「伝説の本をもちかえり、死者を生き返らせる力と、この王国に多くの観客を呼び寄せる」
と。
それから彼はマルザ国を後にして、世界中を回ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:05:37
36897文字
会話率:31%
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあることに気ず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:00:00
776959文字
会話率:15%
アラン・フルーリーは兵士になった。
軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。
マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として
有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。
王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。
ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。
だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。
だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。
連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。
だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。
そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。
国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。
アランは故郷での暮らしが好きだった。
牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。
家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。
そこでの日々が性に合っていた。
軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。
だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。
幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。
そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。
この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。
誕歴3698年、5月22日。
アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。
これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 12:00:00
117965文字
会話率:13%
本作は、シリーズ作品となっております。
もしよろしければ、前作、[メイド・ルーシェのノルトハーフェン公国騒乱記]も合わせてご覧ください。
登場キャラクターなど、前作からそのまま引き継ぎとなっており、本作は前作の内容を前提として進展い
たします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
※以下、あらすじ
ヘルデン大陸の古き大国であるタウゼント帝国の北方に、ある国家があった。
ノルトハーフェン公国。
帝国の北方を固め、海の玄関口となる天然の良港を有する、小国。
そのノルトハーフェン公国を治める新たな公爵は、若干15歳の少年公爵、エドゥアルド・フォン・ノルトハーフェンだった。
公爵位を巡る簒奪(さんだつ)の陰謀を退け、ようやく公国の実権を取り戻したエドゥアルドは、自ら親政を行い、旧態依然とした体制の残る公国で改革を断行する。
改革によって力をつける公国だったが、しかし、帝国という大国が抱え込んだ戦乱の渦中へと巻きこまれ、若き公爵は新たな困難に直面する。
隣国で起こった戦乱が飛び火し、皇帝の名の下にノルトハーフェン公国軍にも出撃の命令が下されたのだ。
自らが改革し、編成した軍を率い、出陣するエドゥアルド。
そんなエドゥアルドを支えるのは……、ドジっ子メイドのルーシェ。
生まれも育ちも違う凸凹コンビは、果たして、公国を、人々を守り抜くことができるのか。
〇作者他作品紹介
:[ 魔王を倒したら「もう用済み」とばかりに捨てられた勇者ですが、黒魔術で魔王の魂と一緒に復活したので裏切った奴らに復讐しようと思います]
魔王を倒した勇者・エリック。
しかし、信じていた仲間たちに裏切られた彼は、倒したはずの魔王の魂とともに復活する。
復讐を誓った元勇者の戦いを描く、ダークファンタジー、連載中です!
:[オーク35歳(♂)、職業山賊、女勇者に負けて奴隷になりました]
小説家になろう様において、文芸(アクション)で月間1位になったこともある、本格的なファンタジー作品です。
:[イリス=オリヴィエ戦記]
レシプロ戦闘機を主役に置いた戦記作品になります。架空の世界を舞台に、主人公の視点から、永世中立国でありながらも大国の戦争に巻き込まれてしまったイリス=オリヴィエ連合王国の存亡の戦いを描きます。
読み応え抜群の大長編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 11:00:00
1339741文字
会話率:13%
慶応3年11月15日(1867年12月10日)午後八時頃
坂本龍馬は河原町蛸薬師の醤油商近江屋で暗殺された。
天界に登った龍馬は、坂本乙女の姿をした閻魔と交渉し、3名の人物を
霊体として、50年間観察していくことを認めさせた。
明治期に
その才覚を発揮していく人物
陸奥宗光、板垣退助、由利公正
それが、龍馬が指名した人物であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:00:00
29098文字
会話率:70%
多種多様な種族が生息する世界“アウァロン”唯一の大陸であるアトラ。その極東に位置する魔皇国は大陸中の国家から恐れられる魔王エリュシオンが治める千年王国である。魔皇国軍部の最高責任者である六魔将の一人“暗黒卿”ラグナ・アルモスは大陸中を
飛びまわり魔王から与えられた“始まりの任務”の答えを探し続けていた。
そんな中舞い込む一件の重要報告、動き出す魔皇国の計画。その一端を担う彼は―――召喚された勇者たちの師である冒険者として、そして魔王の右腕である暗黒騎士として、ただひたすらに歩み続ける。
召喚された勇者と魔王に仕える騎士、二つの視点で繰り広げられる笑いあり、スベりあり、もしかしたら感動ありの王道物語。
※主な視点は二人の人物が中心になっていますが、稀に他の人物の視点になることもあります。
三章・五章・七章・九章は過去編を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:00:00
2280092文字
会話率:32%
流星群の夜、星読みのマスターに拾われたアウローラは、長命種ばかりの弟子の中ではまだまだひよっこ。でも筋はいい。マスターと姉兄弟子たちとともに、持ち込まれる国家レベルの依頼を読み解きながら成長中。いつかは姉兄弟子たちのように独り立ちして、世
界の謎を解くような星読みになるのが目標。
ある日、兄弟子のジェロームが失踪したと連絡があり、突然その代理を務めることになったアウローラは、大陸一番の大帝国、ディレクトラへ。五千年に一度の星巡りに起きた謎解きを任され、突然の大抜擢。がんばります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:30:00
147820文字
会話率:35%
魔王軍と勇者軍の最終決戦――
その戦いの結末はその大陸に甚大な被害をもたらした――
魔王を魔王としてさせていた最大の要因――
一部の地域を持ち主の好きなように変形、変質させ、そこに存在するものに魂を割って注入する――
ダンジョン・コ
ア――
持ち主の好きなようにダンジョンを生成することができるそれを使い、魔王は大陸を支配していた――
しかし、勇者軍の崩壊とともに魔王は滅びた――
そして巻き起こる魔王の後継者争い――
それはダンジョン・コアの争奪戦――
……………ある時を境に、ダンジョン・コアの多くが奪われた――
魔王の後継者たちの一人でありながら、後継に最も遠いと言われた男の手によって――
その目的は――
物語は、まったく関係ないはずの次元を超越した異世界にある島国「日本」からはじまる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:25:19
126581文字
会話率:61%
緻里(ちさと)は、父から授かった風雨を操る力と、母から遺伝した雷を導く能力を持ち、同学年では敵無しの、島国の天才だった。
高校二年生で、島国が対立する大陸の高校へと留学し、語学を身につける。
そしてそこで、思純(しじゅん)という女の子と
恋愛をする。
わずかな関わりだけで、二人は指輪の契りを結ぶ。
やがて大陸と島国は戦争状態になる。
その指輪だけが、戦争の最中、海で隔たれた緻里と思純をつなぐ、たった一つの証だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:19:28
451408文字
会話率:55%
この春高校生になったばかりの1年生、東咲人は長距離走が得意な陸上部に所属する男子高校生だ。咲人はある朝、部活に向かう途中で路上に倒れている女性を発見する。何かの病気ではないかと思って声を掛けたら、ただの酔っ払いだった。仕方なく彼女を家まで送
り届ければ、恐ろしい程に散らかったゴミ屋敷だった。転がる大量の缶ビールの空き缶に、山積みのゴミ袋や灰皿に山盛りの吸い殻。足の踏み場もろくにない散らかり具合。せっかく大人のお姉さんと2人きりだと言うのに、色気の欠片もありはしない。お姉さんは美人でスタイルも良い上、人気Vtuberの中の人。しかしその良い所を全部台無しにする残念さも合わせ持っていた。そんなお姉さんに咲人は家事スキルを評価され、彼女の家で家事代行を始める事に。そんなちょっとアレな出会いから始まる、2人のドタバタ(?)ラブコメディ。
※この作品は単体でも成立していますが、処女作である『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』と世界観を共有している作品でもあります。そちらのネタバレ要素を含む為、ネタバレが苦手な方は先にそちらからご覧になる事をオススメ致します。そちらではまだ27歳の頃の本作ヒロインが活躍(?)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:10:00
533644文字
会話率:38%
2024年8月
突如として外部との接続が遮断され、混乱状態に陥った日本国。
混乱の中海を挟んだ東の大陸の国との国交締結に成功する。
しかし、日本の西には魔王の国が存在し、人間の国と魔王の国に挟まれることに!
日本はこの世界をどう立ち回るのか
・・・
そんな内容となっております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:09:11
182589文字
会話率:62%