ある夏の朝、僕は家を出て仕事に向かった。駅に向かって急いで走っていたその時だった。入道雲がものすごい勢いで形を変えていく。鼓膜を破るほどの轟音が耳に突き刺さり、周りの人々が耳を抑える。僕は自分の目を疑った。入道雲の隙間から見えたのは巨大なミ
サイルのようなものだった。僕は命の危険を感じた。走馬灯さえ見た気がする。ただ、そんなことよりも、僕はただ走っっていた。近くにあったシェルターに僕は間一髪飛び込んだ。ドーン、と大きな音を立て、シェルターの窓は砂埃に覆われ、景色は無と化した。耳鳴りがする。頭が痛い。僕の意識はゆっくりと遠ざかっていった。
これは平凡だった僕がこの世界の謎を解く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 22:52:32
5694文字
会話率:54%
はやせれんか。漢字で書くと時間が過ぎるのは早いの早に、浅瀬の瀬、恋する乙女の恋、seaの海。よく女に間違われる男。いわゆる「おとこの娘」だった。
しかし、翌日から夏休みという学生にとって最高の日に浮かれてしまった僕は不注意により交通事故に
巻き込まれた。
「こんな死に方、異世界転生物かよ。嫌だ。もっと、もっともっともっと生きたい。」
死ぬ間際だというのに、走馬灯というものは不思議と見えなかった。でも、不思議な声がしたんだ。
---逝きたくないか?生きたいか?---
「生きたい!僕を生かせてくれ‼」声にならない声で必死に叫んだ。
そして、そして、そして
僕は意識を失った。
おとこの娘の異世界でのハチャメチャを描く物語です!
思いついたときに書くので不定期ですがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 16:45:51
555文字
会話率:20%
戯曲形式
転生する前に見る走馬灯その1。
内容としては恋愛だけど、なろうっぽくはないかも。
最終更新:2023-08-19 13:43:34
2096文字
会話率:90%
公爵令嬢ミロア・レトスノムは婚約者の王太子ガンマ・ドープアントを愛していたが、彼は男爵令嬢ミーヤ・ウォームに執心してしまった。
絶望したミロアは窓から身を乗り出して飛び降りた。地に落ちる過程で走馬灯を見るミロアだが、最後に全く別人の過去が見
え始めた。
「え? これって走馬灯じゃないの?」
走馬灯の最後に見た記憶。それが前世の記憶だと気づいた時、ミロアは自分が俗に言う乙女ゲームの悪役令嬢のような立場にいることに気がついた。
「これは婚約を解消すべきね」
前世の知識の影響で自らの行動に反省し、婚約者に対する愛情を失ったミロア。彼女は前世の知識を応用して自分のために今後の生き方を変えていこうと決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 23:00:00
277441文字
会話率:53%
私は恋人に射殺された。
走馬灯の中で何故こうなってしまったのか、今朝のことを思い出していた。
その理由は……。
とても短い切ない話。
最終更新:2023-08-07 15:28:14
1451文字
会話率:4%
『リンくんは童貞だって信じてたのに!』
荒れに荒れているコメント欄に、人気ゲーム配信者リンはただただ頭を抱えていた。
『人気Vチューバー、人気ゲーム配信者とのお家デートを誤配信』という見出しと共に燃え盛っている炎上騒動。その火消し配信で
更なる燃料が投下され、リンのガチ恋勢は荒れに荒れ狂っていた。
どこで自分は間違ってしまったのか。その走馬灯が行き着いた先は、
「お姉ちゃんね、Vチューバーで食べていこうと思うの」
あの世迷い言を止められなかったことが、すべての始まりなのか・・・?
これは血の繋がらない初恋の姉。
その妹を好きになってしまったせいで、最後は僕だけがガチ恋勢に燃やされる物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 21:36:54
52349文字
会話率:48%
(第一話)
「そ、そんな・・・・・・俺本当に死んだんですか?」
「ええ。残念ながら貴方は元の世界で死を迎え、今は魂だけの状態でこの女神の間に招かれているのです。」
高校一年の夏、学校の帰宅途中に交通事故に巻き込まれた所で記憶が途切れている
が、どうやら俺はそのまま死んでしまったらしい。
そしてまるでテンプレートのような女神に招かれて、とても聞き覚えのある説明を受けていた。
「突然の死でショックもあるでしょうが、貴方にはこのまま天国に行く以外にもう一つの選択肢があります。
貴方の生きた世界とは別時空の世界に勇者として召喚され、もう一つの世界の平和を脅かす魔王を討伐してもらえないでしょうか?
もちろん只の人間に魔王を打倒することは不可能でしょう。
ですので、私が特別な加護を与えることで一般的な人間は到底不可能なレベルの能力を与えますし、ステータスの方も何の訓練も無しに最初からカンスト状態にしておきましょう。」
「それっていわゆるチートスキルをくれる上に、ステータス面もチート状態にしてくれるってこと?」
「はい、間違いなく異世界に到着した時点で世界最強の一人となれるはずです。
ちなみに魔王討伐後はそのまま異世界に定住して頂いても構いませんし、魔王討伐の恩賞として元居た世界にお金持ちで優しいご両親のご子息・ご令嬢として記憶をそのままに転生して頂くことも可能です。なんならチートスキルとカンストステータスを持ち越しする得点も付けますよ?」
「いきます! ぜひ行かせてください!」
嘘だろ、なんて話だ。
夢じゃないよな? 死にかけの走馬灯じゃないよな?
うん、違うな。だってほっぺをつねると痛いし。(魂だけの状態で痛みを感じれるのは不思議だけど)
「それではお行きなさい! そして魔王を倒し、世界を救うのです!
勇者、鈴木よ!」
「えっ、ちょっ・・・・・・? 俺、田中ですけど・・・・・・?」
「・・・・・・。」
ウィーーーン!
数秒の間を置いて、俺の足元にぽっかりと大穴が開いて、俺は真っ逆さまに下へ落ちて行った。
「俺、田中太郎なんですけどーーっ!?」
俺の絶叫はただただ落とし穴の中で反響するばかりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 01:00:00
3754文字
会話率:42%
僕は実はとてつもなく弱い存在なのだ。
最終更新:2023-07-08 08:33:41
1000文字
会話率:84%
高校二年生になる黒谷亮は、図書館の本と古ボケたレコードが友人。そんな人種だった。他人は彼のことなどどうでも良かったし、彼も他人のことなどどうでも良かった。
しかし、ふとした事をきっかけに彼は亡くなる。
別段どうなっても良いと思っていた人
生、走馬灯に何も映らない事に呆れつつ最後を迎える。
しかし、ここから奇怪な物語が始まる、
そして神に告げられるのだった。
「とある国を滅ぼして来い、そうすればお前の欲しいモノ全てくれてやる」
と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 14:46:39
8460文字
会話率:50%
ヒロとサクラのバイクで駆け抜けた青春は、流星群の走馬灯の如し〜☆〜☆〜☆///
最終更新:2023-04-15 12:17:45
5818文字
会話率:21%
クリスマスも近くなったある夜のこと、モリーニはいつものように寝る前に聞かされるママのお話に夢中になっていた。それが不思議な冒険の始まりとなろうとも知らずに・・・ダイジョウイクオ作品に登場のメンバーが走馬灯のように登場するオマージュ的要素満載
の異色ファンタジー!
チッチャなモリーニの夢のようなファンシーワールドに今夜もどっぷりと呑み込まれて行こう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 17:54:10
9841文字
会話率:55%
大学一年生の頃の記憶が走馬灯のように駆け巡った三年の春のこと、久我大樹は大学の図書館へ、課題のための本を借りに赴いた。
そこで、起きた不思議な出会いが大樹をある部屋へ導き、一冊の白い本を手にしたことから、おかしなことが起き始めるように
なる。
毎晩のように夢をみる。それは自分ではない誰かになって過ごすもう一つの日常だった。羊飼いの青年の姿をし、幼馴染の少女と過ごす。しかし、現代の服装や生活とは違うものであった。さらにその人物にかかわるこれまでの記憶まで、大樹は知っていたのである。
大樹の普段の生活を送りながら、もう一つの羊飼いの青年としての生活を送る。何故、どうしてと、疑問が尽きないことばかりであっても、それでもその夢は、最後まで終わらなかった。
それは記憶の世界の話であった。黒い羽根持つ人と、大樹はそこで出会うのである。そして、自身の過去とも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 20:43:57
62343文字
会話率:23%
俺は今、|魔《・》|王《・》の前に立っている。
今まで経験したことのない威圧感
精霊に愛されていない身でも魔力を感じとれる類まれなる存在感
俺の傍に控える稀代の魔術師も怯え
いつもの気丈な態度は毛ほどもなくなっている。
そうなっても仕
方がない。
かの大戦争を終わらせた「二大英雄」が一人、生きる伝説が目の前に立っているのだ。
しかし、逃げる訳にはいかない。
逃げてはいけない理由が俺に、いや俺たちにはあるんだ。
「さて、見せてもらおうか。」
一つ間違えれば「死」が待っていると確信させられる言葉によって
ここまでくぐってきた修羅場の記憶が走馬灯のように駆け巡る。
ここで終わりかもしれないな…
そう心のなかでつぶやきながら
自然と床へ向かっていた目線を上げ、|魔《・》|王《・》へ顔を向ける。
気を保て
勇気を出せ
みんなとの日常が待っているんだ。
俺は伝説を越えて見せる。
この、一本の、「魚」を手に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 22:39:50
2384文字
会話率:28%
主人公となる社畜は、小さい頃から少しばかり捻くれた思想を持つ人間であった。無難な高校を卒業してから残業ばかりのブラック企業。土日出勤は当たり前。初めは自らの悪列な環境の改善を上司等に訴えていたが、その願いは尽く潰え、更には退職させられる始
末。最終的にブラック企業の中でも特に酷い環境下に落ち着く様な人生へと流れ、毎日疲れ果て帰宅、ワンルームのベッドへ倒れ眠る日々を過ごしていた。
そんな日々を過ごしていたある日。遂には起床する際に急性心不全を引き起こし、死亡する。薄れゆく数秒間の意識下では走馬灯が流れ、その中には中高生の頃、憧れや嫉妬を感じていた数々のラノベの主人公の姿が思い起こされる。こんな自由になりたかったと後悔を残し、社会の理不尽に押し負ける自分が情けなく感じて意識は途切れる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 15:12:14
12690文字
会話率:39%
魔王軍四天王に呆気なく殺される話。
最終更新:2023-03-21 01:00:00
1402文字
会話率:39%
ミミ、ことミリアンは、悪女として王国内に名を馳せている。
平民の母子家庭で育ち、母を亡くして男爵家の養女になる、というその生い立ちだけは王道ヒロインのようだ。
しかし、身分をわきまえることなく王太子ジョルジュを籠絡し、その上「その婚約者
候補の筆頭である侯爵家のご令嬢が雇った暴漢に襲われた」との狂言で、無実のご令嬢を陥れようとした。
こうした企みは第二王子により暴かれ、ミミに骨抜きにされた王太子ともども断罪されて、身分を剥奪された上で王都を追放された。
そんな彼女が死の床にあって回想する人生とは、どんなものなのか。
彼女の目から見た真実とは────。
※アルファポリスにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 18:48:05
29379文字
会話率:12%
私は、病院のベッドに寝そべり、人生の最後の時間を過ごしていた。私の人生は、走馬灯のように過去の出来事が一瞬にして脳裏を駆け巡っていた。
最終更新:2023-03-19 03:28:34
534文字
会話率:0%
死の間際の走馬灯、その時の記憶を記録する、そんな仕事をする人達のお話です。
最終更新:2023-03-13 22:11:12
116109文字
会話率:74%
いや、さすがに。
人の記憶なんてそう都合よくタイミングよく失われるものじゃない。
それでも、彼が向ける眼差しに、私は信じるしかなかった。
「あなたが…僕の奥さん?」
「…いえ、あの、彼女です、まだ」
知らない番号から着信があった。スマホ
を操作していてうっかり「通話」に触れてしまった彼女は、彼の身内を名乗る人から彼が事故に遭ったことを知らされた。
高度治療室からようやく病室に移った彼に会うため病院へ急ぎ、一か月ぶりに再会した彼は、事故前の記憶を失っていた。
彼にとって二度目の初対面を迎えた彼女は、毎日病院へ来ることを決めた。二人は仲睦まじい恋人同士どころか、クソみたいな始まり方でスタートした、およそ恋人とも呼べない関係だった。にもかかわらず、彼は彼女を「嫁」と登録し、それゆえに未婚ながら彼女に事故の連絡が入った。
彼にまた「二度と連絡してくるな」と言われるまでは恋人として過ごすことを決めた彼女と、記憶を失ってやや性格がリフレッシュされた彼氏と、その家族の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 00:55:57
23617文字
会話率:41%
英語で「走馬灯」という意味です。
最終更新:2023-03-08 13:16:56
6228文字
会話率:33%
走馬灯。それは人間が死の淵に見る記憶の濁流。
一節では、その記憶の中から助かる方法を探しているのだという。
彼もまた、記憶の中に救いを見出さんと、その淡い光に手を伸ばすのだろうか。
最終更新:2023-03-01 03:15:45
4209文字
会話率:37%