「富田、聞いてくれ、俺は遂に世紀の大発明をしてしまったぞ」
「はぁ? 冗談は顔だけにしてくれませんか部長? どーせまた子どもすら騙せないレベルの子ども騙しなんでしょ? この前なんてカチューシャに竹とんぼを付けただけのものを、タケコプターだっ
てドヤ顔で言ってましたよね? 高校生にもなって恥ずかしくないんですか? それとも地球を温暖化から救うために、場の空気を冷やす研究でもしてるんですか?」
いつもながらの部員が俺と富田の二人しかいない、科学部の部室。
そこにこれまたいつもながらの富田の毒舌が響き渡る。
まったく、こいつも黙っていれば可愛い顔してるんだがな。
まあ、だがそんな態度を取ってられるのも今のうちだけだぞ、富田。
「今回こそは正真正銘、マジモンの大発明だ!」
「――? 何ですか、これ?」
俺は富田の目の前に、小瓶に入った透明な液体を置いた。
「ふふふ、これはな――惚れ薬さ!」
「は、はあああ!?」
富田はただでさえ大きいくりっとした目を更に見開き、口をあんぐりと開けた。
「これを飲んだ人間は、最初に目にした人間のことを好きになってしまうのさ!」
「いやいやいや、いくら何でもラノベの読みすぎじゃないですか部長? そんなのIQピテカントロプス並みの部長に作れるわけないじゃないですか? イタい妄想は部長の黒歴史ノートの中だけに留めておいてくれませんかね?」
「おやおや? さてはお前、これを飲むのが怖いんだな?」
「なっ!?」
瞬間、富田の額にドデカい怒りマークが浮かぶ。
「心の底ではこれが本物かもしれないと思ってるんだろ? これを飲んで俺に惚れちゃうのが怖いんだ。だからそうやって何とか飲まない方向に話を持ってこうとしている。違うか?」
「ぜ、全ッッ然違いますよッ!? だーれが部長のヘッポコ発明品なんかを怖がるもんですかッ! ――いいですよ、飲めばいいんでしょ飲めば! これをインチキだって証明して、二度と立ち直れないくらい罵声を浴びせてやりますからねッ!」
「ふふふ、楽しみにしているよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 21:02:07
2052文字
会話率:64%
教室で英語を教えながら、別れた彼女のことを考えていた。
出会ったときから漂わせていた、あのラズベリーの香りが忘れられずに、 いつしかその香りに魅了されてしまった。
だが、瓶の液体が減るごとに俺たちの関係は悪化し、最後の一滴がなくなった後には
……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-03-01 01:10:10
3245文字
会話率:25%
とある農村に住むひとりの少女。彼女は隣の家に住む青年に連れられて不思議な液体を見つける。
「飲むと体が軽くなって空を飛べるらしい」
彼の言葉を信じ、彼女はどこへ行くのか。
最終更新:2022-02-28 20:23:04
2234文字
会話率:60%
オリジナルの三題噺。(^ω^)
言葉遊びあり、下ネタあり、人情噺あり。
短編をシリーズにしていきたいのでよろしくお願いします。
最終更新:2022-02-28 20:00:00
1502文字
会話率:61%
おっさんに足が入りそうな主人が、異世界へ転生し
スキル【エリクサー創造】などをを駆使して
なにかを、成し遂げる。
最終更新:2022-02-05 18:43:19
280536文字
会話率:28%
地下鉄に乗ってたら、おっさんが液体をまき始めたのだが……
最終更新:2021-12-24 08:36:25
464文字
会話率:0%
学校で実験中、液体の配合ミスからの爆発事故で死んだ少年八神博都は、神名乗る者の気まぐれと力添えにより異世界に転生される。
転生先は、剣と魔法が存在する、いわゆるファンタジー世界。そして、その世界には勇者や魔王が存在し、目下戦争中。平等が
謳われながら魔法が使えない者はノーン(無能者)と罵られ差別されていた。
少年は転生前に神から授かった能力により、魔法は使えない無能者ながらも、前世の知識を用いて無双していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 08:29:22
6656文字
会話率:61%
離婚願望の既婚者Cさんと、浮気サレ体質の私、A。お互い不幸な環境のなか、Cさんとの出会いはマッチングアプリ『W』だった。体温は液体のように人へと浸潤する。
✳︎✳︎✳︎
人生や人との縁のままならなさを書きました。お読みいただければ幸いです。
最終更新:2021-12-08 15:02:24
26549文字
会話率:38%
あらすじ
経済界を牽引するグローバル企業、盾石グループの化学技術開発部の研究者である一人の女 富士子は、盾石グループ会長の一人娘である。彼女は研究所で液体ディバイスという、国外技術供与 禁止指定を受けた新技術を開発していた。
液体
ディバイスを狙う組織から彼女を守るため、 国は公にはされていない秘密部隊「陸上自衛隊特殊戦群G分遣隊アルファチーム」を監視、警護として派遣する。
アルファチーム・チーム長である男、要は富士子の幼馴染である同チーム所属、医師でもある宗弥と共に、任務を隠して富士子との接触を図る。
どこか寂しげで、人を寄せ付けない雰囲気を持つ要に、富士子は興味を持つ。要は気高く汚れのない透き通ったような富士子が眩しく、デバイスの保護という任務と、女を守りたいという我欲の間で葛藤する
光と影、陰と陽。二人の男女の行方は...。そんな中、女を命に関わるトラブルが襲う。 男は女を、そして、国を、デバイスを、守り抜けるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 20:50:42
290266文字
会話率:1%
経済界を牽引するグローバル企業、盾石グループの化学技術開発部の研究者である一人の 女 盾石グループ会長の一人娘である彼女は研究所で、液体デバイスという国外技術供与 禁止指定を受けた新技術を開発している。液体デバイスを狙う組織から彼女を守るた
め、 国は公にはされていない秘密組織「陸上自衛隊特殊戦群G分遣隊アルファチーム」を防衛 部隊として派遣した。アルファチームのチーム長である男は 女の幼馴染である同部隊の 医師である宗弥と共に、任務を隠して女と接触する
どこか寂しげで、人を寄せ付けない雰囲気を持つ男に、女は興味を持ち始める。男は、気
高く汚れのない透き通ったような女が眩しく、デバイスの保護という任務と、女を守りた
いという我欲の間で葛藤する
光と影、陰と陽。二人の男女の行方は...。そんな中、女を命に関わるトラブルが襲う。 男は女を、そして、国を、デバイスを、守り抜けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 16:47:52
249099文字
会話率:1%
それが固体ではなく液体であることが知れたのは、音もなく現れた一つの女の生首のためだった。
最終更新:2021-12-07 17:39:51
1000文字
会話率:8%
|清水泉《しみずせん》は仕事中の事故で汚水プールに落ちてしまう。
目が覚めると泉は見知らぬ森の中で寝ていた。
ステータスを開いて見た彼の眼には『液体生成』と言うスキルが有った。
泉はそのスキルを駆使して森を歩き回り何とか生き残っていた
。
そんな泉は3日目の夜、光を見つけて走って向かうと・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 12:00:00
196985文字
会話率:19%
とある時の王《人間》は頂点にいた しかし海や空気が汚れていくのを見た地球の怒りを思い知る
そして突如空から現れた巨大な水色の粘着性のある形を保った液体の《ソレ》
《ソレ》は人類に敵意を抱いていた しかし人間も進化を繰り返して来た
人類と自
然の存亡をかけた戦いが始まるかもしれない!
どーも 作者のsumairuぴーです 《ソレ》ってなんでしょうね
どうぞ本編をご覧いただけると嬉しいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 23:29:44
5253文字
会話率:85%
「加護を使えない者は貴族ではない。約束通り、新大陸に行ってもらおうか」
辺境伯の長男ノア・ウィンザーラッドは、バグにより使用不能の加護『ビルド&クラフト』を授かってしまったがあまりに、弟に破れ、父に過酷な新大陸へと勘当されてしまった。
ところが新大陸ではなぜか加護が使えるようになっていた。
『ビルド&クラフト』加護は大地をブロックに変えて、10枠のインベントリに収めることができる。所持数限界はほぼ無尽蔵。積み重ねれば壁となり、囲えば家となり、なんと液体さえもブロックにできる。
採集したアイテムはクラフトで加工。井戸や畑、家具、ドット絵生物である村人の材料に。
おまけに敵の武器までその力で盗み放題なので、対人では負けなし。貿易だって思いのままだった。
ノアはその不思議な力で大地を削り、採集したブロックで建物を築いては、そこに一風変わったデコボコの町を生み出してゆく。
※ザマァ要素はかなり薄め。マインクラウト系のゲームが好きな方にオススメです。街作りゲームが好きで書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 00:29:44
179408文字
会話率:59%
目の前に置かれた赤と青の液体。私はどちらかを選ばなくてはならない!たとえそれが即死への道だったとしても。
最終更新:2021-10-12 23:43:21
1603文字
会話率:33%
いつかの色彩について
キーワード:
最終更新:2021-09-02 04:50:46
3180文字
会話率:35%
なんとなく今の生活に飽き飽きしていた俺は、不登校のKと一緒に夜の高校に忍び込む。
当然、人間に被害を及ぼす地縛霊を退治するためだ。
地縛霊が科学的に解明されてい数年、酸性の地縛霊にはアルカリ性の液体を噴射して対抗できることが分かった。
俺た
ちは別に、学校のためになることをしたいだとか、誰かに認めてほしいとか、そんなことは思わない。
ただ、ほんの少し、何でもいい、何もかもうまくいかない俺たちでも、何かを達成できるってことを確かめたかっただけなんだ。
俺たちは、百均で買った安っぽい霧吹きに、薄まってしまった自尊心を詰め、地縛霊に立ち向かう。
テーマ:不登校、地縛霊、酸性折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 22:41:02
3859文字
会話率:37%
今回のコンセプトは......
肌は爛れて皮は剝け、体の穴と言う穴から液体を撒き散らし、無様な姿を世界にさらすんだ。すぐに死にたいと、殺してくれと僕にお願いする。
だめだよ、君は品物なんだから。
最終更新:2021-07-22 10:53:15
1073文字
会話率:0%
液体状の何かのお話。
最終更新:2021-07-21 12:00:00
201文字
会話率:0%
高校に入学して何事もなく少し経つと、下駄箱にラブレターらしきものが……。
小学校、中学校と恋愛という部類に関して何もなかったボクにも、やっと春が来るのかと思いきや!?
なぜだかボクは、学校一の美少女にエ○チなことについてを教える師
匠になってしまう??
その美少女もボクと同じく変態なのは何の因果だろうか?
現実世界の日常系清純派(?)ラブコメディー。果たして主人公はヒロインに何を指導するのか。
(山)(病)(誤)には挿絵があります。と、言っても素人の落書きのようなものですが……。
本作品にはテンプレな展開に加え、卑猥な発言が多数含まれております。苦手な方は、えーっとまぁ克服してください!
沢山のブクマ感謝しております。よろしければ評価も末長くお待ちしております。
感想が沢山来ていて、作者の目から謎の液体が大量に出ております。ありがたや、ありがたやー。
いつでもどんなものでも感想を心からお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 09:00:00
138447文字
会話率:52%
ダンジョン内で突然キレ始めたパーティーリーダーと戦闘になり、主人公は深手を負った上に行先不明でテレポートさせられてしまいます。死んでもなんらおかしくない状況でしたが、目を覚ました主人公は命を落とすかわりにノクターンに出てきそうな触手に転生し
ていました。
魔物転生するやつ最近見ないなと思ったので自分で書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 07:43:44
12760文字
会話率:25%