(タイトルどおり『挿絵版』。「挿絵?いらねえよ!」って方は、挿絵表示をオフにしてご覧いただくか、完結済のカクヨム版のほうへどうぞ)
駅前の居酒屋に、若者二人と、自称預言者のおっさんが一人。おっさんは語り出す。
黄泉・三途の川に、船頭ひとり
と客ひとり。船上で客が語り出す。
あるところに、天女が二人。地上で人に恋した天女は、呪いをかけられて人魚となった。
そして時は流れて、現世に元人間ふたり。
青臭い亡者『カッちゃん』こと空船と『クウ』こと雲児。
ついにすべてを思い出した雲児を追い、空船もまた、自分の前世を思い出すための旅を始めるのであった。
さて、怖い話を始めましょう。
これは長きに渡る、人魚の呪いを解くまでの物語り。
あらすじ、挿絵、各話のタイトル、すべてに伏線があります。
カクヨムでは完結済みなので、手っ取り早く全部読ませろ!って方はどうぞ。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054881345124
Twitterに載せた裏話等をまとめていただきました。※ネタバレ注意(http://togetter.com/li/1001215)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-25 00:00:00
153424文字
会話率:30%
西暦2028年、21世紀もそろそろ半ばに差し掛かろうとしていた。
長い人類の歴史の中、いくら文明や技術が発達しようとも争いの火を消すことは出来ずにいた。だが、紛争は起きようとも大規模な戦争は起こらず、絶対的な生命の危機が訪れる事もなく、
平和な日々は続いていた。その間に国連を中心とした世界的な軍縮が行われ、各国は新技術を内政や技術の改新などに応用し、その結果、人類は宇宙開発に大きく前進し、月に到達すると資源採掘基地などが建造され、宇宙へ進みだす為の土台作りが着々と進められていた。
基礎技術力の向上により、人口問題や食糧問題などを抱えていた人類が次なる目標として目指すのは火星への移住計画とし、宇宙船の開発や様々な過酷環境に耐えゆる作業用外装ユニットの開発などの研究が始められた。
そうして時は流れて、2043年―――それは突如として人類に試練として立ちはだかった。
地球と月の重力場と遠心力がつり合う地点、通称ラグランジュポイントL4地点と呼ばれる宙域に現れた謎の物体。
異常ともいえる重力異変を発生させ、空間を切り裂いて現れたのは全長10キロにもなる巨大な黒い塊であり、それは隕石でもなく、デブリでもなく、明らかに何者かによって造られた建造物であった。
それが地球人にとっての引き金となり、終わりでもあり、全ての運命を変える結果をもたらす事になるとは誰しも思う事はなかった。
そして、黒い塊は地球、南極大陸へと『降下』してきたのだった。
そして始まったのは戦争だった。黒い塊はその形状を変化させ、黒い塔へと姿を変え、そこから現れたのは兵器であった。
地球の重力や風圧を無視したような機動を描き、腕や脚をもった「無人兵器」の集団。
その緒戦にあたるオーストラリア沖海戦は人類側の惨敗で幕を開けた。国連は非常事態宣言を行い、国連及び各国家の軍隊を合わせた総称として地球連合軍を設立。
これにより、機械無人兵器群との戦争が本格的に始まったのだった。
そして、西暦2048年。人類は敵に対して一大反攻作戦を展開する事になる。
初夏を迎える日本のとある町で出会った少年少女たちの奇跡とも思える「出会い」によって、この戦争の命運が大きく影響しようとは誰しも思う事はなかったであろう。
そう……あなたに会えた、あの場所で
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 06:00:00
8037文字
会話率:30%
十歳の夏休み、僕は『商人』と出会った。
商人は『瞬間』の売買を生業としていて、僕にたくさんの『瞬間』を売ってくれた。
僕は『瞬間』を買うために、自分の人生で経験する『瞬間』を対価として払った。
時は流れて、大人になった僕は、後悔する。
どう
して、僕が人生で経験するはずだった素敵な『瞬間』を払ってしまったのか、と。
僕は再び商人を探すことにした。商人に合って、『瞬間』を取り戻すためにーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-20 23:29:01
18906文字
会話率:51%
ノストラダムスは予言した。1999年7の月に恐怖の大王が空から降りてくると。
その予言は的中し、空からは魔王が現れた!
それはさておき、時は流れて2016年。17歳になった俺は将来の進路を見据えて猛勉強を開始。こんな世の中だから、しっかり
手に職をつけないと!
模試の成績もまずまず。これなら親も教師も俺の夢を後押ししてくれるはず!意気込んで臨んだ三者面談。
そこで告げられた言葉に俺は絶句することになる。
「実は昨日、政府から通達があって」
「お前、今日から勇者な」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 00:28:47
3776文字
会話率:42%
ある冬の夜、俺は家の前で倒れていたところを運よくそこに住んでいた夫婦に助けられたところから俺の記憶が始まった。そこで俺が柴犬だということを知って運よく飼い犬として暮らすことになり、9年が過ぎようとしている。何故か日本語が話せる俺はだけど、そ
れ以外は普通の犬だと思っていつもどおり生活していた…ハズだったけど、謎の声が聞えた時、俺の知らない力が発動して知らない動物が俺の言うとおりに動くものに変わっていく。それに戸惑いながら時は流れて…
他の投稿サイトのものの序章として若干設定変更しながら掲載しています。
たまに獣化、洗脳表現があります。そんなに重くないと思いますが気になる方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 16:00:00
156244文字
会話率:19%
ーー汝は人狼なりや?ーー
それは西暦2000年以降に流行りはじめたパーティーゲームの一種である。
プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼、妖狐となり、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと議論を行い、お互いの正体を探る。ゲー
ムは半日単位で進行し、昼の議論の時間の最後には全プレイヤーで投票を行い決まった人外候補者の処刑を行う。夜の時間は人狼による村人の襲撃が行われる。全ての人狼を処刑することができれば村人陣営の勝利、人狼と同じ数まで村人を減らすことができれば人狼陣営の勝利、村人または人狼チームの勝利時に妖狐が生存することができれば妖狐陣営の勝利となる。
時は流れて2100年。
この人狼ゲームは自分のアバターを仮想空間へと飛ばし、世界中の人といつでもプレイできるようになっていた。
実際に人と(アバターとだが)対面してできる、言葉の壁を越えて楽しむことができると評判になっている。
日本の某県に住んでいる大学3年生の小県侑弥(オガタユウヤ)は人狼ゲーム大好き人間。
必修授業が少ないこともあり、今日も今日とて人狼三昧。
これはそんな『プレイヤー:ユウヤ』が人狼をしている様子を物語にしたものである。
※この小説は『汝は人狼なりや?』のルールや役職を知らないと楽しめない恐れがあります、ご注意ください。
※『ユウヤ』の役職が公開されている場合とされていない場合があります。それも踏まえて役職内訳を考えてみると、楽しめるかもしれません。
※プレイヤー名がたくさんでてきますが、ご容赦ください。
以上のことを踏まえられた方、人狼の世界へおいでくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-13 21:25:34
1657文字
会話率:19%
幼馴染みの少年少女、響と鮎里。
二人が住むのは、山あいの長閑な片田舎の町。
そんな何気ない日常に起きた、真夏の御伽噺です。
小さなちいさな夢の物語を、お楽しみください。
TINAMI(http://www.tinami.com/)にて、2
015/9/1より掲載中。
(http://www.tinami.com/view/799706)
個人HPサイト「かれいどすこーぷ」(http://www.h6.dion.ne.jp/~asami.m/)に今後掲載予定。
■以下、ネタバレあり!:
入院中の鮎里を連れ出して、丘向こうの展望台へと自転車を漕ぐ響。
道中、路上で彷徨う蝉の幼虫を助け、展望台へと辿りつく。
二人は束の間の夏を堪能するが、やがて再び病院への帰路へ。
その日、響は鮎里の抱えた「夢」の存在を知るのだった。
響自身の秘めた思いと、鮎里の思いと病状に、不安と苛立ちが募っていく。
翌朝、目を覚ました響の許に、菜乃香と名乗る和装美人が現れる。
当人曰く、蝉の化身で、夕刻まで響の許にいるという。
二人は町を散策するが、鮎里以外の女性との距離感に、響は戸惑う。
そして別れの時間が迫る頃、菜乃香は鮎里の見舞いを申し出る。
訪れた病室で、あっという間に打ち解けた鮎里と菜乃香。
響の知らない二人だけの密談の後、菜乃香は消えていった。
時は流れて、夏祭りの日、祭りの賑わいに、響と鮎里と姿もあった。
果たして、鮎里の夢は成就したのだろうか…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-08 09:00:00
19575文字
会話率:35%
高校二年の夏、突然失踪した杏奈。
しかし、彼女は一年後、また俺の前に現れる。
「....私は、もう違うよ」
「杏奈!俺....!」
伝えたくても、伝えられないまま時は流れてしまう。
「....もう、君を見失ったりなんて、しないから」
そう言って、俺は杏奈に向かって笑って見せた____。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 13:54:52
2260文字
会話率:31%
赤い、綺麗な、流れ星
その日僕は何かを失って
僕という何かは誕生した
時は流れて僕はこの街で高校2年の春を迎える
繰り返される連続殺人
僕は誰の為、一人謡う
それが流れ星が届けた願いであったから
最終更新:2015-04-04 15:45:56
1330文字
会話率:52%
「或る事情」により、「わたし」は、小学二年生の夏休みを祖母の家で過ごす。静かな祖母の家には祖母と「透明」と言う名の犬が居た。
時は流れて「わたし」は高校二年生になり、またしても「或る事情」の為に夏休みを祖母の家で過ごすことになる。
そし
てこの夏、「わたし」は「透明」になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 15:13:52
12248文字
会話率:37%
不思議な泉の水。その水は“命の水”と呼ばれ、1000年に1度きり、目にすることが出来ました。その水は命を与えます。どんなものにでもとは、いきませんけれど……
最終更新:2014-12-24 07:00:00
7607文字
会話率:29%
江戸時代
町には巨大な魑魅魍魎が暴れ、町の平和は乱れていた
しかし、そんな時代にも正義はいた、彼の名は…一文字雷道
巨大からくり武者、大戦神を駆り魑魅魍魎をちぎってはなげちぎってはなげ…
いつしか江戸に平和が戻りましたとさ、めでたしめでた
し……
時は流れて現代
彼の名は我道、一文字雷道の血を引く侍の子である
そう…彼もまた、大戦神を駆る、サムライだったのだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 09:00:00
5107文字
会話率:17%
五十年前、世界に科学とは異なる新たな技術が誕生した。
魔導と呼ばれるその技術は、人間の身一つで様々な現象を引き起こす事を可能とする神秘の塊である。
時は流れて現代。
魔導は学問の一つとして認められ、本来は相容れない筈の科学とも、少しずつ技術
融合を始めていた。
そして、日本の光間市と呼ばれる地に存在する魔導の学び舎『光心学園』。
そこに通う一人の少年、瑞代双人。
これは彼を始めとした少年少女達の、絆を繋げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-12 08:00:00
51746文字
会話率:41%
春休みのある晴れた日、僕は運命を見つけた。これはそう、坂の下で走ってきた女の子とぶつかるという劇的な出会いをし、高校に入学後、偶然同じクラスになり二人は付き合うのだった…。…って、あれ?坂の反対側じゃあぶつかりようがないじゃんか‼顔もよく
わからなかったよ畜生!
時は流れて、高校に入学。…あれ?あの坂の下で会った子に似ている気がするぞ。おーい出会いをやり直そうよう。あれ?この子も似てる…。
どっちがあの子なんだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-11 00:00:00
34788文字
会話率:45%
幼い頃の記憶。小さな田舎町に父さんと二人で暮らしていた。ある日の夕刻のこと、薪を得て下山の最中に突然の吹雪。遭難の危機にさらされたが運良く小屋を見つける。雪が止むときをその小屋にて一晩待つことにした。そしてその晩、父さんは「雪女」に殺された
。俺は見逃されて生き延びた。
時は流れて現在。俺は都会に位置する葉桜学園で普通の学生をしていた。とある七夕、転校生と出会う。新しい季節が巡り始める。
※勢いで書き始めた不定期更新の初作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-27 14:03:46
46331文字
会話率:45%
天才PGとして名を知らしめた『お姫様』は中学時代、自らのチームを三年間無敗に導いた実績を持っていた。
だが、その実績の裏には、一人の監督の姿があったことを知る者はいなかった。
そして時は流れて四月。
私立煌桜学園に進学した駒奥零十(く
おう・れいと)と桜宮姫花(おうみや・ひめか)。理由は、この高校の女子バスケ部は創設されたばかりの歴史の浅い部でありながら全国ベスト4という実力を誇っているからだ。
女子バスケ部に入って、二人で全国優勝する。そんな目標を掲げた零十と姫花は、しかし入部して愕然とした。
何故なら、練習に来ているのはたった三人。残りのメンバーは長期間部活に顔を出していなかったのだ。
これはマズいと考えた零十と姫花は、もう一度部に復帰してくれと頼み込むが..................
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-11 23:28:29
644文字
会話率:5%
時は二一一八年、遺伝子科学技術の発達によって「prototype(人間)」と、薬によって新しく生み出された「psychicer(能力者)」と呼ばれる二種類の人種が世界の統制を保っていた。
しかし、つかの間の平和は長くは続かなかった──。
「
psychicer」は「prototype」に比べて高い記憶能力と運動神経を持ち、おまけに“特殊能力”まで持ち合わせていた。
もちろん、学業や運動で必然的に劣ってしまう「prototype」の恨みや妬みはあっという間に重なり、ついに「psychicer」に対する差別行為と言う名の戦争が始まった。
日本だけではなく世界各地で大小様々な紛争が起こり、突然それに巻き込まれたとある幼い兄妹は、ただただ自分たちの運命を呪うことしかできなかった──。
時は流れて二一二〇年、神奈川県のとある高校に通うごく普通の男子高校生──結城直斗は妹や幼なじみ、それに親友たちに囲まれて平穏な日々を過ごしていた。
しかし、彼には中学校三年間の記憶が全く無かった。今まで特に気にもしていなかった彼だが、ある出来事をきっかけに過去と向き合うことになったのだ──。
※更新は不定期ですm(_ _)m初心者なので稚拙な表現が多々あると思いますが、どうか宜しくお願いします(^-^)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-18 19:58:30
61809文字
会話率:30%
かつてこの世界には竜や巨人、妖精が存在していた。
だがそれも今では物語の中での話。そんな物語も人々の中から消え去ろうとしていた時代に一人の少年がいた。
彼が夢見るのは誰もが笑って過ごせる世界。
ただそれだけだった。
だがその夢はあまりにも現
実的ではない夢物語。そんな夢物語を少年は語るも誰もが笑い飛ばすのが今の世の中だった。
ある時少年は少女に出会う。彼と同じように夢物語を語る少女に。
こうして夢物語は始まる。
時は流れて再び彼らが再会した。だがかつての少年は現実を知り絶望していた。この世界には誰もが笑って過ごせる世界などないのではないかと。
しかし、かつての少女はいまだに夢を見続けたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-27 01:00:00
134805文字
会話率:44%
時は流れて、少子化が進んでいった。そんな問題を抱えた政府は、ロボットを開発した。そのロボットは、感情と思考力を兼ね備えていた。するとこの世界は、どうなってしまうのだろうか。
最終更新:2014-04-06 14:24:35
2249文字
会話率:19%
久那原高校に入学して、峰浜と雲石はクラス発表の場にいた。
そこで、峰浜は名久井が同じクラスであることを知り、絶望する。
峰浜の中学生時代は、名久井によってつぶされたも同然だったからだ。
そんな中、雲石はうれしそうにしていた。
入学式の後、二人は校内を探検する。
その時、生徒会長などと知り合う。
その次の日、峰浜は一人で、部活見学をしていた。
演劇部の部室が分からず、学校の生徒に聞くが、自分と同じ一年生だった。
その一年生は鈴原と岩島を言い、峰浜と仲良くなった。
そのあと、雲石を入れた四人は将棋部に入る。
しかし、峰浜と鈴原が真面目に部活をしないので、雲石と岩島は絶望する。
そんな中、峰浜と鈴原が夜の学校に侵入しようと言い出す。
周りの人は止めたが、結局、侵入することになった。
夜の学校に入った峰浜たちを待っていたのは、生徒会長たちであった。
生徒会長は人を操ることができると言い出す。
そして、謎の粉を取り出し、使おうとしたが失敗する。
次の日から、峰浜たちは生徒会長を恐れながら学校生活を送る。
しかし、何事もなく、時は流れていった。
そして、今まで通りの生活に戻った。
少しの心の変化を除いては……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-23 06:39:30
14254文字
会話率:67%