天才PGとして名を知らしめた『お姫様』は中学時代、自らのチームを三年間無敗に導いた実績を持っていた。
だが、その実績の裏には、一人の監督の姿があったことを知る者はいなかった。
そして時は流れて四月。
私立煌桜学園に進学した駒奥零十(く
おう・れいと)と桜宮姫花(おうみや・ひめか)。理由は、この高校の女子バスケ部は創設されたばかりの歴史の浅い部でありながら全国ベスト4という実力を誇っているからだ。
女子バスケ部に入って、二人で全国優勝する。そんな目標を掲げた零十と姫花は、しかし入部して愕然とした。
何故なら、練習に来ているのはたった三人。残りのメンバーは長期間部活に顔を出していなかったのだ。
これはマズいと考えた零十と姫花は、もう一度部に復帰してくれと頼み込むが..................
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-11 23:28:29
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