そこは純白の空間だった。
永遠に続く純白の中を一人佇む少女がいる。
処女雪のごとく白い肌。透けるような白い髪。虚空を見つめる瞳も白で、纏うセーラー服も白一色だ。
靴下も、ローファーも、兎耳のリュックも、全てがそれ以外の色を失ったかのように真
っ白だった。
「セカイは綾木世界、観測者なんです」
「この世の全てを観測し続ける。セカイは与えられた役目に誇りを持ってるんです」
「観測者と名乗りながらこの世に干渉してる輩とは違うってんです。セカイはあいつを観測者として認めるきはねぇんですよ」
「それだけ覚えてくれたら特別に、セカイが観測してきた世界の話をしてやってもいいです。耳かっぽじって聞きやがれ、です」
これは一人の観測者が見てきた世界のお話。
本編で語られることのなかった幕間――間奏曲。
※短編集になります。本編をもっと楽しむための、ちょっとしたスパイスです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 07:50:05
289886文字
会話率:35%
どういう訳か、こちら私の最後の小説になると思います。
本文の方に、嘘偽りが書かれてありますが、申し訳ないです。これが出てる頃には、私がこの世にいないと思われるので、物理的に返信できません。
それでは、それでも?…、本当に人生とはままならな
いモノですね。これを投稿する気なんてないのですが、私が明日死んでもしまうかもしれない。
人の命なんて、目を離した一瞬で手の平からこぼれてしまう儚いものなんて詩的な表現してみても、何より辛いのが、あなたに直接さよならを言えない事です。
私の子供たちを愛してくれたあなたと、残念ながら会いたくないので、元気にしばらくこっちに来ないでください。
私は、あなたが笑ってくれるものを残せたでしょうか?
私は、生きた証を残せたでしょうか?
私は、あなたに笑って欲しいです。
そんな私の最後の願いを聞いてください。
荒らしたいなら、この小説の感想欄を荒せ。
ただし、俺の他の子供に手を出すなら容赦はしねぇ。
俺の子供たちを泣かせてみろ、末代まで呪ってやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 00:00:00
1975文字
会話率:0%
【Sランク】と鑑定されたのにも関わらず国から追放された主人公・エストは、同じく国を追放された少女・レッドと共に”世界を変える石”を探す旅に出る。レッドの目的は如何に……? 中世の魔法世界を舞台にした、ちょっと特殊なハイファンタジー作品。
一方、記憶喪失の主人公・スカイは、研究者のシアンやキミカ、討伐者のガイアと共に世界に蔓延る存在・モンスターの謎を解明して行き、世界の闇に足を踏み入れていく。徐々に暴かれていく主人公の切ない過去とは……? 近世のヨーロッパを舞台にした、友情のハイファンタジー作品。
また一方、2029年の日本では、何でも願いを叶える謎の粉を使った犯罪が横行していた。東京に暮らす主人公・星田健誠(ほしだけんと)は、違法薬物特別対策軍に所属し、日々薬物使用者を捕まえていたが、自身も薬物使用者だったことが判明し、警察や組織から追われる存在に。何とかヒーローとなった彼は、自らの能力を駆使して、同胞である薬物使用者を捕まえるために奮闘する。
不思議な粉は何故この世に存在しているのか、主人公はいつ粉を使用したのか。謎が謎を呼び、謎が謎を解く、アクロバティックなローファンタジー作品。
世界滅亡を防ぐため、国を追放されたSランクの少年、記憶を失った討伐者、東京暮らしのヒーローが東京の街に集結する。彼らは運命に抗うことはできるのか? 国や世界を超えた、胸熱展開のSF・ファンタジー作品。
この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』『アルファポリス』でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 11:33:54
762073文字
会話率:36%
「その忌まわしい両の腕は、この世にあってはならない」
―――この世界に、神王はいない。
2019/02/16 あらすじを変更しました。
最終更新:2025-04-16 22:42:57
333711文字
会話率:37%
かつてこの世に存在した、赤き獅子こと帝国騎士団団長第1隊長、フェリージェ。永い眠りについて目覚めると、フリネラとして生まれ変わり、かつてフェリージェとして活躍していた記憶が甦る。おまけに部下まで!?ここからまた新たな戦いが始まる。
最終更新:2025-04-16 19:17:53
57902文字
会話率:53%
地震! 雷! 火事! 親父!
この世には、それらより恐ろしいモノがいた!
決して、そのモノの前に立ちはだかってはいけない。
ーー痛い目あいたくなければ。
決して、そのモノを怒らせてはいけない。
ーー命が惜しければ。
自軍の勝利のためにと、そ
のモノの事情も何も考えずに、勝手に異世界から召喚した者達の運命はいかに!?
恐怖のあまり、神も魔王も裸足で逃げ出すという、最強のモノ。
その名はーー母ちゃん。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-15 17:49:57
3369文字
会話率:27%
この世には同じ顔の人間が自分の他に二人いるんだって。もし、それと出逢ってしまったら……。
ドッペルゲンガー・デスマッチの始まりだ!!
どちらかが死ぬまで、戦いは終わらない……!!
オカルトって何だっけ……と思いながら、ノペプラのオカルトマ
ラソン企画「ドッペルゲンガー」に参加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 19:46:53
3239文字
会話率:36%
浮気ってこの世にあると思いますか?
最終更新:2025-04-13 18:31:36
3755文字
会話率:35%
「この世に幽霊など居ない」そう考えていた高校生 上坂隼人は病院の屋上で出会った女性との出逢いをキッカケに、その考えを改める事となる。
残された時間・未来・人の心 …… 。様々な見えないモノが見える少女と出逢いながら、上坂隼人は今日も、不思議
な日常へと巻き込まれていく────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 18:04:05
64909文字
会話率:45%
謹慎明けの高校生・大成は、ある日電車の中で同じ高校の制服を着た少女・リナと出会う。毎日彼女と会話を交わすうちに、大成は彼女の存在を当たり前のように感じるようになっていた。しかし、姉に彼女を紹介したことで、彼女の衝撃的な過去が明らかになる。
――彼女はすでにこの世にいない。
過去のいじめ、恋愛、そして選んでしまった最期の瞬間。彼女が抱えていた想いを知り、大成は彼女を救うために動き出す。やがて浮かび上がる姉の秘密、リナの未練、そして別れの時。
「ねぇ。もしも私が幽霊だったら、どうする?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 00:00:00
20063文字
会話率:33%
世界とは、斯くもおもしろい。刮目するんだ、同志諸君。暗い話題が町ゆけど、この世に幸せなどなくても、心のままに。カスども。お前らの未来はすべて見えぬほど輝かしい。そして美しい。これを読む人々に、俺からの愛を。フォー・ユー。
最終更新:2025-04-09 12:20:00
3880文字
会話率:0%
この世に、精霊や妖精、妖怪など
目には見えない隣の世界の住人たちが本当にいると思いますか?
でも、そんなのが本当にいると思えば
何気ない日常が、少しは面白くなりそうな気がしませんか?
そんな日常の一部を、もう一人の自分「オゼリアプルート」
が
少しずつ描いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 00:34:17
8178文字
会話率:11%
その世界はすべてが深度で決まる。
深ければ深いほど人の価値が高くなり、浅ければ浅いほど人の価値は低くなる。
成人になれば、人は神から祝福を受け、何か一つ、この世に何かを創造することができるようになる。
魔物と戦い、脅威から人々を守
りたいのであれば、武器や盾を。
学問に進みたいのであれば、優秀な頭脳や才能を。
深度が深いほど、生み出された物の価値は高くなり、世界から重宝されるようになる。
すべては人の深さ、想像力で後付けできる世界。
町の小さな貧しい孤児院で育てられた子であるアメリアは、生まれ落ちたその世界で、その深度で、何を生み出し、何を成すのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 21:40:19
63066文字
会話率:25%
世界中から怨敵として憎まれた魔神、その妻ロスタタルゲェノは勇者と死闘を繰り広げ、果てに敗れ息絶えた───かに思われたが?
「またこの世界に生を受けるなんてね」
この上なく慕い、付き従っていた魔神も既にこの世にいない今、のんびりと暮らそう
かと考える。
しかし、時を経たこの世界は問題だらけ!
魔物の発生、魔物のたまり場である魔境(ダンジョン)の乱立、魔力による公害・環境汚染etc…。
果たして彼女は世界を救えるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 21:35:41
25787文字
会話率:25%
平成を迎えることなく滅びた種族がいた――名を麒族(きぞく)という。
太古より、この世には二つの支配種族があった。
昼の覇者:人類。最初に火を灯し、最後に刃を振るった。
夜の帝王:麒族。最初に夜を統べ、最後に夢を見た。
人類が陽の下で耕し
、築き、増えゆくあいだ、
麒族は闇の中でそれをあざけり、狩り、喰らってきた。
夜は麒族のもの。
一歩でも踏み込めば影が動き、命が引き裂かれる――。
幾千幾万年もの間、人類は夜の恐怖を耐え忍んだ。
だが、人類はついに手に入れる。
電気という、史上最大の武器を。
街に明かりが灯り、世界から夜闇が消えた。
麒族の狩場は奪われ、彼らの命運は崩壊していく。
時に、昭和五十八年。
舞鶴学園の二年生・死ノ儀流一郎(しのぎ・りゅういちろう)。
彼は、麒族を討つ『攻類神道(こうるいしんとう)』の処刑人だ。
人類の支配を盤石にするため、夜の残党狩りに生きている。
本来なら、彼の手には麒族を屠る銘刀『鬼包丁』があるはずだった。
しかし、その刃はある因縁で封じられ、その業を奪われていた。
それでも彼は戦う。
人々に夜の安寧を捧げるために。
そんな時に現れたひとりの少女――時女宵子(ときめ・よいこ)。
彼女は、封じられた銘刀『鬼包丁』を打つ刀匠の娘。
人類の刃を鍛える者の血を引く、運命に呪われし者だった。
今、流一郎と宵子は出逢う。
戦いは新たな地平へと踏み出すのだった――。
月は照らす、誰にも読まれぬ昭和の遺言を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 13:04:50
128612文字
会話率:41%
確固たるアルコール依存症者が断酒して早、13年以上経ちます。
この間、入院先だった専門病院を訪れたことは1度もありません。私がアルコールを絶った時、この世にアルコール依存症者は存在しないと思い込んだ。
アルコールを断つ事は簡単です。
飲む
言い訳をすべて消し去り、呑まない事で得られるものの方が遥かに大きく、その大きさは断酒継続に比例する。
経験こそが真の体験談である。
アルコールが問題を解決してくれる事は決してありません。現実逃避するなら別の手段を使いましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 10:19:18
2582文字
会話率:7%
仏が人の姿を借りて、この世にあらわれるという話はよくある。神々がプレスマンの姿を借りて、この世に現れる話も、二次創作なら自由自在であるが、今回はそういう話ではない。
最終更新:2025-04-05 00:00:00
355文字
会話率:0%
娯楽すべてが無くなった異世界にある国、「チルテ王国」。チルテはもう地図にすら載せてもらえなくなった弱小国だ。
王は前の活気ある国に戻したいと考え、この世に "彩" を添える存在として "四重奏騎士(カルテットナ
イト)" に「国を描く」ことを命じる。
しかし、この悲劇はチルテだけに留まらず、世界中を覆い尽くしてしまった。彼らは国だけではなく、世界を救おうと立ち上がった。
"色" "音" などを駆使する "四重奏騎士"。
主人公森野なずな(もりのなずな)とその幼馴染、能海みつる(のうみみつる)の2人は小さい頃地球から異世界に転移してきた異世界人であり、異世界の住人青嵐風璃(せいらんかざり)と幸神涼空(さちがみりく)と共に旅に出る。そしてこの4人は旅の最中でこの世界のことや自身の過去、人や魔物との絆について知っていき、"タイセツ"を見つける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 21:32:16
47326文字
会話率:43%
「なろう系主人公なんて、所詮フィクションでしょ?」
そう思っていた時期が、私にもありました。
だが、現実は小説よりも奇なり。
私は気づけば"リアルなろう主人公"になっていた。
努力で成り上がった凡人の私。
そして、
"貴族の血筋"を笠に着ていた、ある女。
…ただし、その女、実は貴族の血は一滴も流れていなかった。
自慢ばかり、尽くされて当然、特権階級気取りの彼女は、トラブルを巻き起こしまくり、最初は「天然系の地雷っぽいなぁ…生まれつきアホとか可哀想に」くらいの認識だった。だが、やられたことを振り返るうちに、気づいてしまった。
「これ、ただのヤバい女じゃなくて"没落貴族"の成れの果てでは?」
そう確信した私は、決意する。
「このままじゃ済まさねえぞ」
成り上がり者は知恵と技術で戦うもの。
私はAIの力を駆使し、この"貴族ざまぁ"を叩きつけることにした。
結果?
読んでみればわかるけど、一つだけ言えるのは。
皮肉なことに、彼女の没落の最後の引き金を引いたのは…彼女が大事にしていた"家族"だった。
さて、私は今日も元気に生きています。
人生、"フィクションよりリアルが一番面白い"ってことを証明できたので、今日もなろう作家として創作に励みます。
――これは、成り上がり者が没落貴族を叩きのめした"現実なろう物語"である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-04 18:51:55
8143文字
会話率:25%
あるローブを着た少女アルは、いろんな村によって遊んでいる。というのは、表の顔で、裏は闇を暴きこの世にいらないと判断したら始末してその罪の花言葉の花束を亡くなった場所に置いている
最終更新:2025-04-03 20:07:56
403文字
会話率:0%