喧嘩もしないくらい仲の悪い兄妹。拒絶しあう二人の関係を描いたオリジナルストーリー。
最終更新:2010-09-15 22:28:23
1562文字
会話率:31%
少年は世界の全てを拒絶していた。
家族、学校、教師、クラスメート――ただ一人の味方である筈の、幼なじみの少女さえ。
彼は馴れ合いを嫌い、『優しさ』を『甘え』と吐き捨てる。
そんな彼にとって、病院と言う場所は『甘え』と『弱さ』の象徴でしかな
かった。
だが、彼はそこで、一人の女性に出会う。
入院患者である女性。本来ならば、『弱者』として忌避すべき相手。
しかし少年は、彼女のどこかとぼけた笑顔と、つかみ所のない言動に翻弄されていく。
戸惑いといらだちを感じながらも、少年のココロは次第にその色を変えつつあった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-22 10:00:00
32303文字
会話率:29%
「こいつらだけいればいい」
そういって数えるだけの友達を「親友」と呼び、他の者を拒絶している少年。
そこに「掃除委員会」が現れる。
「君に掃除係になってほしい」
「君が掃除するのはクラスメイトだ」
この日から、少年は「掃除」を始めたのだった
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-21 22:40:37
2540文字
会話率:4%
真っ暗な闇は、まるで漆黒の壁で遮られてでもいるかのように、覗き見ようとする私を拒絶していた。
最終更新:2010-05-24 16:45:04
875文字
会話率:6%
主人公タクヤが一人称で大学生活を送る自分と周囲を綴るセミ・ノンフイクション小説です。絶対に知り合えないと思ったトシという友人との出会いによって、不安、拒絶、喜び、嬉しさ、愛情、自己嫌悪といった感情にさいなまれながら、過去と今の自分を乗り越え
ていく、そんなありがちな学生生活を綴っています。
筆者自身の実体験を、ストーリーを損なわない範囲で小説化したセミ・ノンフィクションでもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-24 00:46:57
3158文字
会話率:25%
河原優が、恋人の美涼とデートの待ち合わせをしている時、偶然、昔の知り合いの麗菜と出会う。
優は美涼とのデートの後、麗菜とドライブに出掛けるが、優は、あまりはっきりと麗菜の記憶を思い出す事が出来ない。
後日、ドライブの時に美涼が不機嫌に
なり、その原因が麗菜の細工にあると分かった優は憤慨し、麗菜を拒絶しようと考える。
しかし、「もう、二度と会えない」と言う麗菜の言葉に、何故か動揺した優は、美涼とのデートをすっぽかし、求められるまま海へのドライブに繰り出す。そして、その夜、優は麗菜を抱くが、翌朝、麗菜は消えてしまう。 その後、美涼も失う事になった優は、後日、麗菜が結婚する事を知る。
優は、確実に自分の周囲の時間が流れた事を感じ、午後のベッドに横たわる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-05 22:49:23
9538文字
会話率:53%
宇宙開拓地の入植農家の子供として、小人の「僕」が生まれる。両親は我が子として受け入れようとし、飼い猫のロマノフも世話をしてくれる。しかし、子供達は受け入れず、やがて、子供達の意地悪によりロマノフも死んでしまう。「僕」は家庭教師のクリスの授
業で学ぶ楽しみを見付けるが、彼は地球政府と革命軍の戦争のために去っていく。「僕」は学校に通う事になるが、意地悪なアルベルトは彼を受け入れようとはしない。しかし、誠実な先生や、エレーナたちの支えで、序々に「僕」は尊敬されるようになっていく。「僕」に幸福が訪れるかと思った時、革命軍が侵攻してきて、労働の出来ない有害な人民として迫害を加えられる。生命の危機を感じた「僕」はエレーナと共に逃亡しようとするが、エレーナは冷たく拒絶する。失望した「僕」は自ら革命軍に捕らわれ、青い小瓶の中に拘束される。村人は洗脳され北に去ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-05 20:34:18
57984文字
会話率:26%
ある男女三人の四角関係の物語です。
魂の死と、肉体の死。
その区切りは一体どこにあるのか。
魂の死は新しい記憶を紡いでいく。
しかし、肉体の死は完全な人としての死だ。
魂の死から愛する女性を守るために、肉体の死を選んだ男性はこの世から消えた
。
守りきった魂に突如拒絶されたために、肉体の死を選んだ男性は死にきれなかった。
身勝手な恋を捨て妹の幸せを願った姉は、魂の死を迎える。
二人の男性から守られ、姉の幸せを知らずに奪っていた妹は真実を知る。
半年前、高木悠馬はある事情から最愛の女性と別れる決心をする。
しかし、その女性も別れを受け入れる事が出来ずにずっとその想いを抱き続けていた。
時を同じくして高木悠馬に別れを決心させた藤崎雅人はその女性のある魂と恋をしていた。
その藤崎雅人は高木悠馬と女性が付き合っている間にストーカーをしていた男だった。
女性は別れの真相を確かめるために高木の家へと向かった。
しかし、女性の記憶が途切れているあいだに高木悠馬は肉体の死を迎えていたのだった。
高木悠馬は殺されたのか、それとも自ら命を絶ったのか。
男女三人を巡る四つの恋は、それぞれの意思を持って動いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-25 03:05:36
39565文字
会話率:23%
生まれ持った魔力のせいで世界に拒絶された少年、武内晴也(たけうちせいや)。世界に存在することそのものが罪である彼は、神の慈愛を受けて異世界へと旅立つ。そこは魔力を持つことが許され、魔力によって行使される力『魔術』が存在する世界。存在すること
の許された異世界で、晴也はどのような人生を歩むのだろうか。
これは神の慈愛が生んだ一つの物語。少年の行く末に待ち受けるものとは如何に……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-01 05:30:29
33732文字
会話率:9%
人は、欲深い生き物である。
それ故に世界に拒絶される。
人は、社会と密接に係わり、その中で小さな幸福を得ようとする。
それ以上の幸福を得ようとするならば、社会と自身の関係を切り離すしかない。
あなたは、今・・・・幸せですか?
最終更新:2010-01-13 21:16:59
10198文字
会話率:44%
会社の同期である藤田に紹介されたSNSサイトを通じて、春川は結衣と知り合う。彼女とのメッセージの遣り取りを重ねるうちに、彼の心は結衣へと惹かれていった。
恋に拒絶を示していた春川は、その感情に一寸の懐かしさを感じていた。
結衣との出逢いから
数日が経ったある日、木村先輩に誘われて行った合コンに春川は難色を浮かべる。
そこに同席をしていた麻美は、彼に好意を抱くが…。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2009-12-17 18:42:18
23723文字
会話率:25%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
笑顔を取り戻しかけていた俺から再び表情を奪い去った四年前の事故。『光』を見た俺は、無意識に己を拒絶する。『乙女のSOS(仮題)』のスピンオフ作品です。今回は完全にノンフィクション。最初から最後まで、全て事実のみを書きました。
最終更新:2009-11-06 02:33:00
1984文字
会話率:10%
「幼稚な妄想。下らない幻想。端から見れば、きっとそう。けれど、私には一番大事な想像」――「ケムシ」と蔑まれても健気に振る舞う。そんな生き方は出来ないから、私は他人を拒絶した。イジメ、交友、リストカット、恋愛……思春期に抗い、生き残った、全て
の文学少年に捧ぐ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-09 22:25:36
102595文字
会話率:26%
忌み子・・・希望も絶望も全てを拒絶する定め。
最終更新:2009-08-28 23:03:48
789文字
会話率:7%
翼のあることに誇りを持ちながら、空も飛ばずに身を隠し生きる竜たち。その存在意義に疑問をもった者は、ただ真実が知りたいが為に、世界から拒絶される。掟に縛られる竜たちに追われながら、答えを探し求めてひたすら空を翔る者の話。
最終更新:2009-08-06 00:50:17
8003文字
会話率:14%
あたしは、田上が好き。けど、ある日友人の結花にそれを当てられ、恥ずかしくなったあたしは、田上の目の前で田上を拒絶してしまう。
最終更新:2009-07-17 22:08:09
1318文字
会話率:14%
俺は将来の夢など五年前に捨てたイケメン男(自称)原田守。しかしこんなにもすばらしい俺を拒絶した美少女がいた。許さんっ。何が何でも貴様を手に入れてやるぞ。
最終更新:2009-06-06 20:36:48
2795文字
会話率:51%
何度殴られても、何度蹴られても、あなたが忘れられないから。私が拒絶を口にしてしまえば、あなたは壊れてしまうから。だから、私は、あなたから与えられる暴力に耐える。どんなに苦しくても。
最終更新:2009-06-04 12:45:38
3653文字
会話率:40%
血約騎士は血約者の血を使って魔法の力を発現させる。主人公ユラノは血約騎士プリスの下、街に襲いくる吸血鬼たちと戦っている。かつてない規模の襲撃があった日、ユラノは「血の恋人」の少女アカリと出会う。周囲に拒絶され、また自身も周囲を拒絶するアカリ
をユラノは放っておけなかった。血塗れの中で二人が繋がるダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-14 14:31:15
99747文字
会話率:44%
昼に拒絶された少女の、独白詩。ある夜出会った自分とそっくりな少女と、昼の世界に戻っていく詩です。
最終更新:2008-10-29 21:52:43
644文字
会話率:0%