未曽有の大戦争である第一次世界大戦。その真っただ中のイギリスで陸軍に志願した少年、ウィリアム・トミー。訓練を終え、戦地に赴いた彼は日々よく食事をとり、塹壕を掘り、そして寝ていた。ある日、ドイツ軍の塹壕に突撃することになった彼は、すぐに砲弾
によって死んでしまう。
なぜか森で目覚めたトミーは、謎の美少女で出会って…?
初投稿です。(半ギレ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 20:17:09
13256文字
会話率:24%
【1日置きに更新中〜】
曾祖父の父が戦死した戦場跡、中国の旅順へと赴いた「俺」は不思議な体験をしたのち別世界へと飛ばされた。そこは100年ほど昔の「地球」にそっくりな世界で、アメリカとイギリスを中心とした各国がそれぞれの思惑によって陣営を
組み雌雄を決せんとする世界大戦前夜の状況。迷いを重ねた俺は別世界の「日本」である”皇国ひのくに”の”嶺善班”に所属し軍人として戦うことを決意する。
面倒見がよく”問題児”だらけのメンバーをまとめる嶺善班長、クールでどこか闇の深そうな女性軍人の白楼、親しみやすい凄腕狙撃手の勇田、究極最強の兵と名高いが単独行動しがちな霧雨、戦いよりも武器弄りに命を懸ける黒桐、極悪非道な戦い方も辞さない戦犯候補の光峰、もうすぐ還暦を迎える老兵の神吉、銃を持たずに刀だけで戦場を駆ける徳長、銃どころか刀も持たずスポッター兼メディックを務める女性軍人の信濃原、挙句に元凶悪犯で死刑判決も出されている極悪人の滝隅。
彼らと共に戦いながらそれぞれの生き様を知っていくうち、俺は自分なりの正しさや生き方を見つけていくことになる。
第一次世界大戦をモチーフにした世界観で次々と投入される新しい武器兵器、銃と近接武器が両立される血みどろの戦い、自国や他国の各個人に焦点を当てた苦悩・欲望・思惑、「紺服の兵士」と「赤服の兵士」伝説、そしてこの世界観ならではの人間ドラマを織り交ぜながら「俺」と各人が戦う様を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 18:00:00
407240文字
会話率:45%
ポルトガル植民地ティモールの豪農の家に逆行転生した主人公ルシア・ベント。
前世の知識から、故郷に破滅がやって来ることを知っている彼女は、破滅を避け、故郷を独立させるために戦うことを決意した。だけれどそれは修羅の道で。
『我らの屍の上に! 故
郷は独立する! そのために! 死ねるか!?』
果たして彼女は、彼女の故郷は、どうなるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 15:00:00
27516文字
会話率:47%
1908年。日露戦争と第一次世界大戦の間にあった出来事。
伝説の聖戦士、St.ジョージの仮の姿、ジョージ・ステュアート卿は英国王女、
ヴィクトリアに召喚される。
『不死の者』と呼ばれ、歴史上の政変、戦争に係って来た異能者たちが、組織的に歴史
に
介入しようといており、自身も『不死の者』のジョージはそれを阻止するため、復活した
『アーサー王』の確保を命じられる。
かつての戦いで封印したドラゴン、今は修道女のアン・アレックスを口説き落とし、
彼女を伴って『アーサー王』が復活した上海へシベリア鉄道で赴くジョージ。
『アーサー王』の確保をカルト教団に命じられたヴォルフ・シックルグルーバー、協力を
装う日本陸軍の白井莞爾らをあしらいながら、『アーサー王』にたどり着くジョージ達に、
突撃兵を操るカリオストロと最強の聖戦士、ジャンヌ・ド・アークが立ちはだかる。
ジョージは辛うじてジャンヌたちを退けるが、自身も致命傷を負ってしまう。
『アーサー王』ことアートの『転命術』で生き延びることができたジョージ達に張作霖
率いる清国特殊部隊が迫る...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 09:13:59
14167文字
会話率:61%
第一次世界大戦を気に、航空戦力として戦闘機と共に登場した魔女
箒に乗り、小銃を手に、魔力を込めた弾丸を放つ彼女らの戦闘力に注目した各国は、魔女を本格的に配備し…それも当たり前になりつつあった1940年
かねてより不安定だった世界情勢はついに
第二次世界大戦の勃発を招く
ヨーロッパの列強国、プロイセン帝国に生きる魔女の一人、レギーナ・フィッツェンハーゲンはこの戦争に従軍する
彼女は、この大戦を戦い抜くことができるのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-03 23:51:05
11494文字
会話率:20%
最前線に位置する敵部隊への攻撃命令が下った。
三重に構築された塹壕線の突破。
そして、敵部隊の殲滅が俺達の任務だ。
塹壕線の裏には、要塞が待ち構えている。
上層部は、そこを落とせ・・・だと。
全く、簡単に言ってくれるぜ。
しかし・・・俺達は、魔皇軍に勝てるだろうか・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 22:22:52
10512文字
会話率:39%
欧州大戦に勝利した多民族国家、二重帝国。アンゲリカ・ミッターマイヤーは秘密兵科である魔術師として大戦に従事し、現在は社会主義者や民族主義者を鎮圧する『防禦隊』の中隊長。
しかし、そんなアンゲリカは戦時下に摂取した、魔力を魔元素へと変えて魔術
の行使を可能にする石、第四世代魔石の副作用に苛まれていた。
社会主義と民族主義が蠢く帝都ヴィエナで、彼女は何を見て何を感じていくのか──
賞に投稿いたしました作品です。九万字前後で終わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 19:07:18
58857文字
会話率:39%
2020-04-22「Pixiv」にて投稿した作品を転載する。
[あらすじ] ジャパンマネーに沸いていたバブル真っ最中、「私」は別荘管理の仕事を任されることとなった。そこには雇い主のコレクションがあり、ドイツ語で「Für meine Eli
se」と彫られた、元華族から買ったというピアノがあった。
話によればそのピアノはナチから逃げたユダヤ人がその娘のために作ったものだという。主人公はそのドイツ語に触発されるようにして、ドイツ語圏の作曲家のCDを買ってくる。
それに触発されるように、ある日から主人公は夢を見るようになった。それは雇い主が話していたナチから逃げたユダヤ人の青年と、日本人の華族の娘の記憶だった。ゲッベルスらによって音楽すらプロパガンダとして使用され、ドイツ語を母語とする自分のアイデンティティも否定された彼は辛くも日本に逃れるも、直後に日独防共協定が成立し、日本とナチス・ドイツは事実上同盟国になってしまっていた。青年は憤懣を抱えつつも、雇い主の娘の家庭教師としてあいさつする。
雇い主の華族は国際情勢にも明るい、商才に長けた人々だった。娘が生まれた第一次世界大戦直後の暗雲とした状況から、彼女を生き延びさせるためには教養が必要と考え、教え込んでいたのだった。
そんな両親の意をくみ取った彼女は、ぎこちないドイツ語の挨拶と共に、青年にピアノ曲を披露し、青年は遠く離れた東洋でも、モーツァルトやベートーヴェンが息づいていることを知り、救われたような気持になる。二人の仲は徐々に深まっていく光景を「ピアノから」見せられる私だが、二人がどのような経緯をたどり、そして、青年が彫ったであろうピアノが売りに出されたかは決して見ることができない。
そんなある日、バブル崩壊が訪れ、人々は混乱の只中に投げ出されていた。主人公もまた雇い主の自殺によって無職となる予定だった。差し押さえは別荘にも及び、主人公はピアノと別れを告げる。
ピアノはそんな一連の騒動を冷徹に見守っていた。あたかも自分たちを買いたたいた人々をあざ笑うかのように見えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 13:37:45
9481文字
会話率:11%
第一次世界大戦前夜の国際情勢を、一人の女性の生涯を軸に描いたIFストーリー。
最終更新:2020-08-28 18:07:51
6374文字
会話率:48%
第一次世界大戦にて大国だったアラン公国は帝国の侵攻を受けて弱体化、そして軍の近代化が遅れている公国に対し帝国は宣戦布告をした。最初は蹂躙に近いくらい戦線を崩壊させていたが首都付近は防衛陣地が堅く、意外と苦戦を強いられた。 そして帝国は大規模
攻勢を行ったが損害が大きくなった為、各師団は戦線を一時、後退させて防衛陣地に戻り戦力の回復を図った。しかしその事に気が付かず、前進をしていた大隊がいた。そして敵は気付かずに包囲していた大隊が救出されるまでの第二次世界大戦の悲惨な戦い、イザーク・バーナー少佐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 19:35:32
6622文字
会話率:41%
ドーガルア帝国。それは世界の緊張度を高めていく狂軸国の中の一つ。かつての第一次世界大戦で[弱小国家]と言われ、小国だった。
再び蘇らそうと立ち上がったナフーガ総統。狂軸国に対抗して集まったのが連盟国である。
元連盟国民であったコシェはドーガ
ルアの総統、ナフーガに呼び出され…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 21:47:03
28596文字
会話率:50%
第一次世界大戦。
それは、人類が初めて経験した総力戦であった。
軍事力だけでなく人的資源、経済力、工業力、科学力、政治力、思想など国家の持つ力のすべてが戦争に動員された。
そして、そこには科学技術の発展によって衰退したはずの魔術も含
まれていた。
それは近代以降、初めて魔術が「技術」として肯定された瞬間でもあった。
それから時は経ち、二十一世紀の大日本帝国。
その帝都・東京では、数多の祓魔官たちと妖たちが交錯していた。
これは、神話になりそこねたものたちの物語。
※注意
一、本作品は、大日本帝国が現代まで続いているという設定の下に展開します。そのため、筆者独自の歴史観や歴史解釈が反映されております。あくまで、フィクションであることを前提としてお読み下さい。
二、作中において、登場人物たちが政治的発言をなすことがありますが、これはあくまで作品の展開上の必要性から生まれた発言であり、筆者自身の政治的信条を表すものではないことをお断りしておきます。
三、作中に人種差別を始めとする差別に関する描写が存在しますが、筆者に差別を助長する意図は一切ないことをここに明記します。現実世界において、不当な差別が一日も早く根絶されることを願います。
四、作中で「支那」、「満洲」など今日の地理的表現として不適切な名称が登場しますが、これはあくまで大日本帝国を舞台としているという作品の都合上の表現であることをここにお断りしておきます。
五、作中において天皇や皇室に関する描写がありますが、筆者には天皇や皇室を侮辱する意図は一切ありません。これもやはり、大日本帝国を舞台としている作品の都合上の演出であるとご理解下さいますようお願い申し上げます。
六、作中、各種神話や伝承に対する筆者独自の解釈があります。意図的に改変、拡大解釈している面もありますので、ご容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 16:16:30
270839文字
会話率:35%
フランスのヴェルダンの近くには、不思議な民宿がある。
その民宿に泊まると、時として、自分が心の奥底で願っていた願い事の叶っていた過去の異世界に行けるという。
僕は、第一次世界大戦で戦死したが、その時の僕自身は知らないことだったが、母親
の違う4人の児を結果的に遺した。
そして、僕は気づかない内に、もしも自分が第一次世界大戦で生き延びていたら、ということを心の奥底で願っていたらしい。
民宿に泊まって、次の朝に目覚めたら、第一次世界大戦で生き延びれた異世界に僕は来ていた。
やれることをやろう。
でも、どうすればいいのだろう。
僕は、この時代の法律等に抗いつつ、主に子ども達のためにも、できる限りのことをしようと努めることになった。
(「僕の人生の一番長い一日」や「私の本当の家族を求めて」等の後日譚になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 07:23:09
74850文字
会話率:17%
「今の日本には、戦艦よりも雑木林と言われようとも彼らが必要なのだ」
山本権兵衛首相は、そう喝破した。
第一次世界大戦において、日本は駆逐艦を主力とする遣欧艦隊を派遣した。
遣欧艦隊の主力となった駆逐艦の艦名は、植物、樹木、草木の名か
ら付けられていたことから、遣欧艦隊の駆逐艦には雑木林というあだ名が付けられた。
そして、当時の様々な限界から「雑木林」、遣欧艦隊は悪戦苦闘を強いられた。
だが、彼らの奮戦は決して無駄ではなかった。
彼らの奮戦とその経験を活かすことで、日本海軍は20年余り後の第二次世界大戦で「対潜作戦の悪魔」と、敵味方双方から畏怖される存在となれたのだ。
それについて、あらためて語る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 19:12:08
31437文字
会話率:21%
第一次世界大戦で欧州に赴いた海軍士官の夫は、その時に地中海で戦死した。
それから10年以上が経ち、遺腹の末娘は小学校6年生にまで成長した。
末娘の学芸会で、私は末娘の同級生が持っているハーモニカが夫の遺愛の品であることに気づいた。
その同級生は、夫の隠し子なのか。
真相を知ろうと、その同級生の実母に会った私は、真相の一部を知らされ、その頃を思い起こし、夫と想いがすれ違ったままになったことに気づき、涙に暮れることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 21:51:07
14970文字
会話率:17%
将は兵を、兵は己が命を課金す。
最終更新:2020-08-01 00:00:00
2082文字
会話率:96%
1918年10月。第一次世界大戦も終りに近づいた戦線で『ボク』は砲弾で足を一本失って、故郷ベルリンへ帰る許可をもらう。
片足でぴょんぴょん跳ねながら、『ボク』はベルリンを目指す……
最終更新:2016-03-26 07:04:03
13525文字
会話率:28%
第一次大戦下のイタリア。
五十人の脱走兵がドルナ島で処刑される一週間の物語。
最終更新:2016-01-27 07:03:05
25914文字
会話率:50%
身分差を越えて結ばれた夫婦が、ある夜思いを確かめ合う。
最終更新:2020-07-25 13:20:02
3110文字
会話率:49%
1918年11月11日パリ時間11時(日本時間19時)、停戦協定が発効しました。人類史上初の世界大戦を振り返りながら、これからの世界を考えます。
物語となるようにアレンジしているため、話の大筋は変わりませんが、創作が多分に含まれていま
す。
: : : : :
開戦前の欧州は希望に満ち溢れていた。街には煌びやかな服を纏った婦人がいて、最新の技術が新たなる便利なものを生み出していた。欧州では四十年以上にわたって大国間の直接的な戦争は起きなかった。誰もが平和に満たされた中で起きようとしていたほぼすべての大国が参加する戦争。人々はすぐに終わると思い込んでいた。それを象徴するように、これの前の大きな戦争はほぼどれも二か月以内に終結している。ところがその結果は四年間で数千万という未曽有の犠牲者であった。それに加え、この戦争は「すべての戦争を終わらせるための戦争」と呼ばれていた。しかしながら、この悲劇が招いたのは多くの更なる悲劇であった。人類は破滅への道を歩み始めた。今の世界もそこから抜け出してはいない。百年も前の呪縛を、現代に生きる我々は知らねばならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 03:34:28
15835文字
会話率:19%
第一次世界大戦にて無名の将軍から英雄となったパウル・フォン・レットゥ=フォルベックは寿命をまっとうし、その生涯を終えたはずだったが、彼は何と、魔法が常識で地球とは全く違う進歩を遂げた世界に魔力を持たない男爵として新生を遂げていた。
魔力持ち
=地球で言う血統に当たる世界で魔力を持たない男爵として来てしまった彼は差別や領主の立場、身分制に直面しながら前世の記憶や経験、技術を持って日々をしのいでいた。ある日、レットゥ=フォルベックはとあるきっかけで別のドイツ人たちと邂逅しこの世界に来たのは自分だけではないと知る。その中で彼はこの世界における自分がなすべきことを周りの元ドイツ人たちと共に見出していく。
我々はなぜここに来たのか
我々はなぜ戦うのか
我々はこの世界で何を成すのか
彼ら転生人たちの戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 00:10:17
19173文字
会話率:38%
陸軍親独派の起こしたクーデター失敗によって日露戦争以来、1926年19年ぶりに政権を奪還した海軍は、遅れを取り戻すためこれまでの陸軍のように海軍以外の予算はほぼ無視して大軍拡を行なった。途中、訪れた大恐慌もアメリカに習って大規模な公共事業(
軍拡)による雇用確保を行い早くに脱却。さらに第二次世界大戦中、ドイツの黄色人種差別に難色を示していた大日本帝国は最終的には天皇の意向によって連合国側参戦し地中海を我が物顔で支配する枢軸国に倒して41糎砲12門を搭載する新型の長門型戦艦2隻と旧式ではあるものの38糎砲12門の扶桑型戦艦2隻に蒼龍型航空母艦2隻の計6隻(護衛艦は英国海軍が手配)を派遣した。地中海でのドイツ、イタリア海軍との死闘の中、第一次世界大戦時以上の好景気に沸いていた日本では、有り余った資金と工場、造船所、資源をもって次々と最新鋭の艦船が建造されていた。これは1944年、八八艦隊計画の13番艦として妹の下総と共に就役した最新鋭高速戦艦上総とその他の帝国海軍の精鋭艦たちが繰り広げる激しい戦いを描いた架空戦記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 17:00:00
38504文字
会話率:35%
時は第一次世界大戦、ドイツ空軍の誇るエースパイロットがいた....
しかし彼はあまりにもあっけなく、とある戦場で戦死してしまう。
しかし彼は、生きることを諦めていなかった。
2020/2/20 過去投稿分を改稿、再編。
字数の少なかった
一部分と二部分を統合。
戦死のシチュエーションをより史実に近い描写に変更。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 00:12:20
5984文字
会話率:18%
徒花―――それは花開くこと無く散っていく、虚しい蕾のこと。少女リーゼロッテは言う。「わたしの前ではどれだけ手の混んだ犯罪も、徒花と化す。どのような手を以て隠そうとも、どれだけの人を欺こうとも、わたしの前ではその花を咲かすことは出来ない。償う
べき罪と、永遠の虚しさだけを残して、その蕾は落ちるのだ」第一次世界大戦後のヨーロッパの小国ヴィロエレフィ、その北部に位置するルノンの村には、どんな謎も解く美麗な少女がいる。彼女の名はリーゼロッテ。護身用に侍らせている赤毛の少年クルトと共に、村で起こる怪奇な事件を徒花へと変えてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 22:16:17
5403文字
会話率:30%