神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世。
「王座上の最初の近代人」、あるいは「世界の驚異」。
国際色豊かなシチリアで育ち、イスラムの文明に憧憬を抱く彼は、異教徒の言葉であるアラビア語をも習得していた。
そして、エジプトアイユーブ朝スルタン・ア
ル=カーミルとも親しく文を交わし、ついにはイスラム教徒からキリスト教徒へのエルサレムの譲渡――無血十字軍という歴史上の奇跡の花を咲かせる。
しかし、美しき花は無残に手折られ、エルサレムは再びイスラム教徒の手に。そしてそれをきっかけに、第七回十字軍がエジプトに戦火を巻き起こす。
憎悪の連鎖の結末やいかに。
フリードリヒ二世がメインですが、彼と文通相手、およびその周辺の人間たちの群像劇です。そして最後は美味しいところをかっさらっていく奴が……(笑)。
ファ ンタジー要素なし。転 生もチ ートもありません。
フリードリヒ二世がアイユーブ朝スルタン達と手紙のやり取りをしていたのは史実ですが、手紙の具体的な内容については作者の創作が入っています。
(現物は残っていないのでしょうかね? もしどこかの博物館などに所蔵されているのなら、是非一目見てみたいものです。もちろんアラビア語は読めませんが……)
「秋の歴史2022」企画参加作品。小説初挑戦です。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 10:18:59
57607文字
会話率:32%
マリー・へスぺリデスは、スオカ王国の次期国王オイジュス王太子と初夜を迎えていた。
幸せな新婚生活が待っているとおもいきや、夫の王太子は、新妻のマリーを寝室のテラスから突き落とし殺害する。マリーは、息を引き取る寸前に、オイジュス王太子に殺
されるのは、これが『初めて』ではないことを思い出した。
マリーは、幾度も王太子に殺害され続けていた。王太子がマリーを殺す目的は、マリーが所有する生家の莫大な遺産相続権だった。
マリーは、デスループを繰り返す中で、少しづつ強く、逞しく成長していくが、抵抗むなしく遺産めあての殺人は成功してしまう。しかし、突如現れた侯爵の位を持つ悪魔タロウ・アスタロトが、マリーを遺産殺人のデスループから助け出そうとしてくれるが……。
はたして、マリーはこのデスループから抜け出し、幸せをつかめるのか?
#カクヨムにて掲載開始しました。(20230110)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 21:00:00
100091文字
会話率:40%
この世界は、偽りに満ちている。
例えお前の見るものが美しく見えようと、
お前の聞くものが水の流れの様に穏やかであろうと、
愛しい人が語る物語が誰にでも優しい世界であろうと、
それは全て、造られたものでしかないのだ。
私の知る世界は、見
てきた世界は、感じた世界は、
お前の思う世界とは酷くかけ離れ、悪意に満ちていた。
人が人を騙し、力あるものが真実を隠し、力なきものを容赦なく踏み潰す。
どんなにお前が否定しようと、どんなにお前が望みを持とうとしても、
この世界が変わる事は無い。
だが、私はこの世界を救う唯一の方法を―
お前たちの望む世界を手に入れる術を知ることが出来た。
後はただ、時を待つだけ。
お前を滅ぼし、私は先へ行く。
そこに多くの死体が転がっていたとしても。
愛したお前の躯が横たわっていようと。
さぁ、力なきものよ、私を見よ。
私はこれよりお前達の王となり、正義と幸福、そしてこの世界の真実を―
その目に焼き付けさせてやろう。
どんな苦しみが待っていようと、逃げる事の出来ない本当の世界へ。
天空の玉座を賭けた戦いへ。
だから月、僕は・・・君を殺してみせるよ。
『グラズヘイム』
それがこの世界の総称。6つに分断されるこの世界には最初“王”が5人居た。
それぞれが光・風・焔・海・闇を使役し、平和を保っていた。
だがある日、闇の王の言葉でソレは無残にも崩れ果てた。
「僕はこの世界を知りたい。例えソコにどんな結果が待ち受けていようとも。」
この一言で、世界は大きく鼓動した。
もう何千年と主の居ない”天空の王国”の玉座が解放され、王位を巡る争いが始まった。
激しくなる争いの中、果たして闇の王は何を求めたのか。
明かされるこの世界の全てとは-
今、運命の糸が紡がれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 17:39:41
362283文字
会話率:47%
シャーレスト・リリィは公爵家の次女として生まれたものの、生まれた時からなぜか周囲を不幸にしてしまう体質を持っていた。リリィを産むと同時に母は亡くなり、長女や義理の母には虐められる毎日。父も長女を溺愛しており、メイドたちもリリィに関わると、転
んで皿を割ってしまったり、風邪をひいたり、不幸なことが立て続けに起こるため、関わることはあまりなく、シャーレスト家でリリィはいつもひとりぼっちだった。そんなある時、メイドの上から鉢が落ちそうになったのを助けたリリィは前世の記憶を思い出す。自分が前世でも今と同じように虐げられてきていたことを。きっとそれが原因で周囲を不幸にしてしまうんだと思ったリリィは一人で生きていく決意をする。しかしそんな中、リリィに婚約の話が舞い込む。相手は王家の「氷風の王子」と呼ばれる、冷酷、無残、非人道で有名なバハマド・レイン第一王子。シャーレスト家は長女であるラブハのせいで赤字になりかけていたこともあり、金銭目的で次女のリリィを婚約者に送る。リリィは自分が王子と結婚したら王子を不幸にしてしまうことを気にし、悪役令嬢を演じることに。しかし、なぜか王子に正式に婚姻を申し入れられてしまった挙句、求愛がすごくてーー!?「君のことをずっと、探してたんだ」なんて、どういうこと!?ひとりぼっちだった不幸な少女が、運命の人に溺愛されるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 23:40:22
1964文字
会話率:19%
本作は、〝伊賀の忍び城戸弥左衛門が、天下人織田信長の暗殺を謀った〟という伝承(『伊乱記』『伊賀旧考』『城戸文書』等)を元に、そこへ信憑性のある形でフィクションの要素を加えて構成した物語である。
天正九年(1581)。伊賀は、天下布武を掲
げる織田四万の大軍に怒涛のごとく攻め込まれる。織田軍によって女子供まで容赦なく虐殺され、神社仏閣は焼き尽くされる。伊賀の里は修羅場と化した。
「魔性の一族に合戦の作法なぞ無用じゃ!」
すべては伊賀忍びを忌み嫌う織田信長の意向である。伊賀勢も砦を築いてゲリラ的に抵抗するが、衆寡敵せず、無残に敗北する。
城戸弥左衛門は、鉄砲術と遁走術を得意とする伊賀随一の忍びである。弥左衛門は山奥の隠れ家に潜み、織田家への恨みを募らせていた。だがすでに伊賀は降伏し、織田家に隷属してしまっていた。どうすることもできない。だがほどなくして彼は、恨みを晴らす千載一遇の好機を得る。信長が、織田家の領地となった伊賀を視察に訪れるというのだ。
印代判官と原田木三という凄腕の伊賀の仲間とともに森に潜み、弥左衛門は油断している信長を鉄砲で狙う。暗殺成功は目の前と思われたが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 02:37:39
29318文字
会話率:32%
声も、耳も失った。
生きていた世界、それすらも。
初めての恋は無残にも砕け散った。
背中に刻み込まれた『神の寵愛の花』、私にとっては呪いにも似た「祝福」の証。
誰か教えてはくれないでしょうか。
「私は一体いつまで、見も知らぬ誰かの
願いを叶え続ければいいのですか・・・・・・?」
*現在、このお話を書き直しております。
詳細は説明ページにて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 12:31:01
82367文字
会話率:30%
日本有数の政令指定都市「天ヶ原市」に住む草間奈由汰と天宮姫咲は草間が師事する堂坂辰馬の招待で堂坂邸を訪れるが、そこで2人は堂坂の無残な死と遭遇する。他殺とも自殺ともとれる状況から捜査は難航し、草間も事件から距離を置き始めた頃、草間を付け狙う
不審な影と姫咲の身にも危険が及ぶ、自身と姫咲の身を守り堂坂の死の真相を探るため草間は動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 20:38:44
7443文字
会話率:18%
7年間連れ添った最愛の婚約者であるジルベールの目の前で、コレットの体重に耐えきれなかったハイヒールの踵は、無残にもまっぷたつに折れた。
ことを重大にとらえた彼女は、意を決してダイエットに励む。オフシーズンに領地に籠り見違えるほどの変貌を遂げ
たのだが――
時すでに遅く、舞踏会シーズン初めに婚約者のジルベールの浮気現場に遭遇してしまい、7年越しの婚約はあっさりと解消されてしまったのだった。
やけ食いによるリバウンド!
友人からの叱咤激励!
新しい恋の予感!
翻弄されるコレットの舞踏会シーズンが今はじまる?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 07:00:00
105212文字
会話率:43%
順風満帆な生活を送っていた不動産管理会社勤務のサラリーマン冴島 湊、勇者召喚による異世界転移で愛する家族と離れ離れになった彼は再び地球に戻るために奮闘する。
「何を犠牲にしても、どんな手段を使ってでも俺は家族の下に帰る」
※キャラクターの大
半は無残な死に方をします、また話の都合上、ヒロインはほとんど出ません。
本作に登場する人物、団体は実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 13:18:29
44558文字
会話率:42%
平凡なサラリーマンとして働く桐島はある日、いじめられっ子だった高校の同級生・山田から奇妙なメッセージを受け取る。「ボクが望んだ世界を何でもその通りに実現できる装置を手に入れたんだ。桐島君にも見せてあげたいなあ。とてもおもしろいよ」。何かの冗
談だと思って一笑に付した桐島だったが、ちょうどその日を境に、全世界規模で異常現象が起き始める。世界中の新生児が全て山田の顔で生まれ、女性たちが次々と山田に隷属しはじめ、かつて山田をいじめていたクラスメイトが相次いで無残な死を遂げ……。人類はこの「ヤマダ・パニック」に終止符を打つことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 00:00:54
277文字
会話率:0%
初心者冒険者のルカは、お腹を空かせて倒れている女の子と出会い食事を奢るが、破産しかける。
困っていると、Aランク冒険者の人から声をかけられ、金もレベルもすぐあがる狩場があると教えられる。
そして初心者の仲間達と教えられた狩場に向かう。
しか
しそれは嘘でそこは、高ランクのモンスターしか出ない場所で無残に殺され行く仲間達。
ルカも殺されそうになるが、食事を奢った女の子が助けてくれる。
助けてくれた女の子はドラゴンで、ルカは、最初の街に戻るために力を借りる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-06-02 12:19:26
17642文字
会話率:49%
これといって他より秀でた才能や、何かに夢中になれたことのない黒沼颯来。出来のいい姉、黒沼薙弥と比べられて育ってきた。そんな高校二年の春先、学校側から突きつけられた進路に悩まされる。両親からは「好きにしていい」と遠巻きに言われるも、見え隠れす
る姉と同様の抱く期待。高校から知り合った友達もすでに進路をしっかりと定め、自分だけが出遅れた感に浸っていた。考えや気分を変えるためにちょっとした家出と称し、普段は降りない駅前で時間を潰しているとナンパされてしまう。年齢=彼氏いない歴の颯来には断り方どころか、父親以外の男性との遭遇に何もできず焦るばかり。
そんな中、颯爽と助けに割って入ってきた岬桜華と出逢う。自分よりも年上でスーツ姿が似合い、しかも体格的に大柄な相手に臆するどころか堂々としている。見ず知らずの颯来を不安がらせないよう、身を挺してまで庇ってくれて姿勢に心奪われてしまう。どうにかその場を切り抜ける颯来たちだったが、向かった先で現実を目の当たりにする。階は別だが同じマンションに住むと知る颯来は、最初は気づかなかった桜華が酒臭いこと。挙句、部屋が見るも無残で家事が壊滅的な残念な一面に唖然とする。一瞬だけ抱いた理想は砕け、何件もの帰りを心配して着信を送る家へと帰宅した。
心のどこかで両親の期待に応えて姉のように、先を行く友達を真似して何となくで進学を選んだ颯来。後悔がないかと問われると首を傾げてしまうが、ひと段落ついた矢先に桜華と再会した。あの時のお礼がしたいと桜華の自宅へと招かれ、記憶に新しい惨状よりも目も当てられない光景。それでも桜華は何食わぬ顔どころか、助けられたはずの颯来に精いっぱい感謝の意を示そうとする。悪い人ではないがだらしなく、現実感を見せつけてくる桜華に我慢しきれず颯来は立ち上がった。最低限過ごせるよう、年上だからとお構いなしに颯来は桜華の部屋を片付けだす。
それをキッカケに週三回、まるで家政婦のように雇われてしまう颯来。手のかかる妹のようで、社会に出て働くもだらしない姉的な存在の桜華。なし崩しながらも心配で家を行き来していく内に関係も深まっていく。
そして気づく、颯来が抱き始めた桜華への芽吹いた気持ち。今までにない何かを手にすることに戸惑いながらも、新たな一歩を踏み出していく。
女子高生と社会人OLの百合物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 00:00:00
122966文字
会話率:37%
主人公、シエラ・ジェードは、宇宙最大の大企業を創業したエヴァーグリーン家に仕える侍女である。
高慢で我がままな令嬢、エイミー・エヴァーグリーンの横暴に耐え忍ぶ日々だったシエラは、
ある日唐突に頭の中に流れ込んできた『プレイヤー』の声により、
自分の生きている世界がとある乙女向けSF学園恋愛アドベンチャーゲームであることに気付いてしまう。
そのゲームの名前は『アラーニアの園』。
ゲームの中でのエイミー・エヴァーグリーンは、悪役令嬢として主人公の前に立ちふさがるも、
物語中盤で失脚し、実家を勘当された上で無残な死を迎えてしまう中ボスだった。
さらに、シエラは自分が主の死と共にシナリオから姿を消してしまうザコ扱いであることを知る。
「死んでたまるか! 私は生き延びる! たとえお嬢様を裏切ってでも!」
そう決意するシエラ。
だが、そんな彼女の前に『アラーニアの園』は牙を剥く。
シエラの前に現れるのは5人もの悪役令嬢。
傲慢自己中の正統派悪役令嬢、エイミー・エヴァーグリーン。
穏やかな仮面の裏に野望を秘めた策謀家、ライラー・アズハル・ドゥアト。
常人の論理が通用しない電波系、蘇芳命琴(すおうみこと)。
暴力の世界に生きる悪のカリスマ、藍静雷(ラン・ジンレイ)。
愛欲の赴くまま少女を毒牙にかけていく、ルイーゼ・ジークルーン・フォン・シュバルツマギアー。
そう、SF学園恋愛ADV『アラーニアの園』は――
主人公も攻略対象もないがしろにして、サブキャラクターであるはずの悪役令嬢たちが権力抗争を繰り広げる、
コンセプト迷走、ジャンル崩壊、ストーリー破綻のクソゲーだったのだ!
どうあがいても地獄。
シエラは叫ぶ。
「何なんだ、これは! どうすればいいんだ!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 18:00:00
87262文字
会話率:39%
ある日、神々が管理する世界とは全く違った次元に世界が出現した。
神々はその世界の管理者を決めるべく、各世界から代表者を一名選出してゲームを開催することになった。
女神アテナにより地球から選出されたのは、生まれつきハンデを背負い、支えてく
れた家族を無残に殺され、何もかも失くした壊れた男子高校生であった。
その青年は自身の意思がなくともゲームに強制的に参加させられてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 07:19:31
41013文字
会話率:32%
一国の王女は、ある一人の男性に出会った。
王女は偶然出会った彼の優しさ、彼の温かさに触れて、次第に恋に落ちた。
王女は彼と一生添い遂げ、彼と幸せになれると思っていた。
だが、彼は王女の婚約者の企みによって王女の目の前で斬首された。
さらには本当の母親のように思っていた彼の母親も無残に殺され、あまつさえ国で有名な洋服屋をしていた彼がでっち上げられた罪を、国民は信じてしまったことで、王女はすべての人間に復讐することを決意した。
十年という歳月を経て、王女はすべての人間をできるだけ苦しみの中で殺し、最後は燃える国の中で死んだと思った。
だが、時の女神と契約したことで王女は過去に戻り、彼と、彼の母親の三人で幸せになれるように王女は嗤う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 16:39:11
14617文字
会話率:14%
京極月姫(キョウゴクルナ)は高校を卒業してから、地元の町役場に就職して忙しい毎日を送っていた。
彼女の父親は蒸発していたが、ある日無残な姿となって発見される。そしてこれが彼女の人生の分岐点になった……。
泉聖子は女性刑事として千葉県警に勤
めていた。ある日、外房で発生した水死体発見事件の捜査を行うことになった。その事件を捜査していくと、聖子が過去に出会った未解決事件との類似点が見つかった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 01:55:50
152539文字
会話率:36%
天災。それは自然現象によってもたらされる災難を意味する。その災難は時として人間の全てを奪うこともある。しかしこの天災による不幸を受けても人間はどうすることもできず、無力となる。さあ、あなたの決断が試される時だ…
最終更新:2022-02-26 06:00:00
42204文字
会話率:53%
鬼滅の刃のラスボス、鬼舞辻無惨について思うことを。
*本エッセイは「鬼滅の刃」の重大なネタバレを含みます。結末等を知りたくない方はご遠慮ください。
最終更新:2022-02-25 22:18:34
2087文字
会話率:0%
「月下の菫」という、明治時代の日本と思しいところを舞台にした小説のヒロインに転生した主人公。
しかし、そこは正確には「月下の菫」ではなく、二次創作の世界だった。
しかも、その二次創作では、原作ヒロインは無残に殺される。原作主人公の手で
。
死を回避しようにも、呪いがどうとかこうとかわからないし、そもそもあの二次創作はきらいなんだよ! という主人公が、なんとかかんとか原作主人公と信頼関係を築いていく。
©2022 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 10:32:59
48465文字
会話率:31%
リルヴ族のアスライは、成人の儀の最終日、少女の遺体を発見する。
魔獣に貪られ、見るも無残な最後を迎えた少女を、アスライは痛ましく思う。
少女を弔おうとするアスライだったが、少女を殺害したと思しき魔獣が現れ、交戦となる。
苦も無く魔獣
を撃退するアスライ。しかし致命傷を与えたはずの魔獣は、肉体の損壊など無かったかのように傷を再生し、再びアスライに襲い掛かる。
どんな傷も瞬く間に治癒してしまう異様な魔獣にアスライは敗北し、殺されそうになる。だが絶体絶命の間際にあった彼を救ったのは――
これは不幸な少年と少女が、世界を変える物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 16:27:45
157685文字
会話率:45%
これは、とある男の転生物語である。
この【リアーバッス】という世界に、かつて英雄的存在だった【極黒天魔英アビミャー・ゴラム・ナフィズール】が生きていた。数多くの功績や数か国への貢献に勤しんでいた彼だったが、ある一大事な魔物の大群による予想
外の襲撃に、親しい友人であるヤマガタ四季国の女王である静野を庇うため無残にも命を落としたとされる。
それから1000年の時が経った。
魔法や魔術全般に関する知識や威力すべてにおいて衰えてきた頃で魔物の劣化した姿、魔生物【グランディーズ】と成り下がっても尚も暴れ回っている。
貴重な存在となった新時代の【素魔法使い(マギカリアン)】であるポーリンヌという侯爵令嬢は、ある日のをきっかけにとある謎の規格外な魔力を見せた一人の男と出会うことになるが、もしかして彼があの伝説の【極黒天魔英アビミャー】の生まれ変わりなんじゃないかと疑い始めるが....折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 14:00:30
129237文字
会話率:49%