全てのものに意味がある。
何故お金という概念があるのか。
王という存在が何故必要なのか。
時間という本当に存在しているかわからないものを何故使う必要があるのか。
生き物は何故滅びゆくのを理解しているのに肉体を持って生まれて来るのだろうか。
そんな一高校生の心を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 19:47:14
2067文字
会話率:20%
鉄鎖をまとう民がいる。彼らの鉄鎖はかつて絶大な力を有していたが、犠牲に途轍を見出した者たちの手によってその力は鉄鎖から消え去り、今の彼らはただの鉄鎖でしかない鉄鎖を隷従の証として身にまとう。
ユエラは王家の血をひく鉄鎖の民だが、王家の魂たる
家名が移譲される前に生みの母が亡くなってしまったため、家名を持っていない。引き取られたチトセ家の家名を使うよう勧められても頑なに拒み続け、いつしか鉄鎖を生み出すはずの年齢は過ぎ去った。
鉄鎖の民であることを理由に誰とも関わろうとしなかったユエラだったが、ある曇天の日に、シタンという少女と出会ってしまう。シタンはそれからユエラに会いに来るようになってしまい、ユエラはそれを拒みきれず、奇妙な交流が重なってゆく。
そして、そんな交流が一七日を数えた、ユエラの一五歳の誕生日。シタンの目前で、ユエラは鉄鎖の民となった――――――――
※縦書き閲覧推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 21:00:00
15654文字
会話率:53%
これは、”世界”を変えようとした子供達の、戦争だ。
二千二十年、突如、原因不明な【月の落下】が起こり世界は荒廃した。これにより、大地に月の魔力が萬栄し、世界を覆ってしまう。人間が変質、人間を喰らう魔族、魔族に対抗する為に進化した羽を持つ新
人類、墓守、墓守の破壊力を恐れ、人間が開発した心を持つ機械、葬儀屋。四つの種族が、混沌の中を生きる舞台。
羽を魔族に奪われた【墓守】と、心の欠陥を抱えた出来損ないの【葬儀屋】が、トウキョウに踏み入れる。
かくして、曇天覆う空の下、人知れず行われ続ける実験と、数奇な運命の果て、待ち受けるのは――ニホンを揺るがす大戦だった。
繰り広げられる戦いは、とある本の物語。――いつまでも、語り継がれる物語。どうか、いつか笑って、こんなこともあったよね、と言い合えるような……そんな日々が訪れますように。
※女性同士の恋愛が含まれます、登場人物の一部のみです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 10:55:45
219343文字
会話率:44%
「血の盟約により、汝を召喚す」。ひとり暮らしのさえない大学生、如月裕太のもとに、召喚通知が届けられた。日本の西半分を占める謎の地域「曇天国」。その上空は常に雲に覆われ、たったひとつのトンネルを通るほかは誰も入ることはできない。曇天国へと向か
う電車の中、裕太は何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-11 22:38:34
22869文字
会話率:30%
人生に悩んでいる主人公に一匹のカエルが遭遇する超短編小説
最終更新:2018-12-19 20:11:57
1886文字
会話率:56%
【陰謀渦巻く愛と裏切りの群像劇ファンタジー戦記(逆ハー風味)】
アンデシュダール大陸には幾つもの国や民族が存在する。そしてその中でも女を王として戴くのはロサだけだった。
そのロサで現女王に待望の世継ぎが生まれた。
彼女は青の薔薇と呼ばれる―
―国を滅ぼす不吉な姫と予言されたが、女王は我が子を殺さずに十五年間育てる。それは奇しくも三年前同じように国を滅ぼすと言われ殺された隣国ダリアの第三王子――青のダリアとは異なる運命となった。
そして十五歳になった王女――ノヴァーリスには初恋の相手によく似ていて現在片想いをしているシウンという執事兼護衛剣士がいた。だが彼女にはきちんとした隣国の第二王子という婚約者もいて、その恋は叶わないことをよく理解していた。
そして婚約者と初対面となる十五歳の祝賀会の夜、事件は起きたのだ。
ロサを覆う曇天。
会場を染める血飛沫。
阿鼻叫喚の城内からノヴァーリスはシウンと二人脱出する。
これが彼女の戦いの始まりだとは露知らず……。
――小さな淡い恋の秘密と蠢く強大な陰謀。
協会(魔法使いの巣)は敵か味方か。
徐々に大陸全土を巻き込む嵐は多くの出会いと別れを生み、残酷な運命は嘲笑うかのようにノヴァーリスの身に降り注ぐ。
様々な思惑や想いが交差し、濁流となって彼女を飲み込もうとするが、それに翻弄されまいと彼女は地に足をつけて前を向くのだ。
――これは運命に抗う彼女の戦いの記録――
(以下敬称略)
【表紙】尚白
【挿絵】城崎紫苑
【地図】すずめの親玉
※挿絵があるページは★を付けることにしました。☆は四コマやオマケイラストがついております。◎には相関図。
※表紙絵、挿絵、地図はすべてこの小説の為に描いて貰ったモノです。無断転載などは止めてくださいね。
※また様々な思惑や考え方を持つ人物が登場する為、タグが足りません。同性愛や近親愛などの傾向を持っている人物も出てきます。さらっと触れるだけですが、苦手な方は申し訳ありません。
※マグネットにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 23:49:24
282571文字
会話率:39%
無気力で、好奇心旺盛な大学生、佐藤。仕事に情熱を燃やす不動産販売の女性、二子。女性と付き合ったことがない、40代コンサルティング会社の部長、清田。足元も見えない、嵐のような日常の中で、交じり合う変哲のない奇跡。
最終更新:2018-11-14 23:26:01
937文字
会話率:34%
曇天の日曜日に降り注いできた。
言葉の神様たち。
ボクはタバコは吸いません。
パチンコもしません。
コーヒーは飲みます。
最終更新:2018-11-04 15:13:42
271文字
会話率:0%
暗い過去で天邪鬼になってしまった男と太陽のように明るい女子の話です。
最終更新:2018-09-27 00:21:16
5933文字
会話率:25%
ごく普通な大学生活を送っていた大学生、桐生大雅は図書館で見つけた不思議な本に吸い込まれ、突如として本の中の世界へと迷い込んでしまう。
そんな本の中の世界で大雅は元の世界へ帰る手段を見つけるため、出会った女性、エリサと行動を共にすることになる
。
これはそんな彼達の不思議な不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-21 00:56:00
7685文字
会話率:34%
腹違いの妹に婚約者が出来た。姉である私には出て行って欲しいらしく、父に、
「舞踏会に出るか家を出るか」
と言われる。
……はあ? 何言ってんだこの老いぼれ! クソみてえな言い訳してんじゃねえぞ!
悪たれを吐くも現実は非情である。
私は本が好
きだ。できれば本と引っ越ししたい。
狙うはやはり、貴族だろうな……と舞踏会で結婚相手を探すことに。
※R15は保険です。主人公の口がとても悪いですが、それでもよければどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 11:53:27
11689文字
会話率:34%
あああああああああ。
最終更新:2018-06-24 12:52:12
2087文字
会話率:8%
ある青年の物語です。
この小説のジャンルがよく分からなかったので、このジャンルの方がいいよということ言ってもらえればうれしいです。
最終更新:2018-05-20 14:40:16
792文字
会話率:0%
大切な人を護る為、異なる手段を採った兄妹が織り成す、心にほんのり沁みるファンタジー。
そこは曇天に覆われた極寒の世界。
雷雲が世界を覆い尽くすそこは昼夜問わず外気温は氷点下でとても人々が暮らせる環境ではなかった。そこで人々は永久凍土の
遥か地底の奥底に文明を発展させていった。世界を覆う雷雲から雷のみを抽出し日常生活に転用する術――戻換術の発明によって。
そんな中、ホムスィン家の次女フェーラが街の存続に欠かせない踊姫《ようき》に選出されたのだった。戻換術に不可欠な雷の力――雷力を一手に制御し街へと供給する役割を担うそれは氷点下三十度の世界で四時間近く舞踊るという極めて危険が伴う任で、舞踊ると同時に発生する副産物――獣寄臭、に群がる異色眼獣《スヴェーリ》と呼ばれる獣達に命を狙われるのだった。
そんな踊姫を護ることを目的として考え出されたのが盾護姫《シート》である。
フェーラの踊姫就任を前に盾護姫となる決意をする兄イヴァン。やがてイヴァンは現踊姫の盾護姫を相手に実力を認めさせることに成功し、晴れて次代の踊姫、盾護姫となったフェーラとイヴァンであった。
フェーラが踊姫となって約一ヶ月が経過する頃、雷雲を利用した遠距離通信システムによる定例の協議――獣寄臭対策協議、が行われていた。しかし、協議完了直後、そこに割って入った音声がフェーラの心を揺さぶるのだった。なぜなら、その音声は〝フェーラ″と呼び掛けており声音は悲痛に満ちていた。フェーラは八年前、街の近くの遺跡で眠っているのを発見されホムスィン家に引き取られたのだ。そういった背景もあり、音声の主は実の母親との推測が容易にたったのだ。それゆえにフェーラは次第に母親への想いを募らせ逢いたいと思うようになってゆく。
そんな折り、フェーラとイヴァンの前にクラスと名乗る謎の男達が現れ、ホムスィン家だけが知るフェーラの秘密を強引に暴き連れて行こうとする。だが、それを黙って見過ごすまいと彼らの前に立ちはだかるイヴァン。しかし得体の知れない能力《ちから》の前にイヴァンの戻換術を以てしても、地面に這いつくばる事となった。
やがて、男達はフェーラに一週間の猶予を与え去ってゆく。そして、その三日後、フェーラは悩みに悩んだ末、置手紙一つ残して男達の元へ行くのだった。
果たしてイヴァンはフェーラを無事連れ戻すことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 14:47:54
17863文字
会話率:54%
【Crônica】:クローニカ、クロニカとも。ポルトガル語源で、ラテン語の[chronica]から派生した言葉。主に新聞や雑誌など、定期的に発刊される媒体で連載される小説で、日々の出来事や情景を芸術的に綴った物、あるいはその日のニュースを基
にしたフィクションやエッセイのような形式の物など、一口にCrônicaといってもその内容は多岐に渡る。一部の国で独自に発展した形態ながら、もとより詩的である日本語との親和性は高いと思い、執筆を試みました。テーマは「曇りの日の憂鬱な買出し」。このテーマに共感を持ってもらえるかは不明ですが、ぜひ一度目を通して、このCrônicaという分野を少しでも知ってもらえれば幸いです。その上でご感想をいただければこれ以上嬉しい事はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-09 10:41:03
3913文字
会話率:6%
天気が悪いせいなのだ
最終更新:2018-03-16 10:00:00
203文字
会話率:100%
両親の離婚を機に、常夜町という僻地に越してきた小田切悠。この地へ来てから悠は毎日のように悪夢にうなされていた。八月に入って間もなく、悠は零という名の少年と出会い、常夜町で起こる恐るべき現象について知る。
最終更新:2018-02-09 19:41:37
40557文字
会話率:41%
【短編 No.8】
地下鉄に乗って、僕は仕事をする。
曇天のチャイナタウン。
生ゴミの腐臭漂う路地を抜けて、たどり着いた漢方薬局。
使い捨ての携帯電話を受け取った僕は、ホテルに潜伏してその時を待つ……
――――――
初出はエブリス
タ。
三行から参加できる超・妄想コンテスト「地下鉄に乗って」大賞作品です。
2017.5.30 初掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 18:00:00
5040文字
会話率:12%
ぼくらはいつから違えたのだろう。
最終更新:2017-11-21 13:12:47
206文字
会話率:0%
僕は曇り空が好きです。
青年と言うよりは少年と呼んだ方が正しいと思えるような年代は「青春」として崇められますが、誰もが青空の下で春を迎えられる訳ではありません。
曇った春の一瞬を描いた超短編です。
是非ご一読ください
最終更新:2017-10-08 21:54:51
756文字
会話率:16%