文久三年(1863年)。八・一八の政変で長州は京の都を追われた。だが政情は混迷を極め、都は血と怨嗟に塗れ混沌としていた。
そんな中、京都の治安を護る新撰組は猟奇的な殺しに直面する。将門流陰陽術の術師である新撰組副長・山南敬助はその事件
の裏に呪術的な因果を感じた。
沖田総司と共に事件を追う山南敬助の前に、紅い瞳の妖艶の芸妓・弓月が現れ事件の闇はますます深くなっていく。
時間を追う万荒事屋・葛城柔志狼、西欧帰りの錬金術師天羽四郎右衛門…それぞれの思惑が絡まり合い事態は混迷を深めていく。
やがて京都を覆う術式「だびでの六芒星」により洛中は魔界と化した!
切支丹の秘宝、聖月杯とはなにか?
天羽四郎右衛門の正体とは?
火花を散らす剣と拳!唸りを上げる牙と爪!洋の東西の魔術と呪術がぶつかり幕末京都に神は蘇るのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 17:54:38
252325文字
会話率:37%
女鉄砲野師・市に持ち込まれた奇異な依頼。それは大奥の上を飛び回る妖物・飛頭蛮を撃つことだった。
最終更新:2021-09-01 12:00:00
27737文字
会話率:33%
深山幽谷にてはびこる百鬼夜行ならぬ山賊たち。
柔志狼を待ち受けるは、血に飢えた鬼か己の過去か・・・・・・
狼と虎が邂逅するとき、待ち受ける運命とは……?
最終更新:2017-12-30 21:37:18
51702文字
会話率:38%
江戸時代末期の日本。幕末の動乱が続く中、列強が日本を開国させようと圧力をかけている。主人公は現代の歴史研究者・松田涼介。彼は重要な幕末の出来事が別の方向に進むことで、現在の日本が全く異なる姿になっていることを知り、歴史を修正するために過去へ
タイムトラベルする。
松田は、1867年の「大政奉還」を防ぐために動く。彼が焦点を当てるのは、坂本龍馬の運命。龍馬が暗殺されたその日に戻り、彼を助けることで、歴史を変えようと試みる。だが、運命の「分水嶺」となるのは龍馬一人ではなく、さらに大きな力が背後にあることに気づく。彼は歴史を変えられるのか、それとも運命は修正されることを拒むのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 12:30:00
62264文字
会話率:37%
浅見直隆は、かつて誇り高い武士だった自分が、人力車夫として家族を支えるどころか、最愛の娘を救うことさえできなかった無力感に打ちひしがれた。彼は自分が時代に取り残された存在だと痛感し、何度も己の過去を振り返ったが、どの選択肢も今の自分には届か
ないほど遠いものに感じられた。
それでも直隆は、娘志乃を救うための手段を模索する決意を固める。遊郭に連れ戻すためには、彼にはもはや力も財もないが、家族のために一度捨てた誇りをもう一度取り戻し、何かを成し遂げる覚悟が必要だった。
その一方で、志乃は遊郭という苛酷な現実の中で生き延びる術を模索していた。彼女の心には、家族を救うための犠牲と、迫り来る残酷な運命の狭間で揺れ動く葛藤があったが、彼女もまた、浅見家の一員として決して屈しない精神を持っていたが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 23:15:46
5202文字
会話率:13%
時は幕末。黒船来航によって日本は大きな揺れを経験していた。武士である山田大輔は、幼少期から父に教わった「武士道」を信念の中心に据え、刀にその魂を託して生きてきた。彼は藩の武士として忠実に仕え、藩内でも優れた剣士として名高い。しかし、幕府が崩
壊に向かう中、大輔は時代が大きく変わりつつあることに気づかざるを得なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 17:51:15
9692文字
会話率:31%
閑寂枯淡なる鎌倉の地に在る古寂びた庵。
其処に住まう尼僧は訪れ来た記者に対し、とある男との邂逅について語り始める。
その男の名は『伊勢屋清輝』
清輝はネオお江戸において当代随一の粋人として名を馳せると共に、『事件屋』として闇に潜む悪を成敗し
続ける丁髷英傑でもあった。
ネオお江戸の闇を疾駆する『伊勢屋清輝』
バイオレンス且つ風雅なる活劇が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 12:00:00
8325文字
会話率:3%
昔々・・・頭巾を目深に被った風変わりな渡世人がいた、名を頭巾の弥二郎という。
誰も素顔は知らないが、その名と腕と心意気は五街道に知られている
悲しき過去を背負い、理由も宛もない旅を続ける弥二郎がふらりと立ち寄った鹿沼宿で出会った女を助けたこ
とから土地のヤクザといざこざが起きた。
弥二郎が助けた女と弥二郎の過去の因縁とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 22:13:30
13686文字
会話率:61%
人間の贄を求める悪神の祠とそれに纏わる物語
最終更新:2024-10-13 13:35:21
2310文字
会話率:24%
日頃より行いが悪い盗人が地主の長男からものを盗んだ。
最終更新:2024-09-28 19:50:51
1206文字
会話率:10%
時代は幕末。土方歳三は天然理心流・試衛館の仲間と共に京都に上り、盟友の近藤勇と共に『新選組』を結成した。
動乱の京都を舞台に、激しく戦う、新選組と維新志士だが、やがて、池田屋の死闘に突入する。
最終更新:2024-10-11 12:58:13
7284文字
会話率:46%
土方歳三は、幕末の京都で結成された『新選組』で、鬼の副長と恐れられた男だ。
若かりし頃の土方は、実家秘伝の『石田散薬』の行商の合間に、剣術の腕を磨いていたのだが、そこで神道無念流の芹沢鴨と出会う。芹沢と試合をした土方は、徹底的に打ちの
めされた。
それを機に土方は、天然理心流の試衛館に入門したのだが、
その後、土方は、試衛館の仲間と共に、将軍・徳川家茂の上洛警護のための『浪士組』に参加して、京都へ赴く。
風雲急を告げる幕末を、散るが如く駆け抜けた土方歳三と群像たちの血風録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 19:07:52
10583文字
会話率:36%
明治維新が起こり、文明開化の波が押し寄せてきた。僕は幕末の頃は剣術道場『屠龍館』の内弟子として修行していたが、今はO阪で蕎麦屋を営んで、妻と二人で暮らしている。
この時代のO阪は無法地帯で、ならず者とのトラブルは日常茶飯事だ。そんなO
阪に東京の警視庁から藤田五郎という警察官が派遣されてきた。
藤田は幕末の頃は、斎藤一と名乗り、新選組の三番隊・隊長を務めていたらしい。
その藤田の話によるとO阪に、明治政府の転覆を企てている高田源兵衛(旧名・河上彦斎)という元維新志士が潜伏しているという。
さらにO阪の町に、桜庭春花と名乗る銃の名手で、自称「政府に雇われた戦闘員」の巫女も現れた。
僕も木刀片手に、警察に協力して、高田一派との戦いに助力する。明治の無法街O阪で、壮絶な戦いが、今、始まった。
幕末『剣客未満』屠龍の剣の続編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 16:17:58
14806文字
会話率:45%
私は、ペリー提督からの依頼を受け、日本の植民地化を成し遂げるために、スパイとして彼の地に乗り込んだ。私はこの目的の妨げになると思われた、ある重要人物を消した。それが分水嶺になるはずだったが・・・
最終更新:2024-10-09 17:00:00
10296文字
会話率:18%
剣道部所属の男子高校生の、秋と駿。
遠征中の2人は突然、交通事故に遭ってしまう。
意識が遠のいていく中、秋は1つの願い事をする。
次に目が覚めた時、秋と駿は幕末の小石川に、近藤勇、土方歳三、沖田総司をはじめとする試衛館の一行と共にいた‼︎
明日生きているかもわからない世で、剣に青春を捧げて生きた新選組と共に生きていく…‼︎
【不定期更新です】
【あくまでフィクションです】
『カクヨム』でも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 20:33:11
13513文字
会話率:24%
地球を監視する3つの衛星。
1つ目は月、残り2つの存在を人類は知らない。
月の裏側に位置する衛星は【サーフェス】、
夜の上空に位置する衛星は【デプス】。
その名は地球外からそう呼ばれている。そう、宇宙人から。
その二つの衛星は船と呼ぶの
が相応しく、そして彼らの目的は「監視」と「採取」。
目的の物を採取し続けるために、人類を監視している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 17:04:59
37176文字
会話率:45%
【雪中松柏】(せっちゅう-しょうはく)
(意味)
1.雪が降っても青々と葉をつけている松や柏の姿に重ねて、困難に直面しても信念を持って立ち向かう人を讃える言葉。
2.松や柏は厳しい寒さでも葉の緑を保つことから、節操が堅く、困難にあっても屈
しないことのたとえとしても使われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 15:20:04
1648文字
会話率:10%
坂田鈴(さかたすず)は幼少の頃から同じ夢を見るという出来事を不思議に思っていた。
豪華な御殿で十二単を身に纏い、背を向けた男性に声をかけようとする夢だった。
しかし、その夢はいつも男性の顔を見ることができずに目を覚ましてしまう、もどか
しい内容だった。
鈴は家で儀式が行われる当日も不思議な夢を見てしまい、疑問に感じながらも儀式に臨むことになる。
儀式は三本の刀の中から一つを選ぶというもので、顕明連という銘の刀を選んでしまうと家を追放されてしまうというものだった。
鈴は無性に気になってしまった一つを顕明連とわかって選ぶことに。
幼少の頃から見続けた夢の秘密を明かすための、手がかりがあると確信したからだ。
そうして鈴は家を追放されることになり、夜行寮という陰陽師の学び舎に預けられることなった。
友人や師匠との交流をきっかけに身の回りの謎を明らかにしていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 20:10:00
87109文字
会話率:38%
生まれてからずっと不運だった僕、吉坂裕一は餅をつまらせて死んで転生することに!異世界で平和に暮らすはずがあんなことやこんなことに巻き込まれ、何回も死にかける。そして叫んだ「異世界だと不運じゃなくなるんじゃねーのかよ」神様は信じられない
最終更新:2024-09-29 12:19:52
19090文字
会話率:50%
封建時代の日本、伝説が現実と交錯していた時代に、老夫婦の農夫が驚くべき発見をしました。それは、魅惑的な美しさと金色の目を持つ捨てられた赤ん坊でした。 彼らは愛を込めて彼を育て、イザナミと名付けます。
若い女性となったイザナミは、五人の王子
と一人の元侍を含む多くの求婚者の注目を集める。 彼女の伝説的な美しさと神秘は、視線と欲望を引き寄せます。 しかし、この神々しい外見の背後には、忘れられた世界との秘密のつながりが隠れている。
候補者が増え、緊張が高まる中、イザナミは複雑な陰謀の中心に立たされている。 彼女の運命は、彼女の国の運命や、彼女を操ろうとする暗い力と結びついている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 19:11:06
3259文字
会話率:12%
「秋の歴史2024」参加作品。テーマは「分水嶺」。
分水嶺……雨水が分岐する尾根をさすことから、転じて、物事の方向性を決定づける大きな分かれ目という意味。
『だがなあ、犬よ。悪いことは言わんから、今回ばかりはおとなしくしておけ』
あやかし
ものたちの忠告を三度破った己は、破るごとに人生の大きな変化と向き合うこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 18:00:00
15628文字
会話率:37%
貧乏な下級武士の家ではあるが、長男の小吉は家族の誇り。
小吉は去年、子供同士の喧嘩で右腕を負傷し、剣を諦めざるをえなくなった。だが、その分学問に精を出し、どんどん頭角を現していた。
妹の琴は、「兄いみたいな人の嫁になりたか」と言うほど、小吉
が好き。
しかし、ある日、お使いの帰り道、他の郷中の少年たちが兄の悪口を言っているのを聞いてしまう。
大人しく素直ははずの琴だが、どうしても許すことができず、相手をひっぱたいてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 20:40:32
4510文字
会話率:18%
時は江戸末期、日本はある分水領に立っていた。新政府軍は、江戸城への総攻撃を仕掛けるべきか否かを迷っていた。後の日本を左右し得る、一つ目の分水領。だが――この時降伏した最後の将軍『徳川慶喜』には、後にもう一つ大いなる選択があった。誰にも知られ
ざる、もう一つの分水領とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 22:45:29
8787文字
会話率:39%
親が|死人《ゾンビ》になり、ある男に会う。
彼に言われて死人刈に入った。
毎日が地獄のような日々だが…
最終更新:2024-09-20 13:42:31
1293文字
会話率:8%
令和六年。世界で二〇二四年といわれている年。
日本はいまなお、鎖国状態にある。
武士の慎之介は外の世界に憧れていた。
最終更新:2024-09-20 07:09:03
1253文字
会話率:9%
しとしと鬱陶しい雨の中、男と女の相合い傘。
最終更新:2024-09-19 16:06:25
1998文字
会話率:41%