遥かな昔、異形の脅威に曝されていた郷を救った四柱の兄弟神が在った。郷の長は神々に深い感謝を込めて四柱を祀る社を築き、一族で守り続ける役目を担うことに決めた。そして。
「ここは四鏡神社、白壁の四鏡を祀る場所ですから。心から願うことがあるな
ら、神々は視て、聞いておられます。そして、どんな形でも。わかりやすく目に見える形ではなくても。必ずしも望んだ形ではなかったとしても。決して捨て置いたりはなさいません。そう、それが……あなたが心から願うことであるなら」
『守りの一族』の末裔である通称・『知識の巫女』は、今日もさまざまなヒトの想いを見守っている。
※神話の内容や信仰の作法はわりとふわっとしています。雰囲気でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 23:00:00
45122文字
会話率:44%
太神月日(ふとがみつきひ)は狼精霊憑きのいわゆる狼男の高校生である。それを知る者はほんの一握りの人間だけだった。
ある夜、偶然助けてしまった蒼月円(そうげつまどか)と言う少女に変化(へんげ)が解けた露わな姿を晒してしまう。彼女は大企業の令嬢
で常にその身を脅かされる存在だった。
そんな彼女にまだ自分でも自覚していない淡い恋心を抱き始める月日そして、まどか。
クラスの一部の女子からはデブチとキモがられている月日ではあるが、この恋の行方はいずこへ。
そして月日は襲い来る魔手から彼女を守り続けることができるのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 11:36:43
247872文字
会話率:34%
太陽の国が栄えて1000年の時が過ぎた。上には眩い光を降らせる太陽があって、ステンドグラスのように煌びやかに彩られた天井があった。下には大小兼ねた建物が立ち並び、人々が大地をかけている。
国の中心には巨大な塔が建っていた。周囲の町が
色とりどりに彩られているなか、この塔だけは白く、無機質さを醸し出していた。この塔は人々の間では『管制塔』と呼ばれている。
管制塔には守護者ガーディアンと呼ばれる天使たちが住んでいて、太陽の国を守るために敵と戦う使命がある。国が建てられたその日から彼らは国を脅かし続ける敵インプルススと永きにわたって戦い続けているのだ。
何度も何度も生まれ、発生する敵に対して、天使たちもまた生まれ変わる。打ち、打たれ、刺し、刺され、最終的には殺されてしまう哀れな天使達。殺されれば天使の魂は国を支える太陽の輝きの一部となって、国を見守り続ける。そして管制塔の頂上からまた新しい天使が生まれ降りてくるのだ。
そして今日、また新しい天使が管制塔の天井から降りてきた。国を護る太陽と、ほかの天使達が見守るなか、その新しい天使は白くなめらかな床へ降り立つと静かに顔を上げて、その場にいる同胞と太陽の姿を見回した。
「あなたのお名前は?」
太陽が暖かく彼に話しかける。背の高い青年をかたどったその天使は、「わかば」と自身の名前を明かしたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 22:28:59
2757文字
会話率:44%
15代目風の王・リティルの統治する風の城に、骸骨の馬に乗る骸骨の兵隊の大軍が攻めてきているという、前代未聞の情報がもたらされる。
同時に、太陽の城、大地の城、風の城に進軍する死者の姿をした軍団。
それを迎え討つ為城を出るリティルのそばには、
当たり前にいたクールで大人な補佐官、風の騎士・ノインの姿がなかった。
風の騎士・ノインは、命の期限がついてしまったため、生き長らえる方法を探す旅に出ていて不在だったのだ。
ノインの無事を祈りつつ、大群を前に飛ぶリティルと一家。
そこには、この世のあらゆる知識の詰まった精霊の至宝・蛇のイチジクの思惑があった。
ノインの夢に現れ、命を救ってやると嘯く、蛇のイチジク
蛇のイチジクの案内人を名乗る、妖艶で美しい異形の女・リャリス
かつて、蛇のイチジクに触れた5代目風の王・インラジュールと、触れなかった14代目風の王・イン
役目は終わったのだと、生と死の狭間で苦悩する、ノイン
夫の命を守り続ける、ノインの妻・フロインの決断
リティルは、ノインの命の期限を覆すことができるのか?
ワイルドウインド・シリーズ十作目。風の騎士・ノインの黄昏編です。
夫婦のイチャイチャありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 21:21:58
126539文字
会話率:44%
7年の眠りにつき目覚めても7日で死ぬ病「セミ病」。そんな病にかかった少年と彼を見守り続ける少女の7日間の話。
最終更新:2021-06-04 16:44:43
3857文字
会話率:44%
チエを守るために姿を現したユウトはチエの傍らでチエを支えることを誓う。だが、チエを狙う者たちは、末法の世が来ると主張し続ける。彼らは、今までと格段に強い悪衆羅(アシュラ)に成り変わり、再びチエを狙うばかりではなく、周囲の人間たちの命までを
も容赦なく奪っていく。
他方、四翼を活用するユウトだったが、それだけでは彼らに対抗することができなかった。だが、チエには今明らかにされた能力があった。格段に力をつけた悪衆羅(アシュラ)を探知する力。しかし、それはチエを常に危険に晒すことに他ならない。
次第に追い詰められていくユウトは、自らに損傷を負い、人間としての命が限度に来ていることを悟り、六翼の騎士となる決意をする。
六翼の騎士とは、圧倒的な力を有するものの、天の命令により盲目的に動くことしかできない御使い。人間性をすっかり失った六翼のユウトにとって、ただ唯一残った意識は、ひたすらチエの傍に控えて彼女を支え守り続けることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 12:00:00
29731文字
会話率:54%
善良なモブとして美少年を見守りながら平和に過ごしていた「私」は、ある日トラックに轢かれそうになっていた美少年を突き飛ばして代わりに死んでしまう。
そして「私」が生前プレイしていたミステリ×乙女ゲームの世界の、美少年の家の鏡の中へと転生する。
このままでは推しがゲーム通り殺人事件に巻き込まれてしまうかもしれない。
推しの笑顔を見守り続けるため「私」は奮闘する。
※謎解き要素はありません
※見切り発車です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 00:05:51
9909文字
会話率:30%
統合府ラズーンの招聘を受けてやって来た、小国の皇女ユーノは、同行して来た美貌の付き人アシャがラズーンの第一正統後継者であることを知り、この世界が遥か昔に設置された設備が生み出したものであることを知る。また世界の動乱が『運命(リマイン)』と呼
ばれる異種族が引き起こしたものであること、その長ギヌアがかつてアシャ同様、ラズーンの正統後継者であったことも。アシャに想いを寄せながら、アシャが慕っていると思い込む姉レアナとアシャの幸福を守るため、ユーノは自ら正統後継者候補を引き受け、ラズーンを守る覚悟を決める。一方アシャは激しくなるばかりのユーノへの想いを封じることで、引き換えに彼女の命を守ること、ラズーンの守護についてもらうことを『泉の狩人(オーミノ)』に交渉。想い合う2人はすれ違うままに互いを守り続ける。この作品は「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/920179982)」「楽天ブログ(https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 00:00:00
277257文字
会話率:42%
僕は形ないモノになり、君を守り続ける。
僕は、いつも君の傍に居るよ。
最終更新:2021-04-11 03:00:00
1888文字
会話率:23%
彼の名は、観世水 真。また、人は彼を白の修羅と言う。人間の命を守り続けるという呪いをかけられた真は、遺物と呼ばれる人類の敵と戦わねばならなかった――。
自分の存在意義を問う、人工生命体たちとの物語。
Vanitas vanitatumの続編
ですが、読まなくても分かるようにしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 20:54:05
115372文字
会話率:42%
「せんぱーい!」
人見知りVtuberと、その大ファンな後輩女子高生のお隣さんラブコメ。
Vtuber事務所「Vスター」でバーチャルユーチューバーをしている闇也は、極度の人見知りだった。
人間関係が大嫌いで引きこもり。まともな働き方など到
底できない闇也にとって、部屋で一人ゲームをして稼げるVtuberはまさに天職。
不要なスキャンダルも起こさず、Vtuberとして人気を得続けて、一生この理想の生活を守り続けることを目標に闇也は生きていた。
しかしある日闇也は、闇也に憧れて事務所に入ったという新人Vtuber、八坂すみれの存在を知る。
どれだけ向こうからアプローチされようとも、変な憶測を呼ばないために自分からは関わらないと決める闇也。
だが実は、闇也の隣の部屋に彼女は潜んでいて――
◇◆◇◆◇
多くの人に読んでいただけていて驚いています。
読んでくれた方、評価、ブックマークを付けてくれた方、ありがとうございます!
カクヨムと同時投稿中です。
※タイトル変えました。
(旧題:「お隣さんになった同じ事務所の後輩JKが、人見知りバーチャルユーチューバーな俺に襲いかかってくる」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 18:28:45
96566文字
会話率:55%
三国時代の一角を担う劉備の腹心として、旗揚げ時から付き従っていたにもかかわらず、大きな活躍もあまりない地味な武将、簡雍(かんよう)。
主人公はある日、後漢末期の時代にその簡雍になっていた。
口八丁で地域の有力者に取り入り、戦力になりそうな若
者を集める詐欺師まがいのロクデナシ劉備と、萌え絵ばかり書いている気のいい肉屋の主人張飛、洛陽の役人を手にかけ逃亡中に顔と名前を変えて塩賊となった関羽。
三種の特殊な人脈を使い、動乱の時代を駆け抜ける三人の近くで、簡雍となった男は彼らの生き様を見守り続ける。
※第五回書き出し祭りに『俺の友達は未来の皇帝』というタイトルで出品しています。
※歴史改変はしないつもりですが、解釈が創作の域に達することは多々ありますのでご容赦を。
※アルファポリス、カクヨム、セルバンテスにて公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 09:54:37
84889文字
会話率:36%
20xx年世界は核の炎に包まれなかった。
だが荒廃した。
廃れた町
寂れたショッピングモール
苔の生えたビル
放棄された軍用車両
ならず者の拠点に成り果てた旧政府機関の建物
この世界は荒廃していた。
生きる為に偽善を捨て獣に
なる者
怒りそして狂い理性を失う者
偶像にすがり、信仰に酔いしれる者
過去の使命をただ守り続ける者
新たな秩序を見出ださんとする者
様々な欲と思想が渦巻いていた。
彼女もまた、生存という欲に取りつかれた、その1人だった。
善良なる敵を殺め、盗み、苦痛を与えた罪人だった。
だが彼女は、それでも進まなければ成らなかった。
死ぬことは許されない。
歩き続けろ。
まだ一度も見たことがない故郷を目指し、大陸を横断するのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 02:20:27
143313文字
会話率:43%
魔術を使う人々「使う者」たちの存在が、魔術を使わない多くの人々「使わざる者」に公にされた現代世界。
疎まれた過去の恨みと偏見から「使わざる者」を迫害する「アイオーンの騎士団」と、共存を目指して「使わざる者」を守り続ける「桜守」との争いは、
15年前に決着がついたはずだった。しかし、「使わざる者」の世界で、再び不可解な事件が起こり始める。
「桜守」創設メンバーの娘である紅緑千花は、高校と魔法学校を無事卒業し、大学生として勉強しながら、今日も世界中で「使わざる者」を守っていた。しかし彼女の中に流れる「東の島のクリムゾンの魔女」の血は、古からの予言通りに「西の島のアクアマリンの魔術師」の子孫である「アイオーンの騎士団」の主、J・ヒヤシンスとの最後の戦いを呼び寄せていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 21:24:58
16636文字
会話率:56%
気がついたら、転生していた。
前世の記憶があるにはあるが、最後の瞬間だけが何故か思い出せない。
だが、せっかく貰えた2度目の人生だ。
楽しまなくては、損だろう。
転生初日に分かったことだが、僕には、双子の妹がいる。
その妹がマ
ジ天使でちょーかわいい。目に入れても痛くないとはこの事だと、初めて実感した。
この子は、兄である僕が守らなくてはいけないと思った。
決めた。この子は一生、僕が何としてでも、何が起きろうとも守り続けると。
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ある日、妹と遊んでいたらモンスターに襲われた。
妹を守りつつも、命からがら危機を脱したが、それからも何度か危ない場面に遭遇した。
今のままではだめだ。
僕には、妹を守る力が必要だと実感させられた。
妹を守るためには身体と心を鍛えねば。
この世界は12歳になったら、神様からスキルを授かる。
人それぞれ授かるスキルは違うが、スキルを授かると同時に自分のステータスというものを見ることができる。
神様から授かったスキルでも何を使ってでも、妹は僕が守る。
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初投稿の作品です
面白い、続きがもっとみたいと思っていただけたら
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また、読者の方々からの感想にとても飢えています
自分では良い作品を作りたいと考えていますが、皆さんからの感想で、いろいろと構成の幅が広がると思っています
そのため、どんな感想でもいただけると大変ありがたいです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 00:00:00
43827文字
会話率:34%
はるか西方を目指して旅をする、人相の悪い巨躯の男と光るように美しい娘。
娘は地面に足をつけられない奇病を患っていた。
男はけして娘を地面に降ろすことはなく、姫と呼ばれる彼女は男の腕に抱かれ続ける。
やがてふたりの旅路は秋を越え、冬を超えて春
を迎えようとしていた。
美しい姫を守るために命を賭して守り続ける男と、男に自由を与えたい姫のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 20:14:42
11363文字
会話率:34%
夏休みに出会ったのは、地元の川で子供たちを守り続ける守り神。蓮の花が舞う『狭間』にて。
最終更新:2020-11-23 12:42:01
6428文字
会話率:58%
広々とした質素なこの空間にあるのはただ一つ。
ゆっくりと自転する惑星のみ。
直径5メートルほどのこの球体には何億との生命がその中で生き、やがて命は絶え、そしてその魂は輪廻に巡りいつしか再び生を受け繰り返す。
そして、偉大なる
この惑星の前にいつからか佇む女性が一人。白いローブに身を包み、フードから零れ出るプラチナブロンドの髪は燦燦と降り注ぐ陽光のようだ。
今日も彼女は見守り続ける。
この惑星を、この生命を。
ただ一人、果てのない時をここで過ごす。
__これらの神として
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 12:00:00
1622文字
会話率:14%
小さな守り神と、その家族の話。
遠い昔から、その一族を見守り続ける少女。彼女の姿は誰にも見えない、そのはずだった。
初めて誰かに呼ばれて、初めて誰かと言葉を交わして……初めて誰かを悲しませた。
――私にはそれしかできないけど。いくらだって祈
るよ。私の全てをかけて祈るよ。――
※この作品は「ノベマ!」「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 21:00:00
17487文字
会話率:47%
たくさんの人々が旧ノルド戦争に参加し
新生したユグドラシルを守り続ける現在の世界。
新たに建国された国、パトリア。
その国で平和な生活を送っていた少女、ユカリノ・キズナ。
その少女はある日、絶望に叩き落される。
その絶望を振り払い、過去
を変えるために……。
今、ユグドラシルの物語がひとりの少女によって完結する。
(残酷な描写多々あり)
この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 01:20:51
41462文字
会話率:35%