とある国の、花も恥じらう乙女と言われる年代の私は、学園に通う伯爵家の娘の一人だ。
私が人と違うことの一つは、領地が水害続きで家が貧乏であること。もう一つは、八歳になった感謝を神様にお伝えするこの国伝統の礼拝のときに、神様から加護を授か
ったことだ。
神様からの加護は、数年に一人授かることが出来るか出来ないかの奇跡だ。ただ、残念ながら、私が授かった加護は、この国の歴史書に記されているような、素晴らしい加護ではなかった。
父母の話では、私が加護を授かったという噂の広がりとともに、怒涛のように押し寄せた婚約話は、私の加護の内容が知られたとたんに、潮のように引いていったそうだ。子供だった私には、関係のないことだ。
成長するにつれ、私のことを残念な加護持ちと、人々が噂していることを知ったが、私にはどうでもよかった。貧乏なのに、学園に通わせてくれた両親と兄のために、私は真面目に学園に通い勉強した。家族に経済的な負担をかけないために、神様から授かった加護を、私のお小遣い稼ぎに活用した。
これは、そんな私の日常を、神様が私に授けてくださった加護が、叩き壊してくれたお話である。
カクヨム にも投稿しています。カクヨム週間ランキング 恋愛で、64位をいただきました。
お頼みしていただけましたら幸いです。完結まで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 07:00:00
36536文字
会話率:31%
婚活のため、王都に出てきたが、継母に邪険にされてお相手探しが難航している男爵令嬢ジュリエット。今日もまた、いけるやん!?と思っていた貴公子が、別の令嬢との婚約話を進めていると聞いてがっくり。だが、帰宅途中、悪役令嬢の手の者?に襲撃を受けてし
まい──
※秋月忍先生の「男女主従祭」参加作品です。全2話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 11:47:45
8769文字
会話率:22%
容姿がとてもよい伯爵令嬢エイミー。
彼女は父親と継母、そして連子である義妹と
生活していた。
メイドは入替えられ、味方はほとんどいない…
しかも、義妹は連子となっているが、
父親にそっくりだった。
ご飯は貰えるが、容姿をキープできる
ギリギ
リを与えられるのみ…。
父親は領地経営など全くせずに、
エイミーの祖父が雇っている有能執事長に
丸投げ…かと思いきや、
実は経営していたのは、エイミーだった。
そんなエイミーに婚約話が持ち上がる。
「学院を卒業したら、嫁ぎなさい。」
待って!エイミーは正当なる後継者で
嫁入りできないはずなのに…
そんな危機を幼馴染や母親の兄姉たちが
颯爽と解決してくれた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-07-09 20:00:00
29370文字
会話率:61%
イリスは、生まれた時から落ちこぼれだった。魔術士の家系に生まれれば通常備わるはずの、魔法の属性-光・火・風・水・土のいずれもが、生まれ落ちた時に認められなかったのだ。
王国の5魔術師団のうち1つを束ねていた魔術師団長の長女にもかかわらず、魔
法の使えないイリスは、後妻に入った義母から冷たい仕打ちを受けており、父亡き後は義母の仕打ちが次第にエスカレートして、侍女同然に扱われていた。
そんなイリスに、騎士の三男ケンドールとの婚約話が持ち上がる。騎士団でもぱっとしない一兵に過ぎなかったケンドールからの婚約の申し出に、これ幸いと押し付けるようにイリスを婚約させた義母だったけれど、ケンドールはその後目覚ましい活躍を見せ、異例の速さで副騎士団長まで昇進した。義母の溺愛する、稀少な光の属性を持って生まれた美しい義妹のヘレナは、そんなケンドールをイリスから奪おうと彼に近付く。ケンドールは、イリスに向かって、「君は、今の僕には相応しくない。君との婚約は解消して、ヘレナと婚約する」と冷たく婚約破棄を言い放つのだった。
家を追われたイリスは、家で身に付けた侍女としてのスキルを活かして、侍女として、とある高名な魔術士の家で働き始める。「魔術士の落ちこぼれの娘として生きるより、普通の侍女として穏やかに生きる方が幸せだわ」そう思って侍女としての生活を満喫し出したイリスだったけれど、その家の主人である超絶美形の天才魔術士に、どうやら気に入られてしまったようで……。
王道のハッピーエンドのラブストーリーを予定しています。タイトルは変更の可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 08:52:47
128402文字
会話率:37%
没落貴族の私、イルミナは家の復権を懸けて臨んでいた婚約話を破棄されてしまう。背景には戦争の影が。復権の道が閉ざされた今、もはやこの王国に未練はない。国外脱出を試みるも、時すでに遅し。国境は完全に封鎖されていた。そんな絶体絶命の私に、思わぬ救
いの神が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 17:29:35
8550文字
会話率:27%
婚約なんてもので自分の人生を縛られたくない!
事あるごとに理由をつけて婚約話を断ってきたラピズリ国の姫、ハキャ。
しかし、親孝行のため婚約をすることに。
しかし相手は7年前に会ったことのあるキャンベラ国のリュゼ・キャンベラ!?端正な顔にドギ
マギさせられるハキャの一日を描いたそんな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 16:04:39
3555文字
会話率:22%
メリアは姉のエリーザと玉の輿を願いながら、貧乏であっても姉妹仲良く幸せに暮らしていた。
そんなエリーザに高位貴族アーサーとの婚約話が持ち上がる。
幸せそうな姉。メリアもそんな姉を見て喜んで、自分も頑張らなくちゃと思うのだが、そんなとある日、
姉が川で死体になって見つかって…
男爵令嬢に浮気をし婚約解消をした皇太子。償い。それがこれからの生き方。
に出て来るメリアのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 16:22:25
3298文字
会話率:33%
私、スーザン・アボット男爵令嬢は、目の前の事態に頭を抱えていた。
私の目の前には一通の手紙。そして私と同じように頭を抱えるお父様の姿。
「スーザン、お前は一体どこで見初められてしまったんだ…。」
いろいろと噂が絶えない第二王子との婚約話
がなぜか片田舎の貧乏男爵家へと舞い込んだ!
しかもなぜか第二王子は私に夢中!?一体なにがどうなっているの!?
連載小説『人族なのに気がついたら魔王になっていました!?』も執筆中です!
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良ければご覧いただけると嬉しいです☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 08:00:00
12710文字
会話率:31%
産まれた時から家族とは疎遠。自活の道を模索して文官になるも、“家”のせいでパワハラ上司の下っ端に…全て諦めていた俺に婚約話が…!「馬鹿はポイするに限る」のケビン視点
最終更新:2022-04-21 22:00:00
2918文字
会話率:15%
「貴女に素敵なお話があるのよ」
私を厄介者扱いしている義母がそう言って持ち出してきたのは、ゲラルド家の放蕩息子テオドアとの婚約話だった。
金遣いは荒いし、いつも女の子をはべらせているそんな男と婚約なんて、絶対に嫌! そういうわけで婚約話自体
を破談にすべく頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 07:13:37
43061文字
会話率:24%
この世界はヒロインのレーナにとって王妃になるための世界。ところが、どうも変だ。第二王子リグラスがダメ王子すぎる。悪役令嬢のユリアもおかしい。「ユリアは前世の記憶がある?」とレーナは疑う。それに、第一王子ローレンは暗殺事件に遭い、身体を悪くす
る運命だったのに? 悪役令嬢のはずのユリアは前世、農大で研究をしていた記憶があった。自分が継ぐ予定の貧しい領地で、農作物の品種改良をして暮らしていたが、第二王子リグラスの婚約者となるよう見合いさせられた。見合いの席で、小太りだったユリアは幸い(?)王子に豚と罵られ、婚約話はなくなった。安堵したのも束の間、今度は第一王子ローレンから婚約を申し込まれる。ユリアの実家コルネール公爵家は名家で、王太子争いをしているふたりの王子にとって、後ろ盾は魅力だ。ユリアはローレンの婚約者となるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 20:00:00
125488文字
会話率:19%
リリーシュ・アンテヴェルディ公爵令嬢は、ほんわかとした女性だった。公爵令嬢という華やかな生活にはさほど興味はなく、ただ家族で慎ましかに幸せに生活できればそれで十分だと思っていた。
両親は、彼女とは正反対の浪費家で派手好き。けれど、家族仲は
悪くない。リリーシュは、父のことも母のことも愛していたのだ。
そんなある日、姑息な商家に騙され多額の負債を背負ってしまった父親が、リリーシュに婚約話を持ってくる。相手は、男色家と噂される国の第三王子。
嫁ぐ前から幸せなど望めないことが明白な結婚だったが、リリーシュは特に悲観することもなくすんなりその話を受け入れる。
初めて面会した第三王子は案の定、リリーシュに至極冷たい。凍てつくような瞳で彼女を蔑み、金に目が眩んだ女だと罵倒した。だが、彼女にはちっとも響かない。別に強がっているわけではないのだ。
リリーシュの幼馴染も、かつては冷たく非情だった。その面影に、瓜二つだったからだ。
リリーシュは、ほんわかとした女性だった。よっていかなる仕打ちも、彼女には響かないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 15:36:24
224218文字
会話率:48%
高位貴族の娘として異世界転生したけれど、特に乙女ゲームは関係無かった。
顔の良い側仕えや自分を慕う義理の弟も居ない。ついでに王子様との婚約話などのイベントも無いまま学園生活に突入する。
しかし、学園で前世の親友と邂逅を果たしてから周囲の環境
は大きく変動していく──
※ギャグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 20:39:44
15411文字
会話率:35%
「……どうしていつもこうなるのでしょうか?」
名門貴族、アーネスト伯爵家の子女、オリヴィア・ローウェルは母親から受け継いだ誰もが目を奪われる端正な顔立ちに加え、誰もが羨む豊満なバストをお持ちのスタイル抜群な超絶美少女。
なおかつ舞踏会で見
せた優雅なダンスや出席者に披露した博学な知識などの溢れんばかりの才能も持っている。
だから婚約の申し込みも引く手あまた……
ではなかった。
実は彼女は婚約を断られること十二回。
十七歳になるまで一度も婚約できたことないという奇妙な経歴の持ち主だった。
だが彼女自身が悪いのではなく何かあるのはいつもお相手の方。
良いものだと他に好きな相手がいるや夢があるなど。
悪いものだと不倫などの異性問題や暴力沙汰など。
彼女との婚約話が出ると何故かお相手の秘密が表沙汰になってしまうのだ。
おかげで社交界での彼女のあだ名は
『起爆剤のオリヴィア』
神様が遣わした、たぐいまれな才で人の真意を見定め運命を変える起爆剤。
そんな腫れ物を触るかのように呼ばれ、後ろ暗いことがある連中からは恐れられていた。
一方、良くも悪くも貴族には珍しいほど素直な性格のオリヴィアは日々のお断りにもめげずに従僕のウィリアムこと、ウィルと共に婚約者を見つけることを目標に婚約者探しに勤しんでいた。
しかしどういうわけか。
というかやはり彼女の婚約者候補は一癖も二癖もある奴らばかりで……!
男運がとことん良くない天然超絶美少女お嬢様とそんなお嬢様ことが大好きでたまらない従僕の。
『認められたい』人達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 18:35:34
36465文字
会話率:28%
魔王軍幹部ヴォイド。彼は今、引きこもりライフを送っていた。
「やっぱりお休みライフは最高や……仕事しない毎日に乾杯!!」
だが、昔からの想い人ルミナスが魔王軍拷問を受けることを知ると彼女を救い出すため夢の生活とおさらばし、魔王への直談判へ行
く。だが、そこに待っていたのはルミナスとの婚約話と夢の生活への条件となる勇者暗殺の話で……。
ラブコメ+コメディ多めでやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
アルファポリス様、カクヨム様でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 00:59:14
8242文字
会話率:80%
「もし、生まれ変われるのなら、今度は健康で元気なからだが良い」
前世でそう願った結果、異世界にて【健康】というスキルをもって転生することになった辺境の姫、オフィーリア・エンドローブは、今日もニコニコ、全力で皆に好かれようと猫をかぶる。
すべては政略結婚の回避のため。
男として生きた記憶をもっている彼女は、今日も今日とて、いつかくるだろう男相手の婚約話に「NO!」と言えるよう、ひた走る。
たとえ、『最初の鑑定』の結果、想定以上の婚約話がくることになっても。
たくさんの味方をつくろうと良い子を演じ続けた結果、周辺国からすら縁談をもちかけられても。
ちょっとがんばりすぎて、うっかり『聖女』なんて称されるようになっても。
彼女は今日も全力で皆に幸福を与える。
……それが回りまわって自分の幸せに繋がると信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 00:00:00
16580文字
会話率:24%
「新しい婚約者ができた。君との婚約を解消したい」万年子爵のアーレンス家令嬢であるエーファは、子供のころからの婚約者であるカイルに突然、婚約破棄を突きつけられてしまう。
何年もの間、カイルのために自分を高めていたエーファにとって、たった一
言で人生を狂わされてしまったことに絶望してしまう。両親はそんなエーファの様子など気にも留めずに、新たな婚約者を決めてくる。なんと、カイルを嫡男とするデーカー家の五男とだ。
次の婚約者はどういった人物なのか……。エーファは不安に駆られながらも、その婚約話を飲み、デーカー家を訪れるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 22:31:11
9732文字
会話率:28%
侯爵令嬢のマリーナは男が嫌い。できれば結婚せずに大好きな兄とずっと一緒に暮らしていたい。
そう思い、父が持ってきた婚約話を兄に協力してもらい破談にしたのだが、ある日そんな兄の友人と婚約することになってしまった。
兄が認めるこの男は公爵令
息で眉目秀麗な美男子。
しかし女嫌いで有名な騎士だった。
であれば、きっと仮面夫婦になってくれるのでは?
お互いに異性が苦手なら、面倒なことも起きないはず!
そう期待してその結婚を承諾したのに、なぜか当初の思惑とは違う展開になってしまい……?
※ヒロインがブラコンです。要注意。
※短編にしては長くなったので中編にしました。短編のような軽い気持ちでお読みください。設定ゆるめ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 22:12:42
19008文字
会話率:46%
皇女様(お姉様)が結婚だって(ですって)?
却下です!
最終更新:2021-06-26 15:15:04
9979文字
会話率:37%
好きな奴と結ばれて幸せ絶頂の副団長の俺に、姫との婚約話が襲ってきた。
最終更新:2021-06-01 19:19:05
1538文字
会話率:31%