ピョートル・セルゲイヴィッチ・アリエフ赤軍元帥はその銃の腕で常にソビエトに勝利を齎していた。だがその戦績に嫉妬したスターリンの左遷に遭い、赤軍元帥から極東軍の最高指揮官の地位へ追いやられた。そのショックで日本軍の不穏な動きを察知できずに、関
東軍の空爆で死亡した。だが捕虜に対する人道的な配慮などのエピソードで異世界に希望の条件で転生出来る様になる。そこでアリエフは異世界で社会主義革命を起こす旅に出る事になる。
注意 作者の思想とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-18 10:51:46
2444文字
会話率:60%
京の都に魔界帝国を復活させようとしていた降魔大元帥を滅ぼし、この世に平和を取り戻した稀代の陰陽師・安倍晴明は…その後西園寺飛鳥と結ばれ一人の男の子を設けたが、そんなある日の事…再び京の都に新たな強敵の出現により、晴明は単身事の真相を確かめる
べく魔封塚を訪れた。
するとそこに現れた謎の幻術使い・狗毘羅の登場により、事態は思わぬ展開を迎えるのだったが…果たして幻術使い・狗毘羅とはいったい何者なのか。
今回の旅で、晴明をはじめ…かつての好敵手(ライバル)である朧影烈堂、修験者の於呂血、陰陽寮の修練生である西堀涼汰、そして新たに剣術の達人である伊賀崎隼人が加わり…身分を隠す為に薬種問屋の蓬莱屋一行として町人姿に身を変え、幻術使い・狗毘羅を追いかけながら諸国を巡る旅が始まろうとしていた…。
今ここに、魔界陰陽幻想傳の新たな物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 17:52:45
10490文字
会話率:75%
うみ様(ID:911593)の「(連載版)日本が日露戦争後大陸利権を売却していたら? ~ノートが繋ぐ歴史改変~」http://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5950du/の二次創作小説
になります(本人許諾済み)。
「日露」世界では出番の無い『チョビ髭の伍長』や『国家元帥』がどうなったのかを想像して描いてみました。某世界名作アニメのパロディも入っております。ご笑覧ください。
※これはあくまでも二次創作小説であり、本編とはまったく無関係です。
※「カクヨム」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 09:31:59
2298文字
会話率:43%
大陸で最も大きく繁栄をしている大国、クラウディア帝国。
この世界には魔法というものが存在し、それは日常生活から戦争まで、人々にとってはなくてはならないものになっていた。
クラウディア帝国は魔法学に力を入れ、他国よりいち早く魔法を身に付け
た騎士…『魔導騎士』を取り入れ、永きに及んだ戦を終わらせた後、この国は大陸一の大国となっていた。
そんな選りすぐりの魔導騎士だけで形成された特別な皇帝直属部隊、『タナトス』の隊長…そして近衛騎士団トップである元帥はなんとまだ15歳の少女、ヴィルヘルム公爵家長女、レティーシア・ジーク・ヴィルヘルム。
家柄一流、容姿一流、剣術一流、魔法の腕は超一流!しかしあまりにも幼い頃に才能が見出され、修行鍛錬修行鍛錬を繰り返した結果…余りにも逞しく強い公爵令嬢となってしまっていた。
そんなことでは嫁の話が来なくなる!と心配になった父親に、ほとんど無理やり入学させられた全寮制魔法学園、『リュミエール魔法学園』でお嬢様の全てを叩き込まれることになったレティーシアは、深窓のご令嬢となることは出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 00:20:54
6909文字
会話率:16%
青や赤、黒や白、世界にはたくさんの魔石が発掘されるようになる
神が与えた言葉から人間たちは多様に文化を形成していった。
日常生活で魔法の利用できるこの世界「llic(イース)」では
20世紀の始まる初頭、国々は覇権を競って争い始めていた。
ドイツラントを始めとするオーストリア=ハンガリーの二大帝国である同盟国
オーストリア大公のフェルデナント夫妻が暗殺されると
今まで急進論者排斥のため策を練っていたドイツラントのシェリーフェンプランが発動され…
1914年7月28日、連合軍、同盟軍での魔法戦争が始まる…
杖と剣の魔法戦争:概要について
魔法の使える戦争をテーマに、神と自己の内面を描くバトルフィクション作品群であり、
8人の国家の元帥たちと、それを取り巻く環境、視点から人間のさまざまな様相を描くファンタジー創作です。
※この作品はNina個人の創作作品であり
実際の人物、国家、団体、宗教とは一切関係ありません。
尚、史実に基づく記載が含まれますが、多くはフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-28 23:03:03
3624文字
会話率:41%
とある独裁国家で権力を握っていた『まさにち』元帥が崩御された。
そして後継者として『まさお元帥』が誕生した。
そんなまさお元帥にはある面白い歌があった。その名も『おっぱい将軍の歌』である。
まさお元帥がおっぱいと呼ばれるゆえんとは?
*とびらの 様主催『下ネタ短編企画』投稿作品です。
*内容が酷いので閲覧は自己責任にてお願いします。
なお、実在の人物、国家、組織とは何ら関係はございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 23:59:15
1966文字
会話率:37%
西暦2900年、12月31日大晦日、23時45分。間もなく地球は新世紀を迎えようとしていた。
人類は進化をするわけでもなく、退化をしていくことも無く、停滞し続けた世界。
誰もが特別な瞬間を目の当たりにしようと世界中の人は、この瞬間だけで
も一つになっていた。
カウントダウンを終えた地球は30世紀を迎え、人類も何を目標にして生き続けていこうかと模索していた時だった。
人類は新世紀を境に滅亡の道を辿る。
兵器によるものなのか、戦争による滅亡なのか? 人為的な理由で地球に住まう人類は簡単に滅びるような存在ではない。
地球を襲ったのは一つの声――――歌声だった。
歌声に魅入られた人類は狂人となって人に襲い掛かり、それはまるで生物災害のように瞬く間に人類の総人口は三分の二まで減らされてしまった。
事件から数年後、歌声による洗脳の原因は三人のうたいびとと呼ばれる存在だった。
うたいびとの被害者であるロウは、将来を約束された許嫁の仇を取るためにうたいびとを世界に渡り探し続けていた。
そんなある日、ロウの前に一人の少女が現れる。
――私はね、世界中に自分の歌声を聞かせたい。愛を届けたい。
カノンと呼ばれるうたいびとと関わっていく中で、ロウは復讐に手を染め続けるのか、それとも復讐を止めるのかを思考していく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 23:48:19
103644文字
会話率:47%
――なんで僕は生きているのだろう?
少年アインは誰からも必要とされずに育ち、自分が生きていることに理由はあるのかという疑問を持っていた。
村の住人からは虐げられ、親代わりとなっていた人間の借金を返さなければいけなかった。
ある日の朝
、目が覚めるとそこにいたのは竜人の女性ミーナだった。アインを探しに来たという説明をされるもののアインは人違いではないのかと拒否をし続けるため、強制的にしばらくの間共に生活を過ごすことになる。
村人の暴挙によって死にそうになったアインはミーナに助けられ、月明かりが照らされた場所で告げられる。
―――私と一緒に来る?
差し出された手のひらをアインは握り返し、自分が生きている意味を探すべく世界へと旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-04 12:00:00
364550文字
会話率:39%
主人公、国後楓は人間である。念動力が使えたり、魔法が使えたりすることは一切ない、ただの一般人である。
現実世界の楓はある日、友人と遊んでいた際に、事件に巻き込まれてしまい異世界に飛ばされてしまう。
その異世界には誰一人として、人間とい
う種族はいなかった。
代表されるのが、エルフ、竜人、鬼、吸血鬼、獣人という、人間が使えることの出来ない技を持っている。
そんな世界でいろいろな事件に巻き込まれて、解決していく楓のご褒美とは?
これは、少しだけ正義感が強くて、無謀にも異種族の女の子とキャッキャウフフをするお話で……ある!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-25 20:24:52
14548文字
会話率:42%
異世界への転生を夢見る主人公だかそんなことは勿論起きない。そのうち周囲に違和感を感じていく。家族が消え、外が騒がしくなっていた。主人公は引きこもっていた部屋から一歩踏み出すことになる。
最終更新:2016-12-03 23:52:22
2151文字
会話率:31%
メジャーリーガーであるアレックス・グティエレスは先発投手として活躍していたが、近年の不振を理由に突然解雇され窮地に陥る。家庭も既に崩壊し、名誉も失ってしまった彼は古巣のマリナーズと契約し復権を狙う中で様々な事を思い出していく。
最終更新:2016-07-31 18:00:00
6425文字
会話率:19%
満足して死に往く老元帥、そんな彼を待ち受けていたものとは……?
最終更新:2016-03-13 08:25:57
8188文字
会話率:37%
極平凡な高校生だった青年・木崎圭一。
神様が暇潰しに投げ、外れて落っことした
ダーツの矢に潰され、証拠を消す為に異世界に渡って欲しいと言われる。
「馬鹿か?」と反論し、飛ばされた世界で気が付いたら人でなく、ゾンビだった…
「まぁ、来てしま
ったら来てしまったでしゃーないか。」
と、割り切り異世界でまったり暮らす事に。
※アルファポリスに連載している自作を投稿したものです。其方も出来ればよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 08:01:44
67907文字
会話率:52%
伯爵令嬢・レイ。
彼女は身に覚えの無い罪で断罪され、今迄尽くしてきた国民の前でその首を刎ねられる。
そして、死ぬ寸前に異世界人のマイ・サクラギに嵌められた事を知る。
彼女はおもった。
「こんな国なんて滅んでしまえ」
と。
そして気がつ
くとレイは新しい身体を手に入れた。
それはデュラハン。
首無しの騎士。
彼女は誓った。あの国を苦しめて滅ぼしてしまおう…
そうして、彼女は復讐の為に、無実の罪で裁かれた家族の者や、学友達の為にその剣を振るい続ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 17:41:41
13951文字
会話率:24%
魔界に転生した元日本人(前世でも現世でも女)ですが、ずいぶんと大層な肩書きをたくさん持ってます。魔界の女公爵、王国軍元帥、そして『魔王陛下の幼なじみ』。ええ、とっても美形だけど黄金の目が割とホラーな魔王陛下とは赤ん坊の頃からの幼なじみですと
も。
式典を目前に浮かれる王都で、私は不穏な気配を察知する。魔王の暗殺? 幼なじみとしても、元帥としても阻止させてもらいますよ。
*「カクヨム」にも投稿しています*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-28 21:29:58
37339文字
会話率:35%
『小説豆知識』のコーナーです。今回は《軍隊の階級》を紹介いたします。軍記小説やSFなどで登場する軍隊の階級を解りやすく解説いたします。
今後もこのようなコーナーを予定しておりますので、文質の向上のために、質問や感想を積極的にコメントしてくだ
さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 12:29:57
2876文字
会話率:0%
『小説豆知識』は小説に出てくる様々な物事を解説するコーナーです。今回は《軍隊の階級》について説明いたします。このコーナーを参考に、小説の世界観をつかむ手がかりにしてみて下さい。
今後の投稿を更に良いものにするため、ぜひ質問や感想を投稿してく
ださい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 12:14:56
821文字
会話率:0%
遙か昔、人々が暮らす地に、突如災いをもたらすものが現れた。
人々はそれを魔物と呼んだ。
世が絶望に包まれる中、どこからともなく四人の者が現れる。
彼らは魔物を次々と退治し、やがて幾年もの時をかけて魔物の長である魔王を倒した。
伝
説の勇者と呼ばれた彼らは、言った。
何百年もすれば魔王は蘇り、再び攻めてくるであろうと。
だが、魔王が復活するとき、伝説の四人の勇者もまた人の世に現れると。
この物語は、六百年前にまとめられた最古の歴史書「天地創造」の一部である。
「天地創造」に記された多くの物語がフィクションであるとされる中、この勇者と魔王の戦いは、今から千二百年ほど前に実在した史実の出来事であるとされている。
では、なぜこの物語の信憑性が高いと考えられているのか。
その理由は、至極簡単なものだった。
魔王も四人の勇者も、実際に蘇ったからだ。
八百年前と四百年前、それぞれ魔王は蘇り、二度とも四人の勇者によって封印されている。
この出来事は他の様々な文献によっても確認できる。
そして訪れた、三度目の復活。
今回の魔王ローザロッテは、予見されていたよりも十年ほど遅れて復活し、それを追うように四人の勇者もまた復活した。
勇者の一人であるカイエンは、人の世を離れ、魔王を倒すためひたすら訓練を重ねていた。
時は満ち、カイエンは魔王を倒すために立ち上がった。
彼は四人で力を合わせて魔王を倒すつもりなどなかった。
たった一人で立ち向かうため、ただただ自らを鍛え上げていたのだ。
再び人の世に降り立ったカイエンは、そこで衝撃の事実を知る。
主な登場人物
カイエン:主人子。拳で戦う武闘派。四人の勇者の生まれ変わり。
リコッテ:自由自在に鞭を操るツンデレ系少女。四人の勇者の生まれ変わり
フィーナスタシア:大魔法を操るクール系美女。四人の勇者の生まれ変わり
ケイサ・サランダ:剣を使う。四人の勇者の生まれ変わり
天海アリサ:人類共同軍の総指揮官。今は頓国で王女と元帥の掛け持ち
魔王ローザロッテ:復活した大魔王。人類共同軍に無条件降伏で屈する
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-04 00:50:58
36474文字
会話率:24%
悪魔という最悪の存在の神に君臨する、大悪魔サタンという怪物を知っているだろうか。恐らくは大半の人間が脳に刻み込んでいる邪悪な名だろう。しかし、実は大悪魔サタンとは初めから悪魔だったわけではないのだ。
もともとは天使。
初めから悪になっ
たのではなく、善を噛み締めて生きていた。
これは、大悪魔サタンという魔王が生まれる過程を描く物語。悪魔の神様が誕生した理由が明らかになる、悲劇の物語なのだ。
天界軍総本部の西方軍元帥、ダーズ・デビス・クロア。天使の彼は自分たち『天使』という歪んだ正義に怒りを覚えながら日々を生きていた。魔物を討伐し、罪人を殺し、ただ上から転がってくる狂った判断に従う毎日。
そんな時。
長い銀髪を輝かせて、水晶のような銀の瞳を持つ、幼い女の子と出会った。天使の子と思っていた彼女は、『邪鬼魔躙』という伝説の『天が体を与え地が命をさずけた』という、天使ではない最悪の存在だった。
クロアは彼女を『サタン』と名づけて、流れで育てることになってしまう。しかし、サタンを危険と判断した天界全ての天使たちとの戦争が始まる。
これは、本当の光を求めて立ち向かった天使たちの物語。悪魔という存在が誕生する前の、天使という正義の中で起こった反乱者の生き様である。
大悪魔サタン。
幼かった彼女は、一体、何を見て何を知り何を思って悪へと堕ちたのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-12 03:34:27
95282文字
会話率:34%
第三次世界大戦後の世界。
民主主義や平和の文字は跡形もなく消え去り、世界は文明が後退したにも関わらず、戦乱の嵐が吹き荒れていた。
そんな中、秋津島皇国と名をあらためた日本で第三次世界大戦中に冷凍保存された男が見つかる。彼は保存される前に蓄積
されていた膨大な軍事的な記憶、そして歴史の知識を持っていたが、名前のみを忘れていた。
皇帝家の姓、秋津島と乱丸という名をもらった彼は、着実に実績を重ねて秋津島皇国の元帥の地位に上り詰める。
この物語は秋津島乱丸と仲間たちによる国土防衛の戦いを描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-10 11:44:21
22955文字
会話率:42%
軍事国家ハノーファー帝国の貧乏男爵家の嫡子オットー・フォン・フロイデンベルクは、侯爵家の夜会に妹を同伴して出席した。だがそれは兄妹を不幸な運命に陥れる計画が待ち受けていた。
可哀想な妹と残念な元帥閣下の恋に巻き込まれる不憫な兄の物語。
※ 現在非公開の「裏腹な元帥閣下と憂える花嫁」の兄のオットー視点を主軸にした改訂版になります。
※ タイトル変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-16 13:10:37
12180文字
会話率:53%
見ていただきありがとうございます。
本小説は主人公であるアラシ・クジョウが、ルヴァリア大陸を舞台にユーゴ王国軍人として、二等兵から王国元帥へと歩んでいく架空戦記です。
開始直後は一兵卒なので、戦場単位の描写が多いですが、出世をする
に従って戦術・戦略・政略と広げていこうと考えています。また、戦いだけでは華がないので、在り来たりですが女性達との交流も入れていきたいと思います。
初めての小説となりますので、誤字脱字・不可解な内容にはご容赦ください。
小さな修正・加筆は、こっそりと行いますが、大きな修正・加筆に対しては、その都度記載したいと思います。
それでは、みなさん宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-15 13:57:02
4097文字
会話率:45%
帝国大元帥を務めるアントン・ラグラスの娘マルトーは偉大なる父の助けとなることを目標に帝国騎士を目指すが、各地方を巡察し、そして帝都の変貌を目の当たりにして、帝国を覆う問題が極めて深刻であること、父が難しい立場に立たされていることを知る。マル
トーが晴れて帝国騎士叙勲が決まった日、幼馴染みの騎士ギムナス・アールセンと再会し、親睦を深めるが彼が
「王党派」と呼ばれる急進的な若手騎士達の指導者であり、アントンとは敵対する存在だと聞かされる。父を信じ、改革の成果が出るのを待って欲しい、とマルトーは訴えるが、話は決裂してしまう。ギムナスが王党派であることは秘密にすると誓ったマルトーだったが、直後に父のアントンから帝国騎士内の急進的な勢力の動向調査を命じられる。マルトーは即答して引き受けるが、内心ではギムナスを裏切るのか、父を裏切るのか、の二択に困惑し、己の無力に愕然とし自己嫌悪に陥っていく。
それでも騎士としての責務を果たしていたマルトーは、任務中に賊の子どもを殺めてしまい、五日間の休暇を言い渡される。悄然としながら家に戻ったマルトーに大貴族の令嬢からお誘いが届く。叙勲祝賀会で知り合い文通相手となっていたユーリシアからの誘いだった。お茶会の中でユーリシアの既存概念に囚われない自由奔放な考え方に感銘を受けたマルトーは、ギムナスともう一度向き合い、彼の性急な考えを止めることを決意する。だが、彼女の想定よりも早く、事態は動き始めてしまう。貴族の肝いりに新設された都衛士隊が帝都の新月地区を焼き討ちする事件が起こり、これが引き金となり王党派の騎士達は決起し、主要市庁舎の占拠、という行動にでる。次々と状況が進展していく中で、マルトーはもっと早く行動を起こさなかったのか、ギムナスが背負っていた苦悩を一緒に分かち合うことをしなかったのか、と自分自身を責め、無念さに慟哭する。その葛藤の中でマルトーはギムナスのことを想う自分自身の気持ちに気がつく。王党派の決起が不発に終わり、反乱軍として追い込まれている事を知ったマルトーは、ギムナスのために王党派への合流を決意する。新月地区にてギムナスと再会し、彼に自らの想いを伝えたマルトーは、ギムナスの命を助けるために帝都脱出を提案する。重傷のギムナスを逃がすため、囮部隊を率いて出撃したマルトーは、奮戦するも数に勝る正規軍に圧され、最後は自ら川に身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-26 01:00:00
102089文字
会話率:44%
既に大陸の半分が魔族に支配されてしまった今世。ある国で歴史上初の女性元帥が生まれた。名前をリーゼロッテ・ブロンベルク。彼女は聡明でも強靭でも無ければ爵位も無いただの平民。唯一良いのは顔だけのリーゼは剣を振ることもままならない。それどころか少
し歩けば直ぐに疲れ、雨にうたれれば風邪をひき、転んだだけで骨を折る。女元帥を殺すのは赤子でも可能だと囁かれ、人類最弱と言われていることも知らずに行動、発言、思考共に幼いリーゼを人々は馬鹿と呼ぶ。そんなリーゼロッテを守る三人の女側近と全大陸で狂犬と呼ばれる一人の男。今日もリーゼは国を波乱の渦へと巻き込むのか、飛び込むのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-10 01:27:54
9023文字
会話率:67%