犬、こと俺、紐犬(ひもいぬ)は、ある日夕方街道の中間地点である男に出会った。黒子の恰好をした猿と雉を従えた、デブで、草履みたいな顔をした、鼻水垂らした醜男、桃太郎に。
こいつが差し出したきびだんごを、猿の忠告を聞かずに食べた俺はそれから先
地獄を見ることになる。
桃太郎の残機として……。
俺たちの、いや、俺の明日はどっちだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 20:11:56
2562文字
会話率:43%
〝自ブログ(http://kigaru.doorblog.jp/)にて公開しておりますが、こちらは縦書きでも読めるので併せて掲載させて頂いております〟
コーヒーに誘われてカフェへやってきた少女。
そこで店員のお姉さんに、「コーヒーが好
き?」と訊かれたのに対し、その嗜好が分からないと返す。
少女は、自身が記憶の一部を失っていることを告げる。
すると店員さんは、「失われた記憶を取り戻したいですか?」と真摯に尋ねた。
少女は思う。私は……私を知りたい。胸中で芽生えた想いは答えとなる。
店員さんは初回サービスと銘打って、彼女にコーヒーを勧めた。
それは不思議なコーヒーで、ミルクを入れれば自ずから渦を描いてミルクコーヒーへと変わる。
「黒いコーヒーはあなたが抱える〝ブラックボックス〟、左に渦巻くミルクはあなたが遡った〝時間〟、現在の色付いたカップはあなた自身が抽出した〝記憶〟――」
飲んだ時の味とともに、過去の出来事も思い起こされるという。
少女が静かに口を付けると、苦い味覚の後、失われた過去がフラッシュバックしてゆく。
真実を知った彼女は、涙を溢しながら、店員さんに話を聞いてもらう。
一年前の思い出、気になっていた三年の先輩、手渡したメアド、返ってこない――……
彼の卒業式、胸元に同じ白いバラ、女生徒の告白、快諾――……
心が壊れそうだった少女は、もう一人の自分を作り擦り付けて、記憶を封印した。
語り終えた彼女は、自身と一緒に、また涙と鼻水でぼろぼろになって嗚咽する。
そんな様子を辛そうに見ていた店員さんが、一つの提案を申し出た。
「苦い記憶を甘くすることは可能です」と。
彼女は水差し型の容器を手に取り、黄褐色の液体をコーヒーへと注いだ。
これを再び飲めば、遠い悲恋の様な記憶へと移り変わっていく。
そう伝えると、少女は恐る恐るカップを持って一口だけ嚥下する。
次第に嗚咽が止まり顔色が良くなって、私はやっぱりコーヒーが好き、と心から思える様になった。
ふと疑問を抱いた彼女が、店員さんの正体を問う。
お姉さんは冗談めかして「元魔法少女」だと答え、少女が年齢を訊くと「企業ヒミツ」と返した。
彼女は、トシマ法少女さんから励ましの言葉を貰い、お互い自然と笑い合うことが叶う。
そうして、少女はまたカフェを訪れる約束を交わし、お開きとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-07 06:00:00
7609文字
会話率:34%
僕は夜中に小さな声を聞いた。
その日から僕の目は真っ赤に充血し、鼻水が出るようになった。
お母さんは、花粉症だって言うんだけど、僕はそれは違うって知っている。
だって、僕には毎日小さな声が聞こえるんだから…
花粉が馬鹿みたいに飛んでくる
と聞いて、寝る前にちょっと思いついた話です。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-16 00:17:17
2156文字
会話率:57%
センチメンタルになってしまった女の子のはなし。
※pixivに同じものを投稿しています。
最終更新:2015-11-25 21:14:33
1471文字
会話率:27%
読んでもためにならないエッセイです。でも肩の力は抜けるかも知れません。いや、あまりにアホくさくて脱力するかも……。人の群れの中で生きるのは、窮屈なことが多過ぎて本当に大変だけど、ちょろっと視点を変えると「うひゃひゃ」と笑えることが結構転がっ
たりしています。そんな感じで書いてます。お目に留まれば感謝・感激・雨おかきです。※文章の拙さ、誤字脱字等については、未熟者ゆえお目こぼし願いたく御座候……。
※本編は拙ブログ(現在は閉鎖)に掲載したものの改定版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-29 08:00:00
1308文字
会話率:0%
100%ノンフィクションですー
最終更新:2014-02-26 22:28:39
1351文字
会話率:19%
一般の真面目な高校生である僕は、半年前、母から魔法少女だったと告白を受ける。しかも遺伝で、僕も魔法戦士になれてしまった。さらに、幼い頃に、僕は、魔法カード売りますという出店で、鼻水を垂らしながら三円で買った魔法カードの購入を思い出した。悪い
魔法使いを倒しながらも、気が付けば、モテテいた。義妹に隣のお姉さん、年上のOL、無口な魔法少女との貞操を懸けた『男の戰い』。心の闇に一歩踏み込み、二次元へのストレートな欲望を持っているという描写多めです。とりあえず、三話まで読まれてご判断くださいませ。心の闇と向かい合って、折り合いをつけつつ、前を向く主人公のライト作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-03 01:16:03
103246文字
会話率:69%
どっから見ても非の打ち所のない完全無欠の幼馴染が遅めの初恋をした。それは大変よろしくございましたね、で、なんでそれを私に相談されたのかしら。「かよちゃん手伝って」「帰れ」 コメディーと銘打ってますがたぶんさほど笑えない。幼馴染とはフラグは立
ちません。 のんびり更新です。 ※10/13あらすじ変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-14 11:47:53
8237文字
会話率:35%
入学式当日、伊月が鼻水をかけてしまった凄く可愛い女子の名前は彩。彩は、男子とは喋った事が今までに無いという驚きの事実をもっていた。
伊月と一緒にその男子嫌いを克服するという学園物語
最終更新:2013-05-14 20:55:21
4873文字
会話率:33%
美少女なんてありえない、の番外編になります。
適当に思いついた話や短い話等を、ぼちぼち上げていく予定です。
*本編を読んでいるのが前提となっておりますので御了承下さい。
*普段より更にダメな話を書く予定です。
最終更新:2013-03-06 18:18:47
18132文字
会話率:47%
会社で課長職にいる俺は、最近ひどい風邪を引いてしまっていた。喉などが痛く、咳や鼻水が出続けていたので病院に行き、風邪薬をもらって飲みながら出勤していた。喉や鼻に来る風邪で苦しみ続けている。部下の梁川(やながわ)に静養するよう言われ、その日会
社を早退し、あえて風邪薬を飲まずに自宅で療養したのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-06 11:17:04
3725文字
会話率:45%
悪の秘密結社。
そう呼ばれる者たちが、自分たちの主張を世間に知らしめるために様々な非合法活動を行いだしてからもう何年たっただろうか。
後手後手に回る政府の対応に業を煮やした者たちは、法を整備させ、打って出た。
これは、テロに対して敢然と立ち
向かう正義の味方達と、穏やかにすごしたいがために暗躍する、元秘密結社の連中の、汗と涙と鼻水とその他もろもろの流れる気がしないでもないお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-07 19:53:16
26804文字
会話率:23%
初めて花粉症にかかった私。くしゃみ、鼻水がとまらなくて、大変だったけれど、思いがけず良いこともあるようで!?
OL女子の、まことに慎ましい、だけどちょっぴり幸せなお話です。
最終更新:2011-02-16 01:33:42
1378文字
会話率:31%
昨日からどうも鼻水が止まらなくて、咳もちょっと出ますね。しかも今朝から少しダルくて、どうやら熱も出てきたみたいなんですよ。コレってホラ、アレですよね?
最終更新:2010-02-18 14:09:46
2689文字
会話率:60%
十年ほど前、僕ははな水に苦しめられた。そして今も、私は鼻水に苦しめられているのだ。
最終更新:2008-09-14 01:59:53
564文字
会話率:100%
小説の登場人物の事を考えたことがありますか?
キーワード:
最終更新:2007-07-28 02:13:37
582文字
会話率:38%
神様の苦悩の作者が神様の苦悩に出てくるおっとりちゃんと恋に落ちた!!笑いあり鼻水ありのおっとりちゃんとの日々を書こうと思います。
キーワード:
最終更新:2007-01-19 22:35:47
267文字
会話率:20%