時はU・C《統一歴》53年。
未だに西暦だ東暦だなんて言ってると、差別だ時代遅れだなんて言われてしまう。
なにせ子供の頃に夢見たあれやこれやが、今や現実のものとなってしまって久しい。
時の“|魔導帝《ジ・マギカ》”により、もはや伝承と
化していた魔導工学の知識が確立され、〈|魔動人形《ゴーレム》〉の生産技術が広く世に広まり、世界は|文明開化《ブレイクドーン》の産声を上げた。
未だ|魔物《モンスター》の|蔓延《はびこ》る辺境の地も、屈強な|鋼鉄騎士《アイアン・ゴーレム》によって警備され格段に安全となった。
農民達の貧困、そして人離れによる食糧不足も、疲れ知らず休み要らずの|作業用小型人形《パペットマン》によって解決した。
各都市を結ぶのは、馬より速く、魔獣より強力な|魔導列車《オートケージ》。
街のあちこちに放たれている|人工水魔《スライムドール》によって、道路は清潔に保たれ、ここ数年は大きな|流行病《はやりやまい》もなくなった。
それでも、この世界の知と繁栄は留まることを知らず、まだまだ技術と文明は加速していくだろう。
そして同時に、それは人の欲望も加速度的に深くなっていくことを意味している。
果たして、私の選んだ道は正しかったのだろうか。
願わくば、この子の未来が幸せなものになって欲しいものだ。
──マーリン=オクスレイ
そして数十年後、物語は、とある王国の貧民街から始まる。
蒼き|魔血《エーテル》と紅き血液が交わる世界の魔導活劇、開幕と相成ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 18:00:00
92567文字
会話率:24%
時は、202×年。日本で唯一の食糧自給率100%の米。
パンがなければ米食えばいいじゃない。
米以外の農作物が不作続き。天災?いいえ。原因不明の謎の病原菌が発生し第一次産業に大打撃。あらゆる農作物が食い散らかされる。米以外は。
菌とコメを武
器に戦う人間の戦いが今始まる。
立ち上がれよ日本人!
菌なんかに負けるな日本人!
戦え!戦うんだ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 17:56:07
2660文字
会話率:59%
【僕はナシに対して何の負の意識もない。勿論、命を戴く、という意味で思うことはある。けれど、じゃあなぜナシに対してだけ、それ以外の食糧以上に深い敬意を持たなければいけないのか? つまり、ジャガイモやニンジンや苺や小麦はナシ以下の存在だとでも言
うのか?】
新しい食肉"ナシ"についての話です。
(この作品はnote、カクヨム、エブリスタにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 18:03:24
3858文字
会話率:32%
早朝のゴミ捨て場を見て、ドン引きする。
最終更新:2024-07-05 20:00:00
2345文字
会話率:0%
2070年。
突如として起こった、地球環境の劇的な変化によって、ありとあらゆる生物の個体数が激減した。
人々は、食糧難に襲われ、今まで食用としていなかった様々な動物まで、食べるようになった。
それは、これまで家の中で愛らしく振る舞っていた、
猫も対象であった・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 01:26:58
74004文字
会話率:27%
大学を出て、車に轢かれ、気が付いたら――――――
翼の生えた男にベッドに押し倒されていた。
そばに落ちているナイフ、怪我をしている目の前の人……襲ったのこっち!?
リサーナ・フェル・フローレス、王女、この人に嫁いできて、獣人との結
婚に耐えられず夫であり王である目の前の翼の生えたイケメンを殺そうとした。誰の話? 私の話!?
そんな記憶ない、身に覚えがない、私じゃない。
なんて言い分が通じれば犯罪者の言い訳はすべて通ってしまう。
それはそうだけど、でも身に覚えのない罪で殺されるのは嫌!
獣人は食糧難?
農業知識に疎い?
もしかして私の知識はこの国では有用?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 12:42:21
55395文字
会話率:55%
異星人に地球を奪われた、人類
地上にいたジンルイは死滅あるいは食糧のために家畜になり、
宇宙へ逃げた人類がかつての地球を取り戻すために、ロボット『トルティーヤ』とパワードスーツのキルバディ戦術を考案、そして、地球へと艦隊を進め「殺意マシマシ
奴らをぶっ殺す作戦」が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 03:05:31
2688文字
会話率:52%
全世界の人口が爆発的に増加し、食糧危機が深刻になった現代に狂気的な考えを実行してしまう。ただその後遺症は計り知れないものとなってしまった・・・。
最終更新:2024-05-31 05:53:17
103150文字
会話率:78%
ある日、関内巫光(せきうちみつる)は解雇、彼女の浮気、家の火事、交通事故という不幸の四重奏に見舞われた。
目覚めた時に下半身不随になっていると知ってさらに絶望。しばらく無気力に生活していた彼は、姪っ子の誘いでVRゲームをやることに。し
かし開始直後、そのゲームに世界が侵食された。
世界のあちこちにモンスターが現れ、ゲームをやっていた人達が力に目覚める中、とある称号を得た巫光は、奇跡を連発してうっかりルールや法則を捻じ曲げ、姪っ子の配信で大バズり。
しかし、巫光は全く気がつかないまま、マイペースにスローライフを謳歌していく。
ただ、彼は理解していなかった。
共に住む仲間が、最高ランクを超える幻のモフモフ召喚獣の幼女や、誰もテイムしたことのない最高の防御力を持つぷにぷにモンスターであることを。食糧庫代わりにしている庭の穴が最強を超える裏ダンジョンであることを。
そして、自分がやっていることが何もかもおかしいということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 00:04:42
113280文字
会話率:47%
今より少し先の未来の話。2030年の日本で。
「陽、お帰りっ」
「ただいま、夕ちゃん」
今年で24歳の誕生日を迎える女性、潮日夕(しおひゆう)には料理人の明石陽(あかしはる)という彼氏がいる。一歳年下の彼とは調理学校で知り合い、お互
いに惹かれ合って卒業後は同棲することになった。
「俺、母親に旨いカニ料理を作るって約束したんですよ」
ひたむきな努力が実り、念願の高級料亭で蟹を調理するシェフに若くして抜擢された陽。しかし彼のキャリアは順風満帆とはいかなかった。
【食の革命】
人口増加による食糧難を解決するために、合成食材が天然の食材に代わるようになった施策。これから蟹はカニカマで代用するように。陽が勤める料亭のオーナーの意向だった。
支配人と対立する形で店を追い出された陽。仲睦まじかった同棲にも張り詰めた空気が混じるようになって。
「夕ちゃん…今までごめんね」
すれ違った彼と彼女がそれぞれの思いを吐露した時、二人の関係はどうなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 14:20:43
31144文字
会話率:44%
眩い光と共に耐え難い轟音が周囲を包む。
その光は富裕層からホームレスまで皆に等しく降り注ぎ、平等に死をもたらした。
西暦20XX年その日世界は荒廃した。
様々な理由や思惑が交錯し、その日ついに
先進国を自称する各国が核の使用へと踏み切ったの
だ。世界中の主要な都市で核兵器が猛威を振るい、死の灰と電磁パルスが世界中を覆った。放射能により生きとし生けるものの殆どが汚染された。全人類の実に7割が死に絶え、残された人類も食糧や物資の奪い合いによりその数を減らしてゆく。まさに地獄の窯が開いたかの様な光景に絶望する者も多かった。しかし、人はそんな生きるには余りに過酷な環境にでさえ順応し時は流れてゆく。
これは混沌の時代を生き抜く人々のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:35:42
14840文字
会話率:39%
本作品は「カクヨム」でも宙色紅葉の名前で投稿しています。
本作品は、「ひねくれカルメはログの溺愛が怖い……はずだったのに!」の番外短編です。
話を思いついたものの、上手くねじ込めなかったので独立で短編としました。
時系列的には2と3の間で
、とある冬の冷え込む日の話です。
寒さに疲れてすっかり落ち込んでしまったカルメ。
愛されたがりの彼女が愛したがりのログにペタッと甘やかされる、溺愛イチャイチャ系短編となっております。
結構甘めに仕上げました。
よろしければ読んでみてください。
ちなみに、本編で数度、出てきた「ログは愛している時に愛されていると感じる」についても、ちょっと言及しています。
興味がおありでしたら、ぜひ!
また、「ひねくれカルメはログの溺愛が怖い……はずだったのに!」は、キリの良いところで完結させた作品をシリーズとして追加していくという手法をとって更新しております。
現在、完結済みの長編が3つほどあり、シリーズとしてまとめてありますので、よろしければ、そちらもご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:00:00
10294文字
会話率:26%
ある日地球にひびが入り,ぽっかり穴が開いた。
地面にじゃない,建物にでもない.空間にだ.
時空の裂け目ができたのだ。
時空の裂け目が出来てすぐ,その真っ暗な裂け目からぞくぞくと怪物が出てきた.
怪物,というより異世界人と呼んだ方がよいかも
しれない。リザードマンやらオークやら。
とにかく獣から人間のように進化したと思われる二足歩行の化け物たちがダムが崩壊して水がどばーッ出て来るみたいに大量に現れたのだ。
それらはすぐに略奪を始めた。
食糧を奪い,資源を奪い,抵抗する人々は無残に殺されていった。
そして,戦争になった。
人々は,銃やドローンを駆使して異世界人を元の世界に追い返そうとした。しかし,とてもじゃないが太刀打ちできなかった。
異世界人たちは超自然的な力─魔法をつかった。あるものは火を操り,ある者は水を操り,あるものは土をあやつり,あるものは植物をあやつり・・・.
そうして人々はなすすべもなく敗れ,数多くの人々が捕虜として時空の裂け目の向こう側,異世界へと連れ去られていった。
─これは,異世界に連れてこられた少年マルが,魔人とともに帰還する物語。
(毎週木曜日に投稿する予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 13:05:20
57052文字
会話率:42%
さようなら婚約者! 実家からも追い出された私は洞窟で暮らします!の続きです。
私ことエリシアは婚約破棄された後、洞窟で住むことになりました。
ただ問題がありました。特に大きな問題は、食糧でした。魔物を狩るのは一人では難しく、もっと
効率のいい方法を見つけました。
それは人間をトラップにはめて、お金を奪うことでした。
その考えを実行に移した私は、商人たち4人を罠にはめて、倒すことに成功しました。
そして商人たちが持っていたお金を持って、街におもむき食料を購入していました。その他にも生活に必要なものを購入しました。
そして、ひと段落したところで、前世のことを思い出しておりました。
前世はゴブリンで、同じように人間を罠にはめて狩ったりしながら生活しておりました。
そんな時、私たちの洞窟にゴブリンハンターが現れて、私たちはことごとく狩られました。
もちろん、私も殺されました。
その時の恐怖が残っているのか、転生して洞窟に暮らしている今でもその時のこと思うと恐怖で震えが止まりませんでした。
これは、前世のゴブリン時代の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 21:03:43
2930文字
会話率:3%
ラリネは、お母様の死後、お父様からの言いつけで塔に閉じこもっていた。食事もまともに届かない中、急に現れた男にプロポーズされる。
戸惑いながらも言いつけを破れないと断ろうとすれば、「では攫えばいいな!」と連れ去られてしまった。
プロポーズ
してきた男は、どうやら魔王らしく、魔王城ではドライアドのアルにお世話をしてもらえる。プロポーズは勘違いで、人間との言葉の使い方との違いで、食糧なのでは……?と勘違いしたラリネはアルに問い掛ければ真っ向から否定される。
人間の生活に疎い魔王様と、それを嗜める侍女アルのやりとりに、楽しい家族を思い出したラリネ。
魔王様との結婚のために、実家に帰ることに……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 17:35:06
15784文字
会話率:63%
武 頼庵(藤谷 K介)様 主催の『イラストで物語』企画(企画期間:R6.3.15~R6.4.15)に参加したくて書いた作品。
化け猫のお母さんと子猫達が食糧を手に入れようと奮闘する一大スペクタクル。
イラストは、幻邏 様 作成のテーマ用(3
)を使用。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 20:08:24
2199文字
会話率:17%
キノコは塩漬けにすれば何でも食べられるという怪しい話。
以上が粗筋、以下はほぼ後書き。
戦後の食糧難の時代もあってか、亡き祖母やその周辺に住む人々は実際にそうしていたらしい。
父曰く、キノコにあたって周辺住民が死んだという話は聞いたことが無
いという。
キノコで汁をする時は、茄子も汁の具にしていた。
茄子とキノコを一緒に食べるとあたらない、という眉唾説。
父は基本、香茸しか採らない。
怪しいキノコは食べないに限る。
母が作る香茸汁に入れる具材は香茸と茄子だけ。
香茸汁は美味で香りが良いけれど、黒い色をした醤油汁、魔女の作る汁のよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 12:53:13
200文字
会話率:0%
二大強国の一つ、グリパニアによる南部領地への侵攻によって、理不尽な大戦が引き起こされた。南郡に住む多くの人々は、これまでの平和な日常を奪われるという不安や恐怖により、正気を保てず、精神に異常をきたすようになる。その最中に、記憶を失ったまま
、広大な魔境の森を一人彷徨う、正体知れぬ傭兵がいた。彼は自分の元々の所属と本来の目的を見失っていた。死の森において、生き残るための残忍な殺し合いを続ける中で、ふとした出会いにより、苦境にあえぐ南軍に傭兵として参加する。やがて、彼の参戦はこの戦争に大きな歪みをもたらす。激しい戦闘の舞台と化した、南部の森において、食糧を求めながらも、何とか正気を保とうとする人々、敵軍や盗賊たちとの斬り合いの日々は、ケークという人物の怪奇な半生を少しずつ蘇らせていく。彼を取り巻く多彩な人物の動向は、この戦争のあるべき結末を少しずつ変えようとしていた。先例のないような栄華を誇りながら、やがては衰退していく大国エメリアの存亡。国政を乗っ取ろうとする悪党たちは、いったい何を根拠に未来を予言しているのか。そして、ブランニージュと呼ばれる正体不明の秘宝を奪い合う、全ての時間、全ての国家に属する人間たちの物語。
記憶と予言 戦争と平和 人生の意味 宗教と無神論 差別と復讐 などがテーマになっています。
2020年3月16日 二年ぶりにプロローグを更新 誤字脱字の多くを訂正。
2020年4月 8日 大陸の各都市の紹介、そして大戦初期の展開の部分を修正
2020年4月21日 ホーチスとケークとの出会い。宿営地でのやり取りを更新。1節その3~6まで
2020年4月30日 第一章第二節が完結。第三節は連作短編のような形式になります。
2020年5月 1日 第一節その25 最後の場面の文章を訂正して更新しました。
2020年9月 1日 第一節その7~9までを加筆修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 06:20:53
676412文字
会話率:52%
異世界にクラスのみんなと一緒に召喚させられた樋口景一は、理不尽な理由で殺される――
道中での様々な個性的キャラクターと一緒に旅をしていく気分爽快の成り上がり系異世界ファンタジー。
最終更新:2024-03-07 14:00:00
7346文字
会話率:37%
バレンタインデー前日のナヴィリア王国、レオン王子と盟友ヴィヴィシア公爵オルソーが王都の二つの食糧庫を占領した。
その理由は「バレンタインデーの中止を推し進めるため」。何とも馬鹿げた話に、国王は気を遣って『暴走王子のストッパー』であるアンドミ
ア伯爵令嬢ロクサーナを呼び出し、二人を鎮圧してくるよう命じた。
その結末はいかに。
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 22:21:28
4821文字
会話率:36%
兄殺しの罪を着せられて流刑にあった、アラシア国第二王子ロンド。
しかし嵐に巻き込まれ、アラシア国とは犬猿の仲であるミツチの民が暮らす島に流れ着いてしまった。
そこで出会ったのは、島長の娘のティティ。
そしてロンドは島に迫る危機を知る。
「
この島は、今、深刻な食糧不足に陥っている」
ティティの言葉に、ロンドは驚く。
「でも、この島はこんなにも食べられるもので溢れているではありませんか」
ロンドは少々変わった研究をしていた。それは――毒を食材に変える研究。
「どんな窮地にあったとしても、お前を助け、お前の力になる。だから、頼む。我々を、ミツチの民を助けて」
ティティの願いに応じ、ロンドは島での生活を送る。
しかし、島の脅威は食糧難だけではなく……
「なぜ、竜がこんな近くに!?」
そして明かされる、アラシア国の秘密と兄の死の真実。
――ここに新たなる王の誕生を祝い、竜の誓いを執り行う。
不器用な毒薬王子が大切なものを見つける、貴種流離譚、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 20:08:53
120152文字
会話率:46%