世界の趨勢を決める戦争があった。
正義を騙る強国は、ひたすらに敵を追い立てる。
継続して、徹底的に、容赦なく攻め抜いた。
やがて、戦争も終結に向かうかと思われた頃のことである。
劣勢の立場に置かれた国は、形勢の逆転を狙い、ある計画に着手した
。
それはPSI能力の人為的な開発、組織化を目指して極秘裏に進められた。
近代兵器に頼らぬ戦術様式の確立、戦闘状況における最前線への投入を画策した矢継ぎ早の立案であった。
余りにも荒唐無稽なその計画は、だがしかし、窮状の度合いに呼応して説得力を増していった。
『能力者』による戦争の継続と、その先にある勝利という名の代価を求めて。
しかしその願望が満たされることはなく、戦争は静かに終わりを告げる。
ついぞ『能力者』の実戦投入が行われることはなく、進捗も不明のまま、計画は密かに闇へと葬られた。
歴史の表舞台に顕れぬその計画は、砂漠に霞む蜃気楼の如く、その形を失う――
はずだった。
時が経ち、日常は、穏やかに進む。
消えたはずの、過去の幻が再び影を落とすまでは……。
敗戦の色濃い最中、能力者の研究、養成を行う『学園』から抜け出して
自由な生活を取り戻した少年少女。
しかし、その前に学園からの使者が現れる。
「学園へ戻れ。要求を拒否するなら――」
学園側は、学園の在籍者に対し『卒業』出来ることを条件に挙げて
使者として送り込むことで、かつて脱走した能力者の回収を目指した。
そうして、『卒業試験』と称される奪還作戦が開始される。
それぞれの胸に、それぞれの欲望を秘めて
少年少女は激突する――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-29 18:00:00
111964文字
会話率:30%
天国やあの世を舞台、題材にしたシリーズものです。
基本的にミステリー3、コメディ5、恋愛1、その他1くらいの味付けでやってます。
なお、各話は独立した話になっていますが、登場人物、設定、世界観などがクロスオーバーしている為、長編として掲載
させて頂いてます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
アルファポリスのミステリー大賞終了しました。投票いただいた方ありがとうございました!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
第一話:リバーサイドミステリー
自称探偵、探偵の友人、ポロシャツの中年、カイゼル髭の紳士、紅一点、車イスの少年、バスの運転手。とある河原のほとりに男女七人の姿があった。
自称探偵は高らかに宣言する。「犯人はこの中にいる」と。
しかし、彼に対してその友人である黒ジャケットの青年は気だるげにこう言い捨てた。
「俺ら……もう死んでるんだけどな」
三途の川のほとりで自分たちが死んだ原因を究明するべく立ち上がった、妙な説得力を持つ自称探偵茶園。友人の奇行に頭を抱える黒井。
これは、そんな彼らが自分たちが死んだ謎を解き明かしていく、ミステリー風味のコメディ小説となります。
第二話:
世を儚み首吊り自殺を試みた引きこもりの青年篠生。彼は気が付くと天界の受付にいた。彼はそこで言い渡される事実に愕然とする。
「これから行われるプレゼンテーション大会で優勝した人だけが自殺出来ます」
篠生と同じく自殺を試みた少女小山内。篠生の自殺を助ける為の役割を持つサポーターの黒井。同じく小山内のサポーターの明戸。
これは、そんな彼らが自殺を完遂する為にプレゼン大会を勝ち抜く過程での苦悩を描いたミステリー風味の恋愛(?)小説となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-05 23:29:22
58050文字
会話率:53%
※紹介文変えました
新作ゲームを起動したら見知らぬ空を見上げていた。
何も解らなかったのが嘘のように、しばらく生活し馴染んできた頃、様々な陰謀が動き出す。信用と裏切り、愛と欲、そして生と死。不都合は無かった事にしながら何時か帰れるという
夢だけは捨てないで、必要な時には戦う。
主人公は深読みしすぎます。勝手に勘違いして動きます。失敗もします。
更に作者が文章力、構成力が足りず更新急ぐ為に勢いに身を任せている為話が変な方向に進む可能性が高めです。
それでも許せる皆さま、クリックして詰まんないなって切り捨ててください。
読み直して表現に違和感を感じる所が多かったので、時間を見つけてその辺りを修正しようと思ってます。
かなり更新止まってましたが、それでも目に入れてくださる方が居るようですので、別の作品書くのに慣れてきたら続き書こうと思います。その前に後の展開考えて読み直して修正まですると思うので、遅くなる事を保障しますが。
それまでに誰にも見ていただけないと言う状況になっても、書きます。説得力無いですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-22 09:00:00
205708文字
会話率:42%
「この書き出し、締めいかがですか その弐」で出たお題【 日傘をさした君の後ろ姿が見える 】で書いた。作者の意気込みは空回る運命だと思う。しかし主張に正当性や説得力が無ければ聞いて貰えない。文章って難しい……。俺の脳内ではこの話みたいなやり
取りが偶に行われる。あんま頭働かないんで、セリフツッコミ無しで殆どの場合勢いだけで上げてる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-30 21:07:10
200文字
会話率:100%
最近話題によく上がる言葉、「多文化理解」についての
やさしい解説エッセイ。
最終更新:2013-06-15 05:00:00
1174文字
会話率:0%
最近どの物語も、似たようなのばっかり。
そんな風に考えているあなたへ、ぜひ一読してもらいたいエッセイです。
最終更新:2013-06-14 05:19:02
1240文字
会話率:0%