行き先も決めていない一人旅の途中。
駅のホームの看板で「温泉」の文字が目に入り、そんな気分になった俺は、そこで列車から降りたのだが……。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
最終更新:2024-05-06 10:30:00
6026文字
会話率:16%
聖女であり、学生という身分の主人公。
彼女はサマーホリデーの最中に自分の住んでいる国とは違う国で国家元首をしている自らの姉に使者として、とある国に行って欲しいと頼まれる。
最初は訝しんでいた主人公だったが、行き先を聞いて承諾。
主人公は視察
に赴いたその国で1人の少女と運命の出会いを果たす。
その少女の正体はドラゴン―――。
人を疑うということをろくに知らず、ましてや恋愛のなど皆無な主人公はその少女に警戒心を抱くことなく接する。
しかしそのうちに少女に惹かれていく主人公。
想い、想われ、温かくなる心。芽吹く百合。
2人は結ばれ、心と身体を抱き締めあって誓う。
――いつ迄も一緒にいようね――
転移したらエルフでした。スピンオフ。
↑上記の作品。拝読無しでも大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:00:00
144759文字
会話率:37%
彼は親の気まぐれのせいで「瑠飯」(ルパン)という名前だった。しかし、名前以外は至って平凡。今まで幾度となくからかわれ、もはや気にすらしなくなったある日、彼は仲間とともに光の奔流に呑まれる。行き先はどうやら異世界らしい。ここで自由に生きて汚
名返上すると誓ったルパンだが、しかし、他の仲間は自由に使える魔法が、『管理者』とかいう訳の分からない存在により「コソ泥に華やかな魔法なんていらないよね〜」と呟いただけの理由でルパンだけ使えなかった…!
そんな絶望する彼に、光明が。
「あれ?この体、なんかめっちゃ動きやすいような…」
ルパンの逆転劇が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 23:59:00
73049文字
会話率:15%
寄せる。
皺を、寄せる。
服の皺を、寄せる。
該当の時代まで行くには、俺の皺だけでは、足りない。
顔の皺、身体の皺、諸々足しても、足りない。
だから、服にも、手伝ってもらう。
皺を使って、過去にも、未来にも行ける。
が、過去と未来では、
ちょっと、違う。
過去は、実際には、触れられない。
干渉できない。
過去に行っても、過去の人々や物に、一切、触れられない。
間に、薄いが、強靭な膜が、有るが如し。
強引に触りに行っても、俺の身体(未来から来た人の身体)は、すり抜けてしまう。
過去の人々や物を、すり抜けてしまう。
当に、見るだけの、バーチャル・リアリティ。
対して、未来には、触れることが、できる。
干渉できる。
未来の人々と話も出来るし、未来の物を使うこともできる。
膜の存在なんて、無い。
思うに、過去は、『もう、固まってしまっている』んだろう。
『ガチっと、固定されてしまっている』んだろう
対して、未来は、『まだ、固まっていない』んだろう。
『フラフラと揺らぐほど、遊びがある』んだろう。
つまり、過去は、決定済みの時間。
未来は、仮決定の、まだまだ変わる可能性がある時間。
だから、未来に行く方が、楽しい。
見るだけの、傍観するだけの過去と違って、自分も関われるから、楽しい。
が、せっかく、いい感じの未来なのに、自分が関わることで、それが損なわれる可能性も、無きにしも非ず。
自業自得ではあるが、それを避ける判断材料は、無い。
まあ、それをなるべく避ける為に、自然と働く【時間矛盾解消現象】とか、
時間警察とか、あるんやけどね
言い換えれば、未来は、行き当たりばったりの、出たとこ勝負。
『ええ目が出たら、結果オーライ』の精神だ。
と云う違いはあるものの、過去にも未来にも、行くことはできる。
で、今日は、未来に行く。
本来は、顔と身体の皺だけで、タイム・リープできる。
でも、今回は、時間指定が、厳しい。
だから、念の為、服の皺にも、手伝ってもらう。
行き先の未来は、一週間後の未来。
タイム・リープは、未来へ行くのも、過去に行くのも、近い時間に行くのが、案外難しい。
行き先は、ある高校の合格発表の、当日及び翌日。
そこで、新聞やニュースを、調べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 10:12:01
40385文字
会話率:34%
翼は、傷心。
それまでの人生において、『どれだけ心が傷付いて来たか』を、翼は表わす。
大きく傷付けば、大きく翼は生える。
何度か傷付けば、何度か翼は生える。
心模様が激しく揺れ動くように傷付けば、美しい模様が浮かび上がるように、翼は生える。
だが、翼は容易に生えない。
ありきたりの傷心では、生えない。
それこそ、一週間ほど飯が喉を通らないような、街から色彩が全て失われるような、それぐらいの傷心でないと、翼は生えない。
小さい翼でも、最低限、それぐらいの傷心はいる。
ならば、大きい翼は然り。
美しい翼も、然り。
[ただ、その傾向が、自殺者増加と正比例していることは、指摘できよう。
翼を生やした人数の増加と、自殺者の増加が、
グラフで合い比べると、正しく比例している。
よって、自己嫌悪、自己憎悪、自信喪失といった、
各自のメンタル衰弱が、何らかの作用を及ぼしていると考えられる。
《翼を生やす》のと《自殺する》のは、
『メンタル上、紙一重のもの』と捉えられる。 ]
博士論文を、一度は提出した。
テーマは、[翼発生現象についての経緯、現状及びそれに対する一考察]。
担当教授は、難しい顔をする。
「博士論文の補足して、追加レポート出してくれたらええよ」
ラバネッリは、教授のこの提案に、飛びつく。
教授と念入りに打ち合わせをして、補足レポートに盛り込む内容を詰める。
翼の生えた人々は、翼の機能を活かして、主に次の三つの職に従事する。
一、運送業
二、旅客運輸業
三、保養業
運送業、旅客運輸業の聞き書き調査の状況を思い出し、保養業の状況を詳しく思い出す。
ラバネッリは、保養業界の会社【ビアッリ・リラックス】を聞き書き調査した時の状況を、詳しく思い出す。
まず、ビアッリ・リラックス三人衆の一人、メラーの翼よる施術に付き合う。
行き先は、彫師のところ。
刺青を入れるところ。
メラーは、黄色の翼格納リュックを開く。
開くと同時に、縮こまっていた翼が、広がる。
途端、青龍がのたうつ、くねる。
翼の動きに合わせて、青い龍が息づく動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 10:14:34
38855文字
会話率:30%
周りの話が合わないと悩み、大人になれば周りと同じ価値観でいられる様になると思い、少しでも大人になりたいと願う女子高校生[本城 百合]
学生時代から、無関心で生き、そのまま大人になってしまった社会人[真田 誠]
2人が出会った喫茶店から物語
は動き始める。
あなたは、大人に対する幻想的なイメージを学生時代に描いた事は無いだろうか。
自由でどこへでも行ける、好きにお金が使えるなど。
大人になるとは何なのか、大人と子供の違い。
何も分からないまま社会に出た少年と、学生時代に大人に憧れた少女の、1つの出会いを書き描いた物語。
何も考えずに、ただただ“生きるため”という行為を無駄に過ごしていた日々に、一つの華が添えられる。
それは、美しくもあり、儚くもあった。
何もない日常に彩りを与え、誰かを想う事を知る。
相手を想い、考え、悩む。
それは単純な様で難しい。
出逢ってしまった二人の物語は、加速していく。
止まることのない想いを乗せ、走り出す。
行き先の見えぬままに。
一人一人に色々な物語があるかと思います。
その中の一つとして、甘くて苦い物語を読みたいなと。
そんなあなたにも向けた、切なくも暖かい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 07:37:50
99449文字
会話率:36%
中卒の俺の勤め先、『硝子の珈琲店』。
そこは賑わいが一切見れないのに高給料で肝心の店主は店の奥で何やらごそごそしているし、メイドと名乗られた彼女は毎朝行き先も伝えず行方不明になるし、店の中が吹雪になっていたりーー
普段ではありえないこと
がおこるこの店で、今日はおそらく良いことがある。
世界No.4(アース)
No.29(エルカディア)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 15:36:05
437文字
会話率:0%
数百年に一度起きる魔物の大量発生。その邀撃のために召喚された【魔弾使い】は、その役目を果たして元の世界に帰還……はできなかった。しかし、行き先は不明だが異世界に転移することは可能だったので、うんざりしていたこの世界と決別することに。次の世界
では目立たないことを目標に据えて。
主人公最強かつご都合主義があるかもしれないので苦手な方はご注意下さい。
初作品で手探りながらやって行くので、分かりにくかったり描写不足していたらごめんなさい。感想、指摘等がございましたら何卒よろしくお願いします。
5万pv!ありがとうございます。
遅筆ですが、これからもお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:00:00
467276文字
会話率:33%
異例にも、とある事情で一家で南極観測隊に参加することになった南戸(みなみへ)一家。
新種生物サラドンの助けを借りて、某国のゲンパツ計画をなんとか当面阻止することに成功したが、某国の怒りは凄まじく、某国代表団をあらゆる手段で抹殺しようとする
。
南極帰りの観測船は雷撃を受け、サラドンに感染している南戸家の長女である星良(セイラ)は重症を負うが、それがきっかけになって不思議な能力が身に着いたことに気付くようになる。
巨大な某国を相手に、か弱い一家とセイラがどう対抗していくかを伝記風に綴っていく。
物語の行き先はどこか… 実は筆者にもよくわからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 18:00:46
70014文字
会話率:67%
営業マン、一一(にのまえ はじめ)は、大好きな声優のイベントに参加する。
そのイベントで、危険なファンからゆーきちゃんを守って死亡した彼は、気付けば死後の世界にいた。
死後の世界では、善行と悪行の比率によって死後の行き先が決まるのだが
、彼は善行50%、悪行50%となっており、天国行きか地獄行きかの判断が出来なかった。そのため特例で異世界への転生が決まったのである。
一が目を覚ますと、そこは異世界であった。
とりあえず町を目指すために歩き始めるが、数時間後、彼は街道の真ん中で持病の尿管結石の痛みでのたうち回っていた。そこに現れた行商人のエルフの少女、ウィンに助けられたのをきっかけに、彼の冒険が始まるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 11:53:23
208189文字
会話率:59%
現世で死んでしまったオチヤが行き着いた先はソウルターミナルと呼ばれる、魂の終着点だった。そこは魂の行き先を決める場所で、天国、地獄、転生の三つの選択肢が与えられる。
ソウルターミナルで上司のイチカ、受付嬢のユキノを始めとした多くの出会い
があり、世界が足りないという問題を解決すべく健闘する。
この時はまだ知らない、恐ろしくて闇の深いソウルターミナルの真実を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 18:23:57
905671文字
会話率:46%
ミモザが咲く季節の夜空に、こころぼしを見つめて。木の芽風にゆれる花芽も、今日という一歩も、春という行き先へと向かって。
最終更新:2024-02-25 20:30:47
539文字
会話率:0%
今はまだ見えなくても、漕ぎ出せばきっと、見えてくる。あの水平線が消える場所、夢の行き先へ。
最終更新:2022-08-06 07:50:35
401文字
会話率:0%
繋がる絆は、かけがえのない宝物。あの日見た、流れ星のように。
(追伸)流れ星に願いを込めるのは、それが開いた天の扉から溢れた光で、神様が向こうにいるうちに願いを伝えるため、という伝承があります。
最終更新:2022-07-02 12:13:08
439文字
会話率:0%
幼なじみ彼女の相瀬梨乃(あいせ・りの)に別れを切り出した大学生・間宮光(まみや・こう)は、憂さ晴らしのため居酒屋で浴びるようにお酒を飲んでいた。
泥酔して帰宅すると、家の前に立っていたのは、昨日別れたばかりの梨乃。酔いを忘れ困惑する光に
、まるで別人のように風変わりした彼女は、こんな願いを口にする。
「ワタシを教えてほしい」
あろうことか、交通事故に遭ったという梨乃は、記憶の全てを失っていたのだった。
失った記憶を取り戻すため、終わったはずの二人の時間は再び動き始める。
そこで語られる二人の本音、そして幼い頃に掲げた『漫画家』という夢の行き先は——⁉
両想いなのに両想いじゃない恋愛×漫画家を目指すサクセスストーリー!
※この小説は文学フリマ東京36にて、書籍版を販売したもののWeb版です。
この小説はカクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 21:15:23
70194文字
会話率:44%
そこは方位磁針と時計の針が行き先を見失う磁場の狂った道だという。将来の妻、まだ産まれぬ娘、はたまた亡くなった母に会った者がいるという。
もしも未来、或いは過去に邂逅を望むのであれば、一人きり誰にも行き先を伝えず、その山道を歩くといい。
運が良ければ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 12:26:23
6501文字
会話率:34%
どろぼうはうそつきの行き先。
最終更新:2024-02-02 13:07:31
488文字
会話率:0%
宝くじで高額当選 人生一発大逆転だあ? 庶民のはかない夢の行き先は。
キーワード:
最終更新:2024-01-26 06:29:09
730文字
会話率:0%
子爵家で下働きとして働いていたリゼットは、日々のセクハラ&パワハラに耐えて生きてきた。
しかしあるとき限界が来て、ついに子爵家を飛び出した。
行き先は「眠りの森」。
とにかく穏やかに眠りたいリゼットは、そのまま眠りの森へと入っていった。
※設定はゆるゆる(適当)どころか、皆無です。
ご理解の上、お読み頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 02:00:00
5999文字
会話率:28%
帝国の第二皇子であるゲンジは、父皇帝の偉業に憧れて皇族としての務めの傍ら、冒険者として活動していた。
ある日、ゲンジは父が倒れたという知らせを受けた。尊敬する父は、死の間際に衝撃の事実を告げる。
「……お前は朕の息子ではない」
そ
の上、父はゲンジを愛人と誤認する始末。
ただでさえ整理がつかないゲンジに追い討ちをかけるかのごとく、兄からは事実上の帝都追放を命じられてしまう。
追放を期に、ゲンジはこれまで制限されていた遠くへの旅を計画する。行き先は、父とその愛人が訪れたという思い出の地。
――――――少年は知らねばならない。たとえ、それが哀しい真実だとしても……。
偉業の数々しか知らなかった父の本当の姿を紐解き、本当の父親を探す旅がここに始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 17:04:11
33097文字
会話率:49%
ある国では、クリスマスとは死者が還る日を示すという。水辺に無数の明かりを灯すことで、死者に故郷への行き先を伝える道標とする。そうして、故郷へ帰った死者の魂をもてなすことで、生者も死者もただクリスマスを楽しむのだ。
※本作品は、なろ
うで公開している長編小説「カルタータ」の番外編です。カルタータ本編は一番下のリンクにございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 12:59:44
5926文字
会話率:54%
「今見たことは誰にも言いません。その代わり私に協力してください!」
一年前。大陸を二分するサンセベリア帝国とリトガルト王国は、血で血を洗う戦争を行なっていた。
結果としては、王国側の勝利。しかしそれは、薄氷の上のものであった。数
で圧倒的に勝る帝国が王国に敗北した理由、それは兵の質が勝っていたから。王国の戦士達は帝国の騎士達を、ちぎっては投げちぎっては投げ、鬼神の如く屠っていた。
そんな活躍を戦場で果たした英雄「ゼン・キロトリデ」は、ある日上官である司令に呼び出しを受ける。
「貴殿には、サンセベリア帝国への密偵の王命が出された。我が国最初のスパイとして、誇りを持って任務にあたってくれ」
司令の命令に不満はありつつも、ゼンは愛する祖国を離れて潜入任務を開始した。行き先は、帝国立騎士学校。入学試験で早速その実力を遺憾なく発揮した男は、最高のスタートラインを切っていた。
しかし、その夜。男はひょんなことから自分がスパイであるという証拠を、元公爵令嬢である「セシリア・アルフグレット」に見られてしまい……。
これは、身に余る任務を背負った最強スパイと、宿願を持った没落令嬢の熾烈な共同戦線である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 16:07:49
218106文字
会話率:54%
魔法や獣人が過去に存在していたが、源となるマナが減少し、希少となった世界。
獣人の祖を持つ島国シャムールの王女フランは、王家の中で厄介者として扱われていた。今や獣人としての血は薄れ、誰もが普通の人間と変わりない存在となる中、フランだけが先
祖返りで獣に変身する力を持っていたからだ。
先祖返りは国に災いをもたらす存在として疎まれている。その上、両親によく似た妹王女と比べ、個性的なピンクゴールドの髪と金色の瞳を持つフランは、明らかな差別をされて育った。それでも慎ましやかな幸せを夢見て、身の回りで唯一優しくしてくれる騎士団長にほのかな恋心を寄せていたが……。
ある日、海の向こうの軍事大国による侵略が島国を襲う。シャムールを支配下に置いたヴォルカノ帝国は、従属の証として王女のひとりを差し出すよう命じた。
行き先は冷徹で恐ろしいと噂の皇帝の妃候補が集められる「花離宮」。そんなところに送られれば、末は慰み者にされるか、孤独に心を壊されるかわからない。
騎士団長への思いが国に残りたいという気持ちを強くしたが、妹王女が彼と恋仲だと知ったフランは絶望する。心を押し殺し、自らが貢ぎ物となることを決めるのだった。
孤高の皇帝の寵を奪い合う女の園で、フランの運命は動きだす――。
※ベリーズカフェ、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 10:16:45
120252文字
会話率:27%