藩主の急死により藩の派閥は二分化し、継嗣争いへと発展した。かつて同じ冷水流の高弟であった堀口伝右衛門と片平雪斎は、あることをきっかけに反目、雪斎は冷水流を離反し、その結果、二人は敵同士になった。雪斎の死後、冷水流の奥義をめぐって子の風雪は伝
右衛門親子をねらうが…。
※他サイト様との重複投降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 10:30:51
6535文字
会話率:42%
三岡藩(みおかはん)、三岡城で半軟禁生活を送っていた
藩主仁衛門(じんえもん)の娘、碧(あお)。ある日の夜、藩主の側近で育ての親である長岡久光(ながおかひさみつ)の手を借り、城の外へと出る。そして、彼が作ったという『狩人』たちのもとに身を寄
せ、狩人たちの屋敷で暮らし始める。碧は狩人たちの優しさにふれ、狩人たちも碧の明るさに励まされ、幸せな生活が続く。
けれど、『血癒』(ちゆ)である碧の『薫り』に惑わされた妖たちの気配が近づいて。狩人たちに護られる中、碧は知る。久光と狩人たちの絆を、己が生まれた理由を。
―――これは、深い愛と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-25 12:26:59
6596文字
会話率:40%
ある僧侶が冷酷藩主に夢を見せる話し。薄暗いです。
最終更新:2015-05-05 20:00:00
8137文字
会話率:33%
文政6年(1823年)。
信濃松代藩に一人の姫君が生まれた。
この日を境に、困窮していた筈の藩は徐々に回復の兆しを見せ始め、やがて藩主は外様大名でありながら、異例の大抜擢として老中に任ぜられるまでになった。
人々は語る。かの藩
主は名君であると。
しかしその裏で何があったのか。
隠された真実を知るものは、今はわずか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-27 19:06:42
6088文字
会話率:49%
米田藩主の嫡子桐生長政は、父の盟友藤川忠則から与えられた刀をこよなく愛し、戦に備えて鍛錬の日々を過ごす。そんなある日、父の使いで藤川忠則の城に向かった長政は、立ち寄った浜辺で襦袢姿の少女を目撃する。身投げと思い追いかけて海に入るが長政は泳げ
ない。ひょんなことから出会った少女と無骨な若君との物語。自サイト作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-15 00:00:00
22868文字
会話率:25%
江戸時代中期、播磨地方の山奥に位置する小さな藩から夜陰にまぎれて脱藩をする三人の藩士の姿があった。彼らは藩主の政策に見切りをつけ、満月が煌々と輝く中山越えで隣りの藩に逃れようとしていたのだった。
最終更新:2013-05-11 18:22:47
5395文字
会話率:38%
桑名藩主、本多忠勝に密命を受けた吉岡厳之丞勝秀は、任務の為日本中を回っていた。そして任務完了直後に忠勝の死を知る、忠勝の後を追った吉岡だが其所には恐ろしい奴がいて・・・
最終更新:2012-11-05 02:47:22
2191文字
会話率:48%
伊勢崎藩主の子孫として生まれた民子は、医師である
父牧人と小学校教師である母の3女として生まれた。
高校の修学旅行で北海道の旅に観た摩周湖が、
忘れられずに札幌の中学校に赴任したのだ。
その時の摩周湖は霧に包まれて、残念ながら湖面は見る
ことが出来なかった。
心の残りの湖水をもう一度見たかった想いが、北の地で
働きたいと思ったのだ。
札幌の中学校に赴任した民子は、札幌は寒いと思ったが
学校の先生方も、アパートの住民も、みんな親切で
暖かかった。
そこへ別れた筈の初恋の慎也が札幌へ突然訪ねて行った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-24 13:58:12
19542文字
会話率:4%
秋田藩の侍「桂吾」は、秋田藩主佐竹義和の命により、博物学者「菅江真澄」の用心棒として白髪の地を訪れる。そこで蛮地である白髪にて、「桂吾」と「菅江」は、人間と妖怪の共同生活地「白神の城」を見つけてしまう。「白神の城」を世に知れ渡してはいけない
という白神城の若「仙乃」の命により「桂吾」は人質として「白神の地」で生活することに。
しかし、白神城の人間と妖怪の共同生活という奇妙な関係は、次期城主争いを切掛けに徐々に崩れ始める。人間の欲深さ、妖怪の異質さ、人間と妖怪は本当に心が通い合えるのか、生じる様々な課題に「桂吾」も巻き込まれていく――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-12 01:30:38
2065文字
会話率:53%
私にも高校時代に格別の友人がいた。
友人の家は十四代続く医家で、古くは地元藩主の専医だったらしい。
友人の父・祖父・曾祖父が東大・東京帝大の医者であったからだろうか。
友人も、当たり前の様に、東大理Ⅲを志望した。
友人はそれに見合うだけ頭
がよかった。
正に神童だった。
誰もが友人の合格を疑わなかったその受験前の秋・・・
・・・友人は、死んだ。自殺した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-08 19:17:56
226文字
会話率:13%
江戸時代。勢力のある外様の古賀藩は、次の藩主江知馬の正室として、望まない譜代の姫君、雪姫を幕府からおしつけられた。雪姫排除派と受容派に真っ二つに分かれる古賀藩。雪姫には護衛という名の見張り、御庭之者のお頭の息子、カズマがつけられた。しかしこ
のカズマは雪姫との剣術の稽古で六年間一度も勝ったことの無い腰抜けだった。城の中で孤立を深める雪姫とカズマ。二人の間には敵でありながらも言葉にできないつながりが生まれていた。ところがカズマは実は、藩の機密を守る為、幕府からの隠密を殺し続け「鬼」と呼ばれる忍者だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-22 16:31:35
77814文字
会話率:45%
同じ日に違う境遇で産まれ、死んだ子供たち。産まれた子供は、ある目的のために悪人を殺し、悪人の持つ何かを集めていた。そのために剣術を学ぶが、藩主様たち事情を知らない者はそれに反対する。そのとき、彼女はどうするのか。
最終更新:2009-08-09 19:34:57
2230文字
会話率:37%
十万石の藩主に就任した一弥は参勤交代で江戸に出仕する。藩江戸屋敷には筆頭家老の秋山鉄斎が待っていた。藩主を歓待してくれると思った一弥。ところが鉄斎は梨絵姫と手と手を取り合って茶屋へ出かけてしまう。怒り狂った藩主が跡を追うと・・・
最終更新:2007-04-11 17:26:58
7299文字
会話率:83%
藩主に就任した一弥は参勤交代で江戸にでる。退屈な日々を持て余し、家老の鉄斎に頼んで岡引の手下になる。鉄斎は岡引に変装して一弥を助け、盗賊緋牡丹お雪を捕らえようと算段、お雪の現れる博打場に乗り込む・・・
最終更新:2007-03-15 19:36:28
17373文字
会話率:80%
藩主の嫡男でありながら、大殿の意向に背き、とんでもない山奥の閑職に落とされた一弥。吹雪の中遭難中の美女を救助する。二人は恋仲になるが、それを知った上司らが、その女子を側女に差し出せと強要する。一弥は上司に果たし状を出し決闘となる。
最終更新:2007-03-15 19:13:45
26934文字
会話率:81%