私たちは自殺します。
悲しいこともあった、辛い日もあった、誰も助けてくれない日もあった、努力しても報わない日々も、無気力のあまりすべてを投げ出したいと思うのも、何気ない言葉に傷つくのも暴力に震えることもありません。
ーーそう、もう思い出
したくもないあの日々とはお別れです。
私にはネットで知り合った漁り火とシーザがいる。二人とも私の悩みを聞いてくれた大切な人たち。この人たちなら信用できる。
だからこそ、さようなら私の人生。
ーー本当は今、死ぬ気なんてないのだけども。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 08:23:01
10955文字
会話率:54%
冬童話2017の企画内で、用意して頂いたプロローグから創作した短編です。
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国に
その女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
上掲が頂いたプロローグの一部ですが、
童話という事なので心理描写を一切描かず、登場人物の行為を客観的に、歯切れよく描くことに専念しました。
プロローグ以降のあらすじ
冬の女王が、何故季節の塔から出てこないのか、この謎は序盤でわかります。
誰の助力も得ることなく、女王は自らの意思で己を戒めて、塔の外へ出る事を決意します。私はここから物語を描こうと想いました。
冬の女王には召使いが一人います。
冬の女王が塔を離れる動機。これが”責務”ではなく”望み”となるように。
召使いがあっちへ、こっちへと活躍します。
狂言回しのような言葉遣いの中で、二人の心持ちが、如何に強い信頼で繋がれているかを描写できていればと想います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 03:49:12
10870文字
会話率:38%
現代にいる両親へ
私は戦国時代で突然生きることになりました。
戻れる予定はありません。
只今、とある国の姫として勘違いされて生きています。
エブリスタにも投稿してあるものをリメイクいたしました!
最終更新:2016-10-03 23:08:23
12238文字
会話率:30%
言及起して義に服す
言動承りて舌を延す
言葉転じて炎と成す
言言終りて売に出す
この世すべては狂言三昧
一話一話の単なる虚言
ここにあるのは語り部と、どこかの誰かの舞台也
最終更新:2016-06-22 12:20:36
75682文字
会話率:53%
私は、貴方がたに気付いてほしい。その想いで、この詩を書きました。
きっと、私を狂言者と言う人もいるでしょう。でも、見てほしい。
頼むから見てください。
最終更新:2016-03-30 23:45:54
455文字
会話率:0%
「挑めよ英雄、足掻けよ勇者」
かたや愛や勇気や希望を与え、かたや試練や絶望や悲劇を与える狂言者の戯言を受けて世界は廻る。
この物語の主人公にして全ての元凶たる男……月城彼方。
様々な要因が取り込まれた玩具箱(仲間達)と共に物語は動き
出す。
『さぁ物語を始めよう……このどうしようもなく満ち足りぬ俺を満たしてくれ……』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 19:00:00
930文字
会話率:5%
演劇部員の茜谷紅羽。彼は既に卒業した先輩に想いを寄せていた。
普段会う機会の無い二人であったが、母校の文化祭を見るために彼女が高校に訪れることを紅羽は知った。その時、紅羽は――?
最終更新:2015-10-26 22:07:05
20163文字
会話率:56%
戯言、妄言、狂言の類、あるいは——
最終更新:2015-07-14 19:32:15
2584文字
会話率:0%
これは、真実。偽りなき、物語。1人の咎人と、その友の咎人たち、そして、彼等を狂気と殺戮の呪縛から助け出そうと足掻いた歌人とその仲間たち、それに関わった者たちの物語。これから始まる神話。それは、神々の遊びである狂言の戦争という現実によって全
てを引き裂かれた咎人が、壊れて、立ち直って、また壊れて、そして、命約の下に死んでいくまでの神話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-03 02:22:38
59091文字
会話率:54%
この日、ゲーム画面を見ていた全ての人類が”それ”を目撃した。-20X6年6月6日6時6分6秒-世界中で起動していた全てのテレビゲーム、ポータブルゲーム、パソコンゲーム、オンラインゲーム、アプリゲーム等のゲーム画面に突如として”未知の巨大オブ
ジェクト”が出現した。アクション、シューティング、RPG、ARPG、SRPG、MMORPG、格闘対戦、パズル、クイズ、ノベル、リズムゲーム…果てはギャルゲーその他ジャンルに至るまでの全てのゲーム世界内に出現した植物とも生物とも無機物ともつかないありとあらゆる混沌とした異形の心象を具現化したかの様な巨大なる”それ”が突如として出現した。”それ”は”exotic Fortress”と名付けられゲーム世界から排除する為に世界各国の大手ゲームメーカーやIT企業が原因究明調査に乗り出した…。
-20X6年11月8日-既に5ヶ月が過ぎ未だに誰も”exotic Fortress”の発生原因が掴めずにいた…STEにもユーザーから「”exotic Fortress”から敵が発生した」等の狂言報告も毎日山の様に来る。特命調査部門の中西がボヤく「今回送られて来た物も同じだろう」だが期待を裏切る形でゲーム中に奇妙な現象が観測される。この日からゲームの世界観上は絶体に存在し得ない筈の”異形”のバグが”exotic Fortress”周囲に数個体発生し、ゆっくりと個体を増やしながら世界中のゲーム内世界を歪め侵食し破壊し飲み込んでいく…最終的にセーブデータすら破壊しいかなる操作も不可能な”暗黒画面”の中にポツリと浮かぶ”exotic Fortress”だけを残して。その”異形”に誰もに打撃を与える事は叶わず使用不能となるソフトが増えていくのをゲーマー達は歯がゆい思いで見ている事しか出来ない。
抵抗軍 ”セカイ”が現れるまでは…セカイは”異形”を次々と撃破していく動画を動画投稿サイトに投稿したのだ。そもそもセカイはありとあらゆるゲームの世界最速クリア記録を度々更新し動画投稿サイト等にそのプレイ動画を投稿するという伝説の匿名ハッカー集団だ。その神業は世界中のゲーマー達の心に微かな希望の焔を灯していく…セカイは最後に"exotic Fortress"に対し宣戦布告をし動画は終了する。
今、ゲームにゲームを奪われたセカイと人類の反撃が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-26 20:01:51
857文字
会話率:13%
「何度君を、想像の中で犯したことか」
雌のみの「有羽人(ううじん)」は、齢十を過ぎると地上に伴侶を求めて降り立つ。――言い伝え通り、夫を捜し地上にやってきたマリナは、自分を保護する修道士ロレンツォに想いを寄せていた。
決して胸の内を明かさ
ない彼に、やきもきするマリナ……ある時、彼もまた自分を特別に想うことを伝え聞いた彼女は、彼の本心を知ろうと狂言誘拐を画策する。それが、取り返しの付かない結末をもたらすとも知らずに。
少女を愛するため、修道士は偽り、裏切り、口を閉ざす。ゴシック・ファンタジー。
・重複投稿一覧
http://1no10.net/works/virgin/01.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-14 17:00:00
10317文字
会話率:50%
西示真人という『学園』の男子生徒は文化部を統べる王、文月夜に呼び出された。
彼女は次期生徒会長選挙の唯一の立候補者で、一週間後の生徒会選挙では信任を問われるだけのはずだった。
しかし、そこへ学園の運動部を統べる王、磨宥真昼が生徒会長選への立
候補を表明した事で、学園は十数年ぶりの決選選挙へと動いていた。
西示真人を呼びつけた文月夜は、彼にこの学園の秘密を語った上で学園の秩序を保つ為に決選選挙への『狂言』出馬を要請する。
果たして、生徒会長へ選ばれるのは誰なのか?
※本作はpixivにて過去に投稿したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-26 14:38:21
33103文字
会話率:38%
あらすじとか別にないですね。ただ単に砂糖の話です。
最終更新:2014-08-30 02:50:37
3408文字
会話率:52%
帝西高校超常現象研究部は活動不振を理由に文化祭コンテストで入賞できなければ廃部との通告を生徒会長海野から受ける。部長の松井はこの難局を打開するため元生徒会長、山井を助っ人として招く。山井は生徒会長職を追われたこともあり、海野とは宿敵といっ
ていい間柄。彼は自分が念写能力者であることを明かし、デジカメへの念写展示を行うことで入賞を果たし、海野に一矢報いようと松村と約束する。
だが念写実験も思わしい結果を見せず、時間と経費だけが失われていき松村は打ちひしがれる。さらに追い討ちをかけるように山井の念写能力も狂言だとわかり松村は激昂する。
だが基を質せば自分達の不甲斐なさが原因だと松村は自省し、いさぎよく廃部を受け入れようと決める。だが海野にあざけりを受けていた山井が今度は納得しない。山井はなんとしてでも海野を見返してやりたいと意地を貫こうとする。
その思いが部員達の魂にも火をつける。だが土台無理なことを実現させようとする彼らの努力は所詮徒桜でしかない。
それを知った海野は密かに松村に接触してある提案を持ちかける。山井に対する裏切りとなりかねないその提案に松村は戸惑うが、部を存続させる方法はこれしかないという海野の言葉に最後は折れる。
そして文化祭前日、山井は松村が海野と結託した事実を知らされるが、結局念写能力を開花させられなかった自分の不甲斐なさを思って海野の企画に自らも参画することを決める。
そして始まった文化祭。インチキを題材にした展示は山井の降霊術実演などもヒットして見事コンテスト入賞の成果を収めて超研部は存続を決める。
文化祭後に行われた生徒会と超研部の打ち上げ会で、山井はHDDへ念写してみせるとホラをふいて大事な資料データが入ったHDDを破壊してしまい海野から大目玉を食らうが、松村はそんな山井を賞賛して一同は海野に一矢報いた喜びを噛みしめるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-29 22:16:07
80333文字
会話率:57%
時は第二次大戦後。かつて敵国の捕虜となった男は、許婚(ブス)の制止も聞かず切腹しようとするが。実は、許婚(ブス+怪力)との結婚を避けるための狂言だった! それを知った許婚(ブス+怪力+一途)は……!?
※pixivと重複掲載
最終更新:2014-06-18 10:14:31
7216文字
会話率:0%
記憶の一部を失いました。
一時的です。
忘れた事、忘れてない事があります。
本当は、誤解や偏見、嘘ではないのか。
思われるのが怖いので、当分はお休みを考えていましたが、記憶の一部を失った自分と向き合いたいので…。
あやふやな分かりにくい文
章ですが、書く事で何か思い出すかと思いました。
病院を受診、投薬治療しています。
信じてもらうとかでなく、実情を書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-20 15:36:23
596文字
会話率:5%
悲しみと不甲斐無さ、怒りを狂言風で。
最終更新:2013-12-18 10:20:18
658文字
会話率:0%
私ほど正直者はいないよ。
嘘、誰よりも嘘吐きだ。
そう、私は嘘吐きだ。
嘘、偽り、狂言、空言。
私が吐く言葉はそれの塊。
ホントウの事なんて一つも無い。
最終更新:2013-11-01 15:11:45
5822文字
会話率:36%
資源が枯渇し、エネルギー文明と置き換わる形で登場した鬼人文明。
胎児の期間中にある薬を注入することによって人を越えた人が生まれる可能性がある。
この人を越えた人を鬼人と称し、彼等は戦車を持ち上げ深海にまで素で潜り、果ては空まで飛んだ。
この
鬼人こそが社会の原動力。
そして、弥生町に生を受けた犬神康介もその鬼人であった。
※本日から完結まで毎日定時投稿です、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-31 00:00:00
61530文字
会話率:39%
男は上機嫌だった。
ずいぶん我慢をしてきたと思っている。
それにあまり頻繁になるような趣味ではない。
最近は抑え目だった。
久しぶりに趣味に興じて家に帰ると、そこには少女がいた。
誰かは分からないが、自分を待っていたと告げられる。
はて誰だ
ろうと疑問に思っていると、少女の口から驚くべき言葉が投げかけられる。
男は取り乱した。
六畳の一室で少女と話す内容は、嘘と本当の間の物語。
話し手になった男と聞き手の少女との絆のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-11 18:31:57
7092文字
会話率:46%