かつて「王子」と名指されるほどの美男子であった大路光路の現在は見る影もない。
体重は倍に増え、首回りの肉も凄まじい。目が淀み、高校を中退した彼はパチプロのような生活を送っていた。
無くしたものが多すぎて、動けない。無気力に日々を過ごす
だけの彼の前に、目が覚めるような美男子が現れる。どうやら彼は光路が元いた高校では「王子」と呼ばれる存在らしく、自分の後釜的存在を担っているそうな。
唐突に自分の生活に食い込んできた新王子の存在に光路は戸惑うが、どうにも違和感を覚えた光路が知った彼の正体とは―――!?
※注意:ギャンブルのお話では決してございませんが、パチンコ等の単語・または描写が出てくるので、苦手な方は予めご了承頂いた上でお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-14 07:00:00
38477文字
会話率:50%
古い伝説がある。
世界が闇に覆われていた遙か昔、竜が闇を封じ込め、光を生み出したと。
誰もが知るお伽話のような話。裏切りと犠牲を暗示した悲しい物語。
運命を翻弄された悲しみの存在を抱えたまま、時は淀みなく流れ、世界は回り続ける。
世界の3
分の1を占める閉ざされた楽園ズィ=エルースの騎士ルージュは、身の内の闇に蝕まれつつある王に、とある使命を託され外の世界に旅立つ。
内容は純ファンタジーですが、わりとシリアスな内容になっています。
気軽に評価、ご指摘、感想など残していただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-06 22:56:15
169515文字
会話率:52%
「すず」
私を呼ぶ声。ぶっきらぼうで、何度も何度もその言葉を繰り返して、淀みのない発音。
「かねと」
彼を呼ぶ私。ほんの少し、甘いものが混じってしまったかもしれない。
変わるものと、変わらないもの。
陽だまりの中の、物語。
最終更新:2012-10-31 21:00:00
5441文字
会話率:15%
ある男が山を登っていた。男の目は、淀みながらも前を見据えていた。果たして彼は何処へ向かおうと言うのだろうか。
最終更新:2009-01-29 15:41:03
661文字
会話率:0%