父親の勝手な都合で修道院入りさせられたシャルロッテ。
そんな彼女はひとつだけ魔法を使うことができる。
それは、生後一年以内の子猫とお話しできる魔法だ。
そして彼女にはその魔法を使ったある楽しみがあった。
夜、修道院を抜け出したシャルロッ
テは子猫に導かれてとある場所へ。
そこにはシャルロッテと同じように、
生後一年以内の子犬とお話ができる魔法を使う彼がいた。
シャルロッテは彼をドギィ(子犬さん)と呼び、
彼はシャルロッテをキティ(子猫さん)と呼ぶ。
お互い、素性は知らせないまま、
同じ魔法が使えるから意気投合し、二人は時々こうしてお話をする。
わかっているのは、ドギィが騎士候補ということだけ。
息苦しい修道院生活の中、このお話しの時間は唯一の楽しみだった。
だけど、そんな楽しい時間にもついに終わりのときが来てしまい――、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-18 13:00:00
16350文字
会話率:28%
戦争と貧困で荒廃した世界で、人々の心は荒んでいた。女も工場婦として一日中武器を作り若さを消費していく日々。「こんな風に生きたくなかった。毎日息苦しいのよ」そんな生活で希望を見出したのは、奇妙な存在。少女人形だった。彼女は私に毎日劇を見せて
くれる。時刻は十九時四十三分きっかり。音楽で会いましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 17:00:00
17242文字
会話率:35%
青春だって臆面もなく言えるのは青春の間だけだっていう青春のお話。
不法侵入した家。お湯の張られた浴槽の中で水死体のように眠っていた綺麗だけれど難のあるクラスメイト。
それから、誰にでも好かれたいという願望で少し歪んだ優等生。
二人が周囲を
振り切って、ただ二人の青春を掴み取る。
生き苦しくて息苦しい二人の少女が、何よりも澄んだ青春を見つける話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 21:44:52
102585文字
会話率:44%
「空を飛ぶ」女性たちのイラストレーションからインスパイアされた「ことば」をつむいだ連作集です。
いつも、思ってました。
どうして、こんなに息苦しいんだろう。
どうして、こころを押し殺して、したくもない仕事をしなければならないんだろう。
そんなとき、見上げればいつも「空」が広がっていました。
神戸の街でも、大阪のオフィス街でも、新宿でも、表参道でも。
そして、思ったものでした。
「空、飛びたいなぁ…」
もっと心地よく。もっと軽やかに。
もっと自由に、行きたい場所に行ける自分になるために。
なんとなく、こころが疲れている人たちが、
ちょっぴり前を向いていけるような、
そんな「ことば」たちになれればと願っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:03:55
5446文字
会話率:36%
同じ髪型、同じ制服に身を包んだ有象無象が蔓延る学校で、ただ一人、紅色に染めた長髪を靡かせる不良の女の子(可愛い)が、息苦しい学校の外で自分達の居場所を守る短編です。
最終更新:2021-12-13 09:57:57
4399文字
会話率:47%
魔法が当たり前に使える世界に伯爵令嬢として生まれ変わった、私エレノア・バルテン。
魔法が使えない私は、貴族の世界での爪弾き者。
なのになぜか王太子の婚約者という立場になってしまい、貴族の世界に無理やり連れだされる日々が続いていた。
生きるこ
とが息苦しい。
神様がいるなら、なんで私を生まれ変わりなんて特異な存在にしたのだろう。
もはやすべてを諦め、ただただ人生を諦めていた時・・・
――あのひとが、現れたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 00:00:00
8006文字
会話率:37%
「聖女の仕事って、めっちゃめんどくさい」
村娘だった私、シャクナはなんの啓示なのか、どんな嫌がらせなのか。15歳の誕生日に聖女として覚醒した。
すぐに王都に連れ出されたと思えばここに住めと言われ、されるがままなすがまま。稽古に作法に祈
りに。あれよあれよといつの間にか2年が経っていた。
正式に聖女となる継承式を前日に控え、私は部屋をこっそり抜け出し、たまたま訓練中だった女騎士、ウィーリンと出会う。
お互い、周りの理想像を真面目に演じていたことを相手に重ねる。
たった十数分なのに、1番心を通わせた相手となっていた。
そんな2人が、今という息苦しさから逃げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 20:00:00
9410文字
会話率:45%
白い長髪を二つ括りにした少女、“カリュ”は旅をしている。一応目的はあるのだ。まだ赤ん坊の頃、孤児院に預け何処かに去っていった母親を探すという目的が。しかし、「家族」という存在がよく分からないカリュにとって母親探しとは、どこか息苦しい孤児院
とそれがある街から抜け出す口実に過ぎなかった。そんなこんなでカリュは旅をしている。言い換えればそれは…様々な人との出逢いであり、多様な価値観の学びであり、成長の連続だった。
「行こ! スーちゃん!」
今日もカリュは世界を見て周る。魔法のスーツケース、“スーちゃん”と共に。
作者の榛葉(しんば)と申します。週1〜2ペースで更新したいとは考えております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 14:15:37
104229文字
会話率:57%
誰からも必要とされず、誰も必要としない。
好きな人間もいなければ、嫌いな人間もいない。
家族、友人、恋人、あらゆる人間関係が希薄な人生
深海のように圧く息苦しい世界
孤独こそが彼の居場所であった。
ーー異世界転生
とある事故を
きっかけとし、彼の人生は一転する。
剣と魔法のファンタジー世界で目覚めた彼に、初めての居場所ができた。
大切な人々を守るため、彼が手にした盾は「不死」の力
大切な人々を失わないために、彼が手にした剣は「カード」の力
魔物が蠢き、人の命が軽い世界
そんな世界を前に、彼は二つの力で大切な人々を守るために戦いに身を投じていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 22:00:00
416173文字
会話率:44%
剣と魔法が存在する異世界。緑豊かな山々と大小様々な湖沼の恵みを受けたドゥンスト王国。
お飾りの王太子妃オティーリエは、結婚半年にして未だに伽が無い夫と役立たずと蔑む貴族達に挟まれ息苦しい毎日を送っていた。歯がゆい思いをしながらも、王太子との
関係改善のためにとオティーリエは王太子宛てに手紙を書くのだが、未だに返事は届かなかった。侍女達に励まされながらも、焦りを抱き始めていたオティーリエは書庫へ行った帰り何者かに襲われ意識を失う。
目覚めるとオティーリエは小鳥の姿になっていた。自分が小鳥になってしまった事を周りに伝えられないオティーリエ。目覚めない自分を見つめながら、途方に暮れる彼女の前に現れたのは情愛薄いと言われてきた王太子ヴォルフラムで!?
ホワイトハート新人賞投稿作品。以前小説家になろうにも投稿していた作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 23:09:58
86993文字
会話率:57%
とある町が舞台の話。
町にまつわる様々な人達が、複雑に絡み合う。
異様な町の雰囲気のせいか、町に捕らわれた人達が深く深く沈んでいく。
最終更新:2021-09-15 13:35:50
2463文字
会話率:37%
日常の苦しさから溢れ出た言葉たち。
※暗めの詩です。悲しくなるので見ない方がいいと思います。
最終更新:2021-09-04 22:20:30
222文字
会話率:0%
意外と社会派です。明治時代まで、日本は自由恋愛でした。今の世界が息苦しいあなたに捧げます。
最終更新:2021-08-24 09:10:51
343文字
会話率:0%
毎日が息苦しい。
おためし小説投稿さん https://otameshipost.com/ にも投稿した作品です。
最終更新:2021-08-16 16:00:15
1790文字
会話率:0%
息苦しい世の中ですが、ただ生きているだけでも
きっと人は価値があるものだと思います。
何か特別才能があって、世の中の人たちを勇気づけられる人たちも素敵だと思いますが
何の才能がないと思う人でも、だれかにとっては大事な人だと思います。
そ
んな誰かのために、今日も生ければいいなあと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 00:06:21
255文字
会話率:0%
フランシェスカは、婚約者であった王太子から、婚約破棄を宣言された。「未来の王妃」として教育を受けてきた彼女は、王妃にならない選択肢なんて、考えたこともなかった。王太子の宣言は、一挙手一投足に気を使う息苦しい「王妃」の座から逃げるチャンスだ
った。
婚約破棄を受けたあと、さっさと次の婚約を結べば、もう王妃にならなくて良い。そんな打算で周囲を見回した時、王太子の隣にいる伯爵令嬢の婚約者であるジャックに目が留まった。
「婚約破棄された者同士、仲良くしましょうよ」
強引に結んだ新たな婚約が、本当の恋に成長するまでのお話。ざまぁはありません。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 19:17:30
11068文字
会話率:43%
【通勤時間やお昼時間に、サラッと読めるさわやかな大人の恋愛短編です】
「――女のくせに」
仕事を頑張れば「バリキャリ女子」と揶揄され、出世をすれば「女性活躍推進枠だろ」と言われる。そして、”女らしくない”趣味のものを買おうとすれば「女性
にはそれは合わないのでは」と、説得される。
メディアで踊る「女性が活躍できる社会へ」っていう文言。だけどね、現実はまだまだ昭和時代の香りが残っているのよ。
そんな「日本的な女性像」を押し付けられ、この上なく息苦しい世の中で、私が出会ったのは、穏やかで、わたしと同じくちょっと理屈っぽい自動車販売店の営業マン。
彼は私が抱える社内への不満に対して、なだめるでもなく、適当に相槌をうつでもなく、予想の斜め上の回答を返してくれる。
そんな彼に惹かれてしまったのは、必然だと思いません?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 12:14:25
9978文字
会話率:43%
――息苦しい日々を送る中で、あなたに出逢った。
勤めている会社でストレスを募らせる吉海。
辞めたい気持ちは膨らむが、そんな無責任なことはできないと葛藤する日々。
追い詰められた彼女の前に現れたのは…。
救い、救われたかつての縁が、今結ば
れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 20:00:00
16912文字
会話率:38%
根暗で地味な女子、鳴早なつきは今日もまた言葉を詰まらせていた。
人と話すことを大の苦手とし、学校はとても息苦しい場所となっていた。
しかし彼女には唯一の癒やしがあった。
消しゴムに好きな人の名前を書いて一カ月バレなければ両想いになれ
る。そんなおまじないだ。
そしてちょうど一ヶ月。
鳴早はその名前の書いた消しゴムを、うっかり落としてしまう。
放課後の教室に二人きり。
目の前には想い人の黒金正弘の姿があった。
ちょっとした勘違いと消しゴムのおまじないから始まるドタバタ恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 07:13:43
4271文字
会話率:33%
ブラック企業と戦う主人公! 残業に残業を重ね麻痺し始めた定時の概念に負けず、有給を手に入れることはできるのか!
とか言う話では無いです。それからタイトルや名前以外はまどマギのパロディ色とかも特になく、何かと息苦しいちょっとファンタジックな
OLのお話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-03-06 16:00:00
160220文字
会話率:39%