みんなは幽霊はいるんだって信じてる。だから、みんな夜はどこも出歩かない。その理由を聞くといつもみんなはこう答える「幽霊が出て、連れて行かれちゃうから」と。
でも私は信じない。だって、夜に海に行ってもお墓に行っても幽霊なんていたためしがないか
ら。だってそうでしょう?見えないんだもん、だから、いるはずない。いたら見えるはず。お墓は見える。不気味だけど見える。海も見える。海ってきれいだよね。だから私は毎晩海に行くのが習慣だった。このごろは、海を見るためじゃなくて、幽霊なんていないって証明するためだけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 11:30:05
7975文字
会話率:37%
高里は掃除をするのが何よりも苦手だった。
掃除をしないから部屋は汚れる一方で、最初のうちは代わりに掃除をしてくれていた親友の宮森も最後には愛想を尽かして帰って行った。
次第に部屋には虫が湧き始め、友人たちは高里の部屋に近寄らなくなった。
そ
んなある日、高里は部屋で一匹の蜘蛛を発見する。
どうやら部屋に湧いている虫を餌にしているようだった。
その蜘蛛は黒くて大きくて、いつも壁に張り付いたままじっとしていた。
しかしその様子は、虫以外の何かを虎視眈々と狙っているようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 09:39:18
3849文字
会話率:17%
トカゲが過去に体験した不思議な出来事をうろ覚えながら文章にしました。
私の不思議体験、興味がある方は覗いていってください・・
最終更新:2012-08-14 09:16:52
3300文字
会話率:4%
今、学校で噂の「復讐ノート」を手に入れた私。
復讐したい相手の名前と、相手にしたい復讐の内容を書けば、それがかなうという優れもの。
最初はただ、ささやかな復讐だった。
私が困ってるのに、ノートを貸してくれない意地悪な美和を、全く同
じ状況に陥れる。
それは見事に成功した。
そして、小さな復讐が成功すれば、より大きな復讐へと手を染める。
成功により、私は調子にのってしまったのだ。
復讐は復讐を生む。
そんな当然のサイクルさえ、忘れてしまうぐらいに。
夏のホラー2012の企画ということで書いた、初ホラー作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 08:58:16
5809文字
会話率:30%
それはとある夏の休日の早朝、いつものように釣りにでかけた時に遭遇した、心霊体験でもなければ怪談でもない、それでもとても気持ち悪い思いをしたお話です。
当作品は実体験を元にしております。
最終更新:2012-08-14 08:39:22
4050文字
会話率:0%
『あぁぁぁぁあ、切っちゃダメ。…ねぇ、これから肝試しに行かない?』
それは家のかき氷屋を手伝っていた時に友人・亜美と郁也からかかってきた電話だ。
「行くか。こっちは疲れてんだよ。おまえの顔も見たくない。」
そういって答えたが、八時きっ
かりにあいつらは来るとい、きっかりに来た。
電話の内容で、どうやら肝試しは長年誰も入ったことのない洋館でやるらしい。
人数は十五人。三人一組で古びた洋館を回る。
脅かし役もいない。ただ、回るだけだ。
しかし、この洋館には謎めいた伝説があるのだ。
《真夜中の十時。洋館に入り、扉を閉めると殺される》
と…。
そして―――――
俺らの番で起きてしまった。洋館の伝説が… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 07:00:13
6927文字
会話率:59%
都市伝説って信じる?わたしは全くぜんぜん。中2にもなって、なんか馬鹿らしいもの。
だけど、うちに泊まりに来た友達のカオリが、「自動販売機の都市伝説」をいきなり語りだして・・・・・・
最終更新:2012-08-14 04:55:41
4240文字
会話率:41%
ミチルはもう長い事閉じ込められていた。 犯人は彼女を猫なで声で呼び、時に感情を高ぶらせて罵倒する。 両親や恋人のもとへ帰ろうと、ミチルは決死の逃亡を企てるが……。
「夏のホラー」初参加です。 どうぞよろしく。
最終更新:2012-08-14 02:07:09
7422文字
会話率:15%
男は下水道に恋をした。
それから、男は彼女のために新しい家族を増やしてあげることにした。
最初は近所の子供……
最終更新:2012-08-14 00:16:51
3728文字
会話率:23%
ある夏の出来事……私達は、とある村を訪れることになった。そこで起こる不可解なこと。たった数時間の出来事なのに、どうにもおかしいと感じる。
嗚呼、狂ってしまうほどに――。
最終更新:2012-08-14 00:00:00
5019文字
会話率:49%
――夏の初夜。狐が鳴いた。
その鳴き声に何故か少女は恐怖を感じずにはいられなかった。
それは3年前のある夜のこと・・・・・・まだ、少女が幼い時の記憶。
狐、という生き物に連れ去られた記憶。
不可思議な儀式の生贄となってしま
った少女はそれを恐れた。
少女を襲う悲鳴と数々の体験。
自らの体を売る日々・・・・・・それはすべて、3年前の少女の失踪にあった。
神隠しにあった子。
それが少女であり、今の少女だった。
今、少女は寝ている。
それが、少女だった・・・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 00:00:00
6080文字
会話率:23%
「せんせぇ、落し物、拾ったぁ。落し物箱にいれたよぅ」
教師と小さな子供のささやかな絆。
【落し物箱】
■切られた■。
欠■た三本■。
赤錆浮いたブリキの小箱。
ひっそりと廊下の片隅に置かれた、他の誰も知らない二人の秘密。
ごとり
。
ロッカーの中身。
倒れた■。
子供はせっせと花瓶の水を代え、机を磨き、落し物を拾います。
「せんせぇ、いいこいいこしてぇ?」
無邪気に笑う。それはそれは嬉しそうに笑っています。
・・・クスクスクスクスクス、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 23:51:40
3796文字
会話率:2%
大学に進学した渡明菜は大学の些細な出来事で家に引き籠もってしまっていた。
自分の容姿に自信をなくしてしまった明菜は家の鏡を割ってしまい、自分の顔も忘れてしまっていた。
そんなある日、明菜は巨大な植物が生い茂っている場所で目を覚ます。
そして
、そこでおじいさんに声をかけられる。
「そこの綺麗なお嬢さん」
明菜は生まれてから一度もそんな風に呼ばれたことがなかったので、自分が呼ばれているとは思わなかった。
しかし、その背中には綺麗な羽が生えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 23:46:00
4047文字
会話率:16%
今年の夏も猛暑である。皆さん、対策は万全だろうか。27歳のOL“夏美”は年の初めに失恋したショックでやや太り気味に。このままでは夏を乗り切れないと思い、様々なダイエット法を試してきた。しかし、どれも長続きせず、効果は全く表れなかった。むし
ろ、ストレスや生活習慣の乱れで余計肥えてしまう。来たる夏本番。連日の猛暑に加え熱帯夜。都会の夜は気温や湿度の数値以上に殊更蒸し暑い。寝苦しい夜が続く。一人暮らしの彼女の部屋にも、眠れぬ夜は容赦なく襲いかかる。果して、夏美は快眠を得られるだろうか。そして、暑さ対策を怠った末に待ち受ける恐怖とは……。
本文では人名以外に“夏”の単語を使っていないことにご注目。また、暑さを始め五感を刺激する内容に仕上げています。備えあれば、患えなし。ただし、これを読んで寝られなくなっても、私は責任とりませんよ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 23:04:03
7803文字
会話率:20%
8月5日(0)
僕は旧校舎のいわく付きトイレに閉じ込められている
焦る気持ちを落ち着かせるためにも携帯電話のメール機能を使って
日記をつける事にした
こうしている間にも気配を澄ませば戸の向こうには”ナニカ イル”
これからどうなるのかは
わからないが。
もし、この日記を読む方がいらっしゃったら僕に何が起きたか是非真実を確かめて頂きたいです。
8月5日 21:15分
現在僕は此処から出られていない・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 22:07:45
7095文字
会話率:37%
東京のある不動産管理会社に勤めていた頃、社内で有名な事故物件があった。それは大阪にあるという。
『704号室、事故物件につき』
社内ホワイトボードには常にそう書かれたメモ紙が貼ってあり、入社したてのわたしは、不謹慎にも一体何があった
のだろうと密かに興味を持っていた。
ある日、件の物件を転勤の決まったサラリーマンが借りることになった。この部屋には何があると言うのだろうか……。そうして、忘れていた頃に一本の電話が入った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 21:26:00
3645文字
会話率:53%
夏休み。大学二年の「僕」は、高校時代からつきあいのある後輩を引き連れて、伯父の経営する、いわゆる「海の家」で住み込みのバイトをすることになった。極めて順調だったのに、いつの間にか、何かが狂い始めた。
―――昨日までいた人が消えている。
―
――さっきまであった家がなくなっている。
しかも、この異常事態に気付く人が、あまりに少なすぎるのだ。
*「夏のホラー2012」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 21:21:09
7998文字
会話率:53%
過去の事件を基にしているので記憶にある方もいるかもしれませんが、未だにその事件に感じた空恐ろしさだけは忘れることができません。
秋津雅臣は選択を強いられていたが、アユとの生活を、二人だけの空間を失うことに恐怖を覚えるあまりに純粋であ
ったはずの思いが次第に狂気に歪んでいく。
秋津にとってのアユとは、一縷の希望を与えてくれるかけがえのない存在であったが、次第に受け入れる現実から遊離し、そして徐々に薄れていく。
降り敷く罪から逃れようと、喘ぎもがく男の狂騒。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 20:38:03
5516文字
会話率:13%
オレの通う学校に伝わる七不思議の一つ、「特別版・番長皿屋敷」家庭科室からお菊さんの皿を数える声が夜な夜な聞こえるらしい。
どうして「特別版」なのかというとなんでも、有名か決め台詞が微妙に違うみたいで、数え上げた皿の枚数が八十枚越えもしばしば
。
オレとしてはしょせん噂、程度に思ってたんだが、秋元に誘われ夜の学校に忍び込んで知ってしまう。
お菊さんは実在した、と。
ちょっぴりギャグテイストな青春ホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 20:00:00
6434文字
会話率:32%
日常の夢を見るようになったその日、ミユキの人生は大きく変わった。
翌日に夢と同じことが起こる日々に、未来が分かる喜びは無く、ただ知ってしまうことに対する恐怖があった。
幽霊なんていない。殺人鬼なんて出ない。
けれどもそこには決して逃げられ
ない怖さがある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 19:56:38
3257文字
会話率:9%