何気ない言葉、何気ない沈黙、何気ない笑顔、別れ際の涙、ひとつひとつたどれば、しょうがない、好きという気持ちに、つながる。光は反射、光は自らの光、あなたに、届いてと、願う。
最終更新:2020-03-01 23:32:38
222文字
会話率:0%
高校生になると、少女たちはコスメを手に取って自分に魔法をかける。それは朔夜の小学校からの親友である小夜も同じだった。
新入生ガイダンスで壇上に立った才色兼備の生徒会長に、新入生の多くは憧れを抱いた。小夜もその一人で、生徒会長の美貌に少し
でも近付こうと化粧を始める。対して、流行に鈍感で無欲な朔夜は化粧に興味は持たなかったが、憧れを追いかける小夜の姿を可愛らしいと感じていた。
ある日、朔夜はなんの前触れもなく、みんなの憧れの的である生徒会長から告白を受ける。動揺を隠せない朔夜は返事を保留にするが、会長のペースに巻き込まれるままに一緒に昼食を摂り、外堀を埋められる形で学校公認のカップルにされてしまう。そのせいで小夜からの嫉妬を買ってしまい、朔夜は小夜の冷たい態度に頭を悩ませる。というのも、朔夜は小夜の親友でありながら、中学の頃から小夜へ恋愛感情を抱いているのだった。
生徒会長との二度目の昼食を終え、気が重いまま教室に戻った朔夜は、冷たい態度を一変させた小夜と顔を合わせる。今までポイントメイクだけで済ませていたがフルメイクしたと話す小夜に、ただ朔夜は見とれていた。そして改めて小夜のことが好きだと感じ、会長の告白を断ろうと決断する。
その日の下校、小夜と歩いていた朔夜は会長に呼び止められ、自分に付き合ってくれないかと問いかけられる。またペースに飲まれそうになった朔夜は己を奮い立たせ、その日は小夜と帰る旨を会長に告げる。ちゃんと断ることができたことに高揚していたが、別れ際に会長が小夜のメイクにアドバイスをして、感激しながら話す小夜の様子を見ているうちに疎外感を抱く。もしかしたら小夜がフルメイクをし始めたのは、少しでも会長の目に留まりたいからではないかと思った朔夜は、小夜にその理由を訊く。
「化粧って魔法みたいでしょ。朔夜に冷たくしちゃったから、いつもの自分を取り戻さなきゃって思って」
その話を聞いた朔夜は、化粧をしなかったら自分と友達でもいられないのかと感じ、決断していたはずの会長への返事を鈍らせた。そして朔夜の結論は——。
※この小説はpixivにも投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12205634折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 09:52:45
22834文字
会話率:33%
付き合っていた女性に振られ、
冴えない日々を送る青年、
三田聖《みた・ひじり》。
彼女と別れた翌年のクリスマス・イヴ。
ピザ屋のアルバイトに勤しむ彼は、
配送依頼を受けた一軒の喫茶店を訪れる。
そこで知り合ったのは不思議な女の子。
別れ
際、聖は女の子から一本の蝋燭を渡される。
それは魔法の蝋燭なの。
火を点けて、それが全部なくなると、
凄いことが起きるの
この夜、聖の身に奇跡が訪れる。
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銘尾友朗様が主催されている
「冬のドラマティック」企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 00:07:16
11613文字
会話率:42%
とある大学生、豆田翔真(まめたしょうま)は、恋人の森川亜紀(もりかわあき)に呼び出され、
「私たち、今日で別れない?」
と言われる。それは、決して亜紀が翔真のことを嫌いになったのではなく、「パティシエになるために、フランスへ留学する。」とい
う亜紀の夢を叶えるため、そして遠距離恋愛で翔真を縛りつけたくない、と亜紀が考えてのことであった。
突然の亜紀からの一言に、戸惑いを隠せず、落ち込む翔真。そんな失意の中、翔真が通っている大学の近くの土手の所を歩いていると、そこで翔真はつまずいて転んでしまう。
少し意識を失っていた翔真は、起き上がった時周りの異変に気づく。そして翔真は(その後友達に訊くなどして)自分が「半年前の、2017年10月」にタイムスリップしたことに気づく。
何とか元の「未来」に戻る方法を考えた翔真であったが、その方法を思いつかない。そうしているうちに翔真は、その時点からの3日後、2017年の10月4日に、翔真が亜紀と初めて出会い、一目惚れをして告白したことを思い出す。そして翔真は、亜紀の夢のために、「2回目」のその日、亜紀に告白をせず、自分たちの恋をなかったことにしようと考える―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 17:00:00
32487文字
会話率:36%
とあるクリスマスイブの夜、主人公、戸成戒斗(となりかいと)はサンタクロースの格好をした爺さんと焼肉屋で肉を食べていた。
ひょんなことから爺さんに焼肉を奢ることになった彼は、別れ際、焼肉の礼をしたいという爺さんに対し、万が一の時は助けてく
れと頼んで別れ、直後、本当に生命の危機に瀕してしまう。
しかし戒斗は死ななかった。なぜなら彼が焼肉を奢った爺さんは本物のサンタクロースであり、彼の力で一時的に異世界へと緊急避難することになったからだ。
しかし避難先の異世界で予想もしていなかった事件に遭遇し、戒斗は命を狙われることになってしまう。
次々と襲いかかる刺客を相手に、謎の奇跡『三択ロース』だけが頼りの何の変哲もない肉屋は生き残ることができるのか!?
これは後世において『肉の三日間』と呼ばれた、とある国の崩壊の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 12:00:00
282405文字
会話率:27%
都内にある、とある賃貸マンションでの話。
社会人になって何年か経ち、仕事に慣れてきていたが、毎日疲労しているヒロコ。
その日も、疲れた表情で帰途につき、エレベータに乗ろうとすると、目が冴えるような美少女に偶然出会う。
茶色がかったツインテー
ルのその少女は、同じ階で隣の部屋に住む大学生のノゾミだった。
そして、ノゾミと会った次の日の朝、ヒロコは偶然にも再びノゾミに出会う。
ノゾミを見てから会社に出社したその日、ヒロコは不思議と晴れ渡るような気持ちで仕事に取りかかれた。
しかし、そこから数日は、お互いの生活リズムが違うために、遭遇することはなかった。
ある日、ヒロコが帰宅すると、ノゾミがマンションのオートロック前で、鍵を忘れて中に入れず困っているところに出会す。
ヒロコがオートロックを開け、エレベータに二人乗り込むと、ノゾミから一緒に夕ご飯をどうかとお誘いを受ける。
誘いを断ることができなかったヒロコではあったが、ノゾミとの夕食会は楽しく、話は盛り上がり、
ノゾミが最近このマンションに引っ越してきたことを知る。
そして、別れ際に、プレゼントとしてノノちゃんと名付けられたぬいぐるみを手渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-22 00:00:00
19244文字
会話率:34%
小学5年生のクラス替えで、初めて同じクラスになったタクヤとアリサは隣同士の席になる。新しいクラスでアリサはいじめられてしまうが、タクヤはアリサをかばい、助ける。しかし、アリサは転校することを決める。別れ際に2人は、また再開することを約束
した。
そして2人は、二十歳になっても想いを寄せていた。だから、お互い異性との経験はなく、お互いのために初めてを残しておくくらい、心の中にあった。
ある日に、お互い運命に導かれるように、ある屋形に入る。そこは普通の屋形ではなかった。ここは、自分の知っている世界と違っていた。まず、お互い見た目が、めっちゃ良くなっていたのだ。体は別人だった。身体能力も高くなっていた。
そして、最初の部屋にいた執事の老人に、この館には5つの部屋があると言われた。それぞれの部屋にある、本の中の世界で鍵を見つけ、次の部屋への扉を開けると、扉の先にいる相手に再開できる。相手もこの館に導かれ、こちらに向かっていると言われる。希望を胸に、本の世界に入り、鍵を見つける2人であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 19:54:51
6962文字
会話率:11%
少女の独り言です。相手はご想像ください。
最終更新:2019-07-09 21:11:21
814文字
会話率:0%
「大宮くんなら、副委員長にピッタリだと思います」
小学校5年生にあがったと同時に学級委員長の早瀬美鈴によって副委員長に選ばれてしまった僕。
彼女の猫かぶりに翻弄されつつも、楽しく過ごした学校生活。
けれどもそれは長く続かなくて、彼女は転校し
てしまう。
「ファーストキスってレモンの味がするんだって」
別れ際、桜の木の下でささやいた彼女の姿を思い出しながら、僕は柏木公園で小学校の頃の思い出にひたる。
※こちらは武 頼庵(藤谷 K介)様主宰「第二回初恋・春」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 10:32:01
7671文字
会話率:47%
幼稚園からの幼馴染の涼子。
だが突然、中学2年に上がる前転校していった。
楽しかった日々に、突然終わりを告げた彼女の転校。
その別れ際プレゼントを貰う僕。
その中には、好きという言葉。
好きだったのに、伝えられなかったこの気持ち。
しかし、
5年後進学した大学の部活で再開した彼女
そこから始まる新たな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-26 00:10:05
3483文字
会話率:12%
グレイズと呼ばれる魔物。
特殊な力を持つ者にしか認知できない。
そのため、グレイズによる事件はほとんどが迷宮入りしていた。
ヒロインの一人、姫華はクラスメイトとも打ち解けようともせず、触るなという一言で、クラスでも浮いていたが、それでも
秀は積極的に話しかける。
話があると姫華は秀の誘いに応え、2人はお互いの力を教えあう。
そして、2人は別れ際に謎の怪物に襲われるが、駆け付けた同級生の彩乃によって助けられる。
同じ学園に通っている彩乃は自分の家に二人を招待し、二人が襲われたものについて語り始める。
秀の家の近所に住む後輩、西宮未羽も能力者だとわかり、四人は力を合わせ、グレイズと戦うことになる。
登場人物
桐谷秀(きりたに しゅう)
柳瀬姫華(やなせ ひめか)
西宮未羽(にしみや みう)
観音寺彩乃(かんのんじ あやの)
能力と謎の怪物グレイズと戦うバトルアクション学園ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-29 03:24:57
26819文字
会話率:64%
夏休み、彼女は転校してしまった。
彼女と遊ぶ計画は、全部水の泡。
別れ際、僕は彼女にゲーム機のソフトを託された――。
少年少女による別れの物語。
最終更新:2018-06-02 19:03:47
5348文字
会話率:25%
大好きな女性との別れ際にプレゼントしたブレスレットを語る男。
最終更新:2018-05-26 19:05:58
219文字
会話率:0%
そんな私のわがままに、あなたは笑って応えてくれた。帰り道を一本ずらしただけの遠回り。こんな時でさえ、あなたは遠回りをしてくれる。
「あと一回だけでいいから、昔みたいに過ごしてほしい。あなたが私を好きだったころのように。そしたら、ちゃんと忘
れるから」
別れ際、こじれる女に自分がなるなんて、思いもしなかった。あなたは困ったように表情を崩し、けれど最後は私のわがままに応じてくれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-21 22:19:06
1551文字
会話率:59%
18XX年の日本で出会い、様々な出来事を経て親密な関係になるが、身分の違いゆえに主人公である飯田勝之丈と大岡吟は結ばれずに終わる。しかし、最後の別れ際に勝之丈は「何年かかってもお前を迎えに行く」と約束する。そして幾度の転生を繰り返し、時は現
代にいたり、ついに吟を見つけるが・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-13 00:00:00
1589文字
会話率:37%
最近流行りの"インスタグラム"
何気なく見つけた元カノの投稿を見て作者は当時の別れ際について自己暗示する。
最終更新:2018-03-22 01:09:50
991文字
会話率:6%
――この恋が報われない事は最初から分かっていた。
最終更新:2018-01-14 18:16:31
1276文字
会話率:43%
この物語はどこにでもいる普通の高校生が、二次元と三次元の世界を行き来して、多くの人との出会いを通じて成長していくものである。
ある日学校から帰ってお気に入りのマンガを読み終え寝てしまい、目を覚ましたら異世界に迷い込んでいた。そこは主人公の読
んでいたマンガの世界であった。
そしてそこで出会った女性、レイラ。主人公は彼女が死ぬことを知っているのでそれを阻止しようと伝える。だが伝え方を間違い彼女を怒らせてしまう。
別れ際のレイラの問いに対する答えを見つけるため街に向かった主人公。
そこで神父ダミルに出会いその問いの答えを見つけ、レイラを護る為に武器を取り
戦場へ向かった。
そしてレイラが死ぬ直前何とか助けることに成功し、答えを言う。
しかし彼女からの返答がない、次第に景色が遠くなり目を覚ましたら自室に戻っていた。どうやら夢であったと思い落胆するも後日、本当にその世界に行くことになる。そしてそこだけではなく、他の世界にも行くことができると判明し次々に行くようになる。そこで出会った人々や思いに触れ、徐々に人間的に成長していくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-29 21:50:06
442447文字
会話率:40%
妹に婚約者を取られ、結婚式ひと月前に婚約破棄されたユーリア。
その日、屋敷に現れた父の命の恩人だという和の国の武士、藤堂清雅に初めて出会う。彼は3年前の別れ際父に言われた「娘を嫁にもらって欲しい」という言葉通りに迎えに来たのだが……
架空の日本に似た島国を舞台にした戦国武将とユーリアの恋物語です。
地名および登場人物は全て架空の物で、万が一偶然実在する名前と被っても全然無関係です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-16 03:31:29
59919文字
会話率:53%
一学期を終え、高校二年生の夏休みを迎えた御門一縷は、帰り道、進んでいるはずなのに動けないという怪奇現象に遭遇した。同じクラスの女子清水桃香に助けてもらいなんとかその場から動けるようになるが、桃香との別れ際、オカルト研究部に行くことを勧められ
る。そして、御門一縷の奇妙な高校生活が幕を開けるとか開けないとか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-02 00:35:28
31543文字
会話率:51%