ボッチ高校生の氷見辰生(ひみたつき)は、
本と静寂に囲まれた文芸部の部室だけが、唯一の安らぎの場所だった。
だが、ある日その“秘密基地”に現れたのは――
誰よりも無邪気で天然な美少女・志乃新稲(しのにいな)。
彼女は、なぜか毎日のように部
室で一緒に昼ご飯を食べるようになる。
人付き合いが苦手な辰生にとって、
この日常はただの“拷問”かと思われたが、
志乃の正体は、クラスメイトの誰も知らない
登録者50万人超の人気Vtuber「兎宮みな」だった――
しかも、彼女は驚くほど無防備で、
“絶対バレない”と思い込んでいるため、
秘密を共有してしまった辰生は、なぜか
「校内マネージャー」をする羽目になってしまい…?
最初の「取引」は、一緒にご飯を食べることだけだったはずなのに――
日常はどんどん騒がしく、そして特別なものへと変わっていく。
ボッチ男子×天然美少女Vtuber
“何もない日常”を望むはずが、
秘密と青春が入り乱れる、
秘密基地ラブコメ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 06:10:00
12220文字
会話率:41%
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度
は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリーの異世界ロジカル生活、はじまります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 06:03:06
85405文字
会話率:42%
風魔忍者の末裔、風間十兵衛は幼馴染であり、護衛対象である北条梨沙がダンジョン探索に行くと聞き、父から一緒にダンジョンに潜るように命令された。
お嬢さまを守りながらもダンジョン探索にハマって行く十兵衛と梨沙、そしてその超絶技巧のダンジョン攻
略に周囲は巻き込まれていく忍者ダンジョン攻略ファンタジー!
8月いっぱいは毎日更新保証! カクヨムにも投稿しています。どちらも評価して頂けたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 06:00:00
21084文字
会話率:48%
「好き」と伝えた瞬間、すべてがなかったことになる。
国家の不正を暴く天才ハッカー《怪盗エル》の正体は、町のパン屋で静かに暮らす女性・緒方楓。彼女には、“誰かに恋をされた瞬間、世界が巻き戻る”という呪いがかかっていた。
それでも彼女は、失
踪した妹の真相を追うため、力と孤独を引き換えに生きている。
そんな彼女の前に現れたのは、国家公安の捜査官・岬朔弥。
感情を語らず、ただ“見る”男。けれど彼の沈黙は、彼女の静けさを崩していく。
一度目は、彼女が恋をして世界が壊れた。
二度目は、彼に恋されてまた壊れた。
三度目は——恋を避けながら、それでもどうしようもなく、心が触れてしまう。
これは、「言葉にできない想い」が、「言葉にしてはいけない運命」に抗う、
何度やり直しても恋に落ちてしまうふたりの、沈黙と選択のラブストーリー。
10万字規模想定。全40章プロット完成済。
nolaノベルズにも同時に連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 06:00:00
26036文字
会話率:39%
公爵令嬢だった主人公は、夫(ヒーロー)と上手な関係をきずけず、ずっとすれ違っていた。
彼が何を考えているのか知りたい…と願っていた主人公。
ある日、主人公は悩みを相談しに、実家にいる双子の弟のところを訪ねる。
ところが、魔法使いである弟の
家には怪しい魔具がたくさんあり、主人公はうっかりその魔具の一つに触れてしまう。
すると、主人公は1歳程度の子供の姿になってしまったのだった。慌てた主人公と弟。
なんとか主人公を元に戻す方法を探そうとする二人だが、方法は見つからずに日が暮れてしまう。
長期戦だ、と考えて、ひとまず眠りにつく二人。主人公は夫は冷たい人間だと思っているので、自分が多少いなくても気にしないだろうと考えていた。
ところが深夜、夫(ヒーロー)が、主人公を迎えにきてしまい、1歳の主人公が見つかってしまう。
弟は「主人公は失踪し、この子供だけを残して消えた」と説明。
夫は「主人公の子供なら、俺の子だ」と強引に、主人公を連れて帰ってしまう。
こうして、夫とまた暮らすことになった1歳の主人公。何もわからない赤ん坊のふりをしていると、
夫の本音を聞いてしまう。子供相手だと思って油断して語られるそれは、堅物の夫からだとは信じられないほど甘いものだった。
※執筆の一部にAIを使用しています。
※全体の規模は全36689 字、予定投稿済ですので、7/18完結予定です。
※nolaノベルズにも並行で投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 06:00:00
36683文字
会話率:34%
高校二年生の春川悠真《はるかわ ゆうま》。
高校三年生の美波咲良《みなみ さくら》。
二人の恋物語。
最終更新:2025-07-29 06:00:00
88143文字
会話率:27%
きっかけは、ただひとつの風景だった。写真とことばで「ここにいた」証を残したくて、歩いた軌跡の物語。
最終更新:2025-07-27 12:00:00
1555文字
会話率:5%
白沢澪《しらさわ みお》は、15歳の春、母の故郷の小さな村に帰省する。義妹の時村咲《ときむら さき》や義兄の蒼《あお》穏やかな日々を送る中――澪は不思議な声を耳にする。
最終更新:2025-07-27 07:00:00
17574文字
会話率:30%
「カンカゴなんでも屋」として仕事をしている久才カンマと籠篭カゴは、今日も舞い込んだ妙な依頼を解決していく。
⚠️BLカテゴリですがほぼ要素はないです。BL寄りのバディ(?)ものです。他サイトにも載せています。
最終更新:2025-07-29 05:27:33
17294文字
会話率:49%
ココではない何処か。
異世界があるらしい。
そんな異世界を垣間見る機械が、身罷った友から贈られて来た。
起動して異世界を垣間見ると、大人びた1人の少年の姿が。
名を、ダリルと言うらしい。
とりあえず、その少年を観てみることに。
彼は、
どんな物語を観せてくれるのだろうか。
私の代表作である旅人を書き直す感じで書きたいと思います。
思うと言うことは予定であり、予定は未定と申します。
さて、どのような物語になるのやら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 04:41:47
70855文字
会話率:15%
僕は一人が好きで異世界物マンガやラノベ、アニメに浸っていた、ヨシト。学校でも一人でいた。遠足で行ったレストランのウッドデッキに片足をかけた瞬間に、僕のグループは光に包まれていた。気が付くと、上空から落下していた? 真下には、ミノタウロス!
...。その後、魔獣がウヨウヨいる森で、僕は異世界を望み通り、一人で生きる事にした。それから数カ月、色々係わりもでき生活出来てる、が、乱暴後に縛り・魔獣のエサ計画!の神殿騎士を見かけたので倒し、廃棄予定?の聖女様たちを救っちゃったよ、どーしよー!? え、家族にしろって! 人ギライのヨシト、幼い頃から聖女で育った世間知らずのホリー、色々知識が豊富な世間ナレしたユリナ。このズレタ感覚の人達で...生活を...始める! それをコミカルに描きます...。R15は念のため入れているだけです 《短編を連載に変更しました》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 04:21:34
51921文字
会話率:15%
「気づいたんだね。
……うれしいよ。ずっと、君を待ってた。」
最初にそう言ったのは、
白い服を着た少女だった。
冷たいようで、どこか優しい目をしたその人は、
まるでずっと前から、僕のことを見ていたようだった。
──うっすらと、気づいて
はいた。
この世界は、少しだけおかしい。
誰もが穏やかに暮らし、争いも悲しみもない。
でも、なにかが“整いすぎて”いる気がした。
きれいで、静かで、完璧な日常。
なのに僕だけが、その中に立っていると、
どうしようもなく「ずれて」いる気がした。
みんなが見えていないものが、僕には見えてしまっていた。
それでも、ずっと気づかないふりをしていた。
少女と出会ってから、
世界の輪郭が、少しずつ歪みはじめる。
存在しないはずの場所に現れた扉。
知らないはずの光景に、なぜか覚えがある感覚。
そして僕は、彼らと出会う。
この世界を見つめる「観測者たち」と。
「ここは一度終わった世界だ。
君にしか、この結末を選ぶことはできない」
どうして僕なんだろう。
ただ生きてきただけの僕に、そんな役目があるのか。
でも――
あの日から、心の奥で鳴り続けていた違和感だけは、
たしかに“本物”だった。
これは、生きることを忘れた世界で、
観測者たちに導かれた僕が、
たったひとつの答えを探す物語。
選ばなければ、選ばされる。
だから僕は、選ぶ。
もう一度、この世界を終わらせるかどうかを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 03:14:14
9207文字
会話率:15%
彼女の名前は奈須野あゆみ、みんなからは奈須野ちゃんとかあゆみちゃんとか呼ばれてる。
彼女の年齢は21歳、おれより5つ年上……誕生日とかは別に興味がない。
彼女の見た目はキレイでオシャレで……まあ金もかけてるだろうし当然と言えば当然だろ
う。
彼女の笑顔は、うん、まあ、ね、そりゃ可愛いとは思うよ、男子一般的な意見として。
彼女は日本の歌姫ーー。
それとインフルエンサー、あとなんだっけ、ファッションのリーダー的なやつ、女性がこぞって真似する偶像。いわゆる雑誌とかの媒体でよく見かける人で、店に入れば“miss”とか“phantom love”とか有名曲を耳にする。
いわゆるJーPOPっていうジャンルに興味はないけれど、奈須野あゆみの声だけは、よくもまあおれの心によく響く。それはまるで……ずっと前から、おれを探してたのかのように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 02:19:06
472070文字
会話率:62%
※本作品は、サイボーグ少女が異世界で人生をやり直す物語の全面リニューアル作品です。
高校2年生の栗原京子は、引っ込み思案で大人しい性格が災いしてイジメのターゲットとなってしまっていた。学校や親に相談しても味方になってくれない中、それでも
勉強が大好きで頑張り屋さんの京子は学校に通っていたが、イジメメンバーによる、ある出来事で心が折れてしまい、生きる希望を失って自殺の道を選んでしまう。冷たい風が吹き付ける冬の夜、ビルの屋上から飛び降りた京子は地面に叩きつけられ、そこで命は終わったかに見えた。
目を覚ました京子は何か無機質な感じがする部屋の中にいた。困惑する京子の前に現れたのは神様ではなく、1人の異星人科学者。彼は京子をある方法で死の淵から救い、その死の原因を知って、新たな世界で生きる様にとチャンスをくれた。しかし、京子を救った方法とは、何と全身をサイボーグ化する方法だったのだ!
イジメで人生を終わらせた美少女が、サイボーグとなって生まれ変わり、新たな世界(異世界)で元の世界では経験できなかった青春を謳歌する物語です。時にエロい目に会い、様々な人々に翻弄されながらも自分の生きる意味を見出しながら新たな人生に向かって歩み出す…。
近代ヨーロッパ風の世界観に魔法がある世界に転生したハイテクメカ満載のチートボディの主人公…ですが、魔法の要素は薄めです(というか、ほとんど物語に影響しません)。バトルもありますがチートボディで敵を相手に無双するというワケではありません。むしろ、自分のパワーを持て余し気味な上、性癖の濃い仲間たちに埋もれちゃって困惑しながら普通(?)の日常を送る物語なのです。
なので、チート無双が好きな方には物足りないかもしれません(流石にバトルシーンは無双状態ですが)。
※カクヨムさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 02:17:20
43680文字
会話率:64%
獣人が護る、王宮の影。
中性的な白狐の獣人・フーは、第4皇子に仕える直属護衛。
王都に渦巻く陰謀と静かな争いの中、彼は忠義と絆、そして己の在り方を問われていく。
――これは、光の裏で牙を研ぐ、獣たちの静かなる戦いの物語。
最終更新:2025-07-29 02:00:00
383964文字
会話率:35%
名もなき魔法剣士、クレナ・イサリア。
帝国の腐敗と、秩序を装った学園の狂気の中、彼は沈黙の中で剣を磨いていた。
白の魔法剣士――その一人の叛意が、仲間たちを同士討ちへと導く。
刀が裂いたのは空ではなく、希望。雷が貫いたのは敵ではなく、友。
そして廃墟となった学園に、ただ一人、クレナだけが立っていた。
忘却の深淵《COCYTUS》を歩むのは、世界ではなく、生き残った者の魂。
星の織りなす物語シリーズの四作目。
※執筆にはChatGPTを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 01:49:59
3123文字
会話率:12%
姉の代わりに、”吸血鬼”と称される公爵の元へ嫁ぐことになった私、リリア・フェルト。
夜にしか姿を見せず、仮面を外さないその人は、
「私に触れるな。君の血を求めてしまうから」と言うけれど……。
これは、誰かの代わりじゃない、”私”が愛され
た物語。
冷たい夜を越えて、私は公爵様と恋をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 01:35:55
25499文字
会話率:23%
突然異世界に転生した高校生の深水加奈(ふかみかな)。
目覚めると精霊が住まう神秘の森にいた。
そこは精霊たちが息づく、魔法のある異世界――
そして彼女は、なぜか“精霊の声”が聞こえる特別な力を持っていた。
精霊いわく、彼女は“選ばれし者
”らしいが、本人はただの地味系女子。
やがて王都からの使者が現れ、加奈は「聖女候補」として王立学院に招かれることに――!
優しげな風の精霊、影に潜む不穏な力、ライバル聖女候補(?)との衝突……
数奇な出会いが、加奈の運命を動かしていく。
これは、精霊と心を重ねる少女の、静かで優しい成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 23:43:38
19174文字
会話率:29%
深山に棲む黒羽の天狗・蓮翔は、村のために捧げられた人間の少女・澪と出会う。
人と天狗という種族の違い、滅びゆく定めを前にしながらも、ふたりは心を通わせ、互いの魂に契りを結ぶ。
しかし、その恋は悲劇の結末を迎えた。
「たとえ来世でも、また
おまえを見つけ出す」
そう誓った蓮翔は、数百年の時を越え――再び目覚める。
現代。
大学生の未緒は、京都の山奥で黒い羽根を拾ったその日から、奇妙な夢を見るようになる。
夢の中の黒い翼の男。焼け落ちる社。白無垢の花嫁――そして、自分の名前を呼ぶ声。
過去と現代。
時を越えて結ばれた魂が、再びめぐり合うとき、世界は静かに軋みはじめる。
「おまえを守れなかったあの日から、俺は……ずっと、おまえを呼んでいた」
今度こそ、運命に抗うと決めた。
たとえ、人の世の外にあっても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 22:08:49
27343文字
会話率:23%
世界は、突如として現れた“異形”によって蹂躙された。
空と海は封じられ、国々は孤立し、人類は滅びの淵に追いやられる。
とりわけ日本を襲うのは、「鬼」や「妖」といった怪異たち。
それに唯一対抗できるのが、“戦将”と呼ばれる選ばれし者たちだっ
た。
戦将を志す少年・信条崇真は、歴史上の偉人の魂を宿す武器《戦武》を託される。
その内に眠るのは、かの剣聖・宮本武蔵。
未熟な少年と、奔放な伝説の魂。
ふたつの意思が交わるとき、滅びゆく世界に一筋の刃が閃く。
──だが、それは物語の幕開けに過ぎない。
この世界における“希望”とは、果たして誰にとってのものか。
その剣は、正義の象徴か。それとも、新たな災厄か。
※本作は、VR訓練・異能武器・近未来の日本を舞台にした〈和風バトルSF〉です。
※本作は、他の小説投稿サイトでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 01:23:01
56764文字
会話率:44%
名門殺し屋一派を破門され、平凡な一高校生として生きることになった架帥日向。従者のみかげと共に山奥から都会に来たが、一般人に紛れた殺し屋だらけ。普通の生活ってなに?平凡で賑やかな学園ラブコメ(当社比)!!!
最終更新:2025-07-29 01:10:00
14533文字
会話率:40%
最強で最凶で最悪の由緒正しい殺し屋一家、狩刃家の三男の狩刃ルカ。
ある日突然、異世界アスピシオンに異邦人として呼び出されてしまう。そこでの役目は世界を統べる神王の候補者である少女ソフィアを守ること。
ドジっ子メイドのアリベルとともに、ソフィ
アを神王にするために、狩刃の名にかけて神竜を倒して竜騎士を目指す!とはいえ、神竜退治の褒賞金で悠々自適の隠居生活にも憧れる!?
さらに狩刃のせいで廃業した殺し屋少女や真面目で普通の委員長まで異世界に来ているし、異世界でも楽しい殺し屋ライフは変わらない!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:10:00
96916文字
会話率:51%
インテリア×美少女×ちょっと不思議な日常!?
男の子が好きなものを全部ぶち込んだら、面白くないはずがないじゃん!
選ばれし(らしい)俺の部屋には、今日も椅子、キッチン、布団、照明──
個性豊かな家具娘たちが当たり前の顔をして生活している
。
「ご主人様、座り心地なら私にお任せです!」(椅子)
「今日のご飯はちょっと頑張ってみました♡」(キッチン)
「ご主人様、今日も一緒に寝ましょう……♡」(布団)
「もっと明るくしません? この部屋、ちょっと暗いですわよ?」(照明)
──いや、ちょっと待て!?
なんで俺の部屋がこんなことに!?
神様曰く、「神と悪魔の戦いの余波でいろいろある」らしいけど……
いや、それだけで片付けていい問題じゃないだろ!?
そんなツッコミも虚しく、神様は次々に「加護」という名の新しい家具娘を送り込んでくる。
でもまあ、今日も家具娘たちと一緒に、
ちょっと不思議で、ちょっと眩しい日常を過ごしながら、
俺は苦めのコーヒーを飲むのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 01:00:00
22280文字
会話率:21%
夏の真っ只中、極寒の世界がやってきた。
最終更新:2025-07-29 00:47:57
287344文字
会話率:59%
侯爵令嬢のオリヴィアは、前世日本人であった。
日本人だった事を思い出したオリヴィアは、夫を誰かと共有したり、夫が自分以外の誰かを愛することが堪らなく嫌な事になってしまった。
14歳にしてオリヴィアは決意した。
「よし、私だけを愛してく
れる一途で硬派な人を見つけよう」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 00:44:43
1529文字
会話率:21%
「あなたには、まだ寿命が残っていました。不運な事故に見舞われましたが、善良で善行を行うあなたには、異世界に転生して、残りの人生を送ってもらおうと思います」と神様が言った。そう、私はついさっき死んだようだ。
最終更新:2025-07-26 00:56:02
989文字
会話率:53%
今回の王妃様のサロンには、デビュタントしたばかりの高位令嬢が集められた。
開口一番に、王妃様がおっしゃった。
「あなた達、幸せになりたくば猫を被りなさい、死ぬまでね」と。
最終更新:2025-07-25 04:49:15
672文字
会話率:7%
晩夏の蜂蜜宴(ハネムーン)* ヘイゼル×ルチシャ
竜王×人間の異類婚姻譚。
「封印を解いてくれたこと、心から礼を言うよ」
暦(月の巡り)を司り、太古の森を守護する高位精霊である竜王は、竜種にしては穏やかな気質であり、数多の知識を有する
賢者であると評されている。
けれどもそれはあくまで『竜種にしては』穏やかなだけで、人間の基準ではやはり、脅威は脅威でしかない。
そして彼の得意とする『呪い』は、じわりと染み入る毒のように、肉体から精神に至るまで自由自在に蝕む悪辣さを有している。
▽
「僕は暴力には向かないんだ」
「……。(他の竜の鱗を悉く剥いだって言っていたような…)」
「加減がうまくないからね」
「……。(察し)」
「呪いは万能だから、こちらの方が扱いやすい」
「……私の事は呪わないでくださいね?」
「必要がなければ、呪わないよ」
ハシバミ色の瞳に宿る蜂蜜のような甘さに絆されて、ルチシャはいつも、それならば良いかと許してしまうのだ。
▼プロローグ
耽溺という言葉の意味を身を以て思い知ったのは、ルチシャが十九歳になった晩夏の頃。
地上で最も力ある竜である竜王に、嫁入りしてからの事だった。
深い深い太古の森のなかに佇む、木と漆喰壁で出来た大きく荘厳なお屋敷、その一室。
部屋の主が竜の姿に戻っても困らぬよう、主寝室は人間には想像できないくらいに広く、天井も高い。
そんな寝室に置かれた、人間が五人くらいは横になれるサイズのベッドに、人型になった竜王とその妻であるルチシャはぎゅっと身を寄せ合って横になっている。
自分を抱き込むようにして眠る竜王の立派な体躯に頬を寄せながら、ルチシャは小さく欠伸を噛んだ。
目を閉じれば今でも思い出せる。
ルチシャが生まれ、十八年間を過ごしたカントリーハウス。
その裏手の森にひっそりと佇んでいた、竜が眠るという伝承を持つ祠石。
すべてはそこから始まったのだわ…と、ルチシャは夢と記憶の狭間にその身を委ねた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 00:39:01
215035文字
会話率:36%