幼稚園の帰り、優子はパン屋のタナカの前でレーズンパンの残りを数える。10個以上、残っていれば、悪い風邪が来るのを知っているからだった。ある日、数えると10個のレーズンパンが残っていた。悪い風邪が来る、と知った優子は慌てて家に戻る。そこに愛犬
のペロがいきなりじゃれつく。お菓子をねだってのことだった。それでうがいと手洗いを忘れた優子はその夜に熱を出し、真夜中、病院に向かう。その後、3日を過ぎて優子の風邪の症状は落ち着きをみせるも、未だ寝込んでいる優子に母親がスープと一緒にパン屋のタナカのレーズンパンを運んでくる。優子は勇気を出して店に残っているレーズンパンの個数を聞くが、母親は「10個だった」と答える。悪い風邪が続くことに落胆する優子だったが、続けて母親が「美味しそうだったから、お母さんも一つ買ったの」と言い、残りが9個になったことを知る。悪い風邪はもう来ない。そうと覚った優子は明るい声を立てて笑い、冬の陽に照らされて部屋は紅色に染まる。しばらくして、優子の街からは悪い風邪はいなくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 13:00:00
1706文字
会話率:26%
うちのママンは異世界から転生してきた転生乙女だ。
異世界で漫画家だったママンは、王国でも恋愛マンガや恋愛エッセイが大人気!
ママンがきっかけで、王国では政略結婚ではなく、恋愛結婚が主流になるほど、人々の価値観を変えたんだって。
なのに娘の
私(アーニャ)ときたら全然モテないし、それどころか恋愛の仕方すらわからず、夜会でもいつも壁の花…どころか壁の雑草と化している。
そんな私が一念発起して、パートナーを見つけるべく、ママンやお友達と一緒に街コンなど、さまざまな作戦を練って、成長する物語…?
転生してきた女性たちが、ハッピーエンドのその後どうなっているのか?その子どもたちは?という部分が前から気になっていたので、そういう物語を書いてみました。
ヒーローは登場しますが、序盤は登場少なめ。
R15は念のため入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 20:00:00
27852文字
会話率:32%
その村では、すべてが「神の思し召し」だった。
「神の思し召し」だったから、しょうがなかった。
ーーーでもそれは、本当に「神の思し召し」だったのか。
ここで、あそこで、あなたの隣で、いまも始まっているかもしれない物語。
*この作品はフィク
ションです。実在する宗教や神とは関係ありません。
*「神」という言葉が出てきますが、一般名称の神またはそれに類似した信仰の対象を便宜上「神」と呼称しています。
*また、宗教を一概に否定するものでもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 11:52:57
1669文字
会話率:15%
“恋人のふりをしてほしい”そう言われて協力する事早一カ月、俺は彼女と教室でカップルを演じることが日課となっていた。毎日のように告白されるのが面倒だったから、と彼女は言うが……でもやっぱりおかしい。誰も見ていないところでも恋人を演じる必要はな
いのに……彼女は一体何を考えているのだろうか?
注) カクヨムでも閲覧できます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 13:38:09
8706文字
会話率:41%
十六歳の庶民の女の子ミーナ。年頃にもかかわらず家事スキルが壊滅的で浮いた話が全くなかったが、突然大魔導士だった前世の記憶が突然よみがえった。
現世でも資質があったから、同じ道を目指すことにした。前世での弟子——マルクも探したかったから。
師匠として最低だったから、彼に会って謝りたかった。死んでから三十年経っていたけど、同じ魔導士ならばきっと探しやすいだろうと考えていた。
魔導士になるために魔導学校の入学試験を受け、無事に合格できた。ところが、校長室に呼び出されて試験結果について問い質され、そこで弟子と再会したけど、彼は私が師匠だと信じてくれなかった。
「私のところに彼女の生まれ変わりが来たのは、君で二十五人目です」
なんですってー!?
魔導士最強だけどズボラで不器用なミーナと、彼女に対して恋愛的な期待感ゼロだけど絶対逃す気がないから外堀をひたすら埋めていく弟子マルクのラブコメです。
※短編版とは設定が少し異なっています。
※12万字弱くらいの予定で、ほぼ書き終わっています。
※感想欄は完結後に開放予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 08:00:00
118294文字
会話率:38%
祖母は発明家だったから、死んだ後もロボットになってしまった。祖母ットである。
キーワード:
最終更新:2022-02-18 14:40:34
3944文字
会話率:43%
第三章の第一弾。第一章は、パソコンで書いたのを、お父さんに、僕のパソコンはワードしか使えずインターネットが使えない環境だったから、渡して、登録して貰って。第二章は、スマホで書くようになって自分でアップするよーになった、そして一連の作品を書い
てきたが、今作から、第一稿を書き終えると、それを推敲しよーと思った、第三章の始まり。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-02-08 07:13:32
9647文字
会話率:8%
人外だったから、死なない連中ばっか。とても短い話。(※重複投稿しています)
最終更新:2022-01-15 03:00:00
898文字
会話率:19%
いつの間にかクラフト系ゲームみたいな世界に転生させられていた。
私がやっていたゲームに似た世界だったから、なんとかゲームの知識も使いつつスローライフを送っていく。
お家を作ったり釣りをしたり、スローライフを楽しみます。
最終更新:2022-01-07 18:00:00
13595文字
会話率:28%
「はい! あ、あの! えっと……す、す、好きです! 付き合ってください!!!!」
と俺が言うと、他に歩いていた人が「え?」みたいな感じ俺の方を見て、彼女は一瞬の硬直の後さっきの2倍ぐらいのスピードでスーッと行ってしまった。
俺は
事情もあるにはあるが、現在絶滅危惧種かもしれない最終学歴中卒だ。
容姿は褒められることが多いが、正直生きることに必死だったから、そんな容姿が活きたことがない。
「好きな人ができたので別れましょう」
小さな公園のベンチに座って本を読んでいる女性に、俺は1年前から恋をしている。
仕事帰りにその女性を遠くからチラ見するのが、ちょっとした楽しみだ。
「こ、これ…。美味しすぎる……。いつも食べているものと全く違う………」
自分が中卒であることの社会からの風当たりの厳しさを理解して、それでも必死に前に進もうとする俺。
そして俺が恋する、近所でも噂の幽霊女。
俺の真っ直ぐな想いが、幽霊女を変えていき-----------
眉目秀麗で敏感な味覚を持つ中卒が、真っすぐな想いを持って幽霊女にぶつかっていき、変化する二人。
その変化を見逃さない周囲に翻弄されつつも、前に進んでいく、そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 18:00:00
138070文字
会話率:46%
誰かに見せびらかして引かれるのも嫌だったから、自分の本心は引き出しの奥にしまっておくことにした。
最終更新:2021-09-17 21:52:11
2807文字
会話率:7%
『世界征服、明日から』
別のサイトに掲載した時は、登場人物は魔王だけ。
占いが最下位だったから、世界征服は明日にしよう、ってだけの話でした。
これはもう、話というより、ネタですね。
こちらでは、200字以上書かないと投稿できないと知り、なん
とか200字いかないかなぁ、と書き始めたら、勇者出てくる、中ボス出てくる……
気付けば、1週間に渡って書いてました。
一応完結しましたが、この3人でもうちょい書きたいかも、と思い、この度『世界征服、明日から 2代目魔王城からどーもッス』始めてみました。
魔王と勇者と中ボスの、世界征服までのゆる~い日常生活です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 22:18:02
317793文字
会話率:71%
陰キャで友達もろくに居ない相澤奏多(あいざわ かなた)。
あることが理由で一人暮らしをしている奏多は、毎日を平凡に過ごしていた。
そんなある日、隣の席の超絶美少女、横峯沙羅(よこみね さら)が奏多の家にやってくる。
「横峯さ
んはなんで俺の家に……?」
「雨だったから、雨宿りしたいなって」
容姿端麗・頭脳明晰・完璧美少女の突然の訪問に驚く奏多だが、みんなの憧れである横峯さんは天然・ぐうたら・甘えん坊!?
「私、ポテチが食べたいっ!」
「足痛いからマッサージして欲しいなぁ〜。誰かしてくれないかなぁ〜」
「私と添い寝すると、添い寝だけじゃ済まなくなるよ? 」
雨が降る度、心の距離が近くなる奏多と横峯さん。
けれど、奏多には一つ不可解なことがあった。
「横峯さんは、なんで雨の日にしか来ないんだ……?」
気づいたら天気予報を毎日見ちゃう、雨から始まる近距離ラブコメここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 19:16:09
12111文字
会話率:32%
私は天涯孤独な女子高生だった。中学卒業間際に両親を交通事故で亡くし、保険金で寮付き高校に入学した。周囲は可哀相って言うけれど、両親の葬儀にも来ない親戚の家に何て行きたくもない。保険金はキチンと弁護士さんが私名義にしてくれた。加害者がキチンと
した人だったから、恨みの行き所もなかった。この先普通に暮らしていければ良いと思っていたのに、何故か異世界に召喚されちゃった!周りにはキンキラ王子に騎士みたいな人達……普通の女子高生なら喜ぶんだろうな。でも私はテンプレ嫌いなの。お願いだから元に戻して!数千万の保険金はどうなるの?私が死んだら親戚に行くのよね?しかも召喚した王子に拒否られるし、戻れないと言われてしまう。ならば勝手にさせて貰います。女々しい王子なんて此方から願い下げよ。私は私だけをを愛してくれる、優しい旦那を探しに行きますよーだ!
異世界トリップ定番の婚約破棄まで一週間。テンプレを沢山こなしたよ。神様にも会ってキューピットもした。私も異世界で幸せになりたーい。
以前アルファポリスさんで連載していたものを改稿した作品です。内容に大幅な変更はございませんが、R18をR15に変更しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 18:00:00
294551文字
会話率:44%
俺はセカイに絶望した。
絶望というよりは飽きたと言う方が近いかもしれない。
つまらない、全てがつまらない。
俺のお気に入りはだいぶ前に消えた。
しばらくは次があるのではと期待した。
しかし数百年たった今も現れないままだ。
昔の俺なら1
00年も待たず消えただろう。
消えたアイツの願いだったから、しばらくこの世界に居座った。
周りも俺を喜ばせる事ないが怒らせる事はしなかったが今では俺を飽きさせ怒りさえ湧かせた。
俺がアイツを気に入りこの世界に長く留まった訳は面白かった、ただそれだけだ。
しかしここに長く居た所為でセカイのバランスは崩れたのだ。
次に向かう世界は「アルメリア」
アイツを失い生きることに飽きてしまったセカイを管理する者が新たな世界にて、何を感じどう生きていくのか。
魔法学園ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 18:00:00
8994文字
会話率:21%
全然靡かない王女様には婚約者がいるという。
「麓の辺境伯です」
「え、それ僕だけど」
「え、嘘……あ、こ、」
「ん?」
「婚約破棄します!」
「そんな!」
ずっと好きだったから、彼女を追いかける事は止めない。止められない。
山間の小国の第
三王女ラウラは有翼人種。ずっと山の奥深くで静かに暮らしていた。ラウラには幼少期から決められた婚約者がいた。顔も見た事がない、名前も知らない麓の辺境伯。ある日、自分の事を好きだと言う目の前に現れた年若い青年は、その知りもしないはずの婚約者で、かつて自分が自身の翼と、王家にしか現れない特異能力を失うきっかけになった人物だった。
何度断っても諦めない青年ダーレは、ラウラと正反対の明るく自信に溢れていて、その眩しさにラウラは苦しくなる。私なんかが愛されていいわけないのにと。ダーレの揺るがないラウラへの想いが、ラウラの心内を変えていく話。
ドタバタあり、ただ甘やかされるだけもあり、たまにシリアスありのごった煮な恋愛もの。
視点がダーレ視点、ラウラ視点、ランダムで展開します。タイトル終わりにダーレ視点→(D)、ラウラ視点→(L)で表記します。
前作クールキャラは演じられない!と同じ世界線。なのでゆるいです。
※アルファポリス、ノベルアップ+にも投稿しています。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 11:31:32
148575文字
会話率:60%
よし、別れよう。
そう思ったのは唐突だった。
私はあることをきっかけに彼氏(多分)と別れる決心をする。
来るもの拒まず去る者追わずな人だったから、私が別れを告げればそれで終わるはずだった。だがなぜかそこから彼は予想外の行動に出る
。
作中にクズ男や下品な言葉が出てきます。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 22:28:53
20611文字
会話率:25%
生前やってたゲームの世界に転生したと思ったら、これ乙女ゲーじゃないし!? なんでよりにもよって高難度タワーディフェンスゲーの世界なのよ神さまのいけず!
……けど、まだゲーム開始前みたいね。それなら、私は国防の要である聖女をいじめ抜いたあげく
大怪我させてしまった悪役令嬢なわけで、聖女さえ無事ならハードモードがイージーに変わるんじゃないかな?
あとできれば推しカプ(BL)のために、自分は離れたとこからニヤニヤしてたい……。
※ボーイズラブタグついてますが主人公が妄想力たくましい腐女子なだけで作中に直接的BL記述はありません。
※この話は『山出し聖女とその出逢い』(N1350gz)のマティルダ視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 00:06:34
9191文字
会話率:17%
前世では人間離れした超天才だったから、来世の異世界ではチートなしで平凡に生きたいなって思いました。
平凡は簡単じゃない、特徴のないのっぺりした生活じゃない。毎日を精一杯努力して、生き抜いて、周りの人にやっと追いつける、努力を実感できる、そう
いう人生がいいなって思うんです。
でも、このチートすぎる才能をどうするかは多世界の存亡、神とその眷属の生死に関わるらしくて、転生栽判ではいろんな駆け引きが行われます。頼もしい味方がいて、親身になって作戦を考えてくれます。
第一章ではそうした三回の転生栽判の様子が語られます。第二章は転生先が舞台でがらりと変わります。どんな職業に、どんな資質に生まれ変わるのか、期待どおり平凡な生活が待っているのか、お楽しみに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 20:00:00
106932文字
会話率:61%
三人の竜神様は退屈だ。
「平和だのー」
「平和ですなぁー」
「平和じゃのー」
魔王はいないし、魔物も掃討した。
勇者なんとかの国に帰ったし。
「ニット帽じゃったか?」
「ん?ニコニコじゃなかった?」
「違う、違う。日本
じゃ」
「そうそれ」
「その日本とやらがどうした?」
「……暇だからワシ等も日本とやらに行ってみないか?」
「うむ、賛成じゃ」
「良い暇潰しになるじゃろ」
「よし、なら今から魔方陣を書くから、魔力を流し込んでくれ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 22:16:21
295文字
会話率:67%