“負けたら即、墓場(ヴァージンロード)送り”――!
フェルミナ・ハルツィア・ヴェルムンガンドは現代日本からのTS転生者である。
万年童貞かつ先祖代々庶民一筋の一般国民だった彼は、ある日目覚めた瞬間、絶対王政国家のド偉いお貴族様の一員と
して超絶美少女お嬢様(予定)に転生を果たしていた。
「金、名声、血筋……全てが揃うこの人生は生まれながらにして勝ち組が約束されたイージーモード……! 働かずに適当に美少女面してれば楽に暮らせるに違いないですわ……ぐへへ」
などと彼女(=彼)が考えていたのも束の間。
貴族の女として生まれたからには、結婚して後継ぎを作らなければならない。
しかし前世と変わらず恋愛対象が女性であるフェルミナにそんなことが出来るはずもなく、彼女は苦肉の策として、お見合いを進めようとしてくる両親の前で宣言したのだった。
「妻より弱い夫など死んでもごめんですわ! 私は、私より強い殿方とこそ結ばれましょう――!」
……そんなわけで、結局死ぬ気で努力しなければ尊厳破壊の憂き目にあうフェルミナちゃんなのでしたとさ、はい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 11:10:11
7463文字
会話率:25%
【2022年 第3回 幻冬舎ルネッサンス 新人賞応募・落選作】
互いに一目惚れと言うことはある。真治と香澄がそうだったように。しかし二人は、最初の一目その時に、言葉を交わすことも、笑顔を交わすこともできなかった。
それから暫くして、二人
は各々秘密を抱え、同じ中学の同じ部員になる。しかしそれでも、二人は会話をすることができない。香澄の想いを借りて語るならば「目をちらりと合わせて照れるのがやっと」である。
そんな二人が、雨の帰り道で下校するところから物語は動き始める。気持ちを表に出せない香澄は、小学生の時から親友である真衣の力を借り、やっと真治と会話することにこぎ着ける。しかもそこで真衣に言い包められ、真治と香澄の二人は交換日記を付け始める。
それは二人にとって、心を育むものであり、助けを乞うものであり、そして、愛を育むものとなるはずだった。そう。真実を書き続けていれば。
うわべだけだったのか。いや、そうではない。素直な気持ちで書いたのか。それはそうだろう。しかし人には、まだ子供である二人にだって、どうしても秘密にして置きたいものがある。それだけは、交換日記に記すことができなかった。それだけだ。
毎日を過ごす内、互いに一緒にいることが自然となる。真治からはっきりと「好き」と言われた香澄であるが、香澄はどうしても言えない。想いが叶って思わず叫んだ時でさえ、その「好き」の二文字が言葉にできない。一方の真治も、香澄の言葉や態度から、好かれているのはひしひしと感じる。しかし、その理由が判らずに怯える。
遂に香澄が転校する段になって、お互いの気持ちを語り合うが、それは、もはや、話し合いではなかった。
そんなことがあった少し後、屋上でいつものように会話する二人。そこでふとしたことから、香澄の中で絶対に、真治にだけはバレたくなかった秘密が明らかになる。自爆だった。その秘密は真治にとっても、絶対に香澄にはバレたくなかった秘密でもあったのだ。そして真治は、知らぬ間に自爆していたのだ。
お互いの秘密を理解しあった二人は、二冊目の交換日記を始める。その内容はどんな内容だったのか。それは判らない。何故なら、二人は卒業式一週間前、真衣の一言により、学校を別々に飛び出してしまったから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 01:00:00
267016文字
会話率:50%
僕はある日、夢を見た。
幻想というにはあまりにも現実的で、現実というにはあまりにも幻想的な、白昼夢を見た。
『人類と魔族——『勇者』と『魔王』の対立を知っているな。貴様には『勇者』の手助けをしてもらいたいのだ』
……『勇者』の手伝
い? 僕にそんなことが務まるだろうか。
『これはきっと、綴られることのない伝説、残されることのない神話だ。だが——否、だからこそ、この言葉をお前に託そう』
——見ることのできない螺子にこそ、強く繋ぎ止めることができるのだ。
『行け、螺子よ。お前の活躍を期待しているぞ』
気がつけばそこは、開拓者ギルドの入り口だった。
#小説情報
11月14日より、午後10時に毎日投稿を予定しています。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 22:00:00
48312文字
会話率:33%
愛犬を不慮の事故で喪った主人公・柚子(ゆづこ)は、ペットロスが長くつづいている。愛犬そっくりの仔犬を育て始めた夫との仲はぎくしゃくしている。
ある年の暮れ、柚子が仔犬と留守番していると、ふたりの女性が訪れる。ひとりは亡くなった愛犬の母犬を飼
っている幼なじみ、もうひとりは立ち退きが決まったアパートの大家だ。大家を見送り、幼なじみと仔犬が遊んでいる間に入浴した柚子が風呂から出ると、いつの間にか幼なじみは帰り、里帰りしていたはずの夫が帰宅していた。
夫は幼なじみとは顔を合わせていないと言う。心配して携帯に電話をすると、そもそも彼女は柚子のアパートを訪れていなかった。大家が持ってきてくれたはずの土産も見当たらない。
夢でも見たのだろうか。が、柚子はうたた寝した記憶がない。
柚子は、大家の姪と名乗った女性が、亡き愛犬と同じ色のコートを着ていたと思い出す。もしかして、亡くなった愛犬が会いに来てくれたのだろうか。そんなことがあるのだろうか。
だとすれば、幼なじみの姿を借りて会いに来たのは誰だろう。
もう一度会いたい。もう一度でいいから会いたい。
一度でいいから会いたかった。一目だけでも会いたかった。
そんな願いがかなえられた、年の瀬のギフトのような物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 20:21:31
15059文字
会話率:15%
主人公の上之手福かみのてさきは小さい頃から神になることが夢だった。しかし、そんなことが叶うはずもない現実世界に絶望して自ら命を絶った後、死後の世界で神様らしきお爺さんに異世界転生することを伝えられる。
転生の際にお爺さんからもらったス
キル"信仰心"は神を信仰する者の"イメージの具現化"という使いようによっては最強のスキルであったが、転生先には神の概念が存在せず、スキルが使えないことを言い渡されてしまう。スキルが使えないお詫びに"神の知恵"という超人的な思考力を手に入れ転生をした福を待っていたのは赤ん坊になった自分を崇める村人たちだった。そこで福は"神の知恵"による機転を利かせ村人たちに自分を神だと信じ込ませることに成功する。さらに、神の概念を作ったことで、福は使えないはずのスキル"信仰心"も手に入れる。
最強のスキル"信仰心"と最強の頭脳"神の知恵"の二刀流を手に入れた福は異世界に神の名を轟かす!
【定期更新中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 23:21:25
184222文字
会話率:46%
十年前、君は死んだ。謂われのない罪を着せられて。
それから私は長いこと君と再会する方法を探してきたのだけど、悲しいことに私は人間だ。
このままでは君と再会する前に寿命が来て死んでしまう。
君を蘇らせるのに必要な時間を得る為、悪魔と契約するこ
とにした。
代償は、私以外の人間と悪魔の契約を仲介すること。
魔法以外に取り柄のない私にそんなことが出来るか不安だったけれど、いいことを思いついたんだ。
人間を絶望に追いやってから素知らぬ顔で救済の手を伸ばせば、きっと誰でも縋るよね。
……私のように。
君と再会する為に必要なことだから、頑張って人間達を絶望させようと思う。
もう一度君に会うためなら、王も聖女も勇者も、天使さえ利用してみせるよ。
悪魔は人を騙してはいけないそうだけど、私は人間。
君に冤罪を掛けた養母が罪に問われなかったように、人はどれだけ嘘をついても許されるからね。
ああ、そこの君。
悪魔と契約して、命を延ばしてみないかい?
大丈夫。私の言葉を聞き入れても、何も怖いことや痛いことは起きないから。
―――君が死にかけているのは、私のせいなのだけどね。
※以前投稿していた小説の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 20:15:16
866209文字
会話率:23%
恋愛ADVに主人公として転生したら何する?
やっぱ将来設計っしょ!
この世界はゲームだったが俺にとってはとっくに現実だ。そして主人公転生。これはお金持ちヒロインを狙うしかないという不純な動機で御上天音という『親友ポジションに偽装した男装の麗
人ヒロイン』を狙うことに決めた。
ところがゲーム内だと高飛車なそいつは付き合ってみるとまったくそんなことがなく、だんだんと惹かれていって、ついにはガチ恋してしまう。
そんな中高校二年の春に天音から屋上(古い恋愛ゲームだから屋上に入れる)に呼び出された俺は、彼女から意外すぎる告白をされることになった。
「実は僕、男なんだ」
家の都合で男装の麗人をやらされている彼女は、TS転生者だった。
魂の性別が男宣言をされて性別がごちゃごちゃしてきて混乱しているうちに、俺たちは友人ということで確定してしまう。
しかし俺は彼女への想いをあきらめきれなかった。彼女が精神的NL派だっていうならしょうがない。好きになった人に幸せになってもらうために、俺は彼女の『親友ポジション』になることを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 03:45:48
5616文字
会話率:29%
男の名は佐東 渋吾(じゅうご)。御年78歳。
渋吾は異世界に魂を送り、異能力者として転生させようとする聖女の企みを完全に狂わせ、生きたまま何の能力も持たず転移してきた。
人外の力を有し、人間を蹂躙する異形が蔓延る世界生身の人間が生きていける
わけがない...はずだった。
「おじいちゃんが魔剣を持った異形を片手で抑え込んでるー!?」
「これは相手の間合いに踏み込んで、武器を制しているだけだ」
「小柄なおじいちゃんにそんなことが出来るかー!?」
「いやいや、これはてこの原理で抑えているだけでだな...」
これはファンタジーな異能の世界を、合気道の達人のおじいちゃんが体術だけで"捌く"物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 06:10:17
4540文字
会話率:37%
一年半交際してきた彼女から、突然、別れを切り出された。
俺のことが好きなのかわからなくなったそうだ。
彼女の意志は固く、チャンスをくれとお願いしても聞く耳を持ってくれなかった。
なくなく彼女と別れることになり傷心している最中、彼女の姉─
─いや、元カノの姉が現れる。
成り行きで事情を話すと、元カノの姉は俺に向かってこんな提案をしてきた。
今度は私と、付き合ってみる?
元カノの嫉妬心を煽ることを目的としていたが、そんなことがどうでもよくなるくらい楽しい毎日を過ごすこととになる……。
※カクヨムにて同タイトルで投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 12:18:19
61771文字
会話率:49%
美少女吸血鬼であるレティシア・フォン・スカーレットは王国の天才魔術師アユム・レイエル・ナカハラに捕まってしまう。
そして、アユムの指示で辺境の開拓中の村の領地経営を任せられてしまうが、そこでは様々な人々との交流やトラブル続き。
レティシアの
周りにはどんどんいい人も悪い人も集まってきて、ドタバタな毎日が始まっていく。
領地経営など初めての美少女吸血鬼にそんなことが出来ちゃうの?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 12:00:00
447679文字
会話率:32%
本当にそんなことができればいい。
最終更新:2022-09-01 00:00:00
261文字
会話率:0%
喰いつくす全てを……この世の全てを喰いつくすために俺は生きている。
少年は辞めない食も仕事として食べるのが夢だ。
そんな少年のもとに大空震がやってきた。
地を割る様に、空の天空から空の塔が生まれた。
そんなことがあり、主人公は飯が食い
たいと願う。
そんな彼ら彼女らの子供たちは飯が食いたかった。
だからARゲーム【 RIAL BATTLE APPETITE 】をダウンロードして。
通称RBAをインストールした。
そして魔法や戦闘による戦術合戦が始まる。
最強のツール携帯により、子供たち大人たちの戦いが始まるようだ。
だがそれでもみんなは諦めない。夢を諦めないでいた。
追いかける夢を追いかける消えたくない……気持ちを伝えないで死ぬなんてまっぴらごめんだ。
だから僕たちはクロスオーバーする。
床の花を飾れ、機械に抗うな、告白して恋愛をしておけば……
三日月の降る、777人の子供たちがこの世の理不尽を救う。
神の分身となるツールを使用して生き残れ!!! 最強の職業となりて、……。
神社の魂の巫女が降臨する。空から切なく、忘れないでみんな聴いてと声がする。
音楽を最強の力と設定した神様がいたとする。
その神様は優しいみんな最高の音楽を聴くんだよ。
神のミュージックツールの携帯を駆使して、世界を崩壊から救え!!
そんな中二病の少女も出てきます。
部活動もする予定。
オレンジジュースを飲めばリンゴジュースを飲めば、良いよ。
そんな感じ~でギルティな空間にいるピエロの王がいた。
そいつがみんなを試した張本人だと知らずに、コノセカイデ楽しんでいた少年である主人公は腹が減ったのでアイスを食べることにした。
だがこの世の温度が上昇して、アイスを食べることができなくなった。
だが違う少年だけはアイスを食べることができた。
なぜなら彼はアイスを無限に出すことができる能力に目覚めたからだ……
だから
ここで
僕ら
私たちは
最強の
モンスターを探しに行くのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 15:12:10
14166文字
会話率:9%
彼女から浮気され、生徒会から追放され、クラスではありもしない疑いもかけられ。そんなことがあったあとに姉からVtuberの誘いがありその誘いに乗ってネットの道を突き進む。
基本的にお姉さん・お兄さん系が出てきます。主人公が高1なので難しいっす
。一年したら妹系が出てくるかもしれないっす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 20:58:16
50327文字
会話率:74%
境田 光(さかいだ ひかる)は、女運がとことん悪い青年である。
これまで、付き合ってきた彼女は全て、どこかいろいろ問題になるような面を持っていた。
今日も、理不尽な理由で頬を引っ叩かれたところである。
だが、彼は、その頬を冷やすために、冷
凍庫から氷を出そうとしたその時、自分の意識が遠くなって、気付いた時には、見知らぬ世界にいた。
そこで、出会った少女を見て、思わず呟く。
「ラシアレス」……と。
その少女はその名前を持つ者にあまりにもよく似ていたのだ。
そんなことがあり得るはずもない。
その名前は、昔、彼が激ハマりした少女漫画の主人公の名だったのだから。
果たして、この世界は昔読んだ少女漫画の世界なのか?
それとも、よく似た別の世界なのか?
よく分からないまま、その世界に放り込まれた青年の試練が今、始まろうとしている……。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
令和3年6月12日に完結した「乙女ゲームに異物混入」の別視点作品となります。
あわせてよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 22:00:00
205402文字
会話率:22%
携帯電話が普及した頃
混線して 全く知らない人の会話がずっと聞こえているときってあったんだよね。
だいたい 女の人が あはは笑いながら話していることが多かったんだけど
振り返ってみると 今はそんなことが あまりない。
そんな時代に
オレっちの先輩が 混線した相手と約束をしたって言っていたのを思い出したんだよ……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 15:05:11
2563文字
会話率:59%
国を揺るがす大事件。
未来の国王である王太子を筆頭とする国の重鎮の息子達が魅了の術によって籠絡されるという大事件が起った。
それぞれが婚約者もいる立場でありながら魔女に傅き愛を囁く。そんな醜態を晒す彼らに、国の未来は不安視される一方であった
。
そんな事件を止めたのは、ロエム・レックスという騎士候補の男であった。
彼は王太子達が全く抵抗できない魅了の術を精神力のみで真正面から跳ね返し、魔女の悪事を暴いて見せたのだ。
そんなことができたのは、婚約者を本当に愛しているからだろう、なんと気高い精神の持ち主なのだと周囲は讃えた。
そんな賞賛を受ける自身の婚約者を見ながら、真の愛を向けられた令嬢ことシエス・コンプは苦悩する。
誰にも言えない真実を、心の中で叫びながら。
『違うんです。私の婚約者は別に私を愛しているから魅了されないとかじゃないんです!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 22:06:06
8097文字
会話率:18%
「人外主人公って言う割にすぐ人化するから嫌い」
って、見たこと聞いたこと思ったことありません?
今回は何故そんなことが起きるのか、何故そんな風に思うのかというところを主観で考えていきたいと思います。
最終更新:2020-12-27 13:11:38
6708文字
会話率:9%
物と物をくっつけて固定する場合に、ネジが使われます。
ボルトとナットも広い意味ではネジの一種です。
単にネジと言った場合、先のとがったクギにネジ山がついている木ネジを想像するでしょうか。
このお話では、ナットをボルトではなく木ネジで固定する
ようです。
だけど、本当にそんなことができるのでしょうか。
既出の小説『変身ヒーローの僕と握手』と同じ舞台ですが、独立したお話です。
黒森 冬炎様主催の『螺子企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 18:18:30
2497文字
会話率:25%
これは、何処かの世界の王国に住んでいた、アデリーナという一人の女性の遺言書。アデリーナは何を見て、何を想い、何をしたのか。これは、そんなことが書いてあることでしょう……。
最終更新:2022-06-20 17:00:00
4102文字
会話率:6%
2019年5月24日
これは、有名小説家、莉奈が誕生した日。
これはとある問題のある子が後に有名になる前のお話。
有名になるまでの毎日の日記。
莉奈の辛い中学生活。
問題を解決するためにはどうすればよいのか。
こういう子のにどんなふうに接
すればいいのか。
どんなふうに接してほしいのか。
莉奈の心の叫びは、こういう子の心の叫びはどんななのか。
そんなことがかかれた日記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 00:18:37
512文字
会話率:0%
昔、とある事故から幼馴染の記憶を失ってしまった主人公――月待颯。彼は今日もいつもと変わらぬ日常を悠々と過ごしていた。早起きだが、欠伸をしながら向かう駅。そして乗る電車。そう、ここまでは。
ある日、電車に乗り読書をしていると、月待の目の中に途
轍もない美少女が映る。全く見に覚えのない顔で、こんな美少女が有名にならないわけもないと思いながらも、自分の学年事情の疎さに、転校生とは一瞬思うとそれ以降、同じ学年の見ない顔と思い込んだ。そんな時、彼女と何もかもが不自然なほどシンクロしてしまい、初対面から変人扱いをされることに。別に関わらなければいいやと思う月待だが、教室へ入りホームルームが始まると、そんなことが出来るわけないと思う出来事が起こる。そう、彼女が転校生として月待のクラスへやって来たのだ。
この瞬間から始まった月待とその周りの関係が紡ぐムズムズドキドキのラブコメディ。定かではない記憶は何が本当で何が偽りなのか、それを知るのは――。
プロローグを短編として投稿しているので、読んでいただけると主人公の成り行きなども多少は理解出来るかと思いますが、読まなくても楽しめるように書いているのでそこは読者様にお任せします!
プロローグを読む読まないで見方が変わるかもしれません……よ?
カクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 17:11:21
32978文字
会話率:52%