この国では、王様の子供も、親を亡くした子供も、三歳になる年の季節ごとに、神殿で『スキル』の儀式をするのです。
生まれもった得意なことが子供のうちに分かることで、それに合う環境や学びの先生を持つ。
そうすることで、この国で働くことができ
る十歳までに、どんな子供でも自信と技術を持てるというわけです。
そして、その儀式にやってきた王子様がカードに選ばれたのは『冒険』のスキルでした。
このスキルを持って、王子様はどのように成長するのでしょうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 18:05:59
6616文字
会話率:45%
フレイア国教会の僧ヒエイは、この国では希少な魔法の使い手だが、周囲からは無能と蔑まれていた。教会に課せられた「天使」のための徴税のノルマをこなさないためだ。
このフレイア王国は、天使の君臨する国だった。強大な力を有し天気を自在に操る天
使は、理不尽に雨ばかりを降らせて、長年人々を苦しめていた。王族と貴族はそれに媚びへつらい己らだけが安全な場所に住み、搾取するのみで民の暮らしを顧みることをしない。
そんなこの国に、彼はすっかり嫌気がさしていた。
そんなヒエイに、ある日上司で師匠のデロス司教から極秘命令がくだる。
東方ナイアス神聖国へ使者としておもむき、大聖人ヴォルヴァ様をお連れせよ。
大聖人の力を借りて暴虐な天使と支配者たちを追い出そうというのだ。
風の魔法使いヒエイは同僚の怪力の持ち主アトラスとともに、はるか東方の国へと旅に出る。
襲い来る刺客。天使の付き人メルラとその配下による妨害。見知らぬ異国の風土や支配者……。二人の前には次々にさまざまな障害が立ちはだかる。
それでも彼らは前に進む。
理不尽な「天気」をやっつけるために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 16:20:00
280848文字
会話率:42%
俺は宮主。「みやじ」と読む。なかなか正しく読んでもらえない。高校一年五組の保健委員で帰宅部所属。
散歩中、猫の案内で畑に穴を掘ってみたら、短刀が見つかり、その先には洞窟があった。
洞窟にはなぜかスライムがいる。
スライム?
猫からチ
カラをもらった俺と友人は、洞窟でスライムに挑む。
そして、洞窟からダンジョンへと転移してしまった。
まだこの国ではダンジョンは人跡未踏の地である。
果たしてどんな世界が広がっているのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 01:10:00
89359文字
会話率:25%
大王殺し。
ショートヘアの少女、もしくは長髪の少年に見える殺し屋に命じられた任務である。
ただ、この国では大王殺しは思ったより大きな影響がある。
大臣が殺されればいいと思うもの、知っているが知らないふりをするもの。
殺し屋とは結局、駒の
ひとつなのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 21:00:24
3831文字
会話率:20%
不慮の事故により、バルデン伯爵が亡くなった。
遺されたのは一人娘のエリーシアのみ。
この国では女性でも爵位を継げるが、成人している事が条件である。
15の誕生日を迎えたばかりのエリーシアが成人と認められるには、結婚して夫を迎えねばならない
。
だが、裕福なバルデン伯爵家を乗っ取ろうとする親族達に悪評を流され、エリーシアの結婚相手はなかなか見つからなかった。
この小説は「エブリスタ」さんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 16:21:15
5216文字
会話率:26%
この国では、魔女は嫌われ者だ。
そんななか、魔女のエマは人のために店を開く。
『困りごとがあればお気軽にどうぞ』
そんな看板もほとんどの人は見向きもしないが、それでも切実な願いを持った人々のためにエマは今日も店を開く。
最終更新:2024-10-16 21:29:51
194828文字
会話率:48%
聖なる山がそびえる国、聖コーランド王国の第一王女は妹から虐げられていた。この国では聖痕をもつ者が稀にいて、聖痕をもつ者の周りでは幸福が訪れると言われていた。そして、王家に聖痕をもつ者がいれば、国が繁栄すると言われており、妹は聖痕をもって生
まれた。その為妹ばかりが両親からも弟からも、更には使用人たちからも可愛がられ、第一王女アリーチェは放置されていた。そんなアリーチェをことあるごとに妹は虐げてきた。アリーチェを聖痕なしと言ってバカにし、またアリーチェの物を無断で奪っていく。それを見ている誰もがとめはしない。それでもめげずに明るく育ったアリーチェの側には愛猫がいた。愛猫がいたから真っ直ぐ成長できたとアリーチェは思っている。
そんな中、隣国、フランディー王国から王太子の結婚相手として、婚約の申し込みがあった。その手紙は王女のうちどちらか、という曖昧なものだったが、聖痕ありの妹が候補になることはない。妹は入り婿をもらい、国に繁栄をもたらす存在なのだから。家族からも国民からも愛される自分は選び放題だし好きな男性を選ぶからと、アリーチェに政略結婚として隣国へ嫁ぐようにいう。そして顔合わせは、コーランド王国の建国祭の舞踏会で行われた。次の日無事に王都の大聖堂で婚約式を行い、一年後に結婚式を行うことが決まる。だが、美しく気品に溢れた王太子に一目ぼれした妹が婚約を譲れと言ってくるようになった。しかし、両親も国を繁栄へと導く妹を手放したくはないと思い、結果やはりアリーチェが嫁ぐことになったのだが、そんなアリーチェが許せず妹の行為はエスカレートしていく。流石に身の危険を感じたアリーチェは、わずかな荷物とお金を持ち、そして愛猫を連れて王城を脱出し、婚約者のいるフランディー王国を一路目指す。様々な人と触れ合いながら、唯一自分を選んでくれたフェリクスの元へと向かうのだった。
やっとの思いで辿り着いたフランディー王国では歓迎され、結婚式までこのまま住めば良いと言われる。好待遇で受け入れられ、また王妃に可愛がられ幸せを感じながら過ごしていたが、フランディー王国にいることを知った妹が、自分ができないことをアリーチェがするのは許さないと言って一緒に帰るように勝手に婚約解消の書類を作り乗り込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 09:36:48
67871文字
会話率:38%
旅行中に夫婦が異世界に召喚される。
本人たちは普通の人だと思っていたが…
この国ではそうでもなかった。
夫婦は異世界で自分の才能を発揮し国に貢献をする。
(主に国王のお尻に…)
夫婦の心残りは残してきてしまった子供たち。
元の世界にはもう戻
れない。
「こっちの世界に子供たちを召喚したらいいじゃない。」と言われて子供たちを召喚する。
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*少し、地震や津波の描写があります。
苦手な方はご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 12:00:00
8787文字
会話率:44%
「種族のミックスナッツ」と呼ばれる多種族国家、リオネア合衆国。世界経済の中心たるこの国では、何千もの企業が日夜熾烈な市場競争を繰り広げている。
オフィス街の外れに拠点を構える『フレグランス&フレーバー社』、通称フレフレ社もその中の一社。
社員、総勢2名!
創業、割と最近!
収支、ちょっと……かなり……大分カツカツ!
そんな彼らの業務内容は「においの何でも屋」。吹けば飛ぶような弱小企業は、やがて企業大国リオネアにイノベーションを巻き起こしていく!
「さぁ、イノベーション・タイムの始まりよ!!」
「アルマ。毎回思うんだがそのキメ台詞、相当ダサいぞ」
「ダっ、ダサくないわよ! ……ダサくないわよね?」
…………多分!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 20:47:59
13595文字
会話率:62%
ごく普通の大学生 斎藤時也はある日突然見知らぬ世界へトリップしてしまう。
そこは様々な物語の時間を管理する役割を担っている世界で、時也がたどり着いたのは1番大事な軸になる世界時間を刻んでいる時計塔"デウスエクスマキナの塔"がある"
ヘヴシア王国"。
話を聞くと、この国では数年に一度、時計塔の時間が狂い大災害が起きるため、それを鎮めるために生贄が呼ばれるんだとか…
今回は時也が生贄として呼ばれ、彼は大災害の原因についてを調べるため他の生贄たちと世界の謎を解き明かすことに……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 22:57:38
8567文字
会話率:49%
この国では18歳に聖剣を抜くという儀式がある。
「まぁ、どうせ抜けないんだろうな。」
と剣を抜くと
___え?
まさかの抜けてしまった。
観客の歓声があがる中幼なじみと冒険に出て、無事魔王を倒せるのか!?
最終更新:2024-08-24 16:56:14
1730文字
会話率:49%
白銀色の髪にアメジスト色の瞳を持つ者は、この国では女神の愛し子として扱われている。
その力を欲する者達に狙われることを恐れ、ミラはその姿を魔道具で隠し、普段は醜い姿で過ごしていた。
そんなミラに、没落寸前の伯爵家が強引に婚姻を結び、借金返済
をミラの実家に肩代わりさせた後は、お飾りの妻として、夫の仕事を押し付けられるだけの日々。夫は結婚前より公認の愛人とよろしくやっている。
でもそれも今日で終わり。
ようやく3年の月日が経ち、白い結婚が成立する。
ミラは希望を胸に抱き、意気揚々と伯爵家を出たのだった。
ミラが出て行ったから、順風満帆だった伯爵家は徐々に翳りが差してきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 11:30:00
17303文字
会話率:32%
大魔法士の系譜である王族のみが魔力を持つ国「ヴァルグレイブ」。この国では魔力を持つ王家とその傍系にあたる五大公爵家が絶大な力を誇っていた。
侯爵令嬢ヒスカリア・バークレイは、事故で両親と自身の記憶を全てなくし、父の代わりに侯爵となった叔父
に養女として引き取られる。
けれど、元々ヒスカリアの父への劣等感の塊だった上、自身の娘ミリアを溺愛していた叔父は、事故で顔に大きな傷を持つヒスカリアをどこに嫁ぐこともできない『穀潰し』と罵り虐げ、使用人のようにこき使った。
そんな親を見て育ったミリアはヒスカリアを「お姉様」と呼びつつも、自分より下のものと認識し、虐げるのだった。
それから十年後。
ヒスカリアが十七歳になったある日、バークレイ侯爵家に、五大公爵家の一つ、ヴァルガス公爵家から縁談の話が来る。
五大公爵家の、それも有名な魔法公爵ジェイン・ヴァルガスとの話にミリアは大喜び。
ところが侯爵家を訪れたジェインから「お前に用はない。必要なのは長子の子だ」と言われ、ミリアと侯爵は憤慨する。
そしてさらにジェインは、ヒスカリアこそが求めていた婚約者だと宣言するが、それには侯爵家が代々隠し続けてきた秘密が関係していて……。
顔に傷を持つ虐げられた令嬢と膨大な魔力を持つ冷徹な魔法公爵の恋の物語。
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 17:44:49
117665文字
会話率:43%
プロローグ
これはとある国の物語。
この世界では魔法が使える者が一定数いた。
その中でも一人一人自分だけしか使えない得意魔法を持っておりその得意魔法のレベルにより魔法のレベルも変わってくる。
だが例外もある。貴族の場合だ。
この国では昔、
大変大きな災害が襲ったことがあるという。
だがその時ある五人が災害に立ち向かったらしい。
その五人の血筋が今も貴族として残っている、そんな言い伝えがある。そのため五つの血筋は当時神様から授かった魔法をそのまま伝承する力があるらしい。
そしてその国にはその五人が建てたと言われている古くからある魔法学校がある。それは国で唯一の魔法学校でもあり、魔法が使える者のほとんどはここに入学、寮生活となる。
この話はその魔法学校の最強を目指す6人の軌跡を舞台とした物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 15:59:42
2142文字
会話率:52%
アリシアの母親は20数年前ティルキア国に反旗を翻したペルシス国の王妃だった。ティルキア国の東方に会ってずっと支配下にあったがペルシス国は独立を求めて反乱を起こす。
だが、あっけなくペルシス国は滅ぼされ国王は処刑。王妃は元聖女だったので人
質としてティルキア国に連れて来られ王太子であった今の国王ルキウスの目に留まりルキウスはアリシアの母マデリーンに夢中になると身ごもらせてしまう。
ルキウスには王妃があったがマデリーンが来る少し前に女の子を出産、王女がすぐに亡くなり妻のセディアはすっかり元気をなくしていたためルキウスは面白くなかった。
そして母のマデリーンは男の子と女の子アリシアを授かる。この国では双子は忌み嫌われる。ましてや王妃に男の子がいない今マデリーンが男子を出産したとなると大ごとになると知りマデリーンはガイル大司教に言われるまま男の子を養子に出すことを決める。
そしてマデリーンとアリシアは王妃から疎まれ王宮の離宮でひっそりと過ごす事に。
それから4年ほどしてセディアも女の子を授かる名前はソフィア。でも、ルキアスはマデリーンも手放せず相変らずマデリーンを籠愛していた。
セディアは自分より先に跡継ぎを産ませたくないとルキアスに自分が次の子を身ごもるまではマデリーンに会うのをやめるよう何度も頼んだが無理だった。ルキアスはこの国の王となる身分なのだから。当然だろう。
だからアリシアの母が5歳で亡くなったのも王妃の策略があったのかもしれないと思われたが母親が亡くなるとアリシアは窮地に立たされた。
それで大司教であるガイルが身元引受人となって神殿に引き取られることになる。
さすがに母親がもと聖女だった事もあってかアリシアはたぐいまれな精霊の祝福を受けていたからだろう。
幼いころからその力を国民の為に捧げるよう朝から晩まで祈りに明け暮れ、ここ数年は騎士隊解体のせいでティルキア国全体の加護の役目もこなしていたアリシアはほとほと疲れ果てていた。
そんな時、聖女をやめていいと言われてアリシアは喜んだ。
その代わり国を救うためにアラーナ国に行く事になる。加護魔法しか使った事のないアリシア。治癒魔法が唇を触れないと発動できないと分かり戸惑うが国のためならとアラーナ国に行く事に。だがアラーナ国のシーヴォルト殿下はとんでもない男で…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 06:18:35
154819文字
会話率:37%
物心ついた頃、僕はすでに孤児だった。
自分が持っている物と言えば、この国では珍しい碧眼と黒髪だけだ。
僕がいつものように、お腹を空かせながら路地裏の残飯を漁って徘徊していると、男が抱える袋から、少し飛び出ている黄金の糸を見かけて、気になった
僕は黄金の糸を追った。
けど、見つけたのは黄金の糸じゃなくて、黄金の髪を持った男の子だった。
その子に「君……甘いね」と言われて――。
※【BL作品】ケーキバースです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 06:30:00
59565文字
会話率:49%
子爵令嬢のクローディアは魔術のとばっちりを受けて、ドレスの下がパンイチ状態になってしまった。
この国では、女性が裸足を見られるのはノーパンよりも恥ずかしいこと。今少しでも動けば、足を見られてしまう。
その場から動けなくなったクローディアを
助けてくれる人は、一体……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 18:00:00
9424文字
会話率:41%
この国では、未成年の化粧はマナーであり、礼儀である。
しかし、他国出身のサラはその化粧文化に馴染めずにいた。
これでもかと粉を叩いて、ペンで描いたかと疑いたくなる様な太いラインを引き、マッチ棒何本乗るか疑問になるばさばさの付け睫毛をし、ドギ
ツイ色のアイシャドウに、目潰しされそうなラメを散らし。
素の顔の造形の主張が強すぎて化粧映えしないサラは引っ越してから学園に転校してずっと陰口を叩かれていた。
そんなサラの友人は、母親が他国出身のレオンハルトで、そんな彼もサラ同様薄化粧だと陰口を叩かれている。
ゆるファンタジーなのでメイク道具に関してはなんでもありです。
ルッキズムの話です。苦手な方はご注意ください。
本編完結済みで朝と夜2回更新。
たまに番外編書くと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 08:00:00
36231文字
会話率:39%
見ず知らずの子爵令嬢が、突然家に訪れてきて、婚約者と別れろと言ってきました。夫はいるけれども、婚約者はいませんわ。
この国では、不倫は大罪。国教の教義に反するため、むち打ちの上、国外追放になります。
話を擦り合わせていると、夫が帰ってきて…
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 12:35:45
5523文字
会話率:65%
この国では男性しか爵位を継ぐことができない。その為、ヒクソン伯爵令嬢のティーナか、伯爵家の養子となった血のつながらない妹のヘンリエッタのどちらかが子爵家三男のセストと結婚することになっている。
果たしてセストはどちらを選ぶのだろうか。
ゆる設定、細かい点が気になる方はブラウザバックでお願いします。
毎日8時と19時に投稿します。全12話。恋愛要素は薄め、R描写なし、ざまぁなし。淡々としたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 08:00:00
47584文字
会話率:38%