彼女が呼んでいる。だから行かなくてはならない。彼女のもとへ行かなくては。彼女が“視て”いる、だから、逃れることはできない……
──逃亡中の横領犯が、山奥の廃屋で遺体となって見つかった。発見したのは彼を追っていた若い刑事で、彼が言うには、
遺体のあった部屋には「眼の見えない女の子」がいたという。
ライターは彼の話に興味を持ち調べてみるが、その先で見つけたのは、その刑事自身の遺体と「見えない」鬼だった。
(ファンタジー刑事一作目。他のシリーズ作品とは異なっています。雰囲気小説です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-10 16:28:17
11408文字
会話率:5%
長い旅の果て
ふたりで決めた桜の地
ある朝
いつものように
木陰に横たわるあなた
冬を感じる冷たい風が吹き
あなたの頭を支えていた左手がはたと崩れた
早くも遅くも少しでも
もう時は戻らない
最終更新:2010-06-20 16:43:50
699文字
会話率:67%
架空の街、大井蒼空町ではケーブル配信されているオンラインゲーム『ファンタジースカイ』が大流行。ケーブル通信の特性上、ゲーム参加者は街に住む住民だけ。そんなゲームの期間限定イベントが始まり、中学生ギルドを結成する弾美や瑠璃の幼馴染コンビは、も
う一つの架空世界で今日も縦横無尽に飛び回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-19 19:06:12
584820文字
会話率:34%
ある日、横断歩道で車にはねられた男。
目覚めてみると辺り一面なにもない世界。
そこに神を名乗るオヤジと、なぜか二人のバニーガールも現れて……。
抱腹絶倒のドタバタ劇!
※(多少下品なギャグもあります。下品なギャグが苦手な人は注意して下さい)
※一人称で書かれてありますが、作者はこんな人間ではありません。完全なフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-18 16:14:13
36904文字
会話率:32%
てんとう虫っぽいサンバって知ってる? そんなことを尋ねてくる彼女に、俺は首を横に振った。映画らしいが見た記憶はない。とりあえず詳細を聞いてみることにした。
最終更新:2010-06-17 14:46:18
2045文字
会話率:59%
何の変哲もない道路からある日、横断歩道が、消えた。
最終更新:2010-06-17 00:13:39
2421文字
会話率:17%
【私と親友と友人と、家族とモブな人々が織りなす日常の一幕。有り得そうで有り得ちゃいけない、そんなお話をお届けします】―――――――――――――――――――――――――――――――『三月某日の一幕』の続編?的なものです。小ネタを挟み、微妙なノ
ンフィクションを描いていきたいと・・・でもやっぱりフィクションかも。主人公の名前が違います。作者しっかり考えました。横着したら結構恥ずかしかったので・・・。友人たちの苗字はそのままです。基本不定期更新ですが日記小説的に、こまめに書いていきたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-06 00:24:45
11925文字
会話率:31%
周囲に流されるように始めた高三の夏期講習。その初日に遅刻しそうになったキミタカは、赤信号の横断歩道を前に歩道橋を駆け上がる。そこには白い服を着た女性が一人静かにたたずんでいた。毎日歩道橋の上にいる彼女に心惹かれるものを感じていたキミタカに、
ある日彼女が声を掛けてくる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-05 12:55:47
9038文字
会話率:32%
定年近い男は、休暇を取って中国山地を横断する徒歩旅行に出かける。蒸し暑くて寝苦しい夜を過ごした翌朝、出発以来の好天の中を出発する。男はもうすぐ日本海が見られるという小さな峠で休んだ・・・
最終更新:2010-05-26 12:28:03
8849文字
会話率:4%
「自分は兄の欠陥品。偽物。
まるであの立派な船の横に浮かぶ笹船のように。
すぐに沈んでしまう笹船のように」
劣等感にまみれた少年。そんな彼が見つけた自分の存在意義とは・・・
最終更新:2010-05-18 22:29:16
5280文字
会話率:52%
“祝福の日”と呼ばれた謎の天変地異から数百年後の未来……。かつての文明は崩壊し、生き残った人々は滅んだ都市の残骸に紛れ暮らしていた。かつて“東京”だった街の地下に突如現れた巨大迷宮……。人を蝕み、異形へと変えてしまう“呪いの病”……。差別と
偏見、暴力と殺戮が横行する世界で記憶と言葉を失った“主人公”は世界を知る旅に出た。そこで少女は無垢な存在であるが故にあらゆる罪悪を受け入れる。旅を共にするは姿無き“語り手”と、彼女と同じ“呪われた人々”……。全てを失った少女の、全てを再生する為の旅が始まった。それは神と殺戮者が結んだ、たった一つの契約の物語――。短期、不定期連載予定。5/14:極端にセリフが存在しない小説になってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-14 04:37:24
19042文字
会話率:25%
あたし達、六年一組のハツラツ三人組。愉快なことが三度の御飯より大好き!今は椅子に夢中よ。そんな三人組の周辺で、怪事件が・・・真横にコンソメにクリームを混ぜたソースをかけたのは誰?菊山君の頭にくっついているフードプロセッサーを盗んだのは誰?え
!あたし達がやったんだろうって!?すごい冤罪!絶対真犯人を見つけてやるんだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-07 21:44:45
30272文字
会話率:45%
河原優が、恋人の美涼とデートの待ち合わせをしている時、偶然、昔の知り合いの麗菜と出会う。
優は美涼とのデートの後、麗菜とドライブに出掛けるが、優は、あまりはっきりと麗菜の記憶を思い出す事が出来ない。
後日、ドライブの時に美涼が不機嫌に
なり、その原因が麗菜の細工にあると分かった優は憤慨し、麗菜を拒絶しようと考える。
しかし、「もう、二度と会えない」と言う麗菜の言葉に、何故か動揺した優は、美涼とのデートをすっぽかし、求められるまま海へのドライブに繰り出す。そして、その夜、優は麗菜を抱くが、翌朝、麗菜は消えてしまう。 その後、美涼も失う事になった優は、後日、麗菜が結婚する事を知る。
優は、確実に自分の周囲の時間が流れた事を感じ、午後のベッドに横たわる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-05 22:49:23
9538文字
会話率:53%
西暦2078年11月。修学旅行生108人を乗せた旅客機がB国沿岸で忽然と姿を消した。しかしそれは巨大秘密組織『バベル』の終末計画の序章に過ぎなかった! 事件の真相を追う私立探偵のアンカーはバベルの陰謀に巻き込まれながらも自らの不老不死と特殊
能力のルーツに対峙していく。さらにバベルと対立する秘密組織『ヘーラー』の横やりによって事態が複雑化する中、世界はかつてない危機に直面してしまう。【近未来SFハードボイルド】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-02 19:18:04
266674文字
会話率:50%
2010年2月14日バレンタインデーに東京都庁に知事宛の1通の速達郵便が届いた。
日曜日だったので、封書は翌日まで開封されなかった。
月曜日に知事室の女子職員の手で開かれた封筒の中から出てきたのは、東京都の水道に毒物を混入すると書かれた便
箋だった。
この女子職員は隣の独身男性社員にこの便箋を渡した。
これが東京都民をパニックに陥れた事件の始まりだった。
犯人の狙いは何だろう。
大金を狙っての犯行か?
それとも他の狙いが有るのか。
過去に大阪府警と食品各社を翻弄した「怪人21面相」が東京都と警視庁を相手にした新たな事件の始まりである。
事件の真相は作者にも予想出来ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-27 17:38:40
65103文字
会話率:14%
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キーワード:
最終更新:2010-04-23 23:03:46
440文字
会話率:0%
江戸開府から180年余。円熟を迎えようとする町人文化と商業経済の発展に華やぐ都市。天候不順や大噴火による度重なる飢饉に喘ぐ農村。揺らぐ幕藩体制を懸命に支えようとする老中・田沼意次と盟友官僚達。これに対し、権勢のみを手中に収めようとする刑部卿
・徳川治斉の暗躍。混迷を深めてゆく世情と暗雲立ち込める政局を背景に、家康が黒田家へ託した秘書をめぐり、天命を負う若き剣者・新免右京之典へ次々と刺客が襲いかかる。“戦の無い安寧の世”と黒田家、そして自らの愛すべき人々の為に、奥義・秋月円命流の秘剣を縦横無尽に揮う右京之典が真っ直ぐに立ち向かう。爽やかなる眼と心を持つ眠れる若き剣者の永きに亘る戦いが今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-23 00:03:22
46763文字
会話率:40%
月の呼吸の音さえ聞こえそうな程の、静かな夜。僕はリビングのテーブルに座り、コーヒーを飲んでいた。時計が針を進める音だけが、辺りに響いていた。僕は何を思うわけでもなく、瞳を閉じたり、手を見つめたりしていた。
人の気配がして後ろを振り返ると
、七歳になる娘が立っていた。暗闇の中、薄紅色のパジャマだけが浮かび上がっていた。僕は何故か、娘は僕の命を奪いに来たのかもしれない、という錯覚に襲われた。冷たい汗が、背中を伝った。僕は娘を恐ろしく思ってしまった自分の思いを吹き飛ばすために、強い声で言った。
「どうしたんだ、眠れないのか」
「うん」娘は不安そうに言った。僕に怒られるんじゃないかと心配しているのだ。
幸いな事に、明日は日曜日で僕の仕事も休みなので、娘を横に座らせ、すこしお喋りをする事にした。それに、さっき僕が感じた不吉な思いは間違いで、僕は娘を愛しているんだという事を確認したかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-16 11:08:05
3526文字
会話率:51%
紺青の国を舞台に不思議な力を持つ『神器』を縦糸に、それを『遣う』人々を横糸に織り成す異世界ファンタジー『十二神将演義』外伝です。『1』と『2』の間の、右京達の日常を中心としたお話を集めました。
最終更新:2010-04-11 14:40:04
222662文字
会話率:52%
「彼」と「私」のとある会話。ただ二人の間には、「彼女」の死体が横たわる。
最終更新:2010-03-09 14:48:37
200文字
会話率:64%