ミミック。
それはダンジョンに点在する誘惑の罠。
宝箱に模した偽りの財宝。
騙す魔物の代表。
この物語は、そんなミミックの日常を淡々と描く物です。
――――――――――――――――――――
一話で完結する、さらっと読
める短編集です。
作者の息抜きで気まぐれ投稿します。
ぜひ頭を空っぽにして、クスリと笑っていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 11:11:07
74202文字
会話率:48%
―――二度と男の言葉なんか信用しない。
幾度となく男の甘言に騙されたフレディア・アストメリア伯爵令嬢は、ある日そう心に決めて家を飛び出した。
そんな彼女が選んだのは、働くこと。
それは大好きな動物(普通の動物とは少し違うが)
の世話をするというもの。
毎日が充実していたある日、町外れの森で見たこともない白い色をした竜の子供を見つけた。
連れ帰って世話をすることにしたけれど、この竜は誰にも言えない秘密を持っていて……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 02:43:55
285105文字
会話率:24%
圓富 櫛奈≪えんとみ くしな≫はお金を稼ぎたかった。
生活のため、家族のため、将来のため。お金さえあれば全て解決できる。
そんな中、とある自称悪魔と名乗る謎の紳士に妖しく誘われる。
『異世界で稼がないか』、と。
普通の女子高生が異世界で生き
ていけるはずもないが、
紳士からスキルを買うことで逞しく生きようとする。
「あれ? お金稼ぎに来たのに、寧ろ借金してへん?」
紳士に騙されているような気がするが、
櫛奈はひとまず気にしないことにして、異世界でのお金稼ぎに邁進するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 09:00:00
151840文字
会話率:45%
「王女を守るのが私の生きる価値だ」
麗しき銀髪の騎士アトレーユは、命を賭してロヴァンス王国の王女キャルメを守っていた。誰もが見惚れる美貌の青年騎士――しかしその真の姿はティアンナという一人の女性であった。彼女は男装の騎士としてキャルメ王
女とともに、隣国ラーデルスへと向かう。
王女の婚約者候補であるノルアード王太子と、彼を守る騎士団長ラスティグとの出会い。複雑に絡み合うラーデルスの王位争いに、アトレーユとキャルメは巻き込まれていく。
女性であることを隠しながら、騎士として王女を守り続けるアトレーユ。そして彼女に絶大な信頼を寄せるキャルメ王女。二人の親密な様子は、ノルアードとラスティグの目にはまるで恋人同士のように映って……
男装騎士がヒロインの硬派な騎士物語です。アクション好きな作者がガチで書いているので、戦闘シーンが多め。甘さ控えめですが、アクションや陰謀ものが好きな人は刺さるかも。どうぞ薔薇騎士物語の世界をお楽しみください。
※地道に自作の挿絵を挿入していってます(不要な方は非表示でお願いします)
※小説・挿絵のどちらについても無断転載は禁止いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 00:10:00
712377文字
会話率:30%
石と木片を重ねただけの家で暮らすイキり孤児のポール。
イキりながらも懸命に働く彼は、ある日悪辣な冒険者に騙されて暴力を振るわれる中で突然前世を思い出し、同時に力に目覚めた。
あらゆる物の概念を抜き出して文珠を作り出す能力。自らの能力を調べて
いく中で生まれた感情。
「この力を利用して最強に!いや大金持ちに!いやいや静かな快適生活か!?でも騒がしく称えられたい!王の様に振る舞いたい!傅く部下が欲しい!俺はやるぞぉぉ!!」
辛い孤児生活の中でポールの思考は欲望に塗れていた。
果たして世間知らずのポールは全てを手に入れる事ができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 11:29:23
44602文字
会話率:48%
物心つく前から竜に育てられており、自分も竜だと思い込んでいたアメリア。しかし六歳の時に竜の王城に半ば騙し討ちに連れ去られた結果、自分が竜ではなく人間だと知らされ、自らの寿命が養母よりかなり早く尽きてしまう事実に気がつく。このまま竜の国で生
活すると、自分が早死にすることで大好きな養母を悲しませてしまうと思い立った彼女は立派な竜になる事を諦め、将来は立派な人間になって断崖絶壁で遮断されている人間の国で生活することを宣言。周囲の竜達は彼女の決意と可愛らしさにほだされて、こぞって自立に向けた養育をするようになる。
年月が経過し、周囲の竜達からお墨付きをもらった彼女は、お目付け役の義兄が同行するのを条件に、竜国側から断崖絶壁を挟んで一番近い国での生活を開始する。しかしそこには大きな落とし穴が。
予想以上に人間国側より竜国側での医療知識や技術が進んでおり、アメリアの薬剤精製技術や使用方法、治療法の選択が未知のものであったため、実際に治療を施された者から話が広まって大評判に。その結果、同業の薬師には嫌がらせを受け、難しい治療は医師、軽症などは薬師とのすみ分けができていた人間社会の職域を侵すと医師に敵視され、トラブル続出。それらをなんとか回避していたものの、評判を聞きつけた王太子から国王の病を治すよう依頼されて半ば強引に王城に拉致された結果、王宮侍医を抱き込んだ国王暗殺未遂事件に巻き込まれてしまうのだった。
「カクヨム」からの転載作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 22:01:21
136942文字
会話率:72%
魔王を倒すために異世界へと呼び出されたアグリは、王からの準備品の中から聞こえる声に導かれて剣を手にした。
アグリにしか聞こえないその声の主は元の魔王ソフィアだった。
ソフィアは現魔王に騙されて剣に封印されていたのだった。
現魔王を倒すという
利害が一致したアグリとソフィアは、魔王討伐の旅にでる。
旅をつづけながら戦いを繰り返し、アグリの力がついてくると、剣に封印されたソフィアの力も解放されていき、次々と難敵を倒していく。
途中、同じく封印された元四天王たちも見つけ出し、力を借りることに。
そして成長しながら最大の敵である現魔王に立ち向かうべく、旅を続ける。
転移してきた勇者候補の主人公と元魔王のコンビが繰り広げる冒険活劇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 18:05:12
236920文字
会話率:30%
『わくわく! 恋の学園大戦争!』、通称『わく学』。
平成最後、令和最初のGWに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである。攻略対象が全員ポンコツ、魅力を感じないという乙女ゲームとして致
命的な欠陥を持つそのゲームに、騙されたと感じながらも、それをプレイしていた藤堂里香は気付いたら『わく学』の世界に転生していた。
そう、ヒロイン……ではなく、ライバルである悪役令嬢……
でもなくて、モブキャラである公爵令嬢、アリス・サルバートに!!
情報が少なすぎてどう行動するのが正しいのか分からないアリス。だが、やがて気付く。そう、気付いてしまう。
……ゲームのキャラみたいなポンコツな行動を攻略対象が取っていれば、きっとこの国は亡びる。そうなれば公爵令嬢である私の身も危険だ! 教育だ! このアホどもを教育して、この国が生き残れるようにしてやる!!
このお話は、クソゲーの世界に転生してしまったら一人の女性が、公爵令嬢としてこの国のトップ層の教育を行い、やがて『王国の肝っ玉母さん』と呼ばれながら、それでも攻略対象を次々と攻略していくお話である。
……たぶん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 16:08:03
956916文字
会話率:72%
――私と契約して、『魔法少女』になりませんか?
そんな言葉を掛けられた少女、鹿島恭子。幼い頃から憧れていた『魔法少女になる』という夢への扉に手を掛けた恭子は、この世界を救う『魔法少女』になって――
「……いや、キョーコさん? 流石
にその説明は無理がありませんかね?」
「やかましいわ!」
イケメンの『マスコットキャラ』、アルフに半ば騙し討ちに近い形で『魔法少女』にさせられた鹿島恭子。それでも幼い頃からの憧れだった魔法少女になった彼女を待ち受けていた、強大な敵に彼女が勇敢に立ち向か――
「だから! マジでウチのマスコットキャラが使えないんだけど! そもそも、『ナマケモノ』って何よ! あんまり可愛くないし!」
「いえ、それはイイんですけど……命を懸けて戦う割には、少しばかりお給金が安いのではないかと……」
「マジで勘弁してよ! 私、今デート中なのよ! なんでこんな時に呼び出すのよ!」
「ってか、勝てる訳ないでしょうがあんな敵! なによ、頭が三つあって火を吹く犬って!」
東に『彼氏に振られた!』と嘆く魔法少女が居れば『私にも彼氏がいない』と宥め。
西に『給料が安い!』と不満を述べる魔法少女が居れば『私の方が低い』と肩を叩き。
南に『敵が強すぎ!』と怯える魔法少女が居れば『私なんて魔法すら使えない』と慰め。
北に『疲れた』と言う魔法少女が居れば『ふざけるな』と喝を入れる。
「いや、なんか違う! 私の憧れてた『魔法少女』となんか違う!」
「ははは~。現実はそんなモノですよ~。あ、キョーコさん。仕事です」
今日も今日とて恭子は駆ける。強大な敵――『魔法少女の待遇改善』に向けて!
「いやぁーーーー!」
頑張れ恭子! 負けるな恭子! 魔法少女の労働条件は君の双肩に掛かっている!
「ってか、何処の世界にパートタイムの魔法少女が居るのよ!」
――パートタイマー魔法少女、鹿島恭子の冒険が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 18:10:51
133142文字
会話率:73%
イーリス公爵家、長女のローザと次女のルナは顔も背格好もそっくりな年子。
舞踏会に初めて参加した夜。ルナは庭園でウィクトル王太子に出会い、魔法植物の話で大いに盛り上がった。
博識で心優しいウィクトル王太子とのひと時で、淡い恋心を抱いたルナ
。自分も社交界にデビューすれば、またお会いできるだろうかと思っていた翌日。父親とローザ、ルナの三人は王宮に呼び出された。
待っていたのは国王と王太子。
なんでも、イーリス公爵家の令嬢に話があるという。
「それにしても本当にそっくりだ。レディに失礼なことをたずねて申し訳ないんだけど、昨晩僕と魔法植物の話をしてくれたのはどちらかな?」
王太子にたずねられ、ルナは自分が名乗り忘れていたことを思い出した。
そのわずかな間に――
「それは私ですわ。昨晩は名乗りもせず申し訳ありませんでした」
素早く口を開いたローザを後で問い詰めるも、「ああ言えば王太子妃になれるんじゃないかと思って」と返され。その晩、王宮から帰ってきた父に「ローザを王太子殿下の婚約者に望まれた」と告げられてしまう。
ローザの思惑通りに事が進み、王宮へと移り住む姉を見送ったルナ。
侍女たちをさがらせ、人目を忍んで涙しているかと思いきや……
――うふふっ……ここまでは順調ですわ!
くつくつと笑うこの妹、悲壮感の欠片もない。
「ルナ! 私を騙していたのね⁉」
「いやだわお姉様ったら。ご自分そっくりの妹が何でも言う事を聞く子に育つなんて都合の良い話、あると思いまして?」
似たのは外見だけじゃない。
何でも欲しがる腹黒姉に、腹黒妹の復讐が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 15:10:35
366857文字
会話率:48%
アリス・メイガスは、代々聖女を産む家系で現時点唯一人の聖女。
しかし、義妹のメリッサの誘惑と嘘に騙されたベリウス王家の王太子であるアルスは、アリスを聖女の地位から追放し、国外にも追放する。
追放された、アリスはアリーと名前を変えて隣国ネビリ
ウム王国で治癒師として仕事をしていた。
アリス元いアリーの腕前は評判となり、ベリウス王国の王太子であるカイウスと対面し、面識がある為正体がバレてしまうが──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 18:10:46
2964文字
会話率:68%
「親父、この家を売ったってどういうことだよ!」
とある邸宅。そこに住む父親には三人の息子がいた。全員結婚し、それぞれ家庭を持っていたが、実家を売却したという知らせを受け、この日急遽集まったのだ。
「そうだよ、父さん。何の前触れもなくて
本当に驚いたんだから」
「五千万円以上の価値があるだろう。それを全部使い切ったって言うんだから、みんな心配しているんだ。父さんがボケ、いや、騙されたんじゃないかってな」
父親を想う息子たちの気持ちに嘘はない。確かに遺産の取り分が減るのは口惜しいが、彼らはそれぞれ堅実な職に就き、生活は安定している。父親が詐欺や怪しい宗教の被害に遭ったのではないかと本当に心配していたのだ。
父親は三人の顔をじっくり見てから、静かに口を開いた。
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最終更新:2024-12-28 11:00:00
1569文字
会話率:67%
「あなたが不老不死というのは……その、本当なのでしょうか?」
「……ああ」
男の質問に彼は重々しく答えた。
不老不死。それは珍しいことではない。もっとも、そう騙るほら吹き男の存在は、の話だが。不老不死の研究が進められている現代にはそ
うやって注目を集めたがる者が多いのだ。
男は駆け出しの記者。前述のとおり、不老不死の研究が進められている今、自分がそれだと騙る者を面白おかしく取り上げようというのだ。ただの便乗記事であり、こんなものが大衆の興味を引くとは思えないが……と、記者はまるで昔話に出てくるような古い木造の平屋の中、床の上で胡坐をかく彼のことをちらと見る。
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最終更新:2024-05-26 11:00:00
3608文字
会話率:7%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
共通恋愛プロット企画 参加作品です
遥彼方様の異世界のプロットを元に執筆させていただいております
こんなプロットです
落ち目の貴族令嬢のヒロイン。
焦った両親は、人に騙され、多額の借金を背負ってしまう。ヒロインは借金を返すため、黒い噂
の伯爵家に嫁ぐことになった。
噂いわく。伯爵は奴隷商人のお得意様で、幼い子供の奴隷を買っては、屋敷の地下で手足を切り刻んでいるらしい。
結婚式の後から、姿を見せない伯爵。初夜もなしでヒロインはホッとする。
伯爵の代わりに家令の青年(長い前髪で顔が隠れている)がいて、偽装結婚だから、地下室にさえ行かなければ屋敷の中で自由に暮らせばいいと告げられる。
言われた通りに自由にすることにしたヒロインは、屋敷の雑用を始める。
絶対に行くなと言い含められていた地下室に行くと、そこには元気な奴隷の子どもたちが。病気やケガで体のどこかが不自由な彼らは、伯爵に買われ、治療してもらったのだという。
子供たちの世話をするヒロイン。邪魔だやめろと迷惑そうにしていた青年だが、少しずつヒロインにほだされていく。ヒロインも、言葉と態度とは裏腹に優しい青年にひかれていく。
そんな時、今夜伯爵が会いたがっていると青年に言われ、今度こそ初夜だと焦るヒロイン。こっそりと屋敷の窓から抜け出そうとして、失敗したところを伯爵その人に助けられる。
実は青年が伯爵でハッピーエンド。
毎週土曜日 更新予定(できたらいいなぁ~)
結構長い話になりますが、よろしいでしょうか?
では、よろしくお願いいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 10:10:00
258241文字
会話率:36%
私と佳澄と陽菜がコーヒーショップで体験した出来事
みんな、サイコロ爺に騙される
最終更新:2021-12-16 13:08:35
995文字
会話率:28%
没落貴族、リーファ・グレデールは幼いながらも貧しい実家を支え逞しく生きていた。
ある日領主であるロイデル家で使用人募集の紙を見て使用人となった。
安定した給金を得られるようになったある日、庭でぽつりと寂し気に本を読む少年を見かけた。
名前は
サリアス。
その姿が弟のように思えて見かけるたびに構っていたらある日呼び出された。
少年はロイデル家の遠縁で、貴族だった。
あまりにフランクに接していたせいであわやクビかと思っていたら、お世話係を仰せつかった。
姉のように接し、弟のように可愛がっていた。
けれど実家からサリアスを引き渡せと書状が届く。
帰りたくないけれど、その命令を拒むことが出来ずサリアスはロイデル家を去って行った。
リーファは一度結婚の話が出たものの、実家の父が騙され借金を背負ってしまいそれが原因で破談。
それからは借金を返す日々。
そんなある日、リーファに縁談の話が舞い込んで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 17:08:46
14935文字
会話率:32%
皇暦2605年9月27日。
無条件降伏を理由に我々の国は赤く染められた。
奴らは騙した。奴らは裏切った。
無条件降伏をしても独立権を担保するという欺瞞に騙され、武装解除した我々は蹂躙された。
あれから半世紀以上。
60年以上に及ぶ血を流
さない国家開放への活動は何の意味もなさなかった。
我々は未だに奴らから独立することが出来ない。
齢92。
もはや手のうちようなし。
何も変わらない日常に生を諦めた私にやり直しの機会が与えられる。
――記憶を引き継いだ俺はやり直す。
次は一体どうするか。
答えは1つ。
2000馬力級18気筒星型エンジンで重戦闘機を作り、海上、経済包囲網を回避し、
100オクタンガソリンを常に入手できる状態とする。
皇暦2600年までにジェットエンジンを実用化させ、
後に超大国となる国の開戦ムードを消沈させ、北進する。
手はずを整え、陸軍の航空技研のエンジニアだった立場から全てをひっくり返す。
もう二度と、国旗は赤く染めさせない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
2587631文字
会話率:14%
家族に虐げられながらも騎士団医務部で必死に働いていた魔法薬師のクレア。妹に騙されて惚れ薬を作らされ、それを婚約寸前だった恋人オスカーに使われてしまう。家族から身一つで家を追い出されたクレアは、恋人オスカーの姿を見るのも辛くて、騎士団を一方的
に止めてしまう。ひとりぼっちになってしまったクレアは、魔法薬作りを止め、隣国で訳ありの炎の騎士のお世話係として働き始める。炎の騎士が呪いを受けた訳とは?クレアの幸せは、どこにあるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 21:11:36
107998文字
会話率:59%
光文6年。
『一般財団法人自然状態研究所の設立及び運営に関する法律(通称:レヴィア法)』が施行されて5年。
レヴィア法は、関わった者に過酷な運命を強制するとも知らず、大多数の国民は普段どおりの生活を送っていた。
昨日と変わらな
い今日が、明日も続くことを疑わないまま…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 18:00:00
284329文字
会話率:45%
【KADOKAWAドラゴンノベルス様より書籍版1、2巻発売中】
四大国の支援を受けた王弟が兄を殺し王位を奪う、というクーデターが起こった小さな王国シエル=テイラ。
少女ルネは10歳の誕生日に王弟派の騎士に捕らえられ、自分が銀髪銀目の忌
み子ゆえに捨てられた王女であることを知った。そしてルネは『堕落した王に連なる者』として地獄の如き責め苦を受けた末、ギロチンにかけられた。
首が落ちた瞬間、ルネは思い出した。自分はかつて地球に生きた男・佐藤長次朗であり、神の甘言にたぶらかされてこの世界に転生させられたことを。
そんなルネの前に邪神を名乗る女が現れる。
「憎くありませんか? あなたを半ば騙すようにして転生させた神が」
「憎くありませんか? あなたを勝手な理由で死に追いやった人々が」
「あなたが復讐を望むなら、特別な加護を授けましょう」
ルネは最強最悪のアンデッドとして復讐のため蘇った。
ネームドモンスター"怨獄の薔薇姫"。やがて彼女は世界を……
※魔法や冒険者等級など、作者の別作品から一部設定を流用してますが別の時空の話です。
※カクヨムに転載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:45:33
1357211文字
会話率:27%
乙女ゲームの〈聖女〉に転生したシアは、やはり前世持ちだった悪役令嬢に騙され、辺境の修道院に送られる。
前世で培った医療の知識を使い、シスターとして活躍するうちに、辺境伯ドルフに見出され、彼のもとで働くことに。
二人の間に少しずつ育まれ
た絆は、しかし、魔王の滅亡を境に思わぬ形で危機を迎えるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 10:29:19
9743文字
会話率:36%
死にかけていたイーリスを助けてくれたのは王太子のアドリアーノだった。イーリスはその恩に報いるために必死に働いていたら、皆から“聖女”と呼ばれるようにまでなった。
しかしある日突然、兄妹の様に一緒に育ってきた王太子のアドリアーノが、イーリスを
聖女の名を騙る大罪人として魔界に追放すると言い出して……!?
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 00:30:00
12316文字
会話率:28%
「――よし、死ぬか」
ラエスタッド王国の第一王子であるヴィクタールは、文武で弟に勝てた事はなく、国民からも陰で馬鹿にされていたが、婚約者のヘビリアとは良好な関係を築けていると思っていた。
しかし何者かに騙され、不貞と見られる姿をヘビリアに
目撃されてしまい、釈明の為に向かった部屋で聞こえてきたのは、ヘビリアと弟であるスタンリーの情事の声だった。
何もかも絶望し、死を決意したヴィクタールは、二人の目の前で絶壁の海崖から落ちていった――
「――よし、死のう」
リントン侯爵家の使用人リシュティナは、侯爵家の姉妹に毎日苛められていたが、好意を寄せていた同じ使用人のロッゾに告白され、喜びで一杯になっていた。
しかしその翌日、ロッゾと侯爵家の長女が密通しながら自分の悪口を言っている場面を目撃し、更に理不尽な理由で侯爵家を解雇されてしまう。
何もかも嫌になり、死を決意したリシュティナは、死に場所に決めた浜辺で倒れている瀕死の男を発見し……?
一方その頃、スタンリーはある理由でヴィクタールを血眼になって捜していた――
※作者独自の世界観全開で、精霊や召喚等ファンタジー要素強しです。
※鬼畜サイコパス野郎の所為で残酷な描写があります。毒されないよう御注意下さい……。
※他投稿サイト様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:10:00
117228文字
会話率:48%