今日も今日とて、社畜として生きて日付をまたいでの帰路の途中。
高校の時に両親を事故で亡くして以降、何かとお世話になっている叔母の深夜食堂に寄ろうとした俺。
いつものようにドアに手をかけて、暖簾をぐぐりかけた瞬間のこと。
足元に目を開けてい
られないほどの眩しい光とともに、見たことがない円形の文様が現れる。
声をあげる間もなく、ぎゅっと閉じていた目を開けば、目の前にはさっきまであった叔母の食堂の入り口などない。
代わりにあったのは、洞窟の入り口。
手にしていたはずの鞄もなく、近くにあった泉を覗きこむとさっきまで見知っていた自分の姿はそこになかった。
泉の近くには、一冊の本が落ちている。
『ようこそ、社畜さん。アナタの心と体を癒す世界へ』
降り出した雨をよけて、ひとまずこの場にたどり着いた時に目の前にあった洞窟へと本を抱えながら雨宿りをすることにした主人公・水兎(ミト)
日記らしきそれを開くと見たことがない文字の羅列に戸惑い、本を閉じる。
その後、その物の背表紙側から出てきた文字表を見つつ、文字を認識していく。
時が過ぎ、日記らしきそれが淡く光り出す。
警戒しつつ開いた日記らしきそれから文字たちが浮かび上がって、光の中へ。そして、その光は自分の中へと吸い込まれていった。
急に脳内にいろんな情報が増えてきて、知恵熱のように頭が熱くなってきて。
自分には名字があったはずなのに、ここに来てからなぜか思い出せない。
そしてさっき泉で見た自分の姿は、自分が知っている姿ではなかった。
25の姿ではなく、どう見ても10代半ばにしか見えず。
熱にうなされながら、一晩を過ごし、目を覚ました目の前にはやたらとおしゃべりな猫が二本足で立っていた。
異世界転移をした水兎。
その世界でまわりに自分の姿がどう見えているのかを知らないまま、本が導くままにのんびりと旅に出る水兎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 09:55:09
475595文字
会話率:40%
昼休みだ!
お昼ごはんだ!
学食だ!
学校中の生徒が昼休みに集う場所「学生食堂(学食)」
学食では今日もひっそりとお昼の放送が流されている
放送があることに奇跡的に気が付いた真雪は
その部活が気になるようになり、やがて入部することを決意
する
部の名前は「オンエア部」
オンエア活は廃部が決定していて
もう新入部員を受け付けていなかった
だがそれでも真雪はオンエア部に入部した
とうぜん廃部寸前の部に入部した真雪には数々の困難が待ち受けていたのだった……
この試練を真雪は超えることができるのか⁉
学園友情部活コメディ「わくわくオンエア部」
小説家になろうでいつでもオンエア中です!
※前書きと後書きにキャラクターのコメントが入った特別版!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:10:00
9580文字
会話率:49%
しがない大工の三男に生まれたアルバはその美貌のために災難続き。幼い頃よりよく浚われ拐かされた。
少し大きくなると、下町の女の子たちには囲まれ追いかけられ、それを羨んだ男の子とたちには虐められた。
そんなアルバを助けるのはいつも幼馴染みのイー
サンとマリアの二人だけ。
大衆食堂の息子のイーサンと市場の魚屋の娘のマリアは、美しく皮肉屋に育ったアルバと友情を育んでいった。
ひょんな事からグリゼルダ公爵令嬢を誘拐から助けたことの報奨として、マリアは公爵令嬢の女護衛騎士になり、アルバとイーサンは王宮の文官となった。
机を並べて仲良く仕事する二人とそれを離れたところから見つめるマリア。そんなマリアの恋のお話です。
*ボーイズラブとタグしてますが、周りが噂している程度です。
*R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:14:32
8856文字
会話率:41%
爬虫類大好きな男子高校生だった俺(小林ヒカル)は、気が付くと異世界に赤ん坊として生まれ変わり、ひょんなことからドラゴンの番に選ばれ、大きくなるまでドランゴンや魔物たちに(大雑把に)育てられることに!?
こちらの世界ではドラゴンは人に化け
て隠れて暮らしているらしいが、どうにも彼らの体調は思わしくないうえに寿命も短くて……。俺は育ててもらった恩返しとして、前世の知識を生かしてドラゴンの体にいい食事を提供する「ドラゴン食堂」を開くことに。
そして平和に暮らしていた俺だったが、18歳になるといよいよ番のドラゴンが結婚を求めてきて!?
※BLラブコメディです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:13:25
54539文字
会話率:24%
カテドラル王国で旧王都と呼ばれる街、アルベイル。アルベイル大公が治めるこの街には景観に馴染まぬ不思議な食堂がある。
『名代辻そば』。通称『ツジソバ』と呼ばれるその店では、黒髪黒目という珍しい容姿をしたヒューマンの店主が、ソバというこれまた珍
しい料理を出してくれる。
驚くほど安い値段で驚くほど美味いソバの数々、酒場よりも上等で美味い酒、そしてこの店に通う皆を魅了してやまないカレーライスなどが食える最高の店だ。
ある日突然、何の前触れもなく旧王城を囲う城壁の一角に現れたこの店は、瞬く間に旧王都で一番の食堂になった。
ヒューマンだけではない、エルフも、ビーストも、ドワーフも、魔族でさえもこの店の美味に魅了されている。アルベイル大公や騎士団長が人目も憚らずこの店に通っているのがその証拠だ。噂では国王までもがこの店に来たことがあるらしい。
転生者、夏川文哉が営む『名代辻そば異世界店』。
そこでは今日も訪れた人々が美味なるそばに舌鼓を打っている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 12:37:21
758407文字
会話率:29%
商店街にある一見普通の食堂『あやの食堂』。
しかし、その暖簾をくぐるとそこには麻雀卓があり、ジャラジャラと牌の音がする風変わりな定食屋だった。
主人公はここで遊ぶためにゼロから麻雀を覚えていく。
ヒューマンドラマに麻雀の戦術を織り交ぜた新
感覚の小説。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-19 10:30:21
28488文字
会話率:54%
食堂で開催される『愛の劇場』今回のお話は、ちょっとしたすれ違いが元になったお話
最終更新:2025-07-19 06:43:49
4727文字
会話率:71%
ここは「学園都市ファロラール」。学舎や食堂、寮だけでなく、公園やスーパー、銭湯、娯楽施設までが完備された、まるで一つの都市のような学びの園。この夢のような地上の楽園で、運命に負われし子達はその宿命を忘れ、永遠なる幸を享受し続ける事だろう……
最終更新:2025-07-17 12:07:41
6064文字
会話率:75%
日本在住の農業地主〔■■ ■〕は、ビニールハウスのトマトの収穫中に熱中症で死んだ。
死んでしまったのだ。
妻にも、息子にも、孫にも別れを告げることなく、死んでしまったのた。
繰り返すが死んでしまったのだ。
◆◆◆
気づいたら異世界の食事
処〔常盤木亭〕で目を覚ました。
〔ミツハ・アリアンナ〕というエルフ少女が経営する食堂である。
彼は、この世界が不完全であることを知る。
それは、〔野菜〕という概念が一切存在しない世界だった。
ミツハから仮の名前「ジョニー」と呼ばれ、彼は決意する。
辛うじて頭に残っている農業知識で、手持ちの手提げ袋の【野菜の種】で、農業によってこの世界に【野菜】を作るために異世界で畑を耕す物語だ。
さぁ農業で世界を変えていく。そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 04:10:39
165939文字
会話率:25%
ガチムチのマッチョが、きゅんきゅんするお話。
私と友達以上になりたいって??
魔法騎士団御用達の食堂でホールを担当している私。魔法騎士団の隊長が私と友達以上になりたいと言ってきた。その隊長がガチムチ筋肉のマッチョ体型。顔は厳つくて見るから
に怖い。つまり全体的に、怖い。
だけど、本当は。きゅんてする顔を見せたくなくて眉間に皺を寄せると、凶悪な顔になっちゃうって人だった。なんだかずっと凶悪顔でいるってことは、この人、きゅんきゅんしっぱなしってこと?
見かけと本心とのギャップが深みにハマっていくかも、というラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 08:08:41
19514文字
会話率:45%
あらゆる種族が住む大陸、セントリアには《食堂オシノビ》と呼ばれる小さな食堂があった。
最終更新:2025-07-13 16:57:11
6806文字
会話率:50%
異世界に飛ばされた健(たける)と大翔(ひろと)の、食堂経営スローライフ。
最終更新:2025-07-13 05:17:30
79318文字
会話率:60%
帝立シュピクラント高等国民教育校に通う少女「ツェツィーリア」は、
ひょんなことから食事と料理をこよなく愛する少女「トラットリア」と出会う。
目的は違えど、ともに東の島国へ留学することを夢見ていた二人は意気投合し、協力することになった。
ある
日、研究のために遠征先を探していたツェツィーリアにトラットリアが提案したのは、南の隣国にあるトラットリアの生家への下宿だった。
汽車と船で往くこと3日間、彼女の生家は島一番の大衆食堂「サルーテ」。
大忙しの店内に、今日もお腹をすかせたお客さんがやってきた。
少女は元気に声を張る。
「いらっしゃいませ!トラットリアへようこそ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 12:10:44
30643文字
会話率:47%
次期大公の婚約者となった食堂の娘ミーナ。
大公世子は元の婚約を破棄すると宣言し、ミーナに淑女教育を施す。
最終更新:2025-07-11 20:00:00
40510文字
会話率:28%
王国エルヴェリア。
その光と栄華に包まれた宮廷の中で、王太子ウィリアルドと公爵令嬢クラリスは幼い頃から互いに惹かれ合い、王国中がその純粋な結びつきを祝福していた。
だが、幸福の絶頂にあったある日――
クラリスを乗せた馬車が“事故”に遭い、
崖から転落。遺体は発見されず、クラリスは死亡扱いとされる。
事故の背後には、王妃の座を我が子に奪わせんとするの陰謀があった。
悲しみに暮れるウィリアルド。
舞台はその数年後、、、
王都の片隅の食堂で、
記憶を失い、本当の名さえ忘れてしまったが明るく元気に働いていた少女とウィリアルドの出会いから動き出す。
これは、たとえ記憶を失っても、たとえ引き裂かれても、
“愛する”という真実だけは決して消えない、
一つの魂がもう一つの魂を探し続ける、切なくも美しい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 10:15:42
53283文字
会話率:36%
五十年前、突如世界中の人間が変貌を遂げてしまった世界。種族が入り乱れた混乱と戦乱の時代が終わり、社会は新たな形を成していた。
旧スイスに誕生したエルフとドワーフの国アルプス共和国の片田舎の基地の街で暮らす人間の青年マサノリは過去に眼を患い竜
の眼とは知らず移植されそれが原因で災厄を引き起こし母を亡くして以来魔術士になる夢を持ちながらも諦めてひっそりと生きてきた。
軍の食堂で働いていた彼の元にある日、行方不明になっていた魔術士の父親が帰ってくる。父からある天使の少女を託された次の日父は捕まりマサノリは少女と共に逃げる羽目になってしまった。
エルフの女将校ユフォに助けられるもの騒動後の成り行きで彼女の部隊に二人は入り共に旅をする事になってまった。彼女の任務は「魔法使いを探し出せ」という奇妙なものでそれからマサノリと少女の世界中を廻る旅が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:40:58
164582文字
会話率:56%
化け猫高校の文化祭は、夜に行われる。
化け猫たちの妖力が強まる夜は、亡くなった人間の魂を呼び寄せ易いからだ。
三年一組は、出し物を『ヒロイン御断り食堂』に決めた。
「乙女ゲームのヒロイン話《ばなし》って、もう、うんざり。散々読んだよ、もう
十分」
心底そう思う読者を呼び寄せる『ヒロイン御断り食堂』―――陽彩《ひいろ》は、最初の御客になったが、食堂に入ると、そこは地獄へ続く迷宮だった。
事故死した陽彩は、ヒロイン御断りを選んだ為、乙女ゲームに入れず、化け猫に転生した。
陽彩は、迷宮を抜け出して、極楽浄土に続く道へ逝くチャンスを、一度だけ与えられた。
そして、化け猫高校の理事長PPに、初恋弁当を作るよう命じられる。
陽彩は、初恋心《はつこいごころ》を奪って食《しょく》す妖怪、ライバル露月《ろげつ》に邪魔されながら、乙女ゲームのヒロインの方がマシだったと嘆きつつも、奮闘する。
一応、連載ですが、主人公が、初恋弁当を完成させたら完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 11:20:13
4666文字
会話率:42%
前作の胸キュン・ホームランの続きですが、恋愛ものではありません。
乙女ゲーム【胸キュン大恋愛】のシナリオ改変が成功して、フルーヴ王国は滅亡しました。
妖術師《ようじゅつし》シルスは激怒しましたが、民は皆、ルイーベ王国に移住。
更に、シルスは、魔王に妖魔ごと胸キュン王国を奪われて、復讐を誓います。
四人の魔女も、悪役令嬢が手に入らなかった事に憤り、最高の悪役令嬢を創り出して、もとフルーヴ王国の民たちに復讐を決意しました。
五人は手を組み、レンタル悪役令嬢カンパニーに儲け話を持ち掛けます。
本物の悪役令嬢が減れば、レンタルの出張依頼が増えて、カンパニーの収益も上がります。
五人とカンパニーは、各々の目的達成の為、無敵怪盗ジェラルディンに、全ての乙女ゲームから、転生者ではない真の悪役令嬢を盗んで欲しいと懇願します。
シルスは、悪役令嬢の【王子への執着心】から、《胸キュン》の原料を採取。新たな《胸キュン》を製造します。
人間界で、人間たちに売り付け、ルイーベ王国を遥かに上回る収益を上げると決意しました。
魔女たちは、最高の悪役令嬢を創り出す為に、《胸キュン》を欲する邪な女性たちを『転生食堂』へ誘います。
それを知った魔王は、双子の魔術師、三羽《みつば》と四羽《よつば》に、ジェラルディンの邪魔をするよう命じます。
ミンフィユ王国の民たちも、シルスへの長年の恨みを晴らす為に、双子の姉二羽《ふたば》に依頼。
恋愛感情を奪い取る、それが二羽の能力で、前作のキャラたちも争いに巻き込まれます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 19:26:48
41393文字
会話率:39%
魔塔の魔法使いロミィは、上司である魔塔主から勇者パーティに同行して魔王を倒してこいと命じられる。それはもうロミィには断ることのできない話だった。
勇者は異世界人、聖騎士は侯爵令息、聖女は王女殿下――あれ。庶民なのって私だけ?
王女様が
食堂の相場を知っているわけがなく、侯爵令息には宿の借り方なんてわからない。異世界人は協力的だが感覚も常識も違う――
ロミィは嘆いた。
「私に掛かる負担、大きすぎるんですけど!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 09:52:38
4003文字
会話率:39%
住む場所と仕事を失い途方に暮れた琴音は、月灯り図書館に併設する食堂を任される。お店の名は「月光食堂」アクアマリンをとかしたような澄んだ湖に面し、背後には緑滴る森という、ひっそりとした美しい地にある月光食堂。そこは寂しさを抱える人、孤独な人が
ようやく息をつける場所だ。自らも母に捨てられ孤独を知る琴音は、月灯り図書館の館長である透真と共に、温かな居場所を作っていく。穏やかな人とのつながり、月光食堂は琴音にとっても皆にとってもかけがえのない場所となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:11:38
92284文字
会話率:33%
【短編版にてハイファン日間・週間1位ありがとうございました。お陰様で思いがけず連載版を始めることになりました。よろしくお願いします。】
サラリーマンだったのに異世界転移して心細いところ、同じ転移者が誘ってくれて無事パーティを組んで冒険を始め
た――その一年後「ぶっちゃけお前なにもしてなくね? 飯なんて買えばいいし」と追放されてしまった。俺は生来争いには向かないし、飯なんて俺が作らなくても買えばいいもんな……と呆然としていたところ、ある姉妹がガーゴイルを捨てようとしているのを見つけた。待て待て、それはジビエみたいで超うまいんだ、捨てるんじゃない! 流れで姉妹にガーゴイルのローストをごちそうしたら、あまりにも美味かったので食堂を開け、出資と食材調達は任せておけ――というわけで、創作料理屋を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:29:02
148919文字
会話率:61%