主人公――歌枕奏は、声フェチだった。特に女性の特徴的な声に魅力を感じるほどに。そんな奏はとある日の放課後、いつもと変わらない時間を過ごしていた。耳にはイヤホン。そこから流れるのは、自分の好みの声であり、好きな人でもある、少し変わった同級生―
―夢咲日和の声だった。勝手に録音して聴いていた奏は、今日も今日とてその幸せな声音に心躍らせていた。するとその瞬間、突然肩に手のひらの触れる感覚が。何かと思い先を見れば、そこにはイヤホンから聴こえる声音を持つ本人――普段から寡黙と言われる日和が居た。
そんな不意な出来事から始まる、2人のフェチを中心とした、奏と日和と、新たな友人とのフェチ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 17:22:16
12870文字
会話率:48%
「――お願いします、私の失敗を見つけてください」
近未来。西暦の下3桁目が動こうとした頃、降り注いだ隕石群により、文明の滅びてしまった地球。
主人公である少女『サニィ』は、そんな荒廃した世界の数少ない生き残りである。
彼女は同じ
く生存している、手先が器用で技術屋の女性『レイン』と、屈強で崩壊前の文化について詳しい『クラウド』の二人。
そして、決まった曜日の夜に通信を寄越す博識な老人の『レーゲン』と名乗る声とともに、地下シェルターで慎ましく暮らしつつ、百年後に帰還すると言われた『家族』のことを待っていた。
朝晩に起こったことや所感を歌にして録音する『歌日記』。続いてゆく、穏やかな日々。
そんな毎日が、ずっと続くと信じていた――
完結まで毎日更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 09:00:00
86671文字
会話率:26%
壁に耳あり障子に目あり。
隠し事は誰がどこで見聞きしてるかわからなくて、バレてしまう恐れがある。だから気をつけないといけない。
そういう戒めを説いたことわざ。
これはなんとも言い得て妙だ。自分の現状を的確に表してる。
壁(に埋め込まれたコ
ンセントの中)には耳(盗聴器)が備え付けられてるし、障子じゃないけどドアの上とかドアノブとかモノの陰には目(カメラ)がつけられてる。
この環境。隠し事はできない。自分のすべては先輩に筒抜け。
先輩は美人で賢いけど、そういう犯罪者部分が欠点すぎて付き合う気はない。脅しにも屈さず告白も丁重にお断りさせていただいた。
それ以来も下手なことを口走って弱み握られたらたまったものじゃないから、できるだけ余計なことは言わないように注意してきたわけだけど......。
合宿の行きしな。気づいたら無人島に先輩と2人きりで取り残されて2週間。
いろいろ限界だし、生物としての本能かな。子孫を残したい欲が湧き上がってきてる。
雪歌さんへの欲情も止まらない。
普段なら、盗聴盗撮とか、変な録音を警戒して余計なことは絶対しなかったところだけど......。
まぁ、ここなら誰も見てないだろうし、運良く無事に帰れたとしたら、雪歌さんには悪いけど、なんもなかったことにさせてもらおう。
......と思ってたんだけど。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 18:00:00
9254文字
会話率:46%
昔ある録音スタジオで働いていたんですよ…
そこでは色々なことがありましてねぇ…
最終更新:2022-10-24 23:40:18
2351文字
会話率:38%
あそこは色んな噂があるんですよ…
最終更新:2021-10-15 02:31:02
1655文字
会話率:46%
ビル火災から助け出された「私」は記憶を失っていた。焼けただれた身からは、その容姿すら思い出すことも叶わない。刑事は言う。「探し人があなたではないかと、3人から問い合わせがあった」
そして私は刑事が録音してきた、その3人からのメッセージを聞く
。
だが、まったくもってその3人が語る人物像は乖離しており、困惑せざるを得ないのだ……。
果たして、記憶を無くした「私」を待っていた事実とは。
※エブリスタにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 11:52:42
4752文字
会話率:32%
「あ…えーと、成海です。今日、いつもの公園に行けなくてごめん。佳奈に言いたいことがあって、でも直接会っては言えないから、ここに録音するね。…佳奈、俺と別れてほしい。」
佐野成海は大好きな彼女との別れを決意し、別れの言葉をボイスレコーダーに録
音した。
ありふれた男女の別れのようにみえて、そこには世界の変異が関係していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 02:10:52
22956文字
会話率:50%
フリーライターの中塚裕治は北浜邸のルポの仕事を得る。北浜邸はかねて噂のパワースポットで、人によって異なる超常現象が起こる。中塚の場合は故人である父が食堂に現れる。父に七年前に死んだことを自覚させようとするが頑固に聞き入れない。一夜明けて食堂
のカウンターに大きめのラジオがあった。スイッチを入れると昔の番組をやっている。録音放送ではなく本チャンである。中に仕掛けがあるにちがいないと中塚はラジオを開けてみようとする。内部にあったのは真空管とその奥になんと父の眼があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 22:19:25
16314文字
会話率:55%
その夜、私はラジオの録音をしながら別室でテレビを見ていた。
最終更新:2022-08-21 16:43:50
374文字
会話率:10%
まっしろだ。
大好きなラジオ番組の公開録音と知って、是非応募しようとした……はずが。
※この話は、スマートフォンやパソコン等のブラウザで読むことをお薦めします。
最終更新:2022-08-20 23:07:36
2455文字
会話率:22%
スペースウォーカー号艦内にて放送されたラジオ番組
その録音データのアーカイブです。
最終更新:2022-08-19 12:00:00
1584文字
会話率:0%
西暦2980年に突如として消失した宇宙豪華客船スペースウォーカー号。
それから2年後に発見された。その船内から、ある乗組員の音声ログが発見され、解析が行われる。
最終更新:2021-12-09 12:00:00
778文字
会話率:0%
カセットテープで音楽を聴いていた時の話だ。CDからカセットテープに録音する為に、ラジカセを用いていたが、雑音が入る為押入れの奥で録音していた。時間になって回収し、ウォークマンで再生したが……
最終更新:2022-08-01 07:00:00
984文字
会話率:50%
幼馴染みの4人はネットで見付けたある噂に好奇心を刺激され、思い出作りに検証に出かける事にした。
市内の山中に古びた洋館。その一室には1台のラジオがあるという。そのラジオから流れるノイズを録音すると……
夏のホラー2022にエントリーし
ました。少しずつ更新していきます。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 14:53:50
7038文字
会話率:41%
ちょっと昔の話、私が大学生の頃。
友人が捨てられていたラジカセをひろって来た。 そのラジカセには、奇妙なラジオ番組が録音されており・・・
最終更新:2022-07-07 00:00:00
4274文字
会話率:43%
介護保険施設『如月こもれびの家』に勤める小谷優香(男)は、ある日、同僚の退職話を聞いた帰りに、近所のスーパーマーケットに寄った。そのスーパーマーケットの場末にあるゲームコーナーには懐かしいアニメのキャラクターを模した機械が置いてあった。前
方を通り過ぎる人たちに、どこか明るくて、寂しい録音音声を掛け続けるその機械の事が、家に帰ってからも、小谷の記憶から離れることがなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 22:18:10
5763文字
会話率:71%
街の片隅、その路地裏で人間に怯える様に暮らすダークエルフの少女。
ある日、アコーディオン弾きの青年ウィルと出会う。
逃げてもの逃げても、追いかけてくる青年。
始めはその優しさが信じされなかった少女も、青年と一緒に暮らすことに。
青年の夢は、
歌で世界を平和にする事。差別の無い世界を作る事。
少女の歌声が有ればそれが可能だと信じた青年は、少女の為の曲を書き、その歌声を録音するための装置を開発するも、貧しい生活がたたり倒れてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 11:19:58
4938文字
会話率:27%
読者の方々から寄せられた、少し不思議な体験談が録音されたMP3ファイルをホラー雑誌の記者が文字起こししたテキスト。……という体の創作。不定期投稿。ネタが思いついたら投下します。
最終更新:2022-05-01 15:00:00
10641文字
会話率:14%
俺の命より大事な妹が殺された。
『もしもしお兄ちゃん?』
妹からの最期の留守電。この留守電には妹が刃物で刺されて死ぬまでの音声が録音されている。
俺は再生ボタンを押した。
最終更新:2022-04-09 22:08:59
1036文字
会話率:28%
バンドのギタリストとして活動していた主人公がある日死んでしまい美少女に転生、DAW(Digital Audio Workstation)の知識とギターの技術を使い、宅録(自宅で作曲や録音等を行うこと)しながら音楽をたのしむというもの。
※
本作は鈴木何某が原案の架空のアニメ「おっさんバンドマンが美少女に転生して宅録したら本領発揮した件」に登場する楽曲「DAWを立ち上げろ!」から派生して制作されたノベル作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 19:00:00
58337文字
会話率:62%
とある日、86歳の松田広子(まつだひろこ)の家に孫の須藤友也(すどうともや)が訪れる。
祖母は、孫が考えた異世界で行動してゴールを目指すというTPRGゲームを遊ぶことになる。
「1人でテレビ見てました。そうしたら急に眠たくなって伏せま
した」
「気がついたら、森の中の平野みたいなところで伏してました」
「倒れています、どうするか?」
『いいんじゃない。すごく気持ちいい。そういうの最高』
「手足が明らかにシワシワじゃない。動きが軽やかな状態」
『私そのものではあるけども、すごい若返って、いいな』
魔法が使える中世ヨーロッパで、亡き祖父と祖母が20歳に若返り、二人が手と手を重ねると帰還するという設定だ。
祖母は前世(地球)の記憶を持ち、帰還条件は一切知らない。
果たして彼女は彼の手に触れ異世界から戻ってこれるのか!?
夫ガン無視で所帯もって幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
設定破壊祖母(ルールブレイカー)の異世界転生の話を書き起こした、書かない小説である。
※これは実話であり、録音情報、GMの所感、関係者の証言をもとに構成しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 19:00:00
43963文字
会話率:84%
誰もが振り向くような美少女と謳われている三月葵音《みつきあおね》。
そんな彼女に告白した僕は見事玉砕……だったのだが、それが録音されていたらしく、脅しにあんなことやこんなこと(家の清掃、料理、荷物運び)なんかをやらされる始末だ!
ん
? でもなんか、三月さんの様子が……??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 23:33:09
7860文字
会話率:54%