『私は強い子、元気な子』
三島響子は寝る前、いつも自分におまじないをかけていた。
そうしないと、自分の心が折れてしまいそうだったから――。
彼女には、ひとの心の色が見えるという特性があった。
嘘も愛想笑いも全部透けて見えてしまう。
そんな境
遇で自分を保つためのおまじない。
しかし、ある日父親が失業し酒浸りになり、響子に暴力を振るう。
限界に達した響子は絶望したまま家を出る。
そして、裏御神楽町という絶望を抱えたひとしか辿り着けない町に来る。
そこで出会った彩花荘の住人、秀男と蓮人。
荒っぽいが感情豊かで誰よりも優しい秀男。
そっけないが心の機微を感じ取れれる蓮人。
彼らとの出会いや町での日々が、少しずつ響子を変えていく。
一年中祭りが絶えない奇妙な町で過ごす日々。
祭りに盆踊り、神輿担ぎに風鈴市、打ち上げ花火や手持ち花火。
響子はこの町の生活を堪能しながらその住人達に触れ、次第に成長していく。
秀男に『この町はゴールだ』と告げられた響子。
自分はまだゴールしていないのではないか、その葛藤は決心に変わり元の世界に戻ることを心に決める。これはひとりの少女の青春と成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 14:41:33
110465文字
会話率:46%
探偵は相手の心を透かしていた。目の前の事件に、助手は必要だが、その心がタスケを求めていなければ助手にはなれないのだ。ちょっと変わった探偵と人とは違う助手の話第二弾。短編「透けてる助手はタスケテほしい」の続編です。
最終更新:2022-01-24 21:40:06
1092文字
会話率:47%
探偵は耳を傾けていた。舞い込む依頼を解決する。それは助手無しでは出来ないが、同時に助手の為でもあるのだ。ちょっと変わった探偵と人とは違う助手の物語。
最終更新:2021-12-09 12:15:11
999文字
会話率:56%
透けている人が私の部屋にやって来た
最終更新:2022-01-06 23:02:49
1091文字
会話率:0%
小説家の『僕』には恋人の百合さんがいる。
彼女は人をからかうのが好きで、優しくて、身体が透けている。
最終更新:2021-11-16 23:45:02
2940文字
会話率:36%
どうやら僕は女神様のミスで死んでしまって、転移することになったんだ。けどまたあのポンコツ女神様のせいで僕は死にそうになったんだ。
エネルギーや魔力だけの世界に飛ばされ、エネルギーや魔力が僕に吸収されて爆発して死にそうになったんだ。
しかも物
質の身体はエネルギーに変換され、精神生命体に転生し、性別が変わってしまい、性格が少し柔らかくなってしまいました。
気が付くとエネルギーの世界は四角い部屋になり、自分のマイルーム、マイホームになりました。
ドアを作って精神世界、幻想世界『ファンタズマ』に転移し、瘴気や神気の食べ歩きをしていました。
すると神気を食べていたら龍が出てきて、食べる許可を貰い、そこから親切な龍から近くに住んでいいと言われ、今は銀髪犬ミミの双子に会いました。
だんだん楽しくなる世界と、美味しい魔力が僕を待っています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 16:45:44
6170文字
会話率:24%
【人生負け組 × クーデレ銀髪美少女との甘々な日々???】
ーー人生は不平等に溢れている。
大学2年生の俺、暗島惹人は大雨が降り頻る中、そんな哲学じみたことを考えていた。というのも、ついさっき長年付き合っていた幼なじみである元カノに
浮気という形でフラれてしまったのが原因で半ば現実逃避みたいなものだ。
俺自身、家庭環境も含め、何もかもが負け組。何のために毎日を過ごしているのだろうと絶望のどん底にいた矢先、自宅であるボロアパートに到着したところで俺の部屋前に誰かが座り込んでいるのを発見する。
全身ずぶ濡れで着ている服が地肌に張り付き、若干透けている部分には目のやり場に困るが、見た目は中学生くらいだろうか? 髪は染めているのか、銀髪だし、雨宿り中なのだろう。
正直、今は誰とも会話をしたくない気分だが、このまま見過ごして風邪を引かれてしまうのも困る。仕方なく、声をかけ、服が乾くまでの間、面倒を見てやることにしたのだが……
「いつまで居座る気なんだよ!」
気がつけば、出会った日から1週間。ずぶ濡れになっていた少女、雫はまるで自分の家のようにくつろいでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 19:17:52
4263文字
会話率:39%
なんでも透けて見える、その弊害と、恩恵等々、語らせてもらったらァ!
最終更新:2021-10-20 20:00:00
3588文字
会話率:22%
「君は、望むかい?」
花が咲くように微笑む。
裏に隠そうとした、勝利の笑みは透けて見えていた。
最終更新:2021-10-11 08:00:00
1398文字
会話率:27%
晴れた日の夕方に、すすきが西日に透けているのを見て。
キーワード:
最終更新:2021-10-04 21:37:31
299文字
会話率:0%
「アイドルに必要なものはキレイ、カワイイ顔、歌とダンス、そして戦闘力!」超エンターテイメント作品には間違いない。愛媛剣まで書いて、そういうコンセプトが今更ながら降ってきた。愛媛に着いた頃には物語の形ができてしまっていて、もう内容的に少し設定
を変えただけの同じことの繰り返し。おまけに小説という文字だけの世界で歌を歌っている躍動感はないので1話の文字数も減少。俳句や短歌で戦うのなら文字でも良いのだろうが。やはり歌モノはアニメで映像があるから良いのだろうか? しかし小説でも戦闘モノはある。ほとんど勝った負けたの一行の経過が一行書かれているだけが多いが。やはり小説は推理モノが良いのだろうか? 戦闘、歌は小説には不向きである。
戦闘、歌モノである。茶店の歌姫を5までやり疲れたので他の作品に乗り出す。毀滅や進撃は戦闘モノ。剣や刀がウケるのだろう。本当に人間は戦うのが好きである。勧善懲悪なのか、ストレス発散なのか。次に消えそうで消えない歌モノ。1つ当たり。他社が便乗し消えなくなった。声優、コンサートと儲かるので美味しいという大人の事情も透けて見える。30分アニメのダラダラエピソードを短くして、ラスト5分の戦闘モノを5分繰り上げ20分からではなく15分から20分で。空いたラスト20分からを勝利者のライブを持ってくれば2コンテンツを嵌め込める。スマホゲームでも戦闘モノとリズムモノの2つのミックスができアニメ、ゲームの内容が濃くなる。両コンテンツの混沌は商業が成り立つ1つの作品を生み出せるだろう。作品に目新しいものはない。目新しい物が無くても毀滅は売れたのだから、目新しいものはいらないのだろう。逆にいえば王道が1番安定しているということかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 06:08:43
100610文字
会話率:52%
高校一年の夏。
今日から僕たちは夏服である。
前の席に座る黒髪美少女の佐伯さんの背中には、ピンクの下着が透けていた。
「今日は……ピンク」
いつも無口な佐伯さんは、帰り際になると毎日僕に向かって下着の色を報告してくる。
……なんでなの、佐伯
さん。
透けブララブコメ。
略して透けブラブコメ、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 08:00:00
6542文字
会話率:21%
黒く錆びたビー玉に逆さまな君の顔が透けて見えて、カラダの向こうのお山が揺らぐ
このままで終わりを迎えますかときいてみたら、君はペロリと舌を出して無言劇きめる
わたしたちのからだはいつまでたってもふたつの物体で、ためしに君の頬をつねってみたら
、わたしの指がモロモロくずれて笑った
……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 20:38:35
497文字
会話率:0%
――最近の若者は忍耐がない。最近の若者はすぐ諦める。
何度となく若者に対し言われ続けているこの言葉に異論・反論を呈した文章を、よりにもよって提出する授業ノートに書き上げ見事呼び出しをくらった高校生 黒薙奈月(くろなぎなつき)。そんなひねく
れ、そして友達が0である彼の幼馴染が亡くなった。そんな知らせを聞いたその日から、彼の生活は一変する。
「ーー私のこと、見えてるよね?」そんな言葉とともに現れたのは1人の女の子。なんと彼女は先日死んだはずの幼馴染 八重洲飛鳥(やえすあすか)だった。白装束を着ていない、浮いてない、透けてない、障害物にぶつかる、そんな彼女が幽霊になってから奈月の元に遊びに来たのだ。
さらには才色兼備と噂の美少女 湊玲衣(みなとれい)と共に、奈月は一緒に部活を立ち上げることになってしまう。
死んでいるのに活発な幼馴染、そして噂に違うポンコツと毒づきを見せる美少女との学園ラブコメディ。
※カクヨムでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 18:29:38
103965文字
会話率:53%
一流の小説家を目指して上京したオサムは、ある日、自分の才能の無さに気付き、挫折してしまう。公園のベンチで途方にくれているオサムに声をかけたのは幼馴染の香織、2人は偶然の再会を果たす。しかし、オサムは香織の違和感に気づく。身体が透けている。な
んと、彼女は幽霊だった!「生きた証を残したい!」と香織に促されたオサムは、最後の大勝負に出る。香織との日々を一冊の本にしよう!この物語は、僕(オサム)と香織との40日間を記した、いわば日記のようなものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 13:52:54
6660文字
会話率:56%
「王子…私のこと…嫌いになったんじゃないですか?…いいえ…わざわざ言われなくても分かってるんです…本当はもう婚約破棄したいんですよね…私のこと、捨てたいんですよね…」
「何を言っているんだキャサリーヌ!そんなわけないだろう」
蒼く輝く大き
な目の下に薄く広がる隈、美しさよりも不健康さが際立つ、血管が薄く透けて見える真っ白な肌、抑揚と生気のない声で話しているのはメンヘル公爵家令嬢キャサリーヌ。そして彼女の言葉を慌てて否定しているのが婚約者のクローニン第一王子。本来、女性なら誰でも見惚れてしまうような整った容姿なのだが、婚約者の機嫌を取ろうと必死になっている今、その眉は八の字に垂れ下がり少々情けない三枚目のように見える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 09:59:51
1971文字
会話率:59%
飴玉から透けて見えた物は・・。
最終更新:2021-02-02 22:36:50
255文字
会話率:0%
『異世界転生』『悪役令嬢』『ハーレム! ハーレム!』
人々の要求が余りにも自分好みではないのに逆切れを起こした天界の創世神は、人々の願いを全面的に叶えることを決断した。
地球滅亡! 人類滅亡! そして全人類を異世界へ!
そんな中、冴子は地
球で生きてた時の願い通りに『悪役令嬢』として転生を果たした。
世紀末の荒廃した世界で、水や食料を略奪するモヒカン一族、猛虎一家のご令嬢として。
冴子に、天界から創世神のザマァという内心が透けて見えた声が届く。
「望み通りに悪役の令嬢にしてやったぞ。存分に楽しむがよい」
言葉通り楽しもうとした冴子を最強のヒロイン達が阻む。
恋の料理勝負に負けたヒロイン、七木津 唯は圧倒的な暴力を持ってテーブルをひっくり返し、抑えようとした猛虎一家は壊滅の危機に陥る。
お屋敷が炎上し、高笑いを上げながら最愛の恋人マサシを担いで拉致するヒロインを、動けない冴子は見守る事しかできなかった。
そして冴子は誓う。
「私はこの世界を征服するわ。そしてヒロインの圧倒的な暴力ですら捻じ曲げられない法律を作り、警察を作り、軍隊を作る。
そしてマサシを取り戻して見せる」
タイトルを「そんなに異世界が好きか? よろしいならば全員チート転生だ」から変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 15:46:04
374212文字
会話率:40%
私の住むボロアパートに幕末から新撰組隊士がタイムスリップしてきた。
お腹いっぱい食べさせるとちょっとずつ身体が透けていくことに気づき、それから毎日私は彼におにぎりを作っている。
最終更新:2020-12-18 20:49:44
990文字
会話率:57%
体が透けていくようになった女の子と、森の奥に住む魔法使いの話。(2016年)
最終更新:2020-11-27 15:57:28
6788文字
会話率:32%
発明家が作った不思議な薬。
服が透けて見えるようになる、裸の王様薬。
副作用にはご注意を。
最終更新:2020-10-21 13:34:56
671文字
会話率:53%