“守護精霊”と呼ばれる人を守る精霊が存在する世界。
この世界の人々には、一人に必ず一体は“守護精霊”がつく。
―――ただ、その精霊をどう扱うかは人それぞれ。
多くの人々は、守護精霊を自身の手足のように扱う。
壊れれば、新しい精霊を召喚す
ればいい。
精霊が使い捨てられるのが当たり前の世界で、その哀れな魂を拾い集める者がいた。
「そう、それがこの私。どうも、ヨウです」
あ、ちょっと黙っててもらってもいいですか?
ヨウ)「え、私が主役―――」
今、そういうの求めてないんで。
ヨウ)「…………」
コホン。
雰囲気が崩れてしまったが、彼女が精霊の魂を集める変人。
何を思って集めているのかは不明だが、何やら理由がありそう。
その隣には、美貌の男性。
肌は陶磁器のように白く、スカイブルーの髪は透き通っている。
瞳は猛禽類のようで、蜜のように美しい琥珀色。
ヨウ)「え、ハイトの説明だけ熱量すごくない?私は?」
ハイト)「…………」
彼はこの世界に巣食う“貪食の黒”と呼ばれる化け物を狩る者。
“貪食の黒”はその名の通り、ドロドロとした黒い化け物。
原型はなく、唯一あるのは巨大な口に生える無数のキバ。
万物を飲み込んでいく姿から、“貪食”の名がつけられた。
これは、“貪食の黒”をきっかけに出会った二人が、それぞれの望みを叶えるためにもがく物語。
ヨウ)「そうです、私が主役の物語!」
ハイト)「うるせぇ」
……主役のせいで、この物語はコメディになりそうだ。
ヨウ)「私がモッテモテのハーレムで酒池肉林の物語だよ!」
虚偽の発言は控えて下さい。
ハイト)「…………は?」
ヨウ)「え、なんでキレてるの?」
ハイト)「おい、相手の男に会わせろ」
ヨウ)「え”」
……おやおや?これはもしかすると?
二人の関係も、なかなか面白そうだ。
ラブでコメディな物語を期待できるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 00:59:53
10517文字
会話率:30%
病的なまでの「道」狂いである男は、ある日両側に桜の樹の生える道を歩いていた。しかしどうやらその男にとって桜の樹は単なる道の付属品にすぎず、それどころか彼の楽しみを妨げる障害のように感じているようだった。果たして男はこの桜の木の生える道に何を
求め、どう関わってゆくのか。これはそんな男に起きたある出来事を記した、明らかに普通ではないお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 00:29:05
2722文字
会話率:0%
今から10年前の新暦777年。
この年の7の月7日の雲一つない夜空に様々な色の流星が降り注いだ。
そしてその翌日、一瞬で世界は変わった。
世界の各地に様々な謎の鉱石が突如現れた。
突如現れた鉱石はただの鉱石ではなく、熱を発する石
もあれば光を灯す石等、様々なエネルギーを発する鉱石であることが聖なる都市にいるとされる神の代理・巫女様の言葉によって判明する。そして流星の夜から一ヶ月後、この鉱石はこの世界の重要なエネルギーの一つと認定される。
人々は万能鉱石を"奇跡の石"と崇め《|奇石《きせき》》と名付けた。
そこまでなら良い話だ。残念なことにこの話はこれで終わりではない。
《|奇石《きせき》》が発見されていく中、極稀に体の一部に鉱石の様なものが生える者が現れた。それは《|奇石《きせき》》と同じものであり、本人の意志でその《|奇石《きせき》》に備わる能力を使えることが後に判明する。最初こそ奇石を身に宿す万能者の誕生かと歓喜の声が上がった。だが何故身体から急に|奇石《きせき》が生えたのか。人体に及ぼす影響も分からない、感染の危険性すら分からない事実による不安感は、歓喜より恐怖を煽る結果となった。この謎の病は後に《|奇石病《きせきびょう》》と名付けられるが、未だその病について詳しいことは判明されず、患った者の末路さえ不明とされている。
だが、この世界で神の様に崇められる巫女様が発した言葉により、人々の恐怖は薄れることとなる。
『この|奇石《きせき》が人々の体に現れた事にも全て意味がある。恐れるものでは無い、脅える必要は無い』と。その一言を皆が信じる程、この世界にとって巫女様は偉大な方とされている。
それがこの世界の現状で、この時の僕が知っている全てだった。
当時の僕はそれに抗うことも原因すら深く考えることはなかった。――――彼らと出逢うまでは。
これから語ることは今から7年前、新歴780年。僕の人生を変えることとなる出会い・初めてライラと出会った時の話。
そして、それから5年後の新歴785年。僕と彼ら《ミシラバ旅団》が初めて一緒に旅をした時の話。
――――――出会いと始まりの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 00:00:00
158412文字
会話率:60%
――彼女は、誰よりも純粋な願いを抱き、戦場へと旅立った――
15世紀、百年戦争に揺れるフランス。
国は分断され、人々は飢え、希望を失いかけていた。
そんな時代に、一人の少女が神の声を聞いたと語る。
「フランスを救わねばなりません――それ
が、私の使命です」
少女の名は――ジャンヌ・ダルク。
だが、彼女が進む道を照らしたのは“神の声”ではなかった。
彼女の前に現れたのは、灰色の髪と紅い瞳を持つ青年。
彼は何者なのか?
なぜ彼はジャンヌに力を貸し、フランスを導こうとするのか?
ジャンヌと青年の間に芽生えるものは、果たして信仰か、それとも――?
数々の戦場を駆け抜け、次々と奇跡的な勝利を収めるフランス軍。
その裏には、愛、裏切り、死、そして別れがあった。
しかし、ジャンヌが進んだ道の先には、誰も予想しえない過酷な運命が待ち受けている――。
「希望は、光と共に消えるのか。それとも――」
戦争の愚かさと悲しみ、人々の絆、そして少女の純粋な願いが交錯する物語。
歴史に隠された“もうひとつの真実”が、いま明かされる。
あなたは、ジャンヌが見た“焔”の意味を知ることになる――。
その時、あなたは涙を流さずにはいられない――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 19:05:52
20021文字
会話率:28%
湯けむりの中で芽生える、ひと夏のドキドキと恋の物語
─
高校生の悠斗が祖母の銭湯で掃除をしていると、湯船から異世界から来たエルフの少女・フィリアが現れる。マナを使い果たし、子供の姿に戻ってしまったフィリアは、次の満月に故郷へ帰るまで銭湯
に住み込みで働くことに。しかし、「働く」という概念を知らないフィリアは、慣れない人間の世界で失敗ばかり。見かねた悠斗が彼女を手助けするうちに、密かに悠斗を想う幼馴染・夏菜との間に、不思議で複雑な三角関係が芽生え始める。
銭湯でのハプニング、夏祭りの夜、海辺での対決、そして湯けむりに包まれる恋の予感…。ひと夏の間に変わりゆく心の距離と揺れる想い。湯けむりと恋が交差する、ひと夏のラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 16:03:59
183627文字
会話率:36%
百年に一度、まがつひの神には生贄が捧げられる。
このたび贄となった絃もまた、慣例にならいまがつひの妻となった。
まがつひは厄災。人を脅かす、災厄の神だ。
しかし心根の優しいまがつひは、そんな自分に嫁いだ絃の悲運を哀れみ、これまでの贄と同じよ
うに祝福を与えようとした。
「私に覚える恐怖や醜悪、芽生える負の感情が、そのすべてが情愛に変わるよう――」
嫌悪すればするほど好いてしまうという、贄からすると呪いのような祝福だった。
しかし、絃は。
「せっかくの祝福ですが、残念です。わたしには、効かないと思います」
そもそもまがつひに恋をして贄となったので、絃にその祝福は効かなかった。それどころか。
「まぁ、麗しい顔。口付けても?」
「否ァ!!!」
純粋に愛を向けるので、まがつひは毎度たじたじとさせられるのだった。
和風恋愛ファンタジー×たじたじな神様
※ノベマ、ムーンライトノベルズにも別名義で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 08:00:00
16809文字
会話率:44%
ネフェルタリ王国の王女ジュリアは、その賢さと美しさで国民に深く愛され、平和でな日々を送っていた。だが、ある晩、突如として謎の勢力が王国を襲い、王国は一夜にして混乱の渦に巻き込まれる。命を狙われたジュリアは、忠実な騎士レオンと共に命からがら王
宮を脱出し、亡命を余儀なくされる。二人の逃亡劇は、国を揺るがす陰謀の始まりに過ぎなかった。
逃げる途中、二人は「サルファの花」という奇妙で美しい植物と出会う。その花は一見、無害に見えるが、王国を混乱に陥れた原因がこの花に隠されていることを知ったジュリアとレオンは、その謎を解き明かす決意を固める。だが、追手が迫り、激しい戦闘や想像を絶する試練が二人を待ち受ける。無事に目的地に辿り着けるのか、サルファの花に隠された秘密とは一体何なのか?
厳しい旅を重ねる中で、ジュリアとレオンは次第にお互いの信頼を深めていく。心の中で芽生える感情を認めることなく、ただ使命に従い続ける二人。しかし、次第に彼らの関係はそれだけでは片付けられないほど深く、強い絆を結んでいく。果たして、二人は王国を救うために謎を解き明かすことができるのか?そして、この冒険の終わりに、二人の関係はどこに辿り着くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:00:00
25988文字
会話率:28%
短編、コメディ
YouTubeでチャンネル開設してまでアンチやってる乙女ゲーの世界に転生しちゃった話
最終更新:2025-01-03 22:58:56
11686文字
会話率:29%
「まおうさまばんざい…」
夜の静寂を破ったのは、勇者・ベインの衝撃的な寝言だった。
その一言に耳を疑った魔法使い・マホーシャ。
「ま、待って、今の……聞き間違いだよね?」
だが、隣で同じく目を覚ました剣士のアルフは真っ青な顔で首を振
る。
「俺も聞いた……アイツ、寝言で魔王を称えてた……」
最強の仲間であるはずの勇者に芽生える、まさかの裏切りの予感。
一夜の寝言で崩れゆく信頼と絆。果たして、このパーティーに未来はあるのか——!?
※なろうラジオ大賞6参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 07:17:29
1000文字
会話率:54%
10歳の少年エルナンは、平穏な村で親友ルシブァと共に日々を過ごしていた。
しかし、ある日、ルシブァが神となり、その力によって村を破壊する惨劇が起こる。
エルナンは絶望の中で両腕を失い、命さえも尽きようとしていた。
そんな時、一体の魔獣と奇跡
的に融合を果たし、彼の命は繋ぎとめられる。
しかし、その代償としてエルナンの両腕は魔獣の異形の手となり、その姿を隠さなければ生きる場を失う運命を背負う。
それから6年後、16歳になったエルナンは『黒翼の冒険者』として旅立つ。
背中に生える漆黒の翼、そして秘められた強大な魔力を武器に、彼はあらゆる願いを叶えると伝説に語られる奇跡の石『オムニストーン』を探し求める。
その願いはただ一つ。
親友でありながらすべてを奪ったルシブァへの復讐。
旅の途中で出会う仲間たち、強大な魔獣、オムニストーンを狙う敵――エルナンは戦いの中で自らの力と心の葛藤に向き合うこととなる。
果たして彼は奇跡の石を手に入れ、悲劇の運命を覆すことができるのか。
そして、復讐の果てに彼が見るものとは……。
運命に抗い、暗闇の中で輝く希望を求める男の物語が今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 02:11:44
4617文字
会話率:37%
「アルのバカ!嫌い!」
と主人公が婚約者に叫ぶことになるお話。
ロイド伯爵家の令嬢スカーレットは、アルガー公爵家の跡取りアルフレッドとの婚約者として、幼いうちから公爵家に長期間預けられていた。
しかし、スカーレットに何故か冷たいアルフレ
ッド。
ある日近くの森で出会った神獣のフェンリーとニクスの親子との出会いで、スカーレットは髪の色を変えて耳と尻尾が生える変身能力を手に入れる。
スカーレットは変身した姿でこっそり冒険者となり、自分につれない婚約者の真意を探ろうと試みる。
するとアルフレッドの悩みや公爵家の跡取りに隠された秘密を知ってしまい……解決の為に奔走する事になったのだった。
第一章分の十万文字程度は既に書き上げてあるので、順次公開していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 17:22:45
109323文字
会話率:30%
この物語は、一人の女性、柳智雅が皇宮で経験した不思議で危険な冒険の物語です。彼女はただの清掃員として皇宮に足を踏み入れましたが、そこで彼女を待っていたのは権力に満ちた世界と、隠された陰謀でした。皇宮の静けさの中に潜む謎、無表情な地皇と
の出会い、そして次第に芽生える禁じられた感情——智雅は、この全てが一体どこへ導くのかも知らず、引き寄せられるようにその渦に巻き込まれていきます。禁断の秘密が解き明かされるとき、彼女は自らの運命とどう向き合うのでしょうか。この前書きは、智雅の勇気と運命の物語の始まりを記しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:38:49
184574文字
会話率:37%
アスファルトの隙間に生えるとある雑草たちのお話。
最終更新:2024-11-26 20:24:01
1041文字
会話率:66%
リュネット・サルペントは商家の娘だった。
ある日、夫のダルネス男爵に「お前を売りに出す」と宣言されてしまう。
『婚姻は神聖なもの・神の定めた半身と生きねばならない』の教えのもと、離縁の赦されないこの国で、婚姻関係を終わらせたい手段としての「
妻売り」は、女にとって”不名誉の烙印”だ。
リュネットは愛を信じ、尽くしてきた。しかし、夫は彼女の想いを裏切り、自分の保身と欲望のために彼女を競売にかけたのだ。
孤立無援の中で反撃の機会を伺うリュネットに、手を差し伸べた男が一人。彼女は伯爵・クルードと手を組むことを決意する。
リュネットが選ぶ未来とは?
そして、過去に縛られた彼女の運命を切り開く鍵とは──?
裏切りと復讐の先に芽生える恋と再生の物語。
「わたくし、売られた妻ですので」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 23:21:29
29218文字
会話率:26%
仕事上の事故で使えないアルバイトのおっさんと2人、ぐしゃぐしゃになって死んだ男。
気が付くと白い空間に居て、暫くすると携帯電話ショップみたいなところへ飛ばされた。
目の前に座った軽そうなチャラい感じの男が笑顔で話してくる。
当たり前のように
異世界転生がどうとかこうとかと話してくるが、さっぱりわからない。
まったく事情のわからない男が質問すると、慌て始めた。
調べてわかったことは一つ、本当はおっさんの方だったと。
携帯電話ショップみたいなところの都合から、代わりに異世界へ転生することになったが、まったく予備知識は無く、しばらく携帯電話ショップのスタッフ達とやり取りは続いても、まったく埒が開かない。
そもそも異世界や魔法なんてものは、さっぱり興味も無ければ理解もしていないのだ。 スタッフ達をイラつかせた果て、所長の婆さんと交代することとなった。
婆さんとの話し合い、その過程で幼い頃に読んだ本の質問が出てくる。
男の年齢・年代の本なら、あの世界的漫画しかなかった。
元は侵略目的で地球に送り込まれていたはずなのに頭をぶつけたことから大人しくなり、壮絶な修行を繰り返した果てに神とも互角以上に戦う戦闘民族宇宙人、ちょっと猿要素の入った主人公の漫画だ。
そのことを話すと、婆さんは要領を得ない。
しかし主人公の名前を話すと、すぐに繋がった。
でも、どこか違和感を感じながら話し合いは続く。
そして婆さんの提案で、その主人公の能力をモチーフにして異世界転生することになった。
あの◯◯◯◯波が出来るのか! そう喜んだ男に衝撃的な悲しい事実が襲いかかってくる。
異世界転生を果たし、男が見たもの。
それは、びっしりと全身に生える少し金色がかった茶色の剛毛。
婆さんは、あの世界的漫画の存在を知らなかったのだ。
知っていたのは、大昔の『西遊記』。
婆さんの勘違いと男の説明不足が原因だった。
こうして男は『孫悟空』の能力と、携帯電話ショップからの詫びとして貰った『土属性最高値』を頼りに生きていくことになる。
やがて幸か不幸か、はたまた自身が望まずとも、異世界の事情から『西遊記』的展開になってしまうとも知らずに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 08:12:30
30304文字
会話率:25%
500年以上生きるドラゴンこと覇竜が人間の冒険に憧れ、人化魔法を開発する。さっそく人間の姿になって冒険に出るも理想と現実のギャップに苦しめられ、人間の悪意を間近に見て「人間になるんじゃなかった!」と後悔もするが、リーゼ・トランスロッドとの出
会い、仲間との出会い、そして覇竜の心に芽生える感情。様々な経験を含めて冒険だということを学んでいくのだった・・・。
第一章 魔竜編
覇竜が人化魔法で人間の姿に変身したリュウはリーゼ・トランスロッドと出会いを経て、ジランド王国でDランク冒険者として登録する。その過程でリーゼの率いる瞬光の戦乙女チームに入り、新入り冒険者として色々学ぶ。そしてリュウのいる人種差別なきジランド王国は、奴隷を多く所有し、覇権統治を企むディモール王国と戦争するのだった・・・。
第二章 暴竜編
400年前に暴竜に滅ぼされたルクテシア王国の調査を命じられたリュウたち。だが、そこはアンデット系魔物の巣窟。調査は名ばかりでリュウの持つ光魔法で排除しろということだ。リュウたちは亡国ルクテシア王国に向けて旅立つが、同時に闇に蠢くダークの存在が・・・。
第三章 神竜編
ジランド王国は度重なる戦争で財政難に陥った。そこでカインズはフトッチョを出し抜き、蜥蜴族が住む鉱床の独占契約に動くべく、リュウたちを送り出した。リュウたちはフトッチョの妨害工作に遭うも乗り越え、フトッチョを追い詰めた。だが、フトッチョは魔物化の玉で魔物に変身した。その魔物化の玉がダークの手により作られたものだと知る。その時、北の大陸・セイクリッド王国にダークの魔の手が伸びるのであった・・・。
最終章・覇竜編
ストーリーの進み具合で掲載予定。
☆作者・あーろんからのメッセージ☆
150話前後で終わらせるようにします。完結したら、改稿をします。それまで改稿せずに突っ走るので拙作にお付き合いください。(時間があれば改稿します)
9/27最終章・覇竜編は二十話前後で終わらせます。更新頻度遅くてすみません。
1/24 144話一部改稿しました。最終章もラストが見えてきた・・・気がします。更新頻度遅くてすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 22:35:45
605344文字
会話率:54%
侯爵令嬢のソフィア・ルピナスは、第二王子のデルム・エーデルワイスとの婚約によって、王立魔術研究所でデルムに押し付けられた仕事に忙殺されていた。そんな中、ソフィアは新しい魔術を発明するが、不在の間にデルムに盗まれてしまう。
ソフィアは当然デ
ルムに抗議をしたが、逆にデルムは「お前は嘘をついている!」とソフィアを責めたて、最終的にはソフィアとの婚約を破棄した。
自分が発明した魔術をデルムに奪われ、人々から無能と蔑まれるようになったソフィア。しかし、偶然出会った老人を救ったことがきっかけで、新しい婚約者である『氷狼宰相』との婚約を持ちかけられる。
ソフィアはレオ・サントリナとの婚約を受け入れ、彼との愛が芽生える。ソフィアはレオと共に研究者として成功を収め、自分の魔術を再び発明することに成功する。
ソフィアは自分の名誉を取り戻し、反対にソフィアのサポートを受けられなくなったデルムは落ちぶれていくことになる……。
そんな中でデルムは起死回生のために、ソフィアに決闘を申し込むのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 20:49:32
205602文字
会話率:43%
あらすじ
この世界には、多種多様な種族が存在している。
ドラゴン族、天使族、魔族、獣人族、闇族、そして人間族。
それぞれの種族は、共通して火・水・風の基本的な魔法を扱うことができるが、加えて固有の魔法も扱う。そして、限られた才覚を持つ者の
みが、強大な「覚醒魔法」を発現できる。
しかし、この豊かな魔法体系が存在する一方で、世界は常に不安定な状態にある。
各地方では、小規模な衝突が絶えず発生し、種族同士の争いが繰り返されている。しかし、それは単なる領地争いではない。この世界のバランスは、力の強さによってのみ計られている。強者が全てを支配し、弱者は淘汰される、悲しい現実が広がっているのだ。
各種族は、力を示すために戦い、互いの存在を脅かし合う一方で、そこには時折、友情や絆が芽生えることもある。
そんな中、各種族の中でも特に力を持つ者たちは、自らの運命や未来について思い悩みながらも、日々の戦いに身を投じる。
彼らが望むのは、より強い力なのか、それとも平和な未来なのか。
この物語は、強さが全てを決める世界において、異なる種族がどのように歩んでいくのか、そして互いに手を取り合い、共に未来を築こうとする姿を描く。
果たして、この世界は、争いから抜け出し、新たな未来へと進むことができるのだろうか?
――これは、絶望の中で希望を見出す者たちの、種族を超えた旅路の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 05:55:47
203181文字
会話率:38%
「ーーーノエル・クレージュ嬢。どうか俺と、結婚してください」
伯爵令嬢のノエルに求婚してきたのは、“歩く彫刻”、“生きる国宝”と称されるほどの美貌を持つエヴラール侯爵だった。
ところが彼には、もう一つ呼び名がある。
それはーーー“
不運に愛された男”。
対してノエルは、強運の持ち主である。
そして初めての出逢いで、侯爵はノエルが強運であることを知っている。
自分の強運を求めての求婚なのでは、と疑ったノエルだったが、そうではないことを知った。
数々の不運に見舞われながら、求婚をしに来てくれた侯爵に、ノエルはある感情が芽生える。
ーーーこの人を、幸せにしてあげたい。
求婚を受け入れた強運な令嬢と、求婚を申し出た不運な侯爵。
二人の出逢いは、やがて幸運に変わっていく。
少し残念な侯爵から溺愛される、そんな強運な令嬢のお話。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-05 12:24:23
46453文字
会話率:45%
ある夕暮れ、日常は崩壊した。
『暗黒の国』と名乗る異世界民がこの世界を侵略しようと襲ってきた。
そこへ、同じく異世界『ミラキュラス』より現れた妖精達の力を借りて、魔法少女が誕生する。
不思議な力で『暗黒の国』を退け、一年に及ぶ侵略行
為は魔法少女達と人類の勝利によって終着した。
――それから、10年の年月が過ぎた。
立花橙花は20代の、魔法少女。
『暗黒の国』を退けた後も依然として世界の侵略は終わらないままだった。
妖精や魔法少女達の力の研究をする施設『フォルトゥナ』で働いている。
そして、元敵幹部の導引葦月と結婚したばかりだった。
結婚の理由は至極簡単。『お互いの自由のため』である。
大人になっても魔法少女に変身できる橙花と侵略してきた異世界民の上位幹部であった葦月。研究材料になる運命は必然であった。
だからこその、結婚である。
もちろん、橙花は結婚に夢を見ていない訳ではなかった。年頃の女子のように好きな人と、慎ましくも幸せな生活を送ってみたいと思っていた。それが、よりにもよって元敵幹部と。
だが「決まった事なら仕方ない」と諦め……もとい、受け入れた。
そして2人は、愛が芽生えるかもわからないまま結婚生活を送ることに。
職場は魔法少女の研究施設、住処は研究施設の社宅、住処に帰れば同居人がいる……と、ほとんどの自由は無い。
おまけに結婚相手は何を考えているのかさっぱりわからない、基本の表情が無表情の葦月。
また、別のところでは新たな敵組織の発足が予見され、橙花はその調べ物や証拠集めに奔走することに。
こんな時にこそ夫の力を借りようとするものの「分からない」「返答が難しい」と答えるばかり。
それから、色々あって解決はするものの――力が封印されているはずの、夫が変身した。
ちょっと待って?!
なんで元の姿に戻ったの!?
というか、今までなんで言わなかったの?
魔法少女と元敵幹部の夫婦の、お互いを知りお互いの理解を深めるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 19:50:00
45497文字
会話率:40%