人型ロボットのウィローは、自分をつくりだした生みの親であるエカルラートとともに、とある館で彼女の研究を手伝っていた。いまは亡きエカルラートの恋人と同じ姿で作られたウィローは、彼女に恋心を抱き、けれど伝えられないその想いに苦悩していた。
第1
68回コバルト短編小説新人賞最終候補作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-01 14:37:04
9627文字
会話率:47%
僕――阿部直樹の背中には、抜けるような白さが自慢の翼があった。けれどその翼は、とある罪で失ってしまった。翼を失い、深夜の公園にたたずむ直樹の前に、クラスメイトの中村香澄が偶然あらわれる。彼女は直樹が翼を失った罪の、唯一の目撃者だった。
第1
46回コバルト短編小説新人賞、最終候補に残していただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-26 20:49:58
9242文字
会話率:26%
好きになったらすぐに告白する。そんなあたしが放課後に告白しようとした日高くんは、人の顔を見るなり「告白するなら断る」と言って帰ろうとする。あたしはあわてて、その背中を追いかけた……。
第141回コバルト短編小説新人賞・最終候補に残していただ
きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-10 23:41:18
9645文字
会話率:51%
遠い未来へ飛ばされ彷徨っていた魔王は、風変わりな少女と出会う。存在意義を失くしてしまったと嘆く魔王に、少女は「じゃあ私とおんなじですね」と笑った。*コバルト短篇新人賞最終候補に残していただきました!
最終更新:2013-11-30 23:16:36
7904文字
会話率:39%
明治時代の帝都。諏訪出身の芸妓・菊乃は野宮、三好という二人の陸軍中尉に贔屓にされている。穏やかな野宮に惹かれる菊乃であったが、磊落な三好に求婚された。身分や周囲の期待もありそれを飲んだ菊乃は嫁入りの前に諏訪に墓参りに行くことを願い出る。三好
はそれを許したものの、待ち合わせの当日、停車場に現れたのは野宮の方だった。
※pixivとの重複投稿。
※飯野琴子名義によるコバルト短編新人賞投稿作品。同賞最終候補作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-09 17:53:46
9097文字
会話率:31%
集英社「ノベル大賞」最終候補作品(本編)
走れない、笑えない。コンプレックスの固まり・鈴と、サッカー部キーパー・桃井。伝わらない思いに傷つきながら、それでも、ひとりひとり追いかけるものがあった。
成績優秀な鈴と、彼女を慕う陽気な桃井が繰
り広げる、甘酸っぱい青春の物語。
本家サイト:fract-one(http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5448/index.html)からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-18 13:57:43
73411文字
会話率:27%
「いったいそりゃいつの話だい。確かに昔は、お客さんが言うとおりの美しい都を誇る国だったよ。だけどそれも、俺達が愚かだったせいで全部失ってしまった。百貫姫と一緒にな」
痩せて、顔色も悪い店主は、疲れに耐えかねたように傍らの椅子に腰を落とす。
「なんだい、詳しく聞きたいってか? 仕方ねぇな。愉快な話って訳じゃないが、足りない飯の代わりに教えてやるよ。昔、この国には百貫姫と呼ばれるお姫様がいたのさ」
目方にして百貫、ぶくぶくと肥え太ったみっともないお姫さま。夢のように美しい都にある、ピカピカに磨かれた城。痩せて貧しい小国の王子さま。
それぞれを語る、とある大陸の三つのお伽噺。
アルファポリス第6回絵本童話大賞最終候補作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-08 12:07:50
14668文字
会話率:12%
それはいつかの時代のこと。どこかの国の、とある街に、奇妙なうわさが流れておりました…。
強欲な男と神様の取引は、男に何をもたらすのか。読みきり童話。
アルファポリス第5回絵本童話大賞最終候補作。
最終更新:2012-05-05 11:12:26
2832文字
会話率:11%
コバルト短編賞最終候補作品。
最終更新:2012-11-10 21:28:00
342文字
会話率:0%
「ここのところ、毎晩、深夜にインターホンが鳴らされるの。今晩は旦那も出張で留守だし……」
ふだんは強気な姉が発したSOS。これを受けて彼女の新居のマンションに泊まりこんだ青年、水嶋涼二は、真夜中の玄関で異音を聞く。それはドア越しに響く骨の音
だった。
姉のマンションの建つ場所。そこはかつて人間を殺し内臓や脳を薬に変えるという悪習を過去に重ねてきた土地『屍ケ台』だった。
殺された者の恨み。そして現代社会の闇。リンクした二つの不幸に、涼二と姉は否応なしに巻きこまれていく。
主人公の青年の苦悩をメインに描いてあります。ホラー度は弱め。
アルファポリス「第5回ホラー小説大賞」最終候補作に残りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-06 16:18:31
102439文字
会話率:38%
ある惑星の管理を任された研究者のお話。第一回創元SF短編賞 最終候補落選作品です。夏木透子名義で投稿しました。
最終更新:2011-09-01 14:07:56
10183文字
会話率:13%
オレは周りの人間が大嫌いだ。奴らは目に余る程の馬鹿だからだ、大馬鹿者なのだ。星新一さんのようなショートショートを意識したブラックユーモア作品。超短編小説大賞最終候補作
最終更新:2011-04-11 13:19:46
1447文字
会話率:13%