ダンジョン災害。
それは、ある日突然――世界を同時に襲った災害。
遙か地下、そして異世界へ繋がると言われるダンジョンが、世界各地に出現した。
ダンジョンからはファンタジー世界のモンスターや未知のエネルギー等が噴出し、ダンジョンが誕生した
地にあった建築物、人々は地下深くへと消えた――。
未知のウイルスに適合した『開拓者』という超常の力を持つ存在。
ダンジョンで発見された新たなエネルギー資源を元に、科学、産業も革命を遂げ――。
そしてダンジョン災害発生から10年。
『地底人』と呼ばれた男、大神向琉が美少女配信者――妹を救い地上へと帰還する!
ダンジョンに住んでいたのに何故か請求される10年分の住民税!
急造で制定された『ダンジョン法』による、予想外の罰則金! そして延滞税!
「10年前のダンジョン災害で、各行政機関も多大なダメージを受けた。未曾有の災害、近場に危険なダンジョンが存在する現在……。法が災害前と同じ訳が無かろう?」
行方不明者で死亡認定されているはずの大神向琉に、本当にそんな借金が発生するのか⁉︎
「安心しろ。返済しながら暮らせる手筈は整えてある。――アイドル開拓配信者をやる代わりに、な」
かつての師範代である姉御の運営する企業に所属し、大神向琉は借金返済と己の意志を貫く!
※途中、胸クソとも御指摘をいただきますが……流し読みでも良いので、せめて第一部最後の伏線回収まで、お付き合い頂けますと幸いです!┌○┐折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 12:10:22
439069文字
会話率:28%
15年前――未曾有の大震災が日本を襲った。
その震源地には、**「言霊(ことだま)」**と呼ばれる特別な力が関係していたと噂されている。
主人公・**天宮蓮(あまみや れん)**は、その震災で母を失った。
母は「言霊」を操る力を持っていた
が、暴走した結果、震災を引き起こしたとされている。
――それ以来、蓮は「力」に恐怖を抱き、平凡な日常を送ってきた。
しかし、高校2年生のある日、親友の**橘凛(たちばな りん)**が事故に巻き込まれる。
その瞬間――蓮の中で「言霊」の力が目覚めた。
「止まれ!!」
叫んだ瞬間、現実がねじ曲がり、凛が奇跡的に助かる。
目覚めた「言霊」の力。
だが、その力を狙う存在が現れる――
「その力、俺に譲れ」
蓮の前に現れたのは、かつての友人であり「言霊」を干渉する力を持つ少年・**篠宮圭(しのみや けい)**だった。
圭は、震災で父を亡くしており、蓮の母が震災の原因だと信じていた。
「力を持つ資格があるのは、奪った者だけだ」
「俺は、奪わない。守るために、この力を使う」
奪うか、守るか――
蓮は母が残した「言霊」の力の真実に向き合い、過去と未来を繋ぐために戦う。
そして、震災の「本当の原因」が明かされる時、蓮が最後に下す選択とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 14:46:26
44384文字
会話率:44%
俺の名は津田博次、高校三年のしがない学生だ。
この時期に異世界学習を兼ねて修学旅行に行った俺達学生は順調に旅行を楽しんでいたが、突如異世界の地で起きた未曾有の大災害に巻き込まれてしまう。
異世界の各地に突如現れた十二人いる邪悪な魔女達
がいきなり暴れ出したからだ。
皆一斉にこの世界に住む全ての生物たちに攻撃を開始した黒神子達は本能の赴くままに殺戮を繰り返し、平和だった緑溢れるこの地はいつの間にか恐怖と絶望が支配する異質な世界へとその姿を変える。
そんな中、いち早く地球に逃げるために転移装置のあるエリアに向かう俺達だったが、そこへ運悪く現れた黒神子レスフィナと相対してしまう。
その区域を守る兵士達の勇気ある行動と尊い犠牲でどうにか黒神子レスフィナの追撃を避ける事に成功する俺達だったが……黒神子レスフィナの脅威は凄まじく、一人また一人とその生存者の数を減らしていく。
果たして俺は……いいや俺達は、遥か闇なる世界の黒神子、英雄殺しのレスフィナの魔の手から無事に逃げ切り、青い星地球に帰還する事ができるのか。
絶対に死なない体と凶悪最強の力を持つ黒神子レスフィナの恐怖から辛くも逃げ延びた、津田博次の記録です。
この作品は、遥か闇なる世界の本編に繋がる、約千年前にこの異世界の地を訪れた、ある一人の地球人の記録です。
千年前にいた黒神子レスフィナの残忍性と恐怖をどうか見届けてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 09:05:52
141649文字
会話率:53%
常人にはないはずの異能を持つ少女、イルミナ。
そんな少女を狙っているのは・・・魔族、そして世界統一主義団体だ。
イルミナ必死の逃亡も虚しく、世界統一主義団体に捕らえられる・・・そんな時だった。「嬢ちゃん、目瞑ってな。」突然現れた青年、ノアに
助けられることになる。そしてこの二人の出会いが世界を未曾有の危機に陥れることになるのだった・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 12:25:57
41047文字
会話率:70%
西暦2125年、世界消防庁は世界警察庁、世界防衛省と手を組みRGP(レスキュー・グローバル・プロジェクト)を発足した。
主人公、レスキュー1/皆本 助(みなもと たすく)は未曾有の大災害、ハザードポイントから人々を守る為仲間と共に日夜戦い続
ける。
そんな中、助は心沖島のtask中に妙な光を発する人工物を発見する。
助は謎の人工物を司令部に伝えた直後、人工物から放たれた光に包まれ搭乗していた大型ビークル共々、姿を消してしまう。
助が目を覚ました時そこには見慣れぬ土地が広がっており、途方に暮れる。
はたして、助は元の世界に戻れるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 01:32:22
5957文字
会話率:42%
在一个被神明赐福的奇幻世界,每个人都拥有独特的恩惠,展现出不同的能力与力量。这里有魔法、气法、体术和领域,每个人都在追寻自己的极限,探索力量的奥秘。
一个来自现代地球的灵魂打破了这个世界的平衡。他曾是人人唾弃的少年,带着遗憾与不甘走完短暂的
一生。当他睁开眼睛,发现自己来到了幻觉之迷踪星系。
在这个全新的世界,他将面对前所未有的机遇与挑战:
- 神秘的个人系统,记录着他的每一步成长
- 独特的恩惠之力,等待他去觉醒与掌控
- 重重关卡与考验,考验着他的意志与决心
- 错综复杂的人际关系,将如何影响他的命运?
命运的齿轮已开始转动,这一次,他能否摆脱过去的阴霾,在奇幻世界中开创属于自己的传奇?
点击阅读,跟随少年一起探索这个神秘的星球,见证一个平凡灵魂的非凡蜕变!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 01:46:55
143317文字
会話率:0%
ある日、祖父の最期の夢を見た少年「古畑前作」
前作はこれをきっかけに祖父の謎について調べようと曾祖父に会いに行くもなかなかいい情報が聞き出せない。そして年末の大掃除をしていると秘密の地下室が現れてきて……?
最終更新:2025-03-03 00:32:23
34274文字
会話率:46%
破滅へのカウントダウンが開始する。
Z感染症の恐怖が世に放たれる・・・
南米大陸のペルー共和国内の極端の高地にある永久冬の金産出の町、ラ・リンコナダ町。
SNS映えのために訪れた自称インフルエンサーの自由奔放な初老の男性が地元の人間は恐怖
を超えて畏怖の念を抱く存在【悪魔憑き】に遭遇する。その存在に噛まれた者は容赦なく殺されるのを見て、男は町から逃走する。
偶然が重なり彼は山から出てはならないものを体内で持ち出してしまい、その何かが世界へ拡散されていく・・・未曾有の危機、世界の終焉への幕開けの記録がここにある!!
※作者は日本語非ネイティブ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 22:30:01
7597文字
会話率:39%
赤いコンテナが川崎港に到着した。
その中に異常な何かが潜んでいた。誰かの手引きで入国させたのか、目的は何なのか。
原始的な恐怖を起こすその異常な何かを阻止出来るか。
未曾有の事態に立ち向かう人たちの物語がここにある。
最終更新:2022-09-25 04:45:39
110538文字
会話率:31%
扇を作る柳下家と、傘を作る司空家には、八百年の因縁がある。
噂によれば、司空家のご先祖様(曽祖父の曽祖父の……もっと昔)が、柳下家のご先祖様(曾祖母の曾祖母の……さらに昔)を死に追いやったという。
以来、両家は**「互いに関わらず、老いて
死すべし」**という掟を定め、代々一切の交流を断ってきた。
――だが、ある雨の日の路地裏で。
司空鹤霄(しくう かくしょう)は、雨に濡れる柳下纨扇(りゅうか かんせん)を目にする。
そして、つい……傘を差し出してしまった。
両家の因縁はあまりにも深い。
たったそれだけの小さな仕草が、**「情誼修復システム」**を瞬時に起動させた。
システム:「司空家が先にシステムを突破しました。柳下家は防御機能を発動してください。」
「全てのミッションをクリアし、両家の因縁を修復しなければ、柳下家は軽ければ運気が尽き、重ければ命を失うことになります。」
そして今、傘の下。
二人は肩を並べ、司空鹤霄は柔らかな笑みを浮かべながら、まるでこう言いたげな表情をしている。
「どうだ? 本少爷(おれ)に惚れたか?」
――かくして、真面目な優等生・柳下纨扇は、家族禁断の「攻略」への道を歩み始めることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 10:00:16
1841文字
会話率:17%
アメリカのシアトル、ロシアのウラル、ドイツのフランクフルト、中国の四川、日本の京都、オーストラリアのメルボルン、イギリスのロンドン、南極、ナミブ砂漠、アルゼンチンのブエノスアイレスに特異重力場出現!
特異重力場から不明生物出現
不明
生物は各地にて侵攻を開始
国連は特異重力場を「地獄の門」と命名
さらに大型の不明生物を「魔獣」、人型不明生物を「悪魔」と命名
地獄の門が発生した各国の軍が応戦するも、想定を超えた甚大な被害が発生
各国軍、総力戦を挑むも侵攻を止めるのみで最前線は緩やかに崩壊!
悪魔の軍勢、再び侵攻を開始
突如として国連へ送られた降伏勧告から、敵対勢力を悪魔ルシファー率いる「解放軍」と命名
国連加盟国の総力を上げ最前線にて攻勢を再開
魔獣の弱点を発見!
火炎放射と塩素ガスによって初の駆除に成功
解放軍、再度反撃
特異な能力を持つ魔獣の戦線投入により、京都戦線は灼熱、東京戦線は大氷河期、自衛隊の機能はマヒ
未曾有の大損害
白燐弾による攻撃が決め手となり、特異魔獣撃退!
戦線の停滞と国連が機能不全から崩壊したことにより、地球連合が仮発足
悪魔の特命大使が地球連合にコンタクト
一部悪魔の移民等を認める「ランカスター条約」締結により、友好的悪魔を迎え連合軍大規模反撃を開始
核弾頭攻撃による地獄の門の縮小に成功
解放軍、地獄の門向こう側へ撤退
世界各国は解放軍の完全撤退により「平和戦争」終戦と地球連合発足を正式に宣言!
地球連合に国際異界管理統合局を発足
国際異界管理統合局、各国に対して当組織の傘下組織発足を指示
日本国は外務省に「外務省異界管理対策本部(通称"異管対")」を設立
各都道府県の各市区町村に異界管理対策局専従班を設置
異界管理対策局専従班は各地にて異界に関する事件や事案へと対処を開始
そして、世界は緩やかな終わりへと突き進む
空想神話科学小説
お楽しみに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 20:05:23
248724文字
会話率:50%
2025年12月13日、東京・八王子。高校生の相沢隼人は、何気ない土曜日の朝を過ごしていた。しかし、午前10時42分——南海トラフ巨大地震が発生。穏やかな日常は、一瞬にして崩れ去る。
家は倒壊し、母の安否は不明。外に出ると、住宅街は廃墟と
化し、煙と悲鳴が響いていた。SNSも繋がらず、情報は断たれた。遠くから聞こえる防災無線は「津波警報」を告げるが、ここは海から遠い八王子——なぜ?
家族の安否も分からぬまま、生存確率0.01%の極限状況に放り込まれた隼人。崩壊した東京で、彼は決意する。
「72時間、生き延びなきゃいけない……」
未曾有の大災害の中、少年は希望を探し、絶望と闘う。
「生存確率0.01%」の世界が、今、幕を開ける——。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-25 07:30:00
1794文字
会話率:24%
今から二十年前の一九八六年四月十七日未明、岡山県M市で未曾有の火災事件が起こった。
一斉に家や人に火の手が上がり、炎が草木を走るように燃え広がっていく様は、まさに鬼の所業だと言われるほど酷い惨状で、当時の死傷者は合わせて五百人を超えた。
複数の怪しい人物を見た者はいたものの、結局犯人は捕まることはなかった。
巷でこの事件は、通称『草鬼(そうき)事件』 と呼ばれている。
そんな事件が起こった隣町で生まれた岩崎均(いわさきひとし)は、大学進学を機に憧れていた東京へ上京した。表面上は普通の大学生活を送っていたが、心に蟠りを抱えたままの均は、東京に居るという実感がなかった。
しかし東京のシンボルとも言うべき東京タワーを直接見たことにより、東京に居るという実感が湧き、心にしまい込んでいた四年前の大川優香(おおかわゆうか)との出来事を鮮明に思い出す。
それをきっかけとするように出会った岡本雪(おかもとゆき)は自身を “自然の使者” と名乗った。
四年前の出来事が物語る真実を、大川優香から預かった七色の不思議な数珠を通して知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 23:57:16
46103文字
会話率:35%
その日、日本は分断された。
突如として発生した未曾有の大爆発。
関西圏は通信を断たれ、政府からの発表もない。
人々は救助を待ち続けたが、誰も来なかった。
「これは大規模災害なのか? それとも……」
神戸市役所の職員、消防士、避難民――
混乱の中で、彼らは生き抜くための決断を迫られる。
しかし、徐々に明らかになる異常な事実。
なぜ、政府は何も語らないのか? なぜ、外部との接触が許されないのか?
そして、ある者は気づいてしまう。
これは単なる事故ではなく、国家によって仕組まれた"選別"なのだと――。
封鎖された都市の中で、彼らは真実にたどり着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 23:02:19
75133文字
会話率:49%
AI占術システムの開発リーダー・橘慶一は、深夜のデバッグ中に異世界へと転移してしまう。そこは占星術が実際の力を持つ世界。プログラムの流れを「光の糸」として視覚化できる特殊な才能は、この世界では強力な《神託》の力として具現化された。
慶一は
星見の神殿で、自身の技術と占星術の知識を活かし、未来を映し出す新たなシステムの構築に挑む。しかし、その《神託》が予言したのは、王国全土を揺るがす未曾有の危機だった。
伝統と革新の狭間で、慶一は技術者としての使命と、予言者としての責任の両立を迫られる。彼の選択が、異世界の運命を大きく変えようとしていた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 14:00:00
19747文字
会話率:36%
かつて未曾有の混沌が大陸を襲った。
大地は裂け、空は歪み、闇より現れし異形の影がすべてを飲み込もうと、秩序が揺らぎ、世界の均衡が崩れる中、一つの帝国が運命の渦に巻き込また。
そして今世の帝国に再び厄災が降りかかろうとする時、帝国の、皇帝の
騎士が再び、災禍を打ち破る
人々は願い、彼らを求める折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 18:00:00
12564文字
会話率:29%
何故、疲弊した世界で人、妖精、魔物による泥沼な戦争は始まったのかーー。
22世紀初頭、各国技術や市場の奪い合いをするだけの不毛な産業争いが終わりを迎えた。しかし世界が抱えた負債は計り知れず。同年、その傷も癒えきらぬ内に都市と工場群が未曾有の
大災害に見舞われた。
物語の始まりはそれから10年の時を経る。
汚染された土壌には咲く花もなく、そんな更地で積み重る瓦礫とスクラップを片付け日銭を稼ぐ齢13の主人公、ユウサクは偶然出逢った少女に一目惚れする。大した目的もなく漠然と生き、死んで時代の背景に埋もれるだけの存在だったはずのユウサクはその運命から脱したのだ。
これは英雄跋扈し激変する最中の乱世を一途な恋心を胸に全力で駆け抜けた少年の、壮絶な旅路ーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 22:55:37
75873文字
会話率:40%
婚約破棄したい様なので、曾お爺様に来て頂こうと思います。私の曾お爺様はそれは素敵な殿方なんですの。私にご用の方は曾お爺様を通して下さいませね。しっかり検分して頂きますから。
※申し訳ございません!ご指摘頂きがありまして、ジャンルを異世界に変
更させて頂きます!後、一応R15と残酷な描写も付けさせて頂きます。
ハッピーエンドを目指しますが、道のりが遠いですのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 00:00:00
186291文字
会話率:40%
【あらすじ】
世界は平和だった。魔王と勇者の戦いが遥か昔に終結し、それから幾千年、すべての種族は手を取り合い平和に過ごしていた。
だけどある日現れた未曾有の大災害、それによって私は自分のいた世界から飛び出すことを余儀なくされた。
そうして辿
り着いた世界は渇きと暴力に支配された世界だった。
本来なら数日と経たずに死んでいたであろう私を拾ってくれたのは、不愛想な、とても不愛想ながらも私に生きる術を教えてくれる人だった。
これは、私と彼が血塗られた世界に抗う物語。
【メタコメント】
平和なファンタジー世界に住んでいたサキュバスさんが文明崩壊後の地球へとやって来るハメになって、出会った一人の男と巻き起こす冒険劇です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 00:02:25
52769文字
会話率:43%
戦国時代、一色龍興という武将がいた。後世には斉藤龍興の名で知られている。
戦国三悪人の一人にして織田信長の岳父として知られる斎藤道三の孫であり、弟と父が病死したことで期せずして美濃50万石を継ぐことになった。
しかし彼の最も有名な逸話は
、「酒色に溺れる龍興を諫めるために竹中半兵衛がたった17人で難攻不落の稲葉山城を乗っ取った」というものである。
そしてその3年後、織田信長は稲葉山城を攻略し龍興は美濃から追われることになった。
ここまでが彼について広く知られる"風説"である。
だが実は、彼は美濃を去った後も戦いを続けていたのだ。
一向一揆の拠点伊勢長島を巡る長島合戦
信長の不在時に将軍足利義昭を襲撃した本国時の変
浅井の裏切りにより信長が窮地に立った金ヶ崎の退き口
信長が摂津で三好・本願寺と戦っている間に浅井・朝倉が京を目指して攻め上がった志賀の陣
浅井・朝倉と織田・徳川が激突した姉川の戦い
彼はこれらの名だたる戦いに信長の敵として参戦し続けた。……負けたけど。
そして武田信玄が上洛の兵を挙げた。誰もが信長の敗北を信じ、あの足利義昭さえもが挙兵した。だが突然信玄は死に、武田軍は撤退してしまった。
それを知った時、龍興は信長の持つ天運を確信した。そして信長に抗うしかないかった自分の生まれを呪った。
――大名など馬鹿らしい。そのような立場に縛られず、曾祖父のように一介の武士として生きたかった。
そして彼は刀根坂の地で奮戦の末に討ち死にした。
……はずであった。
気付けば彼は若返り、父の葬式に参列していた。桶狭間の戦いの翌年、清洲同盟の前年である。
つまり翌年から織田は後顧の憂い無く攻め寄せてくるのだ。このままではまた同じ事になってしまう。
――信長には勝てない。ならば……
こうして龍興は、(10年ちょっとだけの)未来知識を使って新たな歴史を紡ぎ出すのだった。
「弾正殿、なにとぞ教えを賜りたい」
龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、松永弾正が三度も謀反を起こした上に自害(爆死)することを知らない
「荒木殿、謀反など止められよ」
龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、荒木村重が謀反した挙げ句に説得に来た黒田官兵衛を石牢に閉じ込めることを(以下略
「さすが光秀、見事な腕じゃ!」
龍興は(以下略折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 00:00:00
127087文字
会話率:50%
騎士国家レイムロック。
彼女、アイリスはその国で唯一の女騎士として働いていた。
しかし、そんな彼女には秘密があった。
なんと、彼女は魔女だったのだ。
そんなある日。騎士国家レイムロックは疫病に飢饉に戦争と未曾有うの危機に襲われ
る。
そんな最中、国と教会が下した無責任で無知蒙昧な判断は全ての危機を魔女の仕業とし、魔女狩りを行ったのだった。
彼女も、この国唯一の女騎士だからと、それだけの理由で疑われる事となった。
しかし、彼女は自らを魔女と認め。自らを地下牢へと向かうのであった。
何故ならば、自らは本当に魔女だから。
そして、他の騎士団の仲間達にまで疑いの目が向かない為に……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 03:04:59
5437文字
会話率:26%