ごく普通の女子大生ハルナは、親友ミナミと同じく超人気アイドル「輝」に夢中だ。長年の習慣で親友のアドレスを直打ちしていたハルナは、ある夜、友人たちの「黒歴史」と輝の「恋の噂」(誤報)満載のメールを、たった一文字のアドレス入力ミスで輝の個人携帯
に誤送信してしまう。輝のアドレスは偶然にもハルナの親友のアドレス配列と酷似しており、マネージャーのチェックをすり抜けて輝本人に届いてしまったのだ。
「清純派アイドル」として事務所に縛られ、鬱屈した反発心を抱えていた輝は、自身に向けられた誤った「恋の噂」に激しく苛立ち、普段は絶対にしない個人携帯からの感情的な返信をしてしまう。それは、輝が過去にトラブルを抱えた相手との噂をどうしても否定したい一心からだった。予期せぬ本人からの返信に絶叫するハルナとミナミ。ミナミは「本人か確かめたい」と、輝の行きつけのカフェでの「偶然の遭遇」を提案する。
ファンへの誤解を恐れる輝からの「誤解を解くため」という連絡をきっかけに、変装した輝とハルナ、ミナミの密会が始まる。この出会いを機に、輝はハルナとミナミそれぞれに秘密の連絡を取り始める。事務所の監視の目をくぐり抜け、輝の個人携帯を通じて深まる危険な関係。輝から「事務所は何も分かってない」「もっと自由にやりたかった」といった本音を聞くうちに、ハルナは輝が「手当たり次第に女性に声をかけるプレイボーイであり、親友のミナミとも関係を持っている」という疑惑を確信に変えていく。利用されていると知りながらも、ハルナは輝の危険な魅力から逃れられない。ミナミもまた、輝との秘密に罪悪感を抱え、ハルナに打ち明けられずにいた。
二人の友情に小さな違和感が積み重なっていく中、決定的な出来事が訪れる。ある日、偶然お揃いのブランドの服やカバン、アクセサリーを身につけてカフェで再会したハルナとミナミ。輝がそれぞれに「君に似合う」「君だけだよ」と囁いた言葉が偽りだったことを知った二人は、絶望と怒り、そしてあまりの馬鹿馬鹿しさに自嘲めいた笑いを漏らす。それは、冷徹な復讐への決意の表れだった。
数日後、「人気アイドル輝、驚愕の多重交際発覚!」「清純派イメージ崩壊!」といった見出しがメディアを賑わせる。ハルナとミナミによる無言の復讐が、輝の隠された闇を白日の下に晒したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:56:16
3663文字
会話率:0%
町の片隅にある「ひだまり食堂」は、温かい湯気と子供たちの笑顔が溢れる場所。管理人である守野仁は、ドジでどこか抜けているけれど、子供たちに慕われる愛すべき存在だ。彼には、胸元の「ひだまりのしるし」に隠された秘密がある。それは、子供たちの「見え
ない心の声」を察知する特別な能力だ。
食堂の隅に置かれた**「心の声タブレット」は、本当に助けを求める子供の小さなつぶやきにだけ反応するという不思議な噂があった。内気な小学1年生のアオイ**は、大切なハサミが見つからず不安な気持ちでタブレットにSOSを打ち込む。守野は、アオイの心の声を感じ取り、まるで偶然を装うかのように、彼女のハサミを「忘れ物コーナー」に戻す。アオイは誰が助けてくれたか知らずとも、温かい気持ちに包まれる。
小学4年生のハヤトは、音楽発表会での歌に悩んでいた。声が出せない苦しさをタブレットに打ち明けると、守野はハヤトの不安を察知する。守野は、ドーナツを差し入れたり、食堂の壁に「心の防音室」をこっそり作ったり、音痴な歌を披露したりと、ハヤトが安心して歌えるよう、一見ドジで頼りない行動でそっと後押しする。ハヤトは守野の影の努力に気づかないまま、発表会で自信を持って歌いきることができた。
子供たちは自分たちを誰が助けてくれたのかを知らない。それでも、「きっと誰かが見守ってくれている」と信じ、ひだまり食堂で成長していく。守野は今日も、子供たちの笑顔のそばで、胸元の「ひだまりのしるし」を温かく光らせながら、そっと彼らの背中を押し続ける。これは、ドジな「ひだまりのヒーロー」と子供たちの小さな心の奇跡の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:13:59
3249文字
会話率:11%
日本の最果て、尖閣諸島で発見された奇妙な石は世界を大きく変えた。
当時見学に訪れていた女子高生、東雲はるみはその石に触れた瞬間体に取り込まれ、不思議な力を使えるようになった。政府はその力を魔法と名付け、世界初の魔法使いが誕生した・・・はず
だった。
そして2年の時が経ち、世界はまさにカオスと化した。魔法石を求め日本に擦り寄るもの、日本から奪おうとするもの、そして魔法そのものを排除しようとするもの。三者が衝突し合い、新秩序が形成される中、古の組織が再び姿を表し、元凶である彼女を付け狙い始めたのであった。
果たしてこの乱世を日本政府は、そしてはるみはどう切り抜けていくのだろうか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:01:03
25532文字
会話率:46%
【お断り】これは歌集です。詩ではありません。ジャンルに無かったので詩の分類に当てたのです。
冒頭の総歌(この歌集を総合的に、代表して表すという意味で私が命名した)に謳ったように、人は風であるべきでないかと、そう思いつつ、また念じつつ、この
歌集の題名としてすえました。ある聖人の言葉に「よどんだ空気を一掃するかのように、野に谷に、一陣の風が吹き抜けて行く」というものがあります。私の好きな文句で、従ってこのような趣旨のもとに総歌を一首ひねった次第です。しかし不徳の身のいたりで清新な風であるべきものを、どうかするとおおむね鬱屈し、よどんだ空気になってしまいがちです。それでもいつかは爽やかな風となって、人に清新な思いを持っていただきたく、またそう生きたいものと念じながら、以下に種々の和歌を綴ってまいります。この同じサイトに「人生詩集」と題して、こちらは詩の数々を人生の年代順に記しておりますので、こちらの方もどうぞお目通しのほどをよろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:39:39
13290文字
会話率:3%
高ノ宮中学校に通う一年生、村上慎也。成績はほぼ平均、特別何かが飛び抜けてすごいというわけでもないめんどくさがり屋な性格、それが彼である。そんなある日、慎也は学校生活二学期初日に自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくるという不思議な体験をする。そして
その日の夜、慎也はその日あった出来事を気にかけながらも眠りにつく。すると、再び誰かに呼ばれた気がした慎也は目を覚ますが、慎也が目を覚ましたのは、壁も天井もない真っ白な空間だった。
この作品はすべて俺の、一度でもいいからこういう体験したいなー、っと妄想した物語です。なのでキモイとか思っても全然構いませんよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 14:14:18
647787文字
会話率:65%
俺たちはまだ本物の『愛』というものを知らない。
軍事組織『スターアロー』から抜けて数十年。夜空晴はごく普通の人間としての暮らしを送っていた。何事もない平凡な日常。晴もそれを望んでいた。だが、そんな平穏を崩すようにやってきたのは、元相棒とさ
れていたGK-8だった。晴の働いている牛丼屋に飛び込んできた彼は、組織を離反してきたという。追われる身になった彼を匿うことにした晴の手によって、日常に放り込まれた彼の目に映り込む日常はどう映るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 19:07:14
49800文字
会話率:55%
真面目だけどどこか抜けている28歳の司法書士・佐々木健太と、人間の言葉や感情を理解する不思議な能力を持つ三毛猫・ミケ。
下町の小さな司法書士事務所を舞台に、法律の知識と猫の直感が織りなす心温まるミステリー!
最終更新:2025-07-15 07:40:00
106634文字
会話率:32%
戦略盤を見ながら異世界でエーリカは、勝利を掴む。
だが、彼女は戦場でのNPCや他PC達の壮絶なドラマを知らない・・・・。
リアルでは、冴えない男でしかなかった彼女、エーリカ・フォン・ディートリッヒは、NPC達の統合軍を引き連れ、VR
MMORTS「聖戦のヴァルハラ」にアップデードされた春イベントの攻略に向かったが、最終ステージのボス戦で激戦の末壊滅・・・・。
ロードされて目覚めたら―。
そこは、NPC達が自我を持ち、魔物や魔法などが実在する異世界だった・・・・。
弱肉強食、群雄割拠、戦国乱世な異世界に転移したことで、ゲームキャラクターの女性の肉体と英雄級能力を得た錬士級PCの彼女?は、剣の女神を冠する戦乙女、獣人のワンマンアーミー、魔王と呼ばれた女など、絶大な忠誠を捧げ、仕えるNPC達と共に駆け抜けていく物語である。
※この作品はフィクションです。実在に登場する人物、団体、国家等とは関係ありません。
※御都合主義、オマージュ、パロディ、エロティシズム、グロテスク等ネタあり。
※平成31年4月23日付けで当作品は、ミッドナイトノベルズに移行したため、適当な序文を記載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 10:00:00
68336文字
会話率:33%
世界に名を馳せるビッククラブにて十七歳の日本人の少年がプロデビューを果たした。
これは一人の少年が世界のサッカーの最前線を駆け抜けていく物語である。
※登場する人物やクラブなどは全て架空であり実在とは一切関係ありません。
最終更新:2025-07-13 19:00:00
1881525文字
会話率:29%
高度な文明が滅びた世界。小さな村に住む少年は、旧時代の遺物、汽車を見つける。
年々の温暖化により、村に危機が迫る中、少年は突如現れた謎の男と共に旅に出る。
危険な植物が闊歩する熱帯地域を駆け抜けて、少年たちは希望の塔を目指す。
最終更新:2025-07-13 16:25:50
14070文字
会話率:0%
ある日突然、異世界に跳ばされた田中一人改めレオナルド。
彼が転生した世界は、人族と魔族が大陸の覇権をかけて争う、戦国の世界だった。
彼が神様(っぽいじいさん)から与えてもらったのは、エッチすればするほど強くなるというスキルだった。
異世界で
ハーレムを夢見ていた一人(レオン)にとっては、強くなるため、という大義名分のもと、好き放題にエッチし放題という夢の様なスキル。
ただ、このスキルは、相手から嫌われれば嫌われるほど、レベルアップする能力の値が高く、逆に、相手に好かれてしまっては弱体化する場合もあるというとんでもないもの。
このスキルを得たことにより、レオナルドの純愛路線は閉ざされた。
こうなったら、鬼畜街道を走り抜けてハーレムを作ってやる!
鬼畜で下衆でドン引きな主人公レオンに、明日はあるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 07:30:00
211493文字
会話率:39%
この物語は平穏狂狼録(陰)と連動して進む物語となっております。こちらはside神です。神って誰って方に説明。にゃんこ転生みろ!!(宣伝)、、、ごほんっ、、、まあどんなチートを使っても勝てない化け物みたいな?純粋無垢な天然っ子かな。性別無性の
たまに抜けてる完璧人間?まあそんな感じだ。陰と陽どっちもみるでもいいけど、こっちが完結してからあっちをみるでも視点を固定できて良き。
これはあくまで二次創作。設定とかは多少変えるものの東方projectという作品の設定をお借りして作ったものになります。あくまで二次創作ですので多少の違いには目を瞑っていただきたく存じます。そして、リスペクトを大事にしてほしい(自分にもこの作品を見てくださっている他の人にも)と私は考えております。初歩的な句読点ちゃんとしろ!見たいなのは見ないふりをしていただけると幸いです。
ついでに。私は気分が乗らないと書けないので不定期の投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 18:00:00
19360文字
会話率:65%
大陸の西側に位置し、四つの地区で成り立つ八大王国の一つ、冬春国。大国にしては領地が狭く、植物も中々育たず農作ができない。技術も退化し、輸出物がほとんどない。では何故、八大王国に数えられるのか。理由は単純。軍事力が八大王国と並べても頭一つ抜け
ているからだ。もう一つ。軍事力で何をしているのか。これは単純なものではない。古代の王がこの荒れた地で何を事業すれば良いか考えた結果、依頼を募集し、それを達成すれば金がもらえる、そういう事業を立ち上げた。当初はただ荷物運びだったり、誰にでもできる平和なものばかりだった。だが、各国が冬春国に目をつけた。そこから全てが変わる。国を滅ぼして欲しい、とある人物を殺害して欲しい…平和なものではなく、血生臭い依頼ばかりが殺到するようになった。しかし、依頼を受けないと、金がもらえない。だから、方向性が捻じ曲がったとしても依頼をこなし続けた。
そこから、何千年と。現在冬春国は戦争の国と呼ばれ、各国から蔑まされた。蔑ますでは飽き足らず、冬春国に一度でも入国したら、戦争の思想に染まったとして、他の国に入ることが拒絶される。冬春国は、他国から蔑まされる対象へと成り変わったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 00:14:21
79590文字
会話率:53%
過去を思い出せないシュンスケは北条西堂丸(上杉景虎)と出会う。
2人は戦がない世の中を目指し、戦国時代を駆け抜けて行く。
やがて訪れる御館の乱はどうなるのか・・
隼介は過去を思い出すことが出来るのか・・
永禄12年の武田信玄の第3次駿河侵
攻の頃から物語は始まる。
武田軍に対して西堂丸はどう戦うのか?
西堂丸は、やがて上杉謙信の養子となり、上杉景虎となる。
御館の乱の行方はどうなるのか。
御館の乱で景虎が勝ったら戦国時代はどう変わるのだろう。
作者もどのように進んでいくのか見通せません。
2人の活躍を観てみましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 20:00:00
188674文字
会話率:37%
地球と異世界が繋がった時代。事故によりSランク魔法"フェンリル"を手に入れた高校生・浅倉は、引き換えにテロリストとして顔と名前を公開されてしまう。SNSの誹謗中傷、警察の違法捜査を乗り越えた彼が選んだのは、事故の元凶であ
る異世界の神との決着だった。――それから数ヶ月。モンスターを狩る開拓者となった浅倉は"相棒"の力を振るい、対立する開拓者や企業をなぎ倒しながら異世界《アーク》を駆け抜けていく。
少しひねくれているだけの少年だった彼が、やがて"魔王"と呼ばれ世界の命運を握ることになる……そんなお話ですが、基本明るいノリで進行します。
お気軽に読んでいただけると嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で同時連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 20:34:11
318030文字
会話率:27%
ひょんなことから現代日本に異世界転移してきた『天才魔法使い』リオは、個人で探偵をしていた青年、瀬戸恭介に命を救われる。
住む場所も仕事もないリオは、恭介の仕事の手伝いをすることで、元の世界に帰るための手段を探す間の生計を立てようとするのだ
が、恭介の仕事はリオの想像するものと少し違っていて…。
これは、少し抜けている探偵と天才魔法使いが舞い込んでくる依頼を魔法を使ったり、持ち前の頭脳を駆使したりしながら解決していくお話。
注意※お話が進んでいくうえで、お話があらすじと多少食い違う場合がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 18:11:13
3992文字
会話率:29%
青春をかけ抜けていった彼らの高校時代は幕を下ろした。それから8年後。
新たな青春群像劇が、幕を開ける…。
最終更新:2025-07-05 17:35:54
318535文字
会話率:55%
はるかなる時の彼方
果てしない風の向こうに
かの地はあらん
神々と共にあった世界
名を「ラウナローア」と呼ぶ。
この世界で繰り返された人類の営みと戦いの歴史。
人類存亡の淵にたたされるまでの大いなる戦、それから2000年の後
、世界は戦いを繰り返すこととなる。
その混乱の中を駆け抜けていった一人の戦士の物語が紡がれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:00:00
587205文字
会話率:41%
綺麗な薔薇には棘がある──。
これは四人の妻たちが笑顔になるまでの物語。
一章 ー解放ー
フィオーネは辺境に嫁いだが辺境伯であるサフィードが戦いがなくなりすっかりと腑抜けてしまう。
酒と女に溺れて堕落した生活を送るが、妻のフィオーネは懸
命にサフィードのために尽くしていた。
フィオーネが十六歳の誕生日にあることを提案する。
『わたしの願いを一緒に叶えてください』
サフィードはフィオーネと共に彼女の願いを叶えていくがやがて──。
二章 ー欲望ー
平民のアスファルは将来を約束したフラーという女性がいた。
二人で支え合って家族を養っていたが、アスファルはチャンスを掴んで男爵となる。
「フラー、君とはもうやってはいけない。僕はラウラと結婚するこになった」
アスファルは家族の世話をすべて任せていたフラーを捨てて、貴族の女性との結婚を選んだ。
けれど半年後、フラーがアスファルの前に現れて──。
三章 ー猛毒ー
次期宰相であるチェルヴォニは裏表が激しい男だった。
「うるさいっ! 今はそれどこれではないんだよ」
「私の言うことが聞けないのか!?」
「口答えをするんじゃねぇよ」
隣国から嫁いできたエリュテイカは彼に惚れており言うことに従っていた。
何をしても怒らないエリュテイカ。彼女に隠れて不貞行為を繰り返していた。
けれどチェルヴォニはエリュテイカの本当の顔を知らなかったのだ。彼女は──。
四章 ー絶望ー
王太子妃であるカーラーは妹のリリアンと王妃である母を虐げているようだ。
なのに彼女は初夜を拒んで国王である父に色目を使っているという。
そんなカーラーを嫌っていたシュヴァルツだったがある〝真実〟を知ることになる。
彼女とやり直そうとした時にはすべて手遅れだった。
(次は……ボクの番だ)
シュヴァルツを襲う恐怖と絶望。そしてついに──。
【注意】
*連作短編です。一章ずつ登場人物が違います。
*クズ男へのざまぁがたくさんありますが溺愛要素は皆無です。
*苦手な方はご遠慮ください。
*誤字報告はコメントからお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:20:58
102524文字
会話率:22%
苦労人のヒーラー、リアムは現在十歳。
赤ん坊の時から冒険者の両親に振り回され続けて様々な死線をくぐりり抜けてきた猛者である。
水の精霊、レレノアと契約した。六歳の時に両親と共にダンジョンに入ったところ、転移魔法のトラップにかかって離れ
離れに。
そこでらダンジョンを攻略しにきていたC級冒険者チーム『レッドタイガー』に拾われるような形でダンジョンを脱出する。
両親を探すためにレッドタイガーに身を寄せるようにして一緒にクエストをこなすように。
いつの間にかリアムの活躍によりレッドタイガーはS級冒険者に上りつめていた。
しかし「お前はもう用済みだ」と言われてノアはレッドタイガーのリーダー、ベルナルドに追放されてしまう。
途方に暮れていたリアムはB級冒険者チーム『ブルードラゴン』にヒーラーとして雇われることに。
そこで不思議なことに気づく。
あれれ、なんだかレッドタイガーにいる時よりも居心地も待遇もいいような。
みんな優しいチームメンバーがリアムは大好きになり、リアムの力でブルードラゴンはどんどんと難しい任務をクリアしていく。
一方、レッドタイガーは異変に気づき……?
ちびっこヒーラー、大活躍!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 22:57:18
17368文字
会話率:37%
目を覚ましたとき、自分は“ヒト”ではなかった。
記憶も名前もなく、成り果てたのは、触手が生えた奇怪な箱のような体。
けれどもその体には、他の生き物を取りこみ、姿や記憶を擬態する力があった。
それを手がかりに、迷宮を抜けて外の世界へ出たとき
、深く傷ついた女エルフと出会う。
彼女が伝えるのは、切なる願い。
それを継いだ“何か”は、森に残されたひとりの少女を守ることを選ぶ。
自分は誰か? 人とは何か?
名も答えもないまま、ただ、守りたいという想いだけを抱いて――“わたし”は歩き出す。
姿も心も偽りのまま、それでも“本物”になろうとする。
擬態する者の、静かな異世界譚。
※本作は全15話で第1部完結予定です。
週3回(月・水・金)を目安に更新していきます。
※【カクヨム】に同時連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
52377文字
会話率:22%
なにかが抜けていった。
趣味で絵を描いている「わたし」は、ある日、ふと絵が描けなくなった。
最終更新:2025-06-30 10:41:29
3603文字
会話率:25%