ある時代のある王国。
古くから政争を続ける二つの家にそれぞれ少年と少女が生まれた。
隠し持つ力は王家をも超えると目される大領主の子として生を受けた二人。
少年であるローレンは父に言われた。
「あの女を殺せば我らの勝ち」
少女であるカミラ
は父に言われた。
「お前の腹に王の子が宿れば我らの勝ち」
共に次代の後継者として相対する二人は生まれながら殺し合う運命にあり、それ故に互いを憎しみ合うことしか出来なかった。
そんな二人が辿りつく結末。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 20:42:55
89546文字
会話率:25%
牧野良平がYouTuberみたいなものと学校生活を両立するお話です
最終更新:2025-06-08 10:46:35
706文字
会話率:0%
かつて世界を恐怖に陥れた魔王、ディアブロは勇者によって討たれた――はずだった。しかし目を覚ましたとき、彼は見知らぬ異世界で赤ん坊として転生していた。
しかも成長した彼は、なぜか「聖剣」に選ばれ、次代の勇者として神託を受けてしまう!
「…
…え、俺、元魔王なんだけど?」
世界を滅ぼした存在が、今度は世界を救う勇者に?
復讐?支配?それとも平和?
自らの正体を隠しながら、勇者として魔族討伐に乗り出す元魔王。
だが、魔族たちからは「我らが王よ!」と跪かれ、人間たちからは「救世主だ!」と崇められる始末。
魔王としての記憶と力を持ちつつ、勇者として生きる道を選んだ彼の、
“最強で最もややこしい二重生活”が、いま始まる──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:30:42
3472文字
会話率:31%
「汝(なんじ)、まだ気づいておらぬのか? この世界はとっくに危機に陥っているのである…」
「七つの深境(しんきょう)が世界を蹂躙(じゅうりん)し、境霊(きょうれい)が人々にもたらすのは悲鳴と死のみ。天災、人災… アンリエルと名付けられたこの
世界は、あらゆる災厄に満ち、もはや病は膏肓(こうこう)に入っている」
「されど、このすべては変えられぬことではない! 汝こそが――『終天』遠征団の団長たる者、異世界より来たりし旅人よ、汝にはこの世界を苦境より解き放つ力がある。我ら全てを団結させ、困難に立ち向かわせる力が… 汝こそがこの世界の希望(のぞみ)である!」
「されば、頭(こうべ)を上げよ。そして苦難が紡ぎし荊棘(いばら)の地より立ち上がれ! 我らと共に、この世界を救わん!」
眼前の意気軒昂(いきけんこう)な少女が言葉を終えるより早く、彼女の頭は分厚い本で「ドン!」と殴られた。コツンと瘤(こぶ)が頭に浮かび上がる。
「コンスタンティン、ふざけるな。お前はいつも周りを振り回して…」
「アンジェリカ、もう少し団長と話させてくれよ~」
「アンジェリカの言う通り、早急に出発すべきだ」
「ルシカ、なぜ貴様まで…ぐすん…」
ああ、頼りない連中だが――どうやら今回の旅路は長くも甘美なものになりそうだ。
「世界を救う? いや、そんな大げさなものじゃない。ただ…救うべき人々が……少し多いだけなのだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:11:54
3546文字
会話率:23%
ここは科学技術と魔法技術が混在する世界。そこには多数の異界への入口が繋がっている、トラブルの絶えない場所である。
そんな中、この世界には1部の能力が秀でた能力者が存在する。総称して『狭間の守り人(チュトラリー)』。
彼らが自分自身
の能力を制御するという名目で通っているのが各狭間の入口が集中した場所に建てられた全寮制の『舞闊響轟校』。
これは写真が大好きな狭間の守り人である少年、四國瞳を中心に起こるトラブル満載な学校生活を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:55:09
92635文字
会話率:44%
木内雅也は、地元の高校へ進学した。1年2組の教室に入った雅也は、中学からの友人がクラスメイトになっていたことに安堵したが、よく見ると40人というクラスの中で女子は、たったの7人しかいなかった。男子33人、女子7人というアンバランスなクラスの
一員となった雅也にとって、クセの強いクラスメイトとの慌ただしくも賑やかな高校生活がスタートしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:05:14
69242文字
会話率:55%
名家の生まれの真理愛の特徴は、何をやっても「そこそこ」で終わること。両親、そして自分自身が真理愛に期待することを辞めて久しい23歳のある夜、異世界から真理愛に呼びかける者がいた。
「救国の大聖女さま、我らをお導きください……」
かくして無能
な真理愛は聖女マリアと相成った。
慣れない世界で、マリアの支えになってくれたのは青年クリス。2人は確かに惹かれ合うが、もう1人の大聖女の存在と王政国家のしがらみが、2人の恋を許さない。マリアは、新たな居場所で何を救えるのか。
聖女マリアは逃げだした。されど聖母はもう逃げない。
※しばらく連続投稿します。30話ほどで完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:44:43
80211文字
会話率:44%
ある日、大学生の高宮拓真は下宿先にいる所を突然、警察に逮捕される。容疑は強盗だった。彼を取り調べた刑事の勝俣は自白を得るため、拓真をあるゆる手段を用いて追い詰めていく。しかし、それは拓真にはまったく身に覚えのない罪だった。
なぜ彼は無実
の罪を着せられたのか。彼はどういう人生を歩んできたのか。これは人間にとって、もっとも大切なものは何かを問いかける究極の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 01:28:59
24214文字
会話率:0%
「お前をこの世で一番輝かせられるのは俺しかいない!」
劇団サークル『かぶらぎ座』の座長兼脚本担当の冠城ツバサは、今年も新入生募ってオーディションを開催することに。癖の強い新入生たちの中に紛れていた一人にツバサは圧倒されて──?
最終更新:2025-05-25 22:25:43
12657文字
会話率:36%
『魔王戦隊ダークトリニティ』
― 正義が正義である限り、“悪”は立ち上がらなければならない ―
異世界ノクタリア。
闇と魔力に満ち、人知れず悪と共存してきたこの世界に、突如として現れたのは――
地球から来た「聖断戦隊ジャスティスフェイス」
と名乗る“正義”の戦士たち。
彼らはこう断言する。
「この世界は、悪で染まっている。我らが浄化し、正しき秩序をもたらすのだ」と。
だが、その正義は、村を焼き、声を奪い、色を消していく。
それは、価値観の押し付けに他ならなかった。
その侵略に、かつて“正義にすべてを奪われた者たち”が立ち上がる。
炎の魔王・グリム。
氷の賢者・ネビュロス。
幻と毒の舞い手・ヴェルミリオン。
彼らは「魔王戦隊ダークトリニティ」を名乗り、“悪”を背負うことで、自由と表現、そして多様性を守る道を選んだ。
信じる者同士が刃を交える、“正義 vs 正義”の戦い。
そこに真の悪は存在しない。あるのは、信じる道を譲れなかった者たちの衝突だけ。
魔王戦隊は問い続ける。
「お前の正義は、誰の声を黙らせた?」
これは、
“正義”に苦しめられた者たちによる、
“悪”を演じる覚悟の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 16:27:47
202335文字
会話率:30%
クラウディア・ハルッセン伯爵令嬢にはずっと好きな人がいた。ベルク・ユイド伯爵令息である。
思い余って手紙を書き、会って交流をはかるが上手くいかない。
ベルクはエメラという女性と親し気で、とある日、ベルクはエメラにクラウディアの目の前で熱い告
白をするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 12:59:08
7730文字
会話率:36%
幻に遊ぶ人々、束の間の幻に夢を見る。その眼前には久しくなかった輝き。厚き雲が避け、一条の陽が差し込んでいた。
麗しかった大地は魔が支配し、亡者が闊歩している。長き夜を嘆く人は光に祈った。
――ああ、我らを救い給え。
その祈りに応えしは、天界
の七神。すなわち、光、星、月、風、雷、炎、水の神。神々は人に聖なる力を授けた。聖戦士の誕生である。
希望の灯は魔を退ける。そして、再び大地は輝きに満ちるようになったのである。
~『幻遊戦争記』より~
人と魔が争った幻遊戦争より二百余年、平穏に慣れたアルシリア大陸に再び不穏な空気が満ち始める。
そんな中、ヴェレリア王国の若き士官候補生シルクは己の理想と目の前の現実の違いに決断を迫られていた。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 10:15:55
125520文字
会話率:28%
目が覚めれば、知らない天井だった。
社会人、鳩羽士門はそんなテンプレじみた状況に陥っていた。
困惑しながら体を起こす。
「ん? ……っ!?」
目に入る女体。しかも自分の。
褐色? 巨乳? しかも全裸?
そして現れる、謎の美
青年。
「さて――異邦人よ」
始まるのは、残酷な世界。
「ようこそ異邦人、いや異世界人よ。我らが世界アレーナが誇る五大国の中で最も残酷な国へ」
これは魔女と、皇子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:00:00
183072文字
会話率:28%
郡元康(こおり もとやす)は齢45で原因不明の死により、アマデウス神という存在に声を掛けられアイスという名で転生する。
アイスの側には必ず猫のマーブル、ウサギのジェミニ、スライムのライムが一緒におり、どんな状況下であろうとも楽しく過ごし
ていたのであるが、今回は赤ん坊からのスタートで、いつも一緒の3体の存在すらいない。
というのも、今回の転生にはアマデウス神とは別の神が関わっていた。当人達は微塵も気にしていなかったことであるが、アイスの行動により上位神に存在や功績が認められ、上位の存在に出世していくアマデウスに嫉妬した存在が別の上位神と謀って強引にアイスを転生させた、というのが今回の転生であった。
そんな中、それに気づいたアマデウスと彼の神と昵懇の仲であるトリトン神の計らいでマーブル達と合流できたアイスが楽しく日々を過ごす物語である。
※申し訳ありませんが、題名である独立部隊ですが、少なくとも第1章では独立の「ど」の字も出てきませんが、一応前振りですので温かい目で見守って頂けますと幸いです。また、いつも通りハーレムはおろか、恋愛要素もありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 06:30:23
55332文字
会話率:46%
人々は神を信じていた。
では、神とは誰か? 本当にそれは“神”なのか?
リナが連れてこられたのは、山奥の限界集落。親を亡くし、たった一人で老夫婦の家に引き取られた。
けれど村人たちは、リナを見るなり跪いた。
「我らがソトル様…ようやく戻
られましたか」
その日からリナのまわりで、おかしな出来事が起こり始める。
家に響く囁き声、古い祭壇、血のような香の匂い。
そして、唯一心を許した少年・ユウが抱えていた“秘密”とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:42:41
11598文字
会話率:22%
現在に至るまでの事がまるで夢に思える。
これまでの世界の出来事を帳消しにするような事象が連日に起こり得ることは、まるで有り得なかった。
事の始まりは北アメリカのしがない町で、とある異常現象から火蓋が切って落とされた。
交通網の中心である道
路の真ん中に亜空間ホールが出現し、我々人間と似通った者達が出てきた。
その者達は周囲に居た住民に手をかざす仕草をし、魔法のような力で消し去ったと報道番組で報道されていた。
そしてそれから約半年、世界各国で亜空間ホールが出現し、同じく現れた者達が住民たちを消し去った。
やがて、原生人類は対抗する為、戦争に突入した。
そして我らの世界に現れたその者達はこう呼ばれた…
「ヒューメイジ」と…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:53:11
3062文字
会話率:30%
特課....それはこの世をよくするため、西暦3023年に発足した特別な課である!!
一応この物語の主人公である、クズ眼鏡大学生こと石塚特人はひょんなこと(一人でハガレンの名言呟いてたのを聞かれた)ことから謎の銀髪少女と未来に行くことに!!
そこで任命される特課の仕事!そして訳の分からない仲間や上司たちとのハチャメチャな日常...!?
これは未来と現在を舞台にした、笑いあり涙なし油マシな日常ギャグ小説である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 04:10:00
135283文字
会話率:34%
主人公カンナは死人を乗せる船:幽霊船:を作って旅をしていた。
船には恨みも妬みもない。
幽霊は誰かを呪うことも驚かすことも考えずに、死後の人生を楽しんでいた。
酒を飲み、催しを楽しむ愉快な日々が続く。
行く当てもなく、船は音を立てずに進む
。
そんな争いのない日々の中で、カンナの元に1通のメッセージが届いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:47:38
24967文字
会話率:34%
同居人である瑠衣を私は猫だと思ってます。
非常に気まぐれ、自分最優先、構われるのを拒む。
そうしてその猫特有の性質のまま、人に役割を決める。
どうやら私は懐かれて居ない飼い主であるらしい。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
我らが巨大猫、瑠衣たん。
やっぱ猫だと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:31:19
1146文字
会話率:55%
この国の平和の為、一人の姫を嫁としてもらうはずだった魔王は約束を破られたと怒り、その腹いせにさまざまなモンスターを送り続け早数百年。その間にそのモンスターを倒すべく名乗りをあげた人達から派生し、今やこの国には冒険者を始め勇者、魔法使いなど、
多彩な職種で溢れ返っていた。
そんな我らの聖なる守護者であるべき、今の姫様である通称ロリィーはただの元冒険者の男であるアルフレドをお付きとして密かに日夜、姫様という立場を守りつつも自分のストレス発散の為に悪さばかりするモンスター達を狩り続けていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:32:00
8550文字
会話率:43%