最強を謳われる鬼という生き物が存在する。
志乃は行き倒れていたところを鬼の鬼愧に助けられる。
初めは警戒してたが、彼女のことを知り、次第に心を許すようになる。しかしある日、志乃は鬼愧が鬼達から嫌われていることを知る。それは、彼女のある過去が
関係していた。
鬼愧が志乃を匿っているということが知れ渡り、彼女は更に肩身の狭い思いをさせられる。そしてその上、里の者が殺される事件が起こった。
鬼達は志乃を疑った。しかし、鬼愧は志乃のことを庇った。
それが鬼達にとってどれだけの不満であるかは言うべくもない。それでも尚、前を向いて凛と生きる彼女の内側には人知れず格下弱さもあって、志乃は彼女の為に力を尽くそうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-23 18:37:38
76202文字
会話率:38%
自然にあるものないもの混ぜて融合させて何かを生み出すことが大好きなフィリアは日々実験し、時には売りさばき、自然と調和し生きる一族のお姫様。しかしその一族には掟があった。「そなたは十五になったのじゃぞ?融合使いとして生きるならば証を取りにいき
なされ」15歳になった者は一族を追い出され、神が授ける使い手の証をとりにいかなければならなかった。
それだけだったらいいのだけど、
「なに?一人で行くとな??そんなのは許さぬ。
長命令じゃ!一人、連れを連れて行きなされ」
長の命令で一人旅のお供ができちゃった、その相手はーー
「俺は不純物を作る使い手には反吐が出る。
融合?ばかげている、混ざりきってはいないものに自然調和はありえない。
俺には見える、さっさと諦めろ」
融合使いが大嫌いな青年ユースだった。
だがユースはその考えを改めていくことになり、フィリアもまた心を許すことになって・・
旅の行方はいかに・・!?恋愛ファンタジー開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 23:50:08
22186文字
会話率:22%
もう僕は誰も恋をしない。
誰にも心を許すことはない。
あの傲慢不遜な彼女が現れるまでは。
「貴方は私と付き合いなさい」
「もう嫌なんだっ!止めてくれよ!もう僕にかまわないでくれっ!」
「かー羨ましいねぇ。リア充がっ爆発しろっ!」
「春冬さ、もう、誰にも、恋しないの?」
「お前はいつまであのこと引きずってんだよくだらねえ。過去の女じゃなくて今お前の隣にいる女見てやるのが男ってもんだろ
」
これは怖がりな僕と不器用な彼女とそれを取り巻く周囲の話。
とある青春の1ページ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-11 02:43:35
1200文字
会話率:7%
華月には、兄がおります。とても優秀で美しい兄が。何人にも厳しい兄が心を許すのは妹である華月と、親友の優一郎にだけ……
以前他サイトにおいていたものに、加筆修正を加えさせて戴きました。
最終更新:2012-04-24 10:38:30
2723文字
会話率:49%
吐蕃暦331年8月の「皇公会議」中に起こった「東姫(トウキ)密書の変」により、沙南公国は、副公であり大将軍である珪節(ケイ・セツ)と宰相・景朔林(ケイ・サクリン)の二人という重要な人物を失った。心を許す身近な人物二人を喪った西公・珪潤(ケ
イ・ジュン)は痛みを覚えつつ、新たな国づくりのため、粉骨砕身する毎日だった。
そんな10月のある日、珪潤は沙南の城下町で紅珠(コウジュ)と出会い、身分を偽って仕事を依頼する。依頼を受けた紅珠は、最近不審な噂のある沙南の貴族である矸(カン)氏の屋敷を調査する。そこで「闇の眷属」絡みの事件に遭遇した紅珠と潤。事件の解決を通じて、西公としての潤と心を通わせた紅珠は、沙南公国の一員として働くことを決意する。
11月、沙南公国北辺の「青の砦」付近で発生した事件において、沙南公国軍の一員として解決に働いた紅珠は、嵐(ラン)と再会する。
単純なものと思われた事件は、次第に10月の矸氏の事件との関わりが疑われるようになり、再び紅珠は、嵐と共に「闇の眷属」絡みの事件に立ち向かっていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-14 06:54:41
139969文字
会話率:36%
男は時折、自分の立場を引け目に思う。
自身の将来を思い、立ち竦むこともある。
けれど、彼は空を知っていた。
その愛すべき空を教えてくれた、掛け替えの無い相棒と暮らしていた。
他にも幾人かの人に、心を許すことが出来た。
だから男は、とにかく今
を懸命に生きられる。
これは男−ファーボルグ・ファーディアと、その相棒−飛行妖精のフータが紡ぐ、誰かの愛おしい、世界の片隅を映じた物語。
「神は細部に宿る」とは昔から知られた格言のようなものですが、これを自分なりに実践してみようと思い、書き上げたのが本作品です。舞台は異世界、ジャンルはファンタジー文学です。
枚数は400字詰め換算で550枚。全38回を、毎週金曜の夜・原則1話ずつのペースで公開していくつもりです。長い連載になりますが、よろしければお付き合いくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-10 21:28:23
178430文字
会話率:42%
17歳の蒼井雄太は、詩人と呼ばれている、ボーっとした少年だった。小さいころに母を亡くした雄太が心を許す唯一の相手が、14歳の車いすの少女、従妹の優花だった。優花とは、いつもバカ話ばかり言いあっていたが、いつか詩人になったら、最初に本を見せ
ると約束をしあっていた。そんな雄太が二学期の始業式に会ったのが、転入生の春野天海だった。天海はごく最近、父を亡くしたそうだが、いわくありげな少女だった。二人の仲は一進一退を繰り返していた。一方の雄太の父は、37歳の妖艶な美女、真木園子の虜となって、息子の反対を押し切って、プロポーズを迫ろうとしていた。難病の優花の体調は、秋が来るとともに悪くなっていく。一体今後の雄太の周囲の人間模様はどう変わっていくのだろうか?雄太の恋の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-26 23:14:34
31757文字
会話率:66%