第一次世界大戦で両親を亡くした白石武(しらいしたける)は、活字拾いで生計を立てて黒猫のクロと細々と暮らしていた。ある日、家の近くの公園で出会った少女、森下綾香(もりしたあやか)に予科練の存在を教わった。白石は海軍のパイロット、綾香は歌手、そ
れぞれが夢を叶える為に努力して頑張る。そして時が過ぎて第二次世界大戦が始まり、日律帝國(にちりつていこく)とレイブン皇国が戦う大東海戦争(だいとうかいせんそう)で撃墜王として名を馳せた白石。彼は辛い過去と思い出を胸に戦いに臨む。戦争を通して始まる恋と友情と空戦の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 21:51:38
37758文字
会話率:52%
完全なる世界を作り出すため、3人の管理者に観測される世界。
かつて世界を乱す魔人として恐れられ、討伐の対象であったデルグレーネは、管理者達の前で新たな道を選ぶ。
調律者としての彼女の使命は、世界の調和を保つこと。しかし、彼女の心の中には、想
い人である少年の生まれ変わりを見つけるという個人的な目的があった。
その旅路は時を超え、大日帝国の一兵士、神室倫道との運命の出会いへと導く。
絆と試練、そして最後の真実。
運命の歯車が交錯する物語が今、終わりを告げる。
*「流転する太陽 〜逃亡者編〜」の続編にあたる物語ですが、本作品からでも楽しめるようにしておりますので、前作未読の方も是非お読みいただければ幸いです。
前作URL:https://ncode.syosetu.com/n2002id/
*残酷な描写がございますので苦手な方はご注意ください。
*楽しかったと思える作品になるよう努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。
*カクヨムにて同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:20:00
340523文字
会話率:37%
白雲律は高校生活のかたわら、大手バーチャルライバー事務所『電脳ファンタジア』のシェアハウスに住み込みつつサブマネージャーとしてライバーたちの活動をサポートしていた。……が、わけあってそのライバーたちに仕掛けていたイタズラがバレた。それをき
っかけに迫られ、新人ライバーの月雪フロルとしてデビューすることに。
こうなったらやるしかない、同僚、つまりライバーで遊び倒して撮れ高を量産してやる! そう思っていたのも束の間、あっさり自分も電ファンの洗礼を浴びて早々にどちらの面も見せてしまった。遊ぶ側、遊ばれる側、活動とともに成長していくフロルの明日はどっちだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 12:00:00
361371文字
会話率:53%
「君に頼みたいことがある」
突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。
「協力してくれるなら身の安全を確保しよう。さぁ、君はどうしたい?」
他に拠り所の
ない「わたし」は「音島律月」として〈九十九月〉に所属することを決意する。
「ようこそ〈九十九月〉へ、音島律月さん。ここはこの国における異能者の最終防衛線だ」
内部政治、異能排斥論、武装組織からの宣戦布告。内外に無数の爆弾を抱えた〈異能者の最終防衛線〉にて、律月は多くの人々と出会い、交流を深めていく。
――その出会いすら、爆弾だ。
奇譚の果てに、律月は何を失い何を得るのか。
レイティングを設定する(R15相当)ほどではありませんが、人によっては残酷と感じられるシーン・戦闘シーンがあります。ご了承ください。
カクヨム、アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 00:00:00
221174文字
会話率:60%
幽霊、妖怪、悪魔――人ならざる存在にして、人を凌駕し、人をおびやかすものたち。それら『怪異』の実在が証明されてから約八十年、人類と怪異は時に対立し時に共存しつつ、互いを日常の一部と認識していた。
公益財団法人東京都特殊文化財センター職員
の根岸秋太郎は、怪異が棲まう邸宅、都指定特殊文化財『音戸邸』の担当者となった。そこで彼は音戸家の家令兼使い魔、猫又のミケと出逢うのだが……。
異なる歴史を歩んだもう一つの“現代”東京を舞台に、怪異達の緩やかな日常と血みどろの闘争が交錯する。混沌秩序、<カオティック・オーダー>の時代を謳歌せよ!
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※「カクヨム」にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 22:34:21
438129文字
会話率:37%
光文6年。
『一般財団法人自然状態研究所の設立及び運営に関する法律(通称:レヴィア法)』が施行されて5年。
レヴィア法は、関わった者に過酷な運命を強制するとも知らず、大多数の国民は普段どおりの生活を送っていた。
昨日と変わらな
い今日が、明日も続くことを疑わないまま…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 18:00:00
285391文字
会話率:45%
第三王女パシアン姫(7)は、公爵家令息のイディオ(13)と婚約していたが、とあるパーティ会場で婚約破棄を告げられた。
王女付きの護衛騎士は、さてこの後どうなるのだろうと見守っていたら、パシアン姫はとんでもないことを言いだして――?
放
置されてもマイペースで突き進む暴れん坊姫さまが、平民護衛騎士を振り回しつつ冒険者になってみたファンタジー!
(護衛騎士の一人称視点が主ですが、主人公は姫さまだったりします)
※これは魔法と剣のご都合ファンタジー世界です。
※この作品はフィクションです。法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 17:00:00
231704文字
会話率:30%
目覚めたら、五歳児の幼女は、別世界の記憶をもってました。
屋敷で虐げられてるので、開き直って一人でも生きていけるように鍛えてました。……とんでもないことになっちゃいました。
そんな幼女が、出会った青年(おっさん?)冒険者に連れられ、暴
れ回りながら世界を冒険していくお話です。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。小説家になろうとカクヨムにて連載しています。
※ 書籍化しました! ※ 2020年11月10日、カドカワBOOKS社より発売中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 11:00:00
855078文字
会話率:37%
異世界から『逆』転生した裕翔は前世の記憶とスキルを保持したまま地球に生まれた。その頃から地球に未確認生命体が確認され始め、人類はそれを抹消する『仮想スキル』を内蔵した片耳装着型ウェアラブルデバイスを開発することに成功した。
そんなことがあ
ってから早十六年。裕翔は突然一人暮らしをすることになった。隣には彼の幼馴染である有沙が住んでいる。そんな状況下で彼らは明律高等学校へ入学し、高校生活を送ることになった。しかしその高校生活は決して穏やかなものではなく……。
そんなありふれた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:33:26
22497文字
会話率:58%
現代日本に突然発生したダンジョン。
そこに潜っていた主人公は、25年もの月日を閉じ込められていた。
脱出を試みていた最中に偶然助けた、人気配信者の少女の助けによって、彼は地上に生還する。
25年あればダンジョンを取り巻く環境だって変わっ
ている。
やたらと厳しい法律、25年間の失踪によって失ってしまったたくさんのもの。
野生環境の生活で忘れてしまった常識。
そして、突然に放り込まれた配信の世界。
これは英雄でも人気者でもなく、
環境に流されやすいただの人間である主人公が生還し、そして再びダンジョンで激闘を繰り広げる物語。
カクヨムからの転載です。
カクヨムで180万PV超えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:00:00
495996文字
会話率:38%
「認めたら負けだ、絶対に勘違いだ」
同性の親友の雨宮律(あまみやりつ)に恋愛感情を抱いているかもしれないと気がついた紺野咲久(こんのさく)は、持ち前ののネガテイブ思考と考えすぎな性格でその感情を拗らせまくり、精神的に辛い日々を送っていた
。
「彼女との関わりがある限り、私はずっとこんなに辛いのか」
そんな思考に陥った結果、律との距離を極端に置くことで親友→友人→知り合い→他人とか関係を完全に戻そうと試み成功した矢先、事故で死んだかと思えば、なぜか律とともに異世界に転移していたのだった。
自分自身の律への恋心を全力否定して精神状態を保とうとする咲久。一方、律が隠していた咲久に対する想いは尋常じゃないくらい重かった‥‥‥!?
自己の影響で咲久に対して過保護化した律と、お豆腐メンタル、すぐ病む、しかも強がりで素直じゃない咲久。
そんな性格難あり少女たち2人の、勘違いとすれ違いの異世界百合ファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 23:50:00
134566文字
会話率:43%
ここは人間の感情が怪物として現実に現れ人間を襲う世界。
『安息な死』が無く『永遠の生』を強制される世界。
『死にたい』という自殺願望を糧に生きる怪物『タナトス』の成れの果ての姿──『死喰いの樹』は世界樹として世界に君臨し、日本以外
の国を飲み込んだ。
そして『死喰いの樹』は中から這い出た腕を使い死に瀕した人間を捕まえ、枝に縛ることで強制的に永遠に命を与え続けているのだった。こうして、死ねない人間達は『死にたい』という自殺願望を抱くようになる。そして、この自殺願望が『死喰いの樹』にとって栄養となるため、人類にとって永久に惨劇が繰り返される世界だった。
そんな死による救いすら無い世界でそれでも抗い続ける人間達は感情から生まれる怪物達……『感情生命体《エスター》』や『死喰いの樹』を狂信する人間達……『樹教』から世界を守り、戦い、苦しみ、大切な物失っていく。
そして、とある少女『筒美紅葉』は人類の尊厳を守る為強大な武力を持つ医療組織……『護衛軍』の一員であった。
彼女の普段取り繕ったようなその笑顔の裏には暗く重い過去を抱え、自分を守って樹に縛られた姉を思い、彼女を真似るように人を守り支えて、必要であれば身体を重ねるのだった。
そして『紅葉』と同じ班であり彼女に魅入られた二人の少女『黄依』と『衿華』は人間でありながら『感情生命体《エスター》』に近く、同時に『理性的』な存在である『特異能力者《エゴイスト》』という超常現象を起こす事ができる少女だった。そんな二人も常人とは程遠い過酷な過去を経験したからこそ『特異能力者《エゴイスト》』としての資格を満たしたのであった。
特別な力を持つ『特異能力者』ともに、唯の人間の身でありながら人間離れした身体能力を振るうことを可能とする『筒美流奥義』を使用する『紅葉』は今日も世界を守る。
だがしかし、これは世界を救う英雄譚では無い。
抗い心を折られ大切な物を失いそれでも『世界を守らせてください』と祈りながら生きていく、そんな少女達の物語である。
この作品は、フィクションであり、法律・法令に反する行為の容認・推奨するものではありません。残酷・暴力・性的と作者が判断した話には*をつけています。どうぞご注意のほどお願いします。
また、等作品は『エブリスタ』様、『ノベルアップ+』様と同時掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 22:01:46
762958文字
会話率:53%
あらすじ
川合一真(かわい かずま)——29歳、弁護士志望。
司法試験に向けて日夜勉強を続けていたが、ある夜、謎の声を聞く。
「お前に『言霊の力』を授ける。言葉を極め、この世界を切り拓け」
次に目を覚ますと、彼は異世界にいた。
——
そこは「言葉」が力を持つ世界、「アルセリア」。
この世界では「言霊(ことだま)」と呼ばれる力によって、炎を放ち、風を操り、物を創造することができる。
剣ではなく、魔法ではなく、言葉そのものが武器となる世界だった。
そんな世界で、一真は偶然出会った青年ルシアから「言霊術士(ワードメイジ)」の存在を知る。
しかし、普通の人間には簡単に扱えないはずの言霊を、一真はたった一度の試行で発動させる。
——彼には「言葉の本質」を見抜く才能があったのだ。
力の覚醒
弁護士を目指し、論理と解釈を極めた一真は、他者とは違う形で「言霊」を操る。
通常の言霊術士は「言葉を発する」ことで力を発揮するが、一真は——
「言葉の意味と理(ことわり)を理解することで、より深い力を引き出す」
例えば「破壊(デストロイ)」という言霊を使えば、単なる爆発ではなく、対象の構造を見抜き、最も効率的に崩壊させる。
「沈黙(サイレント)」を唱えれば、相手の発声を封じるだけでなく、思考すら停止させる。
さらに、彼にはもう一つの異能があった。
「言葉を奪う力」
——敵が発しようとした言霊を無力化し、その力を封じる。
「お前はもう、『刃(ブレード)』という言葉を使えない」
そう告げられた瞬間、相手は二度と剣を召喚できなくなる——
迫りくる脅威
やがて、一真はこの世界に巣食う三つの強大な敵組織の存在を知る。
1. 「無音の徒(むおんのと)」——沈黙を操る暗殺者たち。
2. 「喰言の狂信者(しょくげんのきょうしんしゃ)」——言霊を喰らい、力を奪う異端者たち。
3. 「千の響(せんのひびき)」——音律を極め、言霊を超越する戦士たち。
「お前の力が試される時が来る——」
謎の声が告げる中、一真は決意する。
「言葉を極めし者が、この世界で最強になれるなら——俺がその頂に立つ」
己の知識と才覚を武器に、一真の異世界戦記が今、始まる——!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 21:26:56
3476文字
会話率:41%
西暦2047年
最先端医療技術のコモディティ化は世界の人口を108億人に押し上げる結果となり人類は新たな局面を迎えていた。
食料不足による領海戦争、化石資源の枯渇により過去の人工物や木々を燃料とせざるを得なくなると CO2は飽和し海域平均海
水温度を5.7℃押上げた。海洋生物の多くは死に追いやられるも、行き過ぎた人道配慮と支援は尚も増え過ぎた人類に公平と平等の分配を施そうとしていた。
そんな中、人類は遺伝子操作によって植物から人造人間を生み出すことに成功したのであった。
それは光と雨水だけで生命を活動させ CO2を吸収し酸素を吐き出す画期的な人造生命体。
人類は歓喜し瞬く間にこのバイオロイドは世界に普及する事となる。
一家に一体だったバイオロイドも一人が複数台持ちはじめるとすぐに飽和状態に至る。人々はバイオロイド達にすべてを任せ働く事を止め生命の営みそのものも希薄になるとやがて人類は終息へと辿り着く。
水と光だけでおよそ500年近く生きるとされるバイオロイドも完全ではなかった。
動物に備わる記憶力が薄弱であり個体差はあるもののその記憶力は概ね十数ヶ月。
自身へのメッセージとしてその使命を申し送らなければ直ぐに本来の植物へと回帰させ安住してしまうのであった。
果てしない時の中を生きるバイオロイドにとって自身を植物へとさせないためには僅かな因果律の綻びさえも許されない。
———— 過去と現在、そして未来が同刻に巡りそして紡ぐ ————
そのメッセージは過去のボクから届いた
このメッセージは未来のボクへと送ろう
追伸 ラプラスは無駄になった(P.S. Laplace in vain)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 20:11:05
29032文字
会話率:62%
華やかな邸宅を舞台に、伝統と革新が激しくぶつかり合う物語。忠誠心と誇りを胸に、規律を守るメイド長と、自由な精神と高貴な風格で己の道を切り拓くお嬢様。 二人の強い意志と秘めた想いが、予測不可能な駆け引きと心理戦を織り成す。瞬時の判断と熱い情熱
、そして時には衝突しながらも微かに共鳴する心が、読者を魅了する――。
果たして、この追逐戦の結末はどこへ向かうのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 19:39:57
5862文字
会話率:23%
現実世界には校則や規律が山ほどある。
そんな世界から自由な異世界へ行くことを望んだ普通の高校生の優聡は運よく異世界転移する。
クラスのほとんどが人間の国へ転生。
優聡は森の中?
自由に、自分の好きなことをすることが一番の近道!
自由に、自分
の興味に忠実に、異世界で生きていく内に自然と強くなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 17:45:34
7212文字
会話率:26%
国が乗っ取られそうになったことを知った主人公が、なんとか危機を脱するために力を集めて阻止していくお話。
最終更新:2025-03-09 16:51:00
5452文字
会話率:30%
お使いに出されたちいさな少女が、魔導師と出会い。日常を取り戻して恋をするお話です。
最終更新:2025-02-16 14:30:05
11847文字
会話率:20%
少女と魔導師の日常を描いた小噺です
本編もありますが、これからになります
最終更新:2020-05-24 09:47:53
2105文字
会話率:25%
Re:VOLT – 激情と再生の衝動
エモーショナルな旋律と鋭いリリック。
ライブで爆発する熱狂と、静寂に滲む激情。
2015年結成、圧倒的なライブパフォーマンスでシーンを席巻。
「REBIRTH」の大合唱、「PHOENIX」でさらなる進
化。
音楽は生きる衝動。
Re:VOLTのライブで、"再生"を体感せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 16:23:11
6051文字
会話率:25%
大阪の閑散とした商店街 「日暮アーケード」。かつては賑わっていたが、時代の流れとともに衰退し、多くの店がシャッターを閉じていた。
商店街の酒屋主人 松本太一 は、街を盛り上げるために、アーケードの屋根上に新たな商店街を作るという突飛なアイ
デアを思いつく。
しかし、そこに立ちはだかるのは 法的問題。建築基準法、都市計画法など、あらゆる法律が松本の計画を阻む。
ところが、突如として現れた 幽霊役人・お奉行様 や、妖怪大工・ノコギリ仙人、未来人・清水元太郎 など、奇妙な仲間たち が松本に協力し、法の抜け道を突き進む奇想天外な解決策 を生み出していく。
果たして松本は 空中商店街を完成させることができるのか?
笑いあり、奇抜な展開ありの 痛快商店街コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 17:15:01
44769文字
会話率:59%
ある日突然、仕事中に見たニュースで知ったダンジョン出現。
待ちに待ったこの瞬間に私はその日に退職届を出して、クソみたいな労働に別れを告げる。
そして翌月、私は財産を纏めて処分して、愛車と共にダンジョンが多く出現した北海道へ向かった。
何
でかと言うと、そこで念願のプレッパーズ生活をする為である。
だが現地に家を買ってから、私は驚くハメになる。
そこに居たのは……
ダンジョンを利用して荒稼ぎをしようとするヤクザや半グレ、ダンジョンを利権の源として独占しようとするクソ役人や業突張りのNPO共、マスコミによって飛び交う根拠不明の『安心安全』プロパガンダ。自縄自縛で武器使用も出来ない自衛隊と、相も変わらずはした金で老人猟師をコキ使おうとする警察に、無防備なままダンジョン内へ突撃して死ぬYouTuber。
山中の畑で大麻を栽培するジャマイカ人に、信者を使って金儲けしようとする韓国のカルト団体、製薬企業や軍需企業に雇われたアメリカ人の傭兵集団、ダンジョン内に住み着いて料理店を開く中国人、そして人間とモンスターと動物の区別が付かないサイコ美女ハンター……
突如湧いて出たモンスター保護団体に、精肉加工場前で騒ぐバカなヴィーガンの集団、戦争終結で余ったアサルトライフルや戦闘車両を売り歩く戦争帰りのロシア人達、立ち並ぶユダヤ人の闇金事務所と法律事務所、それにRPG-7でカチコミを掛けるイスラム教徒の不法移民集団……
ダンジョンとその周りの住人達には、現代日本社会のルールや習慣など全く通用しなかった。
そしてありがたい事に、刻一刻と終末の時は近づいていたのだった。
いや、もうこれ既に終末だろ。
※好き嫌いがハッキリ分かれる作品なので、読む人は覚悟して読んで下さい。
※あと、不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 14:26:00
290852文字
会話率:71%
日常モノ×怪異退治モノ。
陽之戸国の都、貴墨に住む三流作家の丞幻(じょうげん)はある夜、祟り神が出るという噂の荒れ寺で男を拾う。
埋められていた土の中からずるずると這い出て、力尽きたように倒れている男を見て、丞幻は思わず呟いていた。
「――あらやだ、ネタだわ」
これは、怪異を見聞きする力を活かして関わった事件を小説にしているものの、いまいち売れない三流作家が愉快な仲間達と共に(次回作のネタの為に)怪異に挑み。
美味しいものに舌鼓を打ち。
賭博ですってんてんになり。
はよ次を書けと、版元に物理で尻を叩かれる。
そんなお話である。
※キャラはコミカル、ホラーはまったりな、なんちゃって和風怪異モノです。よろしくお願いします。
※話の展開上、人の売買や殺人・強盗などの犯罪行為をする描写がある場合があります。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※ノベルアップ+様で先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 14:01:47
857490文字
会話率:42%
人間の奴隷商人から逃げ出した亜人のヒロイン達は、魔物がはびこる危険な「魔の森」の中で、謎の巨人(ごーれむ君)と出会い、彼に助けられる。巨人(ごーれむ君)はヒロイン達を人間から守りつつ亜人の勢力範囲へと連れて行く。
謎の巨人(ごーれむ君)
は遥かな昔、大魔王時代に作られた戦闘用の自律型ゴーレムであった。魔導防壁による絶対的な防御力、多彩で圧倒的な武器により、ゴーレム君はヒロイン達を守り、邪魔する敵を粉砕する。その強さゆえ、時に頼られ利用され、時に恐れられ忌避されるごーれむ君に連れられ、ヒロイン達は安住の地を求め流離う。とある人間の国の東の端から始まった物語は、やがて三大王国や亜人連合を巻き込み、大陸全土に広がっていく。
(お断り)無断転載、無断翻訳はやめてください。(C)れっさー 2020 All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 01:00:00
774804文字
会話率:27%