仲間の一人が死んだ。お葬式で集まった男たちは友を弔うために離島に向かった。
最終更新:2020-09-27 23:37:07
1340文字
会話率:4%
地方の小さな駅で毎年催される慰霊祭。
過去に事故があり、その被害者を弔うための行事だが新しく赴任した駅長はその慰霊祭を中止する。すると駅長の身に異変が起きる。
最終更新:2020-08-26 18:26:09
2309文字
会話率:34%
漁師が出来なくなり仕方なく海賊をやり始めたラインバルト。初仕事でとある難破船を訪れた彼は海賊に襲われた死者達を弔う白魔導士の少女『如月ハルカ』と出逢う。
仲良くなったラインバルトはもう一度船乗りになりたいまっすぐな彼女に協力する事にしたのだ
った。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889358719
↑カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 00:00:08
55119文字
会話率:46%
死んだ弟が、夜な夜な義妹の家の門口に立つという。
夫の菩提を弔うために俗世を離れていた姉は知らせを受け、生家に呼び戻されるが……。
※自サイトからの転載です。
最終更新:2020-05-05 20:04:46
3211文字
会話率:38%
苦難の果てに、勇者は魔王を討伐した。
暗黒の時代は終わりを迎えて、世界に平和が訪れた。
それから三年後。
勇者は辺境の地で墓守となった。
道半ばで死んだ仲間達を弔う彼は、孤独な日々を送っていた。
ある日、傭兵との争いから勇者は気付く。
人々は犠牲となった英雄の存在を忘れ去り、その功績を軽視していた。
役目を終えた勇者自身、腫れ物扱いされている状態だった。
現状に憤りを覚えた勇者は、ついに決意する。
「人々の記憶に、魔王殺しの存在を刻み込まなければ」
勇者は想い出の墓地を発った。
魔王の血に呪われた彼は、不死身の肉体で旅を始める。
すべてを失いながら、尚も希望を見い出すために。
――救世の勇者は、三年前の使命を再開させるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 09:31:25
112719文字
会話率:11%
究極の方向音痴が災いして、スカーレットは奇妙な森に迷い込んでいた。
そこは仄暗く、生暖かく、湿っぽい風が絶えず吹いている。
これまでの世界とは根本から違うようだった。
土に根を張れなかったのか、根を剥き出しにした花が前を横切った。
そこ
の低い枝では、片翼しかない番の鳥が抱き合って飛ぶ練習をしているが、毎回墜落している。
そこへ胡散臭い猫がやってきた。
「おい、そこの赤髪、罪の象徴。
どうやってここに来た?」
彼女はそれが一番分からなくて困っている。
猫は着いて来いと合図しているが、何者かに引き止められた。
「そっちは、奥まで続いてて更なるカオスです」
彼女を引き止めた少年だ。
手足が折れそうな程に細い。
「カオスへ行けばもう帰れないですよ」
「私は帰れるのかしら?」
少年はタキシードにシルクハットという出で立ちで、どうしてそんな礼装を着込んでいるのかが気になるが、その疑問は後回しにする事にした。
「うん、僕と一緒なら」
いいかな?
と俯き加減で自信がなさそうに言う。
「そう」
スカーレットは踵を返し、来た道を戻ろうとしている。
「勝手にすれば」
少年はパッと明るい笑顔を灯してスカーレットの隣を歩く。
「道案内してくれない?方向音痴なの」
「知ってる。全然違う方向に向かってるよ」
「…そう」
この奇妙な森を抜けて、その先にはスカーレットが生きる世界が広がっていた。
朝日に透けた彼女の髪は、より一層鮮やかに輝いた。
色褪せた森で生きてきた少年にとって、衝撃の色彩だった。
「名前、教えて」
「…スカーレット。あんたは?」
「僕に名前はないんだ。
ずっと昔あったかも知れないけど、忘れた」
「ふーん、変なやつね」
「この世界には、あなたの赤い髪より美しいものはある?」
「もちろん、たくさん、ね」
スカーレットは笑った。
逆光を受けたその姿は、女神と見紛う程で、少年はスカーレットに神秘を見た。
これが、世界を慈しむ旅に出た2人が織り成す、冒険譚の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 14:47:55
15696文字
会話率:25%
黎明の雲に裸の夜空が染まる頃
消えることのない一つの星が瞬いて沈む
光々明々としたあの動く岩でさえ避けることの出来ない
あの眩く燃える月はいつになったら絶えるのか
彼方の者を弔う者とその骨を拾う者
彼岸より来る楽団が奏でる葬曲を観るもの何処
にありや
凱歌の響きは何にもまして残影の理を懐かしむ
異郷に棲む獣はどこに隠れることもなく
ただ息をひそめ、声を殺し、平原に伏して潜む
白影がそこに存することを示し始める頃
すでに眠りの時が訪れていたのだろうか、静かな、そして穏やかな
あの日死にそびれた者の葬礼のため
誰より先に我が逝く末に遠く輝く恒星の中の黒点のように見えていた
あの蒼い目の死神はいつからここにいたものか
彼の者はいつになったら立ち去ってくれるのか
誰にも知り得ないことだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 21:18:13
1103文字
会話率:13%
イスラ・ミスラはいつも「終わった存在」の事を考えている。死ねない苦しみがあり、それを完全な死によって拭えるならば、彼は仕事を全うするべきだと考えるから。
教会の依頼で生きるに仇なす存在を刈り取り、その現場に必ず死者を弔う石碑を残す若い退魔の
戦士を、人は「石碑のイスラ」と呼んだ。
※異世界ですが、一定の科学技術が存在するためローファンタジーとなっています。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 19:00:00
105772文字
会話率:38%
『レクライエーンの申し子』(N5519FA)のスピンオフ作品。
戦死した友を弔う為、マイノール・タイスンはある早朝、王都の外れの丘へ向かう。
火を焚いて遺品を燃やす、この国の弔いの行事『影送り』をするのだ。
『影送り』をしながら、マイノ
ールは亡き友を偲ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 12:05:49
4133文字
会話率:13%
元神霊は暴れ倒した家族思いの神様、時に大蛇をやっつけたヒーロー、時に泣きわめくガキ大将、時に暴君(;^ω^)
そんな分かつ御霊のツインソウルが現代に転生して出逢う物語!
直前では南北朝の戦乱の時を過ごし
668年の時を経て再び千本桜の
花びらをこの手に掴む!
今解き放たれる、時空を超えるファンタジー。
今、あなたはどこにいますか?
~今ここに、かねておもえば千桜、指折りかぞへし亡き数を、散りし花びらともに弔わん
時空を超えて再会した行正とみぃ、二人に託された星の記憶。
惑星際差が一巡したこの星の今に ひ と はどんな記憶を刻んでいくのだろうか。
スフィンクスが遠き東の空を見つめ、その東の大地で産声を上げる御霊達。
直近の転生では南北朝を経験し、儚く散ったさくらの花びらを今この手に握り弔う為に再び花を咲かせよう。
僕らの未来にもう涕はいらない
そして生まれ来る水の神様の分かつ御霊はこの星に何を語るのか
長きに眠りし古代からの大切なメッセージが今解き明かされる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 23:39:57
714文字
会話率:0%
これは、前作「もう一度、ソウルメイトのあなたと」のスピンオフ物語です。
第16話「香水」で登場した「安田課長」のその後にスポットを当てました。
私としては、この安田課長をこのままにしておくことが余りにも忍びなく、書かずにいられなかっ
たというのが正直なところです。思ったより長くなりましたが、よろしければお読みください。スピンオフですので、詳しい人物相関図に関しては、前作をお読みいただければと思います。
尚、第8話「覚悟」にも、このお話に関わる人物が登場しております。ご参考までに。
安田課長は、ずっと愛し続けていた璃帆から、改めて別れを告げられた。それでも忘れることができない日々を過ごしていた。
ある日、仕事で目にした女性に興味を抱く。その後、その優秀な印象とは懸け離れた、思いもかけない姿の彼女と再会した。そこから、安田課長の再生のための、新たな日々が始まっていく……。
青春時代とは違い、大人になればそれぞれに何かを抱えたまま、それでも日々を過ごしていかなければならない。相手のことばかりを考えて、恋愛に不器用になってしまった、2人の大人の恋物語です。どうぞ最後まで、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-13 22:28:16
85755文字
会話率:59%
死霊使い(ネクロマンサー)のカイは使い魔のルアと共に世界中の死せる魂を弔う旅を続けている。
幼い頃に生き別れた弟の魂が生きているのか、死んでいるのか、その事実を見出すために。
最終更新:2019-04-14 20:49:25
1791文字
会話率:46%
死んだものの言葉。それをもし、届けられるとしたら。
少女は何を思い、何を感じ、何をなすのか。
十二支に則り集めた式神たちと絆を紡ぎ、少女は死者をどう弔うか模索する。
見守る式神と共に駆ける少女の物語。
* * *
初投稿です。至らぬと
ころはあると思いますが温かく見守ってくだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-29 01:58:55
32818文字
会話率:58%
かつて世界を恐怖に陥れた殺人鬼の死んだ場所に、少女が立たずんでいた。
彼女は死者を弔う訳でも花を添えるでもなく、ただ広がる黄金色の草原に生えた一本の木を見上げ、彼女は殺人鬼と呼ばれた彼を思う。
最終更新:2018-09-14 18:16:55
3383文字
会話率:14%
戦争孤児の少年は女型の機械であるビィと出会い『ハシュ』という異能と、『ケヴィン』という名前を授かる。
彼は健やかに育つが、ある日ビィは殺され遺体は奪われてしまった。
悪しきハシュを狩る特務機関に所属しながら、ビィの遺体を弔うため行方を探す。
最後まで書き終わってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 10:00:00
100135文字
会話率:57%
――あなたを表現や創作に駆り立てるものは何ですか。
呪術の栄える精霊信仰の街。私こと人形遣いルーウィの趣味は、幼い頃の自分の姿に似せた精霊人形の少女を操って幸せな体験をさせてあげることだ。
夕暮れの公園で出会った孤児の少年マウ君に誘わ
れて、私は精霊院に人形の少女を連れて行く。そこで私は、精霊人形を操って表現をする理由、そして自らの生き方を問われる。
※挿絵はMakeGirlsMoesにて作成しています。
http://make.girls.moe/#/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-24 16:40:18
15240文字
会話率:44%
人は死ぬとその身体は角砂糖になる。
心臓が止まった瞬間に角砂糖へと姿を変えてしまう。
亡くなると、その角砂糖をハンカチなどに包んでランプストッカーの元へ持っていく。
角砂糖を保管、管理するのが仕事でランプストッカーの住居にはその街で生き
ていた人間の角砂糖が小瓶に入れられ、名前と生没年を明記したタグをつけ、保管されている。
この世界には年に1度、角砂糖を少量削り、それに火を灯し香りを嗅ぐことで故人を弔う。
この、火を灯す役割は、普段角砂糖の管理保管を行っているランプストッカーが行う。
ランプストッカーという名称はここからついたとされている。
これは、そのランプストッカーと、
命を救われた少年の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-18 23:05:42
2049文字
会話率:33%
2030年の東京を舞台にしたアンドロイド警官たちのバトルストーリー『特攻装警グラウザー』
https://ncode.syosetu.com/n4530bf/
――にて連載されている長編作品『特攻装警グラウザー』からのオリジナルスピン
オフストーリーです。
グラウザー本編第1章において発生した『有明事件』、その際には多数の負傷者と殉職者が発生しました。その殉職者を弔うための慰霊式典が行われます。特攻装警たちも有明事件に関与した者として参列することになったのですが――
オリジナルスピンオフ第1弾『レクイエム』です
(注:本話における儀礼式典の内容は様々な資料をもとに作者が構成したオリジナルです。実際の警察の儀礼式典とは異なるかもしれません。念のためご注意ください)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-23 22:38:59
5968文字
会話率:39%
一万の迷宮が常に存在する世界。
その世界で、新米冒険家のアヴェンは近場の迷宮探索にやって来た。
そこで見つけたのは、棺と共に迷宮に潜った謎の男バラディスだった。
無事に迷宮の最深部に到達した二人だが、そこで魔物の怨霊に遭遇する。攻撃が効かな
い怨霊に向けて、バラディスの棺が開かれる……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-05 22:29:23
10045文字
会話率:43%
男には記憶がなかった。
今までどうしていたのか、自分は何者なのか、どうしてこの曰くのある町に居るのか。
何もかもを忘れていた男は、しかしたった一つ、覚えていたことがある。
それは、大事にしていた犬が死んでしまったこと。虹の橋という場所を渡っ
てほしくて、
だけど、かの犬が今どこに居るのか分からないこと。
唯一の記憶の中では、男は犬に向かっていつも泣いていた。
だから、男は犬がこの世にいないと分かっていても、自分の記憶の欠片を取り戻すために、
犬を探すことにした。
そうして動物の亡骸を片っ端から集めては弔う日々の中で、彼はやがて怪物と恐れられ始める。
そんな日々の中、一人の少女が男に近づく。
彼女は、男について何かを知っているようで―ー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 21:47:41
11491文字
会話率:44%