昭和40年。結婚式を控えた和子には、秘密がある。幼いころ、母から「行ったらあかん」と言われた場所に行ったこと。そこで「チヨさん」と会っていたこと。チヨさんに、ひとつの紅猪口(猪口の内側に口紅を塗布したもの。伊◯半の小町紅が有名だろうか)を貰
ったこと。チヨさんは、和子にとってどういう存在であったのか・・・ひとつの口紅をめぐって紡がれる、3人の男女の人生、その一人目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 20:51:58
3896文字
会話率:30%
子爵令嬢のシェリーはダイエットに励む毎日だけど、なかなか痩せないせいで、いつもお見合いは失敗に終わってしまう。
理想は幼いころにシェリーを助けてくれた男の子のように、優しくて頼もしい人。
子どもの口約束だけど、「いつかあの男の子が迎えにきて
くれるはず!」とシェリーは夢見る日々を送っていた。
そんなある日、シェリーの兄のロランドが友人を家に連れてきて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 18:00:00
9965文字
会話率:37%
高校2年の国友公平はひとりでいることを愛する「孤高のぼっち戦士」である。幼いころから引っ越しばかりを繰り返し、今日も新しい街・真田にやってきた。もちろん友達なんていないし、ましてや恋人なんているはずがない。友情だ、青春だ、リア充だ。そんな
のどうでもいい。周りを気にせず、我が道を行く、それこそが国友公平の信条である。
バタバタの引っ越し作業ののち、学校生活が始まる。穏便に目立たずに放課後を迎える。それが公平の学校生活であったが………。初日の寝坊をきっかけに白雪姫のようなマドンナとの出会い、初授業の体育でスポーツ女子にボールを顔面に当てられる、昼休みに屋上の覇権をかけおさげの文化部女子と言い争う、放課後氷の女王のようなクールな女子にからかわれるなど散々なイベントが次々と起こってしまう。それもこれも全て4人の女子のせい。
不満を垂れながら家路につくと、両親からメールが来ていた。なんと入学初日にして次の引っ越しが決まってしまったのだ。しかし引っ越すのは両親だけ。公平は父の友人が開いているカフェ・四季の森に下宿することになったのだ。
おそるおそる店のドアを開け、マスターに挨拶する。カフェの仕事を手伝えば下宿料無料、食事つき、さらにバイト代も出るという。どうやら詳細は他の4人の下宿生が教えてくれるらしい。マスターの呼ぶ声に反応し、高らかな女子の声が聞こえる。それもどこかで聞いたことのある声だ。
2階から降りてきた4人の顔を公平は知っていた。なんと今日学校で散々な目に遭わせてきた3人とマドンナだった。もちろん巻き起こる大ブーイング。公平だってひとりの時間を邪魔されるのはごめんだ。しかし、時期的な問題で他の下宿はどこもいっぱい。ホームレスか、共同生活か。公平に選択肢はなかった。
辛うじて管理人という体のいい雑用として下宿が決まったがバイト代は1000円という。それ以上に4人娘の公平を人として扱わない態度が、公平に火をつける。カフェでの人権とバイト代を上げるには、接客・調理・内装・バリスタの主任である4人に認めさせるしかない。公平の平穏は取り戻せるのか、4人娘との戦いの火ぶたは切って落とされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 21:58:40
134097文字
会話率:52%
わたしはエリザベス=フォン=タルトレット。英国出身の十七歳の女の子です。
幼いころから病弱で家に引きこもりがちだったわたしの夢は、ヒーローになること。
超人的な力をつかって災害や悪者から人々を守る存在になりたかったのです。
テレビのニュース
で活躍しているカイザーさんや不動さんのような……
けれども現実は非情で、わたしの命は尽きようとしています。
もしも、生まれ変われたら彼らのようなヒーローに……
その願いが通じたのでしょうか、わたしがヒーローにスカウトされて、与えられた能力は宇宙最高の治癒能力!
病弱なわたしだからこそ癒しの力で彼らに貢献したいと思います。
与えてくださったスターさんや皆様の期待に応えられるよう、わたし、がんばります!戦闘力ゼロの最弱ヒーロー、出動です!
※他サイトでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 07:10:00
17367文字
会話率:25%
10歳で父親を殺した飯田 綾乃は、父親を殺した記憶がなく、父親に会いたい、なんで死んじゃったの?と悲しんでいた。
幼いころから本を読むことが大好きだった綾乃は17歳になった今、毎日のように本屋に通っている。
そこで見つけたある雑誌に、「
文通しませんか?」というコーナーがあり、思い切って手紙を出すと‥‥‥‥
〈折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 12:10:56
1980文字
会話率:39%
子爵令嬢クリスティンとエレオノーレは幼いころからの大の親友。
そんな二人の友情を描いた物語です。
裕福な子爵家令嬢であるエレオノーレと、反対に事業経営に苦しむクリスティン。
二人の関係はある夜会を境に分かれて行き――
毎度のざまぁ習作、
微妙にざまぁ粒子が漏れ出ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 00:01:57
14970文字
会話率:30%
魔法使いの名家に生まれたクロム・ジーヴェストは、生まれつき魔力を全く持たずに生まれてしまった。
クロムは幼い頃からせめて剣を扱えるようになろうと努力したが、この世界では剣士ですら魔力を扱えなければ、まともに戦う事ができない。
それ故に
幼いころから冷遇され、ついに父親から家を追い出されることになってしまう。
同じく厄介物だった、持ち主を呪い殺すと恐れられている妖刀を一振りだけ与えられて……
「……あれ、生きてる?」
しかし何故か妖刀はクロムを呪い殺せず、しかも妖刀の力を引き出して今まで斬ることが出来なかったモノを斬る力を得るに至った。
そして始まる、クロムの逆転劇。
もとより剣の才能に満ち溢れていたクロムは、妖刀の力を借りながら次々と強敵を打ち倒していく。
これは魔法使いになれなかった少年が、呪われた刀と共に成り上がる物語。
やがて世界最強の剣士を名乗る男の英雄譚である。
※この物語は第1部完結分(14万文字程度)を書き切った段階で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:08:22
149665文字
会話率:32%
異星人によって地球を占拠された人類は宇宙コロニーに逃げ、そこから地球奪還をもくろんでいた。
戦力増強のために子どもたちをサイボーグ化することが許可され、あまりにも非倫理的だったために解散させられた〈キツネとブドウ〉が再結成される。
それ
は非人道的な実験と侮辱にまみれた恐ろしい選択肢だった。
幼いころ、兄をサイボーグ化され、行方不明になっていたジェンキンスは目的を秘め、〈キツネとブドウ〉の司令に就任する。
ふざけた大人と機械戦士と化した子どもたち。
その戦争の行く末はいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:20:00
32754文字
会話率:53%
幼いころ、買って貰った和服の人形が。
時折、カタカタと歩いていました。
最終更新:2024-07-15 23:52:23
200文字
会話率:0%
幼いころ爪を噛むクセはありましたが治りました。
ただーー、いまだに自分自身を喰いたいという欲求にかられます。
最終更新:2022-09-13 23:37:28
200文字
会話率:0%
幼いころ、誘拐されそうになった侯爵家の跡取りジュリアは、知らない男の子に助けられた。
いつか会えたらお礼を言おうと思っていたが、学園に入る年になっても見つからなかった。
もしかしたら伯爵令息のブリュノがそうかもしれない。
そう思った頃、仮婚
約の儀式が始まる。
仮婚約の相手になったらブリュノに聞けるかもしれないと期待していたジュリアだが、その立場は伯爵令嬢のアマンダに奪われてしまう。
アマンダには幼いころから執着されていたが、まさか仮婚約まで奪われてしまうとは思わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 07:10:00
138495文字
会話率:34%
幼いころからの婚約は納得していたし、セリーヌは可愛かった。だけど、学園の騎士科に入学してから少し考えが変わっていった。三年くらい自由にしてもいいんじゃないかって。友人のユミールは女だから、平民だからと差別されていたが、俺は騎士仲間として守っ
てやらなければいけないと考えていた。短編「大事なのは」のリヒド視点。俺はどこで間違えたのだろうか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 13:04:10
6585文字
会話率:14%
幼いころから婚約していた侯爵令息リヒド様は学園に入学してから変わってしまった。いつもそばにいるのは平民のユミール。婚約者である辺境伯令嬢の私との約束はないがしろにされていた。卒業したらさすがに離れるだろうと思っていたのに、リヒド様が向かう砦
にユミールも一緒に行くと聞かされ、我慢の限界が来てしまった。リヒド様、あなたが大事なのは誰ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 21:35:09
5269文字
会話率:38%
伯爵令嬢リゼット・ハーシェルは、幼いころから従兄のフィリップに片想いをしていた。けれどその想いは、社交界デビューによって叶わない夢であることを知る。そしてデビュタントも終わるころ、父から縁談があることを聞かされたリゼットは、長年の片想いに終
止符を打つために、憧れていたラストダンスをフィリップに申し込む。
失恋の痛みを引きずったまま顔を合わせた縁談相手は、静かな佇まいが印象的な若き辺境伯、アルバート・ノイマン。何かを抱えているように見えるアルバートと、リゼットは少しずつ向き合っていく。
政略で結ばれた婚約は、リゼットに何をもたらすのか。
*西洋をモデルにした、架空の国が舞台です。国や人物の名称は、語感を優先したため複数の言語圏の名前が混ざっています。ご了承ください。
*執筆済み。毎日21時、2話ずつ投稿予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 07:20:29
75895文字
会話率:36%
ジェイドは幼いころ会った王太子殿下であるカーレルのことを忘れたことはなかった。だが魔法学校で再会したカーレルはジェイドのことを覚えていなかった。
それでもジェイドはカーレルを想っていた。
学校の卒業式の日、貴族令嬢と親しくしているカー
レルを見て元々身分差もあり儚い恋だと潔く身を引いたジェイド。
赴任先でモンスターの襲撃に会い、療養で故郷にもどった先で驚きの事実を知る。自分はこの宇宙を作るための機械『ジェイド』のシステムの一つだった。
それからは『ジェイド』に従い動くことになるが、それは国を裏切ることにもなりジェイドは最終的に殺されてしまう。
ところがその後ジェイドの記憶を持ったまま翡翠として他の世界に転生し元の世界に召喚され……
※毎日朝7時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 07:00:00
136446文字
会話率:42%
19世紀のイギリス、静かな田舎町が舞台。貴族の家族であるエリザベスは、幼いころに両親を亡くし、家族の中で孤独を感じている。ある晩、彼女は庭で星空を見上げていると、傷を負った青年アレックスと出会う。アレックスは軍から帰還したばかりで、心に深い
傷を負っていた。二人は互いの痛みを理解し合う中で、次第に深い絆を結んでいく。しかし、アレックスの過去が二人の愛を試すことになり、彼はエリザベスに隠された真実を打ち明けなければならなくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 18:03:39
15704文字
会話率:53%
「それでも俺に一生を捧げる覚悟はあるか?」
シルヴィオは幼いころに第一王子の遊び相手として抜擢され、初めて会ったときから彼の美しさに心を奪われた。そして彼もシルヴィオだけに心を開いていた。しかし中等部に上がると、彼はとある女子生徒に興味を
示すようになり——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 17:37:08
10245文字
会話率:48%
幼なじみの男装令嬢に片思いする少年の話。
ずっと翼のそばにいて、翼を支える——。
幼いころ創真はひとりの少女とそう約束を交わした。
少女はいつしか麗しい男装で王子様と呼ばれるようになるが、
それでも創真の気持ちはあのころのまま変わらない。
※作者本人による本家サイトからの転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 21:03:58
133076文字
会話率:51%
角無しとして貴族の末妹として生まれた魔族の少女ミュリナは、魔族社会においては人族と見做されるため、奴隷のように酷使されて過ごしきた。
魔族社会は9歳になると魔法の適性測定を行うのだが、実家は適性さえわかれば一人で生きていけるだろうという暴論
により、彼女を独立(追放)させることを決定する。
緊張感をまといながら適性測定に臨むも、明示されたのは無適性。
絶望に包まれる彼女であったが、善人エルガおじいさんに拾われることで一命を取り留める。
エルガさんに生き方を学びながら16歳となった彼女は、幼いころから夢見ていた勇者になろうと決意する。
だが、ちょうど人族領の国境を越えたところ、自分は魔王であることを知るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 23:04:01
310671文字
会話率:51%
聖女を目指していた捨て子の少女ミヤ
幼いころに出会った聖女を理想とし、私もなりたいと思い日々努力を重ねる。
神託によって聖女になる事は出来たが、その矢先謎の声に導かれ世界から消えてしまうが、ミヤが気づいた世界は・・・
最終更新:2024-06-28 17:37:48
1756文字
会話率:10%
短めに完結する予定です。
もしよろしければのぞいてみてください。
キーワード:
最終更新:2024-06-22 13:16:43
5367文字
会話率:46%
幼いころに父親を亡くしてしまった大学生の蒼井奏。警察は彼の父親の死を事故死と処理したが、奏自身は他殺だったのではないかと考えていた。
他人の記憶を写真に現像することが出来る能力をもつ「葵さん」が店長兼オーナーを務めるアンティークショップでア
ルバイトを行いながら、葵さんの裏の仕事である「お客様の記憶を写真に現像する」という事を通し、父親を殺した犯人の記憶を持っている人間を探していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 00:20:48
6203文字
会話率:50%
久々に実家へ帰った私は、幼いころに描いた紫陽花の絵を目にする。
しかし、その絵は私の苦い想い出につながるものだった。
良い想い出と悪い想い出。その二つが同時に押し寄せる。
そんな短編小説。
最終更新:2024-06-08 22:20:00
2454文字
会話率:0%
主人公の健は、家族ぐるみの付き合いである幼馴染の明莉に、幼いころから片思いしていた。
ところがある日、明莉が校内一のイケメンである八坂と付き合いだしてしまう。
そのことに気付いた健は酷く落ち込むが、ひょんなことから出会った高槻知聖に慰
められ、立ち直ることに成功する。
日々仲を深めていく健と知聖。
そして、健の様子から女性の影を感じた明莉の様子がおかしくなっていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:03:45
85890文字
会話率:39%