都会の喧騒から逃れる為に、閑静な郊外に古びた館を購入した私は、当初は快適な生活を送っていた。
しかし、館に夜毎に満ちて行く不吉な妖気は、次第に私の理性を蝕んでいった。
そして、あの呪わしい夜に、ついに私は旧き時代から深淵の暗黒の中に潜ん
でいた、人類の眼に届かない混沌の世界から這い寄る忌まわしきものとの遭遇を果たしたのである。
……私は狂ってなどいない! おお、おお、神よ! どうか救いたまえ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-03 21:29:14
4235文字
会話率:0%
この世にない者を感じる力を持つ青年とその周りの人々のお話です。BLです。
最終更新:2018-03-27 20:10:33
7541文字
会話率:42%
妖刀村正に怯える? 徳川家の末裔、黒家(くろいえ)。彼女とデートに行く前に先輩から歴史学者を紹介すると連絡が来て……。
最終更新:2018-03-05 18:28:09
2865文字
会話率:66%
月ノ宮は、月姫様が住まわれるための館として、一族によって、厳重に管理されていた。
その月姫は、地上に狂気が満ちるときに現れる、と、古くから一族に伝えられている。
それも、100年から200年に一度。
二十歳も間近となった月代、眼の具合が気
になりだしたところから異変が始まった。
やがて、月代は月姫と決めつけられる。
一族ってなに? えっ?一族の敵は妖気? 妖気って?
月代は、わからないことばかりだった。
そもそも、月姫とは何なのかもわからない。
真悟さん、わたし、どう生きたらいいんだろう…。
でも、でもね、あの残虐な妖怪だけは許せないんだ。
月代たちの、妖怪との戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-10 12:00:00
5525文字
会話率:28%
行き悩み、死のうにも死ねず、突然家を飛び出し、たどり着いた【見世物】と木の看板がかかった赤い怪しいテント。
隙間からこぼれ出る妖気に身を引かれ、見つけたものは。
最終更新:2017-09-30 01:18:08
2184文字
会話率:12%
瘴気と妖気が漂う街トンロン。その混沌した空気の中、街の住人は冴えた新鋭の街として、見えざる化物達と生活していた。
三文記者もその一人として生涯を終えるところであったが、自らの観察眼は災いを呼ぶ。そして余計な惨禍に巻き込まれていく。
その三文記者は自らを「死ぬに値しない塵屑」と称し
或る貴族の幽霊は「君には才能がある」と記者を称え
或る歪な資産家は「最悪と最高の巣窟」と記者を貶し
或る吸血鬼は「可愛いから結婚しよう」と記者に求む
今日も記者はただ振り回される、
振り回される為に今日も生きる。
この街から出るか、円満解決策を探し出すか、果たしてどちらが先だろうか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 12:36:21
4314文字
会話率:26%
2040年警察も消防も衰退していってしまった日本。そんな中、凶悪組織「オルディオン」がつくられる。組織は大人たちを殺し、子どもたちだけにし、4つの魔法石と2つの妖気石を集め、世界を征服しようと考え次々と殺していく。そこで政府は親を殺された子
供達の一部を特別教育し、オルディオンに対抗できるように育て上げた。その子供達は「探偵」の称号が与えられ、制圧部隊として送り出された。一時はオルディオンを制圧したものの、10年後オルディオンは復活し、次は無差別に虐殺し始める。これは、復活したオルディオンの活動を止めるべく、再び立ち上がった探偵たちの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 16:52:47
8674文字
会話率:50%
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、妖気を可視化するセンサーを搭載した人工衛星『あやかし』を打ち上げ、日本を覆う妖気の観測を始めた。
茨井八紘(いばらいやひろ)は、妖気の乱れが引き起こす様々な異変の解決と調査のために雇われるが、異変が人為に
よるものであることに気づく。
異変を起こす黒幕を追いかける八紘の前に現れる刺客たち、彼らの真の狙いとは。
宇宙と怪異、科学と神秘を結ぶ新時代冒険奇譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 11:00:00
10407文字
会話率:50%
人間の少年アマデウスは災厄をもたらすとされる妖狐の血を引くアリスの正体を隠すために母の日記を辿って町を移動しながら暮らしていた。二人は世界有数の大国「メルマリア」を訪れる。
ミスティルのメンバーのラウラは茶屋でアマデウスについての噂を耳にし
興味を持つ。
城下町でラウラに出会ったアマデウスはその後自衛団の試験に不合格になったところをミスティルに勧誘され仲間になる。ミスティルの仲間に迎えられた二人は家族の一員のように暖かく迎えられる。アマデウスはかつて家族と過ごしていた日々を思い出し、絆を深めていく。
その頃国内では切り裂き魔による連続殺害が起こっていた。国営ギルドの要求でミスティルも夜間巡回の任務を受ける。巡回を始めたその日アマデウスとアリスが見回りの最中に切り裂き魔の襲撃を受ける。切り裂き魔の発する妖気に当てられ妖狐の姿になってしまうアリス。その姿を国民に目撃されてしまう。国営ギルドの団長エルランド・メランデルの助けを受けその場を逃れるが妖狐が国内にいるという噂は数日のうちに国内全域に広まった。
国王は体裁を保つためにアリスを捕らえ王宮内に隔離する。アリスが連れ去られるのを黙って見ているミスティルの面子に幻滅するアマデウス。単独でアリスを取り戻そうとするもミスティルの団長アルヴァに制止される。
翌朝、自室のベッドで目覚めたアマデウスに対しアルヴァはどうしてあの場でアリスを取り返そうとしなかったのかを説明する。その後ミスティルの面子を引き連れ王宮へと乗り込む。国王に直訴するもののアリスは返してもらえず。その夜アマデウスはアリス救出の強行作戦に出る。ミスティルの面々も救出の手助けをする。
国営ギルドによる妨害に遭うがミスティルの面子の助けでアマデウスはアリスの隔離されている部屋にたどり着く。しかしアリスは切り裂き魔に連れ去られる。
切り裂き魔自身の口から切り裂き魔が自分の父親ニルスであることを伝えられ自分の妻を殺した理由を聞かされるアマデウス。ニルスがアリスを連れて逃げ出した後、妖狐が本当は神の使いでありアルヴァとアマデウスには弱まった神の力が宿されていることが明らかにされる。ミスティルのメンバーとエルランドはニルスの後を追いアリスを助け出す。
切り裂き魔は投獄され、アマデウスとアリスは新しい家族との生活を送る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-25 22:51:25
138619文字
会話率:53%
水谷水樹《みずやみずき》は中学二年生の春、家族と日帰り旅行に行く途中に事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負いながら異世界へと召喚された。
そこで一人の少女に命を救われ、元の世界へ帰る方法を探す為二人で旅をする事になり様々な経験を得て二年が過ぎ
る。
ようやく帰還の方法を突き止めた水樹は残してきた家族の為に元の世界へ帰る事を決意する。
その際、少女と「必ずまた会いに来る」という約束を交わし異世界からの帰還を果たす。
異世界から帰還して早二年。
高校生となった水樹はあの事故で唯一生き残っていた妹と再会を果たし二人で生活していた。
しかし「あの世界」へ帰る方法が見つからず途方に暮れていたその時、突如、教室を光が覆い尽くす。
よくあるクラスごと転移の主人公最強物です。
でも成り上がりではなく最初からほぼチート君ですので、読んでみて合わなかった方はブラウザバックを折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-20 12:20:18
11144文字
会話率:49%
粒子支配者は《パティコルーラー》と読みます。
世界最強の格闘技『気功技』の師範代の神乃シヤ(中学三年生)は、中学の卒業式の日に屋上で昼寝していたところ、なんの前触れもなく全てを赤と黒に統一した異世界に転移させられてしまう。
その世界で初っ
端死にかけ、一人の少女に命を助けられて、その世界に魔法が存在しないことを知る。
その世界にあったのは魔法ではなく『妖気』という特別な力。
シヤが手に入れた妖気、それはなんと——
助けられた恩を返す為、少女と共に行動し「ヒャッハー!!」するお話。(注:主人公はそんな性格ではありません)
「俺の手配書……んん? 桁が三つ四つおかしいな」
一応主人公最強ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 23:20:36
3609文字
会話率:13%
妖怪に殺された父親の魂が宿った妖気を封じる刀「妖斬刀」を受け継いだ高校生「葉樺」は、相棒の猫又憑き女子高生「美猫」と共に、今日も妖怪ハンターとして邪悪な妖怪と戦っていた。
そんな葉樺たちの元に、1000万人以上の人を殺したと思われる史上最強
級の妖怪が復活したという情報が入る。やがて、その妖怪らしき強大な妖気と共に、妖怪ハンターの大先輩が葉樺たちを襲う。ベテラン妖怪ハンターをも簡単に洗脳してしまう史上最強の妖怪の正体とは!?
本作は「カクヨム」とも重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 06:02:06
16124文字
会話率:56%
鬼討ちの一族である人間の少女・ユヅキは、森に生息する人食いの鬼を退治しながら慎ましく暮らしていた。そんなある日、ユヅキは森の奥で強い妖気を放つ白髪の鬼--セツキと遭遇し、突如「貴様を食ってやろう」と宣告されたのだった。紆余曲折の末、ひょんな
事から共に旅する事になった鬼討ち少女と白い羅刹。二人は旅の中で、種を越えた絆を紡いでいく。---ブクマしてくださった方、ありがとうございます!大変嬉しいです。途中まではアレな白鬼さんですが、一章二十八話から白鬼無双が始まります。ご意見・ご感想等お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-28 17:03:14
158273文字
会話率:34%
桜の木の下には死体が埋まっていない
キーワード:
最終更新:2015-02-01 15:22:40
1828文字
会話率:0%
目には見えないはずの「妖気」が見える少女、白石蓮花は、その見える能力で嫌われることを怖がり、他人を避けて過ごしてきた。そんな蓮花が出会ったのは、彼女と同じ妖気が見えて、妖術を使う人達であった。彼らとのやり取りを通じて、蓮花が見るものとは?
現代に復活した妖怪との戦いと、京都を舞台に儚い系ファンタジーとして書きたいです。頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-19 22:09:44
19212文字
会話率:43%
芦屋家は先祖代々室谷町を守護する陰陽師の家系。その跡取りである満月は、天皇陛下より『木綿』を若くして授かっていた。
ある日、町を護る4本ある柱が一本無くなり、町は負の妖気が漂い出す。その結果、町は犯罪が多発する。
この状況がまずいと悟
った満月は調査を開始するも、開始したその日にある魔術師と対峙する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-22 01:29:58
15843文字
会話率:42%
大阪で発生した殺人事件。
妖気が検出されトクハンの管轄になったが、それは不可思議そのものだった。
現場には仏具が置かれ、近くからは死者の血が付いたミニカーが!?
仏具とミニカーの絡む事件が続発し、大介たちは被害者たちの共通点が、同じ
高校出身ということに行きついた。
彼らの過去に一体何が?
そこに待ち受ける悲しい真実と鉄壁とは?
静岡県 伊豆半島を舞台に、妖怪と人間のサスペンスミステリーにカオス・プリンセスが挑むシリーズ第三編!
(シリーズ3作品目です。
2014年5月16日より、あらすじを掲載。
また、過激な描写が含まれる場合がありますので、ご了承ください。
この作品はフィクションであり、登場する人物、地名、団体は実際のモノとは一切関係ありません)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-24 10:00:00
216642文字
会話率:38%
九尾の孫 番外編【策】になります。相馬優子が中司優介と出会う前の話です。相馬家に起こった怪異、玉藻御前(たまもごぜん)の孫、玉賽破(ぎょくざいぱ)の企みが浮かびあがってきます。星空文庫にも掲載しています。
最終更新:2014-05-08 20:35:09
65275文字
会話率:28%
クリスマスはどの家にも平等にやってくる。
陰陽道の宗家とも言える土御門家にも、クリスマスはやってくる。
そのため、次期当主である修行中の見習い陰陽師の護は蔵の中からクリスマスツリーを探していた。無事にツリーを見つけて、蔵から出ようとしたとき
、護はふと、妖気にも似た気配を感じ取った。
その正体を確かめるため、護はツリーをほかの人間に任せ、再び蔵の中へと歩いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-25 02:23:41
4426文字
会話率:27%
本館にて掲載した創作新選組の改稿版です。
予定変更。携帯用に本館でも掲載続けます。
時は幕末。新選組は秘密裏に妖退治を命じられていた。
元治元年、皐月下旬。
時折奇妙な強風が吹く中、夜の巡察途中で沖田総司は、同胞と共に行き倒れの少女、悠(
ゆう)を助ける。
彼女が目を覚ますと記憶喪失であると判明する。
悠が纏う微弱な妖気から、何らかの妖と関連があるかもしれないと判断が下された。
そのため、悠を屯所で預かることが決まる。
後日、最近市中で頻発する神隠しを解決せよとの命が新選組に下される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-05 22:23:41
20823文字
会話率:40%
あの日から私たちの周りは、妖気で満ち溢れているの。
最終更新:2013-10-12 19:32:25
2100文字
会話率:14%