塔の上のラプンツェルは引きこもりです──そんな噂がまことしやかに囁かれていたハークレン王国の第四王女の噂──は、事実であった。
…引きこもりでも、ハイスペックな彼女の元を連日様々な人が訪れますが──いつだって“居留守”を使われて誰も本人と会
ったことはない──そう、親ですらも。
…10年前から塔に引きこもった頃から。
「パパが来たよ!」
バンッ!と扉を開けたその先は──壁だった。
シーン…。
静まり返った行き止まりの部屋…“今日も”許可は得られなかったようだ。
「…くっ、いつまでも根に持ってないで出て来てくれよ…っ!?」
ヒュンヒュンッ
「…!?あっぶな…っ!?ちょ、殺す気か…っ!?パパ、頑張ったのに…っ!」
風切り音と共に頬を掠めるは毒矢…当たると、“なぜかくしゃみが止まらなくなる”ものが鏃に塗り込まれてあるのだ。
矢自体も鉄製で…場所が悪ければ──死ぬ。
殺傷力は愛情の裏返し──なら、良いのだが。
かわした地面に次の罠が──トリモチからの頭上落下する金盥…徹底的に殺る気だ。
「い゛っ゛──っ!?」
…空しくガインッ!
鈍い音と痛みに蹲る一国の王。
…今日も今日とて王女は父を拒絶している──
これはそんな父娘(おやこ)の攻防物語かもしれない──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 00:00:00
19896文字
会話率:38%
歌うことが大好きな聖女は、聖騎士の青年に恋をしました。しかし、青年はあるとき聖女に伝えたのです。
「僕、結婚するんだ」と。
童話・塔の上のラプンツェルをモチーフに使用していますが、似て非なる物語です。
状況も結末も異なりますので、ご留意
ください。
自サイト・アルファポリスでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 11:49:14
4658文字
会話率:42%
塔の上で未来を描き続けているアルフレッド。
毎日変わらない生活を送っていたが、そこに同じ名を持つ少年が現れる。
二人で一緒に外の世界を目指すのだが…
最終更新:2020-10-14 00:43:19
8440文字
会話率:39%
皇帝の側室として輿入れすることとなった姫は、離宮でひっそりと暮らす予定であった。政略結婚。人質としての価値があるのかも怪しい彼女は、気付くと森の奥の塔へと連れていかれそこで暮らすことを言い渡される。祖国から連れてきた年老いた侍女と年老いた護
衛騎士と、わびしい生活を送ることを余儀なくされる。外界と遮断されながら数年が経過し……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 19:09:22
15832文字
会話率:14%
(毛根が)死んだラプンツェル。
ネタに走りに走った結果の作品です。
ハゲネタ、キャラ崩壊、汚い言葉遣いが嫌いな方は
ご注意を!
もろ童話ジャンルじゃないです。
最終更新:2020-06-09 17:31:52
2118文字
会話率:29%
ペルシネットは退屈だった。
生まれた頃からこの森の奥にある塔の上に閉じ込められていたから。
王族のユリオスは森の奥に幽閉されているペルシネットの噂を聞き、この目で絶世の美女の顔を拝みたいと馬を走らせる。
やがて二人は惹かれ合うが、森の魔女
に見つかれば眼球をくり抜かれてしまう。
そしてユリオスが起こした行動は……。
ノベマで掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 15:27:59
4434文字
会話率:30%
ピナ・フレッサは伯爵令嬢だ。通算20回王子のことを毒殺しようとし、20回騎士によって塔の上から落とされ魔女と罵られた花の16歳だ。どうしてかいつも身体が勝手に動いて気が付いたら殿下に毒も盛ろうとする。しかもどう足掻いてもそのルートから逃げら
れず、最終的には幽閉された塔の上から落とされて死ぬ。とうとう20回目の死亡を迎える間際、突然身体に自由が戻った。そうして始まる21回目の人生。しかも今度は身体が自由に動く。そうなれば願うのはただ一つ「今度こそ生き延びて幸せになってやる……!」
******************************
エンディングで塔から突き落とされ「ラズベリーパイ令嬢」とプレイヤーから呼ばれる悪役令嬢(自覚無し)がシナリオから解放されラズベリーパイエンドを回避しようとする話を書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 19:00:00
7124文字
会話率:31%
私は異世界で魔女をしている。しかし、諸事情でラプンツェルのお話とよく似た状況になってしまったのだ。
魔女が養女を育てながら幸せを求める話。
※残酷な表現あり、は保険です。多分大丈夫。
最終更新:2020-04-06 18:00:00
6611文字
会話率:33%
日陰者……そう陰口ならぬ陽口を叩かれている小さき存在は引きこもりから今卒業する。
転機はたまたま地面が脆くなり落とし穴に人間が落ちてしまった事から始まる。地面を脆くした犯人である小さき存在は、人間が大ダメージを負った事で、大量のEXPを
GETする。
大量のEXPにより、知能が上昇し、太陽の光に耐性が出来た。……即ち引きこもりの要因がほぼ無くなったのだ。
知能が上昇した事により、今までの理不尽さを思い知らされる。そして、尊大な欲まで芽生える。
「おいらは今まで穴蔵生活に満足していたけど、そんなの間違っているもぐ。魔物や人間が踏みつける地面の下で生きるなんて耐えれないもぐ。魔物をはっ倒し人間を蹴散らし、おいらは高い塔の上で暮らすもぐ。おいらを足蹴にしてきた奴らを見下してやるもぐ。ぐあっはっはっはっ。ぐあっはっはっはっ」
ゆっくり更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 23:35:52
2060文字
会話率:24%
聞いてくれる人なんて誰もいないのに、どうして塔の上の少女は歌い続けていたのだろう。
物語ることをやめかけた少年が、もう一度語りはじめるまでのお話。
最終更新:2019-12-22 17:59:56
6175文字
会話率:35%
ヒュルル、ヒュルルと風が石牢の中で唄をうたう。ヒュルル、ヒュルルと鳴くよな音が流れている。わたくしの耳にそれが入り身に伝わる。わたくしは貴方の名前を呼ぶ、リチャード、リチャード、愛しい貴方。
最終更新:2019-12-02 10:00:00
3160文字
会話率:20%
巻き戻しの小箱から聞いたお話の一つ。お姫さまは高い塔の上に独りいる。
最終更新:2018-11-10 19:13:45
3189文字
会話率:14%
明日ならたくさんある。どれを選ぶかは自分で決めていい。今のこの国は、あれこれ言われているとしても、人になるぺく優しい。社会が決めた明日も確かにあるけれど。
最終更新:2019-07-30 20:32:24
329文字
会話率:0%
王道ファンタジーと銘打っておきながら、奇抜なキャラ設定と予測不能の展開で多くのプレーヤーを混乱させた乙女ゲームの迷作『翠玉の迷宮』
その悪役ラシェル姫に、いつの間にかなっていたなっていた主人公。
しかし転生したときにはゲームのシナリオが終わ
った後。心を壊した王族が監禁される塔にいたのだった。
塔での生活は暇ではあるけれど、予想外に快適な部屋に三食昼寝付き。
味を占めた主人公は暇つぶしを探しつつ、塔の上で惰眠をむさぼる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 15:52:11
16916文字
会話率:48%
本を読む男、塔の上。
読んだ活字を糧にして、
上る先には何がある?
最終更新:2019-06-01 00:00:00
1334文字
会話率:0%
(※SSではない)
■
子育て終わってからが本気のラブラブみたいなカップル書きたかったんだ。子供がいて同居してるのに今更「婚姻届けにサインしろ!」なんて展開が見てみたかったんだ。子持ちカップルの大人な恋愛をライトノベルとして扱ってみたかった
んだ
■
別作者名義『K.A.』でアルファポリスにて、『レーティング版』公開中
↓
【「僕の手から逃げる事は許さない!」狂愛夫に、塔の上に囚われているが意外と純愛心を持っている】
■
江戸川乱歩や室生犀星の作品も残る『(文学)対話体小説』を使い、会話で小説を描く挑戦をしてみました(【※】SSではありません)(50万文字超え長編の為、詩・独白体・心の中などを含みます)
■
この作品自体をアルファポリスに『外部サイト登録』しています
■
脇役を操っていくタイプの主人公を作り、全キャラをできる限り有効に使ってみました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 20:19:43
562441文字
会話率:20%
むかしむかし、塔の上にひとりの王子が住んでいました。
キーワード:
最終更新:2018-11-20 23:03:42
2386文字
会話率:15%
「ヒーロー」と「ヴィラン」
ヒーローは有名だけど、ヴィランは結構知らない人が多いので説明しておく。
所謂 「正義のヒーロー」と 「悪役」というやつだ。
それだけで充分。僕の話をするにあたって
予備知識はこれだけでいい。簡単だろ?
で、
僕の名前はー…
「観念しろ、 ジャック」
低く唸るような声で
華奢だけど頭にツノが生えた身体に鎧のようなスーツで覆われた男が僕の心の声を首ごと締めて遮る。
すげー怖い、いつもながら
これだけは慣れない。
だってここは時計塔の上で
今手を離されでもしたら
僕はぺしゃんこの煎餅になってしまうし
毎度蜘蛛に噛まれたかったと常々思う。
だけど僕は震えをぐっと堪え
彼に笑顔を向けてこう煽るのだ。
「なら殺せよオーガマン
お前の初めてを俺にくれよ」
僕は数週間前この世界にやってきて
ヴィランのボスと
入れ替わってしまったのだから。
ーーーーーーー
異世界転移し
殺された最強ヴィランと入れ替わった主人公が
犯人探したりヒーローに追いかけられたり
悪ガキをハッタリで追い返したり
ヴィランのヒロインメイドお姉さんに
優しくされながらもSMっぽく振るわなきゃいけなかったりとドタバタコメディー劇です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-19 05:50:34
58759文字
会話率:32%
「中心塔」そこは限られた優秀な人間だけに与えられる特別な職場。
しかし、そこでは毎日不可解な出来事が起こっている。
塔の最下層で毎日「清掃作業」をする私は、ただ黙々と仕事をこなしていた。
そんな私がある日突然、塔の内部で働くことに・・・。
最終更新:2018-08-09 22:39:30
2063文字
会話率:4%
【塔の名はバロル。神話ダンジョンバロル。塔を登る者たちよ。神座を目指す者たちよ。ここはセーフエリア。塔の500層にある城下町。栄えよ!栄えよ!】
【塔を下り、下界を目指す愚者どもよ。そなたらのアンダーグランドは城下町の下。スラム。地面を隔
て上と下に住む者どもよ。】
【神を目指すもの!愚者を目指すもの!そなたらの等しく祝福を!】
これが世界の終わり。そして神話の始まり。
塔の上を目指し、神座を目指す冒険者。
彼らの住む城下町は500層セーフエリア上界
《イブ》
そして城下町の下。塔を下り重力が反転してる城下町。スラムのアンダーグランド。地面を目指し星を目指す愚者。セーフエリア下界
《アダム》
世界は変わった。
上を目指すか。下を目指すか。
選択を迫られた世界に。
『 MMORPG TOWER OF BAR 』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 02:08:17
40038文字
会話率:24%
私は、月を見た。
髪や目だけでなく衣服も黒を纏っているが、差し込む日にやわらかく照らされたその姿は、月である。
うす暗い山奥の、古い塔の上で。私は、月を見たのだ。
その出逢いを偶然と呼ぶには惜しく、必然と呼ぶにはつまらない。まし
て、運命などというありふれた言葉など使いたくはない。
そう、私が迷った先で見た空に、月があったのだ。ただ、月があったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 06:37:11
4504文字
会話率:47%