遥かエルドラの地の果てにある楽園を見つけた者に、次の王位を譲り渡そう。
幽館を飛び出した十五歳の少年イリクの、冒険物語。
最終更新:2021-06-20 09:15:52
70667文字
会話率:42%
神の創りしその園に、何人も近付いてはならぬ。
そこは赦された生命のみの楽園。
そして遥か遠く、終わった世界の黎明。
いかなる者、いかなる神々であろうと、赦されざる者立ち入れぬ。
あらゆる者の力も及ばず、完成された秩序だけが循環す
る新世。
二度目の創生のエデン。
だがかつて、その園に蛇が入り込み、生命に罪を吹き込んだ。
故に次こそは、完成された無垢なる生命の誕生を。
もし仮に、その不可侵領域への侵入者があったらば
それらは皆すべからく神罰が下るであろう。
徹底として冷酷に、あの槍の様に無慈悲にして。
それは十三名の神罰代理人。
断罪執行者の手によって。
殊更に、十三番目の代理人――ユダの異名を持つ神父に目を付けられてはいけない。
彼の者はヒレの様な髪を逆立て、獣の如くに歯牙を剥き出しながら、その背に重過ぎる罪過を背負って引き摺って来る。
まるで愛娘の仇かの様に、侵入者を恨み、地の果てまで追い掛け回す。
秩序の為にと叫喚しながら、無秩序に……
その男の名は――――
ヘルヴィム・R・ロードシャイン
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 22:17:10
22679文字
会話率:41%
ある日、昂国を天変地異が襲った。
地の果てまで届くかのような轟音が、その始まりを告げた。
生き残った民は、それでも文明を蘇らせようと苦心したが、こんな時でも人心は一つにならなかった。人として生きることを望んだ大半の者たちは、祖国を
捨て、海外へと逃れて行った。
それでも昂の地で生きていこうとする人がいた。その窮状を見かねて、日本を始めとする諸外国は、幾たびか救援の手を差し伸べた。
昂国の西の洋上に位置する日本からは、最も多くの救いの手がもたらされたが、いつしか彼らは|日向《ひむか》人と名乗るようになった。これまで通り救国の為と称し、昂民を〈保護〉して、九つの邦に囲い込み支配した。
一方、他国に逃れていた者達の子孫も故国に戻ろうとして来るが、日向人は受け入れなかった。無理やり侵入した者たちは、|荒斗《こうと》と呼ばれ、人以下の扱いを受けた。
日向人、昂民、荒斗、それぞれが力を増して行くにつれ、緊張も高まっていた。昂国の歴史が大きく動く【|永和還復《えいわげんぶく》】は、もうすぐそこに迫っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 23:16:53
132261文字
会話率:37%
大泥棒となるであろうこと少年は
生活のために仕方なく泥棒稼業を継いだ。
しかし、本人は乗り気ではないので、仕事はしないの一点張りだ。
ある事情で無理やり泥棒の仕事を任されることになるが、嫌だとは言えなかった彼は大泥棒となる。
しかし大泥棒が
いるなら探偵は付き物で、彼を見つけるまで地の果てまで追いかけて、追いつめるそんな性分だ。
これは大泥棒と探偵の物語で、その間には令嬢がいる。
彼女はとても優雅に過ごしているが、助けが必要である生活を送ってる。
これは一人では何もできない令嬢に振り回される大泥棒と
彼を見つけて遊ぶのがいいと思いつく探偵との
劇のような迷える闘いが始まる。
※私の別作品の舞台違いの物語です。世界観はほぼ同じと思われます。
設定などは少し変更しているかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 16:25:57
10282文字
会話率:16%
遠い遠い未来、大地の果てで生きる人々の物語。
近い未来、人類は「メルトダウン」により壊滅する――。生き延びる場所を探すため、「首都」の百億の人々は無数のグループに別れ、不毛の砂漠に散り旅に出た。八十年後、そのなかの一つ、共同体カピタルは
ついに希望の地を発見する。そこは、首都の科学者達が『森』と呼んでいた場所だった。
カピタルが森を発見してから一年後、十四歳になったウィルは、竜使いとして森に踏み出し、冒険の日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 23:31:09
591811文字
会話率:37%
学校やバイト先などの社会に適応できず居場所を探していた僕が、路上で歌うことで自分に適した場所を見つけ、そこで人生で一番強烈な出会いを経験する。出会った人物の影響で放浪の旅に出る。果たして放浪することは自由なのか?自由とは何か、死とは何か?を
見つめる旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 16:49:03
34164文字
会話率:27%
統一世界・カナン。西国エファイオスにいたレイは、ある夜、欠けるはずのない上弦の月が消えるのを目撃した。それは世を守るといわれる、伝説の聖宝が盗まれた証だった。犯人である魔術師と妖魔を追い、亜空間を移動したレイは、着いた先で出会った少年ディー
ンとともに、聖母の命を受け、南国アルビオンの砂漠へと聖宝奪還の旅に出る。期限は一ヶ月。だが生真面目なレイと奔放なディーンは衝突するばかりで、なかなか噛み合わず――ようやく息が合うようになった頃、辿り着いた地の果てで、聖宝の霊力を我が物にした魔術師らと対峙するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 00:00:00
250791文字
会話率:37%
世界の救済は叶った。
それから十年……南の地の果てで死んだ救世の魔女──ソラが、北限の村ソルテに突如として舞い戻った。旅を共にしたジーノはその帰還を心から喜ぶ。だが、ソラをよく知るエースは目の前の女に違和感を覚えていた。
「貴方は一体、
誰なんだ」
警戒心をむき出しにして問うエースに、ソラの顔をした女は意味深な表情を浮かべて言う。
「やはり、キミを欺くのは難しかったようだね」
果たして【彼女】は何者で、その目的は何なのか……?
救われた後の世界で、その価値を問う。
復讐と償いの物語──。
※前作「異世界神の黒き花嫁」読破推奨
(https://ncode.syosetu.com/n5947ds/)
投稿予定日は活動方向をご覧下さい。
この作品は別サイトでも同名義・同タイトルで掲載しています。
アルファポリス|https://www.alphapolis.co.jp/novel/707359032/990318009折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 12:01:21
97473文字
会話率:52%
荒れ地の果ての廃墟から、美しいきみはやって来た。六月の雨上がりの朝、ぼくの暮らすコロニーに。
人工都市の少年と野生の少女が出会って紡いだ、儚い初夏の恋物語。
最終更新:2019-09-28 20:01:14
11481文字
会話率:16%
”ハードモードなこの世界、チートがないなら創ればいい“
高校生の香田孝人は、誘われて参加してみたVRMMOで意図せず最弱の一般市民となってしまう。
騙し討ちや強奪当たり前のシビアなゲームでステータス最低。さらに装備もお金も知識も仲間
もなしのないない尽くし。
しかもバグで決定ボタンすら押せないという軽く詰んだ状態だがそれでも思案し、柔軟なアイディアを駆使して戦いや交渉を続ける奮闘の日々。
だけどこの状況もまんざら悪くない。だってすべては出会った可愛いあの子を守るためなのだから。
これは『創意工夫』を武器にして、いつか世界を揺るがす存在となるまで登り詰める恋と創造の物語。
※ただいまリアルが忙しく週に1~2度の更新を実施中
※直接的で詳細な性行為の描写はありませんが、いくつか刺激的な内容が
盛り込まれておりますので、苦手な人はどうかご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-20 23:51:45
1123437文字
会話率:52%
北の大地の果て。極寒の大地に閉ざされた廃城エルドバースト。
その玉座に座すは大魔王『異魔刃』
長きに渡って世界を蹂躙する最強の戦士に、聖女は人類代表として孤独な戦いを挑むのだった。
最終更新:2018-09-23 22:10:51
7448文字
会話率:20%
北の大地の果て。極寒の大地に閉ざされた廃城エルドバースト。
その玉座に座すは大魔王『憎魔』
長き時を支配する最強の大魔導士に、青年はたった一人の孤独な戦いを挑むのだった。
最終更新:2015-10-04 10:15:02
13618文字
会話率:30%
30歳のプラントエンジニアがフランスの会社と契約し、アルジェリアに赴任してアルジェリア人の技術講師を務める話です。
アルジェリア人との話はもちろんのこと、同僚のフランス人やアルジェリアの気候風土を扱ったA4で200ページほどの作品。
最終更新:2018-08-29 00:00:00
114238文字
会話率:14%
古き時代、およそ千年前だろうか。
『王』と名乗る一人の人間が現れた。『王』は幾つもの『権能』という特殊な能力を持ち、その強大な力によって、世界は簡単に支配されてしまった。
ここからが『絶対王政』の時代である。
地の果てから空の果てまで、完全
に統治した『王』は満足しなかった。なんと、神々の世界に喧嘩をふっかけたのだ。それまで静観していた神々も、流石に不味いと思い、『王』を消滅させた。『王』が消えたことにより、世界中にその『権能』が散らばった。
世界には平和が訪れた。
文献上にある古い時代の話だ。
そして、現代。魔法などがファンタジー世界で、一人の少年がふと現れる。そして、その少年は『召喚権』を持っており、かの『王』を召喚する。しかし、召喚した『王』はまさかまさかの幼馴染の恋人だった。
かくて、この少年と『王』の冒険譚が始まる
毎週月曜日の夜、七時に投稿しています。どうぞ、よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 19:00:00
17988文字
会話率:39%
金に困った詐欺師は、金を手に入れるために名家のお嬢様を誘拐することにしました…。
しかし、そのお嬢様が何故か詐欺師に熱烈なアプローチを仕掛けてきてさあ大変!
詐欺師は無事にお嬢様から逃れ、お金をゲットできるのか⁉︎
「もうお前家に帰れ
よ…、金も要らないから。」
「置いていったらお父様に頼んで地の果てまで追いますよ? 諦めて2人で幸せに暮らしましょう?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 18:00:00
4930文字
会話率:35%
…世界はもう、終焉を告げた…
悪魔は狂ったように、地獄の果てで嗤い嘲笑い
天使は復讐に身を堕とし、血濡れたその身を地の果てで哭いた
時効はいずれもやって来やしない
忘れ去られたこの世界に、イカれた歯車が廻りだす。
…これは、この狂った世界は
、神々の悪戯なのかもしれない…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 17:00:00
8812文字
会話率:14%
西暦4188年、世界は戦乱と混乱を極めていた。
度重なる核戦争により、生態系は大きく狂った。
未知のミュータントが世界を闊歩し、辛うじて生き延びた人々は高い壁を築き、その内側で隠れるように暮らしていた。
かつて発達した科学は衰退し、代わ
りに発達したのは魔術と呼ばれる学問。
それは自然に元々あった生命力を具現化する、エコロジーな力だった。
だが、同時に強い精神力を持った人間のみが――それがたとえ悪しき心であっても――魔術のエキスパートとなれる諸刃の剣でもあった。
魔術には水、火、風、土の4大元素に加え、闇と光、2つの属性。合計8のマナがあり、その全てを操る事ができる人間は世界でも数えるほどしかいない。
清き魂でそれが行えるものは賢者と、
悪しき魂でそれを行うものは魔の者と呼ばれた。
また、壁の外を闊歩するミュータントを倒し、滅んでしまった文明――旧世界の遺産を発掘する、荒くれ者たちが多く存在していた。
決して裕福ではない、しかし自由を愛する彼らは『冒険者』と呼ばれていた。
これは、とある冒険者の二人組が地の果てである封鎖されし『東端』、ニホン国へ目指すに至るまでの前日譚である。
【注意】この作品はぬるゲーマー乙保管庫に掲載していたものを加筆、改訂したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 20:00:00
34539文字
会話率:40%
高地にあるさいはての町に、ノイは住んでいる。地の果ての町のさらに果て、南の丘から見下ろす低地には、灼熱の荒野が広がる。その先には何もない、ここが世界の果てなのだと、大人たちは口を揃える。だがノイはその話を信じなかった。世界の果ての、その先を
目指して、少年はひとり夜の荒野を歩く。/自サイト等にも転載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 00:39:14
13654文字
会話率:21%
五〇年前の大戦の後、主要な大陸が天空に浮かび上がってしまったパラレルワールドの地球に生きる少年たちの物語。
高校生として平和な日常を過ごしていた『僕』だったが、クラスメイトの失踪を機に戦乱に巻き込まれていく。
クラスメイトの失踪は
、単なる遭難か?盗賊団による誘拐か?他国の侵略の序曲なのか?あるいは宗教組織『天の火教』の革命の炎なのだろうか?
『僕』にできることはなんだろう?
自分に問い続けながら『僕は』大戦中の名機『零式』に搭乗する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 22:35:47
97665文字
会話率:42%
古代の人は、大地の果てに夢を見た。
彼らはやがて大地の果てにたどり着き、大海原という大世界を発見した。
大昔の人は大海原の果てに夢を見た。
彼らはやがて地球は丸く、重力に縛られている限り、果てなどないことを発見した。
昔の人は空の向こう
に夢を見た。
だから重力の鎖を振りほどき、空の向こう側には宇宙があることを発見した。
今の人は宇宙の果てに夢を見る。
だから勉強し、技術を極め、宇宙の先へと突き進んでいる。
未来の人は夢を知る。
宇宙の果ての、その先にあった世界とは――――――
宇宙歴4000年。
人類は、宇宙を踏破した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 00:00:00
558文字
会話率:0%
言葉よりも 強くあって 大地の果てと果てでも繋げる
そんな方法 見つければいい もしも ないなら作ればいいのさ
最終更新:2016-07-29 17:00:16
526文字
会話率:0%