それは、私の愛する娘が十歳になったばかりのことだった。
流行病で一週間寝込んだ娘は、目が覚めた時、こう叫んだ。
「──大変、お母様!!私、悪役令嬢のようです!!」
娘は、この世界がとある小説の世界であるという。
そして、その物語に出て
くる主人公のヒロインを恋敵としてみなして苛め、呪詛の能力を使える母親を利用してそのヒロインを極限まで追い詰めるのがリリールーという、悪役令嬢であるらしい。
私の可愛い娘、リリールー。
いつか恋する時がくれば、私は全力で応援したくなるだろう。けれども、そこに私自身や私の能力を介入させる気は一切ない。
──愛する娘であるからこそ、呪詛なんかに頼らせてはいけないのだ。
娘には話していないが、私はずっと、それで後悔をし続けているのだから……
※他サイトからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 06:31:48
5433文字
会話率:39%
異世界転移・外れスキル・追放。珍しいことは一切ない。
最終更新:2022-11-01 07:43:00
2922文字
会話率:21%
カストラディル公爵家のアルトレイクには扱いの難しい婚約者がいる。8歳下の婚約者は大人しく、我が儘を口にすることは一切ない。そう言えば難しくも何ともない、よい婚約者ではないかと思うだろう。しかし、それに加えて彼女は表情が一切動かないのだ。まだ
十代前半の幼い少女でありながら、うっすら浮かべた微笑みから彼女が何を思っているのか読み取ることはできない。表情筋が死滅しているアルトレイクが言うのもなんだか、その笑みには薄ら寒さを覚える。
アルトレイクの友人たちが婚約者との関係を深めていくのを羨ましく思っていたが、侯爵令嬢ロレーヌの社交デビューによって物事は動き出す。
婚約者との関係改善を望むアルトレイクはロレーヌと契約を交わすが、それにより今まで気づけなかった真実を知る。
帝位継承に揺れる帝国を支えるべく動く男達とその婚約者達の恋と陰謀の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 00:00:00
201028文字
会話率:49%
ある日突然、ルカの目の前に異世界の扉が開かれる。そこから現れたのは、王子様のような風貌の偉大な魔法使いのライ(正式名は省略)。
ライはなんと、ルカに会いに世界を超えてきたと言う。でもルカには、そんなことを言われる心当たりが一切ない。
それでも2人が交流を深めていると、今度はルカが異世界に…
世界を超えて、すれ違う2人の結末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 23:22:43
19171文字
会話率:48%
科学と魔術が両立する現代社会。その町の1つ水無水市で発生する連続殺人事件。被害者は細長いもので一刺しで死亡しており、犯人の特徴や犯行時の目撃情報は一切ない。被害者の唯一の共通点は、死体発見時には懺悔をしているような姿で発見されている。そのこ
とから殺人鬼は聖女様と呼ばれ、人々から恐れられている。
これは、聖女様を追う警察の物語…ではなく、聖女様の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 05:15:35
16997文字
会話率:61%
優しい性格のゆえにストレスを溜め込んでいる水上 汐橘(みずかみ せきか)と、家族が原因で感性が薄れていく佐藤 透(さとう とおる)。2人はクラスメイトとして会うが、関係性は一切ない。それぞれ、家族に不信感を持ち、性格が壊れていく2人。そんな
中、ある1冊のノートが2人の人生を変える。なぜ性格が崩壊したのか。人生が変わってしまったのか。そして、二人の関係性はなんなのか。全ては読み手の解釈で決まります。
※1部GL要素あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 00:23:40
29373文字
会話率:45%
「成仏したいの。そのために弔いの歌を作ってほしい」
俺はしがないインディーズバンド所属の冴えない貧乏ギタリスト。
ある日部屋に俺のファンだという女の子……の幽霊が現れて、俺に彼女のためのオリジナルソングを作れと言ってきた。
祟られたら怖いな
、という消極的な理由で彼女の願いを叶えることにしたけど、即興の歌じゃ満足してもらえない。そのうえ幽霊のさらなる要望でデートをするはめに。
けれど振り回されたのも最初のうち。彼女と一緒にあちこち出掛けるうちに、俺はこの関係が楽しくなってしまった。
――これは俺の、そんな短くて忘れられない悪夢の話。
*売れないバンドマンと幽霊女子の、ほのぼのラブストーリー。後半ちょっと切ない。
*書いてる人間には音楽・芸能知識は微塵もありませんすいません。
*カクヨム出張中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 20:06:50
67350文字
会話率:32%
どんな終わりでも切ない。
最終更新:2021-04-29 14:47:45
223文字
会話率:0%
召喚された聖女をいじめなければ国が破滅し、いじめれば自分自身が破滅する。
使い魔にそう予言された主人公ステラ。憧れの王子様の婚約者に選ばれて、これからってときに破滅なんてとんでもない!
なんとかしなくちゃ!
そんな聖女様に大好きな王子様がご
執心の様子で、とても切ない。だって聖女様、いいひとなんですもの。
一瞬破滅も覚悟しましたが、王子様の望みは聖女様を無事に元の世界に帰すことでした。
もちろん、協力いたします。魔王とだって戦いましょう。魔王を倒し、聖女様も無事元の世界にお帰りいただいて、国も平和に……。
え? 私の破滅フラグ、まだ生きているの……?
主人公が大好きな王子様のためにいろいろと頑張るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 09:18:13
101026文字
会話率:34%
紫煙に隠された彼の思いはきっと切ない。
キーワード:
最終更新:2021-03-29 20:59:46
1596文字
会話率:11%
アストレア・レーヴェ。
女王の国を滅ぼした「炎の魔女」は時間を巻き戻り、六歳の身体に十六歳の心を宿すことになる。
――ただし前回の記憶は一切ない。
次期女王候補のひとりではあるが本を読んで静かに暮らすつもりだったアストレアだが、前回の自
分を殺した「黒衣の騎士」王甥ジークフリートに何故か気に入られてしまう。
毎週王城に通い同じ時間を過ごしている内に、アストレアは抱いてはならない感情――恋心を覚えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:03:59
100002文字
会話率:28%
主人公、神山愁(こうやましゅう)には特にこれといって特出したことは一切ない。と思っている。
そんな愁にも1つだけ特出したことといえば幼馴染がいることだろう。
篠崎真理亜(しのざきまりあ)美少女で明るい、そんな彼女だ。
クラスの男子、女
子からも好かれている。
そんな幼馴染に彼氏ができたと報告をされ、俺は距離をとることにした。
幼馴染が彼氏ができたことで俺の日常は崩れていくと知らずに...。
【9/16ジャンル別日刊1位】
※カクヨム様にて同時連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-09 00:00:00
36438文字
会話率:44%
雨や空などをテーマとした詩を集めたものです。雨や空って綺麗だけど、切ない。
最終更新:2020-11-10 11:15:22
470文字
会話率:100%
きゅうりの浅漬けを作っていると、旦那が奇妙な言葉を発する。旦那の秘密が明かされていく…生々しい恐ろしいホラー。
でも少し…切ない。
最終更新:2020-10-27 12:19:16
1467文字
会話率:33%
私、魔法学校3年、マホ。
こっちは友達のイルー。
私は幼い頃に旅が好きなおばさんに捨てられてるところを拾われた。
ただ、拾われる前の記憶が一切ない。
まぁ記憶なくても生活できるからそこはまぁいいんだけど。
10歳ぐらいの頃におばさんに連れら
れて行った旅の景色がとても綺麗で。
また見るために旅に出る!イルーと一緒にね。
あと、何故か使える闇魔法の研究も旅の途中にやりたいな。
魔法使いとして、気になっちゃうもの。
※異世界冒険しますが、最初の方は学校生活を送っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 18:25:47
2270文字
会話率:37%
あなたには今も思い出してしまう人がいますか?高校2年生の小河侑也と憧れの先輩である山里昌美の恋愛を描いた青春ラブストーリー。どこにでもあるありふれた高校生の恋愛。だけど甘く切ない。短く儚い恋の行方は?
最終更新:2020-09-22 18:55:17
14740文字
会話率:42%
憐花(れんか)は、25歳の女性。親友の衣千子(いちこ)により憐花は合コン盛り上げ役として常に誘われる参加。理由は、酔ったらキス魔化するからだ。別に、彼氏をゲットしたいという異性に対する執着心は一切ない。そんなある日、憐花の人違いから合コンす
るきっかけとなり ―――
彼らとの合コンが決行され、衣千子が、一人の男の人と付き合う事になり、同じメンツで会う事が増えていく。そんな一人の男の人の恋愛に辛く悲しい過去がある事を聞き ―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 06:11:07
22804文字
会話率:67%
おもちゃの銃は所詮おもちゃ。
威力なんて一切ない。
だが、電子世界のなかではどうだ?
最終更新:2020-08-16 12:00:00
85190文字
会話率:30%
「貴方はここに居れさえいれば良いの。それだけで楽園を見れるのだから」
スペアマジリア
科学と魔法の国。
だが有名なのは効率と法律の国。
入国条件も厳しく、法律も厳しいが空気も良いのに主に兵器生成をしているのに空気汚染が一切ない。
かなり変人が帝王、正しくは女帝をしている。まだ独身で自分より強い者以外と兵器以外に興味はないらしい。
よく1人で最前線に飛び込み、臣下に怒られているらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 15:18:45
18121文字
会話率:56%
主人公の「僕」と彼女の「咲雪(さゆき)」の出会いと一生を書きました。
大切な人との出会いは美しく別れは切ない。
そんな作品です。
最終更新:2020-07-10 18:31:19
5086文字
会話率:28%
サラリーマンの浦河智也は薄暗い地下鉄ホームのベンチで眼を覚ます。
いつもは喧噪に包まれた駅のホームは、死んだように暗く静かであった。
哲也は記憶を辿るが、そんなところで寝た記憶など一切ない。
とにもかくにも駅から家へと帰ろうと地上を
目指して階段を上がるが、そこは先ほどまで自身が居たホームであった。何度階段を昇っても同じホームを延々とループするのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 01:04:48
2437文字
会話率:9%